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ルノー シュペール 5 (サンク) フランス 1984年
大ヒットしたルノー 5の後継車シュペール(SUPER) 5が1984年に登場しました。正式の名称にはシュペールが付きませんので名前はそのままで見た目も非常に良く似ていたのでマイナーチェンジのように見えましたが、中身は全くの別物でした。3/5ドアハッチバックのボディは少し大きくなり、縦置き搭載だったエンジンは横置きになっていました。デザインはマルチェロ ガンディーニによるもので、先代のイメージを残しつつ目新しくしていました。当初のエンジンは4気筒0.9L/1.1L(47HP)/1.4Lの3タイプで、5段変速で最高速158km/hの性能でした。
当初は3ドアだけでしたが、1985年にホイールベースを延長して後部座席を広げた5ドアが追加されました。1985年に4気筒1.6L(55HP)ディーゼルエンジンが追加され、1987年のマイナーチェンジで外観が変更され、4気筒1.7L(89HP)エンジンの追加や本革シートなどが装備された豪華仕様バカラが設定されました。1985年に1.6Lターボ(115HP)エンジンを搭載し、最高速200km/hの高性能版GT ターボが設定されました。先代同様にベストセラーカーとなり、1990年に後継車のクリオが登場した後も1996年まで生産されました。総生産台数は約344万台でした。
ミニカーは1987年に発売されたソリドの当時物です。実車同様にミニカーでもソリドの型番10のルノー 5と同じように見えますが、サイズはほんの少しだけ(1㎜ほど)大きくなっていてフロントグリルも変更されています。ただそのフロントグリルの出来が良くないので、あまり実車に似ていません。さらに当時のソリドはコストダウンした廉価版ミニカーがメインでしたので、このシュペール 5も安っぽいホイールが付いているなど細部の仕上げもよくありません。ただ当時物ミニカーはこれしか作られていないので、車種的には貴重なミニカーでした。(1980年代後半の量産ミニカーのほとんどは廉価版で出来の悪かったので、この時期は「ミニカー冬の時代」でした) 当時物以外ではノレブの1/43と1/18、イクソ、ユニバーサルホビーなどがありますが、ほとんどがGT ターボです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー 5 (サンク) ターボ II フランス 1985年
1976年にルノー 5のスポーティ仕様として、アルピーヌが登場しました。エンジンのチューニングは従来どおりゴルディーニが行っていましたが、開発と生産を担当したアルピーヌの名前が付いていました。エンジンはボルボ用にルノーが開発した4気筒1.4L(93HP)で、サスペンションは固められ5速変速機で最高速が175km/hの性能でした。1982年にはターボで110HPにパワーアップしたアルピーヌ ターボに発展しました。
1980年にWRC(世界ラリー選手権)のグループ4のホモロゲーションモデルとしてルノー 5 ターボが登場しました。外観はオーバーフェンダーが追加されたルノー 5でしたが、燃料噴射で158HPにパワーアップした1.4Lエンジンをリアシートを外した車体中心部にミッドシップ配置して後輪を駆動する完全なラリー専用車でした。ルノー車として当時の最高価格で限定販売されました。ホモロゲーションモデルの製作後に性能はほぼ同等ながら値段を下げた普及版のターボ IIも登場しました。WRCでは1981年モンテ カルロ、1982年と1985年のツール ド コルスで優勝するなど大活躍しました。1986年まで生産され、ラリー仕様車のエンジンは最終的にはマキシ ターボの1.6L ターボ(350HP)になりました。総生産台数は約5000台でした。
ミニカーは2014年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、ターボ IIをモデル化しています。オーバーフェンダーが付いた迫力のあるボディがうまく再現され、ホイールや室内など細部もまずまずリアルで雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ルノー 5 アルピーヌのミニカーはコーギーの1/36、ソリド、ノレブ、ビテスなどがあります。ルノー 5 ターボのミニカーはソリド、コーギーの1/36、ポリトーイの1/25、Bブラーゴの1/43と1/24、ユニバーサルホビー(イーグルレース)、ビテス、イクソのレース仕様、ノレブの1/43と1/18などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー 9 GTL フランス 1985年
ルノー 9はルノー 14の後継車として1981年に登場しました。ルノー 9は世界戦略車としてルノー傘下のアメリカン モータース(AMC)にてアライアンス(ALLIANCE)として生産されることが決まっていました。その為北米市場で好まれるセダンタイプで、デザインも無国籍でオーソドックなものになっていました。(北米専用で2ドアセダンとコンバーチブルもありました 実車画像→ AMC アライアンス) ルノー 5用の4気筒1.1/1.4Lエンジンを横置する前輪駆動車で、1982年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
