ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810) 1976 JAPAN

NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810)


DIAPET 1395 (G60) 1/40 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.63m エンジン 変速機: 6気筒 2L 130HP 5/4段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースで日産 ブルーバードのミニカー検索

日産 ブルーバード ハードトップ 810型 日本 1976年

 

 日産 ブルーバード 5代目が1976年に登場しました。先代の名前ブルーバード UからUがとれて、デザインもシンプルでおとなしいスタイルに戻りました。エンジンは先代と同じ4気筒1.6L(95HP)/1.8L(105HP)L型と6気筒2L(115-130HP)L型を搭載し、3段AT 5/4MT変速で、最高速は180Km/h(2L)の性能でした。4ドアセダン、2ドアハードトップとバンが設定されていました。

 

 6気筒エンジンを積んだロングノーズのG6とSSSは全輪独立懸架を踏襲していましたが、それ以外はリアがリーフ リジッドとなり、これは時代遅れで不評だったようです。1977年にリアは4リンク/コイルに改良されましたが、810型は全般的に販売が低迷したようです。1978年のマイナーチェンジで、角形4灯式ヘッドライトを採用した後期型に変わり、ロングノーズに4気筒エンジンを積んだエセ6気筒仕様も追加されました。1979年にブルーバードの6代目(910型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ロングノーズ版 G6のハードトップをモデル化しています。これも造形センスが優れていた12番協力工場が製作していましたので、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリルや室内のインパネなども良く再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーはトミカのG6 セダン、トミカ ダンディのG6 ハードトップがありました。(両方とも前期型) 実車の人気がなかった為か、当時物以外のミニカーはありません。 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810) 1
NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810) 2

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TOYOTA (TOYOPET) CORONA MARK II (X30) 1976 JAPAN

TOYOTA (TOYOPET) CORONA MARK II (X30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA (TOYOPET) CORONA MARK II (X30)


JAPANESE CAR COLLECTION 77 1/43 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 6気筒 2.6L 135HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速157km/h  データーベースでトヨタ コロナ マーク IIのミニカー検索

トヨタ (トヨペット) コロナ マーク II X30型 日本 1976年

 

 トヨタ (トヨペット) コロナ マーク II 3代目(X30/X40)は先代とは打って変わったオーソドックスな3ボックススタイルに代わり、1976年に登場しました。このマーク II 3代目のデザインは同時期のアメリカ車(フォード マスタング II 1974年式)の影響を受けたもので、デザインコンセプトだけではなく最上級グレード車に付けられたグランデ(GRANDE)というグレード名までも同じでした。グランデは4輪独立懸架サスペンションと4輪ディスクブレーキが採用された高性能版でした。4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン/バンの設定がありました。

 

 エンジンは6気筒2.6L(135HP)/2L(125HP)のM型と4気筒2L(105HP)R型/1.8L(95HP)のT型で、3段AT/5/4段MT変速で最高速は約157km/h(2.6L)でした。(排ガス規制対策で先代よりも性能が低下していました) 1977年に兄弟車としてチェーサーと北米向けのクレシーダ(CRESSIDA)が追加されました。1978年にマイナーチェンジして後期型(X40)に代わり、正式なブランド名がトヨペットからトヨタに変わりました。 1980年にマーク II 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ クレシーダ 1977)

 

 

 ミニカーは2008年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。国産名車コレクションの初期物でメーカーはフランスの老舗ノレブで、底板に「NOREV」と明記されています。このノレブ製の国産名車コレクションのミニカーはいずれも出来が良く、このマーク IIもフロント/リアの造形が実車の雰囲気をうまく再現していてかなり良い出来ばえとなっています。また安価な雑誌付きミニカーですので、室内の細部も無彩色ですが良く再現されています。またこれはマーク II 3代目(X30) 4ドアセダンの唯一のミニカーですので、その点で車種的に貴重です。マーク II 3代目の当時物ミニカーはダイヤペットのハードトップとトミカのハードトップがありました。2012年にHI-STORY(レジン製)が兄弟車チェイサーのハードトップを、2022年には国産名車コレクションが1/24でマーク II ハードトップををモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CORONA MARK II (X30) 1
TOYOTA CORONA MARK II (X30) 2

 以下は1977年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ コロナ マーク II ハードトップ グランデ (1/40 型番G63)の画像です。現在的な感覚ではフロントの造形が今一つですが、プロポーションはまずまずで、当時のミニカーとしては結構良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。マーク II 3代目 ハードトップの1/43サイズ相当のミニカーはこれしかなかったので貴重な存在でしたが、2023年に国産名車プレミアムコレクションでモデル化されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CORONA MARK II (X30) HARDTOP 3
TOYOTA CORONA MARK II (X30) HARDTOP 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CORONA MARK II (X30) HARDTOP 5
TOYOTA CORONA MARK II (X30) HARDTOP 6

トヨタ マーク II 3兄弟ののミニカー →データーベースでトヨタ マーク II/チェイサー/クレスタのミニカー検索

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MITSUBISHI GALANT SIGMA 1976 JAPAN

MITSUBISHI GALANT SIGMA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT SIGMA


DIAPET 1429 (G31) 1/40 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.33m 全幅約1.67m エンジン 変速機: 4気筒 2L 105HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースで三菱 シグマのミニカー検索

三菱 ギャラン シグマ (Σ) 日本 1976年

 

 三菱 ギャランの3代目はシグマ(Σ)というサブネームが付いて、1976年に登場しました。当時の国産車として抜きんでたスタイリッシュなデザインは、イタリア人デザイナーによる物だったそうで、たしかにイタリア的でかっこよかったです。4気筒1.6L/1.85L/2L(105HP)エンジンを搭載し、3段AT/5段MTで最高速170km/h(2L)の性能でした。当初はセダンだけでしたが、1977年にバンが追加されました。

 

 1978年に角型2灯式ヘッドライトで見た目を変えた姉妹車のシグマ エテルナが登場しました。(実車画像→ 三菱 ギャラン シグマ エテルナ) 同年のマイナーチェンジで、シグマも角形4灯式ヘッドライトを採用したセミスラントノーズのフロントグリルに変わりました。当時のトヨタ セリカ XX日産 シルビアなど1970年台後半には角形4灯式ヘッドライトが流行していました。ギャラン 3代目はデザインが良いことなどもあって、かなりヒットしました。1980年にギャラン 4代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペットではセンスの良いリアルな造形をする11番工場(製造委託先)が製造していて、スタイリッシュな面構成のボディがうまく再現され、なかなかの良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、室内もインパネがリアルに再現されています。当時の三菱自動車はダイヤペットのミニカーを実車販促用ノベルティとしてよく使っていました。このミニカーも販促用ノベルティとして使われたようなので、出来が良いわけです。当時物以外ではトミカ リミッテドが前期型と姉妹車エテルナ、ハイストーリー(レジン製)が前期型をモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI GALANT SIGMA 1
MITSUBISHI GALANT SIGMA 2

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MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000 1976 JAPAN

MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000
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MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000


DIAPET 1415 (G69) 1/40 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 2L 105HP 5段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースで三菱 ラムダのミニカー検索

三菱 ギャラン ラムダ (Λ) 日本 1976年

 

 1976年に三菱 ギャラン ハードトップの後継車として登場したのがギャラン ラムダ (Λ)でした。ロールバー風に段が付いたロールバールーフが特徴で、角形4灯式ヘッドライトとスラントノーズは当時のGM ポンティアック ファイアーバードを思わせるアメリカ車的なデザインで、セダンのシグマと同様にかっこいい車でした。スポーティな外観でしたが、メカ的にはシグマがベースでしたので同じエンジン構成(4気筒1.8L/2L/2.6Lと4気筒2.3Lディーゼル)で、同じような性能でした。