1983年にボルボと共同開発した4気筒1.7Lエンジンが追加され、姉妹車としてリアをハッチバックに変更したルノー 11も登場しました。(実車画像→ルノー 11 1983) ルノー 11は角型4灯式ヘッドライトで顔つきを変えていました。1983年に1.4Lターボ(115HP)エンジンを搭載した高性能版が追加されました。1985年のマイナーチェンジでルノー 9も11と同じ角型4灯式に変更され、1987年には横長の角型ヘッドライトに変わりました。アライアンスは売れなかったようですが、ルノー 9/11は南米やトルコでも生産され成功したようです。1988年に後継車のルノー 19にモデルチェンジしました。
ミニカーは2008年に発売されたイクソ製です。プロポーションが良く灯火類や室内などの細部がリアルで、かなり良い出来ばえでした。特に角形ヘッドライト内のリフレクターの造形が実にリアルです。なお細すぎて触ると確実に折れるであろうアンテナは、材質を変えるなどの配慮をするべきです。(簡単に壊れるものは売り物ではないと私は考えます) ルノー 9のミニカーはノレブ JET-CARシリーズの当時物と2005年発売の新規品、Bブラーゴの当時物などがあります。ルノー 11のミニカーはコーギーの当時物、ノレブの20045年発売の新規品があります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー 21 2L ターボ フランス 1987年
1986年にルノー 18の後継車としてルノー 21が登場しました。シンプルで無国籍な感じのするボディデザインはイタルデザインのG.ジウジアーロによるもので、ボディの大型化で居住性が向上しました。先代と同様に世界戦略車として多くの国で生産され、アメリカではAMC(後のクライスラー)のメダリオンとして販売されました。当初は4ドアセダンのみで後にワゴンのネバダが追加されました。(実車画像→ AMC メダリオン 1990)
この車はエンジンによって縦置きと横置きを変えていました。理由はルノーには2Lエンジン以上のトルクに対応できる前輪駆動横置き用ギヤボックスがなかったからで、2Lクラス以上は縦置きでした。 そのエンジンは4気筒1.7L/2L、2.1Lディーゼルの3タイプでした。1987年には2Lターボ仕様が追加され、1988年にはパートタイム4WD、1989年マイナーチェンジで後期型に変わり5ドアハッチバックが追加されました。その後も高級仕様のバカラ、フルタイム4WDのクワドラなどが追加され、1993年に後継車ラグナにモデルチェンジしました。総生産台数は約200万台でした。
ミニカーは2006年頃に発売されたユニバーサルホビー製です。ユニバーサルホビーは最近は農機関係のミニカーがメインですが、フランスのメーカーですので以前はルノーの乗用車も手掛けていました。現在の農機のミニカーはかなり良い出来で、乗用車のミニカーもレベルの高いものでした。このルノー 21もプロポーションが良く室内など細部の仕上げもリアルで良い出来ばえでした。1980年代後半はまともなミニカーが少なかった時代でしたので、ルノー 21の当時物ミニカーはありませんでした。これ以外のルノー 21のミニカーはノレブがネバダを、スパークがレース仕様を作っています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー 19 フランス 1988年
ルノー 9/11の後継車としてルノー 19が1988年に登場しました。先代同様にイタルデザインがデザインしていますが、ルノーとアメリカのAMCとの資本関係がなくなったことで、欧州向けのハッチバックスタイルが復活しました。当初のハッチバックに加えて3ボックスセダンのシャマード(CHAMADE)も設定されました。エンジンは4気筒1.2L/1.4L/1.7L、1.9Lディーゼルの4タイプで、横置き搭載でした。(実車画像→ルノー 19 シャマード 1989(CHAMADE))
ルノーの市販車では初のDOHC16バルブ付きの1.8L(140HP)エンジンを搭載する高性能版 S16も設定されました。1992年のマイナーチェンジでフロントにグリルを追加した後期型となり、豪華仕様のバカラ、ドイツのカルマンが製作する電動格納式ソフトトップを持つカブリオレが追加されました。先代の無国籍なデザインを変更したのが良かったのか、ルノー 19は人気があり結構ヒットしたようです。後継車メガーヌの登場で、1995年に生産中止となりました。(この時期のルノーは数値表記であった名前を変えつつありました)
ミニカーは2011年に発売されたノレブ製です。2010年以降のノレブはレベルの高いミニカーを作っていますが、このルノー 19もプロポーションが良く室内など細部の仕上げがリアルで、1/43のミニカーとしてはほとんど文句のつけようがない良い出来ばえです。屋根のアンテナは軟質プラスチック製で簡単に折れないよう配慮しているのは老舗ブランドらしい対応です。ちょっと触ったぐらいで折れてしまうようなアンテナ線の類を付けている新興ブランドとは量産品を設計する基本的な考え方が違っています。またこれは製造時の不良品を減らすことにもなるので、コストダウンにもなります。これ以外の当時物ミニカーとしてはソリドのカブリオレ後期型とそれをベースにしたべレムのセダンがありました。最近の物ではユニバーサルホビーの後期型、ミニチャンプスの後期型などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)