 

 1978年にシグマ同様に姉妹車のラムダ エテルナが設定されました。ラムダは1972年の札幌オリンピックで有名になったサッポロという名前で欧州に輸出され、アメリカではクライスラーの販売網でプリムス サッポロやダッジ チャレンジャーとして販売されました。国内販売よりも輸出の方が多かったとのことで、それを念頭に置いてデザインされた車だったのかもしれません。シグマとラムダの斬新なデザインは三菱車のイメージを変えました。1980年にモデルチェンジしギャラン ラムダ 2代目となりました。(実車画像→ クライスラー プリムス サッポロ)

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペットの12番工場(製造委託先)製で、シャープな造形で実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリルや室内インパネなどの細部も結構リアルで、前述したギャラン シグマのミニカー同様に、このラムダも当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ダイヤペットはこれ以外にも1/30でラムダとラムダ エテルナもモデル化していました。(多分実車販促ノベルティ用としても使われたと思われます) ギャラン ラムダ 初代の当時物ミニカーはトミカ、バンダイのBEC43(1/43)、永大グリップ(1/28)などがありました。当時物以外ではLA-X(レジン製)、ネオ(NEO レジン製)の輸出仕様サッポロなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000 1
MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000 2

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HONDA ACCORD COUPE CVCC 1976 JAPAN

HONDA ACCORD COUPE CVCC
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD COUPE CVCC


DIAPET 1390 (G53) 1/40 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.13m 全幅約1.62m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 80HP 4/5段変速 ホンダマチック2段自動変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでホンダ アコードのミニカー検索

ホンダ アコード クーペ CVCC 日本 1976年

 

 ホンダ シビックが大ヒットし、そのシビックのユーザー向けの上級車として1976年に登場したのがアコードでした。シビックのハッチバックスタイルを発展させたデザインで、前述したシビックと見比べるとデザインの連続性がよく分かると思います。シャーシ構成もシビックがベースで、シビック用を拡大したCVCC 4気筒1.6L(80HP)エンジンを搭載した前輪駆動車で、2段AT/4段MT速で最高速145km/hの性能でした。素性の良いシビックをベースにして発展させた中型車として好評でした。

 

 1977年にリアにトランクを追加したサルーン(4ドアセダン)が追加され、1978年のマイナーチェンジでエンジンがCVCC 4気筒1.8L(90HP)に替わりました。1979年にホンダマチック(自動変速機)が2段から3段となり、1980年には1.8Lエンジンが触媒付のCVCC-II 97HPにパワーアップし、4ドアセダンのヘッドライトが角形4灯式に変わりました。1980年にアコードとシビックの間を埋める車としてクイントが登場しました。1981年にアコード 2代目にモデルチェンジしました。 (実車画像→ ホンダ クイント 1980) (実車画像→ ホンダ アコード 1981)

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。フロント周りの顔つきなど実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ではトミカとトミカ ダンディでも3ドアがモデル化されました。当時物以外ではエブロの3ドア、国産名車コレクション(ノレブ製)の4ドアセダン、その国産名車コレクションの型を使ったノレブ ルミノ ブランドの4ドアセダンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA ACCORD COUPE CVCC 1
HONDA ACCORD COUPE CVCC 2

 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のホンダ アコード サルーン(1/43 No.34)の画像です。メーカーはノレブで、ノレブらしいそつのない造形で実車がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで、安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。同じ型で内装などの仕上げレベルを上げた物がノレブ ルミノ ブランドでも発売されました。アコード 初代の4ドアサルーンのミニカーは最近までこれしかなかったので車種的にも貴重でしたが、2023年に国産名車プレミアムコレクションでもモデル化されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD COUPE CVCC 1
HONDA ACCORD COUPE CVCC 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD COUPE CVCC 3
HONDA ACCORD COUPE CVCC 4

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