ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CITROEN DS 21 1968 FRANCE

CITROEN DS 21
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21


VITESSE 23561 1/43 113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 115HP 4段変速
性能: 最高速178km/h  データーベースでシトロエン DS 21のミニカー検索

シトロエン DS 21 フランス 1968年

 

 シトロエン DS 19は改良が続けられ、1966年にはエンジンが新設計の2175cc(106HP)と1985cc(90HP)に切り替わり、DS 21とID 19aとなりました。このパワーアップでDS 21の最高速は175km/hに向上しました。さらに1970年にはボッシュの電子制御式燃料噴射を採用しDS 21は139HPにパワーアップし、最高速は188km/hに向上しました。1967年にはフェンダー先端のライトカバー内に4灯式ヘッドライトを組み込むフェイスリフトを行い、フロント部分の見た目が新しくなりました。

 

 追加された外側のライトはサスペンションと連動することで常に水平を保ち、内側のライト(ハイビームで点灯するドライビングライト)はステアリングと連動して進行方向に首を振るようになっていました。このヘッドライト光軸制御は全て機械式で、ここまで徹底したやり方はシトロエンならではのものでした。なおDSの廉価版のIDは1970年から、名前がD スペシャル(D SPECIAL)又はD シュペール(D SUPER)に変わりました。1972年には排気量を2347ccに拡大したDS 23となりました。

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたビテス製です。前述したビテス製のDS 19の型を流用してDS 21に仕立ててあります。特徴的な黄色のヘッドライト、リアの細かな灯火類、ドアミラー、1本スポークのステアリングホイール、メータを印刷したインパネなど細部までかなり良く再現されています。最新のノレブ製に比べるとやや大ざっぱなところもありますが、2004年頃に発売されたミニカーとしてはレベルの高い出来ばえで、個人的に気に入ってるミニカーです。DS 21の当時物ミニカーとしてはポリトーイやノレブ(プラスチック製)などがあり、そのノレブの型を使って1980年代にエリゴールがDS 21をモデル化しています。1990年代にはリオがDS 19からDS 23まで20種類ほどをモデル化しています。その中にはDSの生産100万台記念モデルと最終生産記念モデル(1330775台目)がありました。DS/IDのミニカーは非常にたくさんあり、現在でも新製品がでています。当時物以外ではビテス、ノレブの1/43、1/18、ブッシュ、ブレキナ、国産名車コレクション(イクソ製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DS 21 1
CITROEN DS 21 2

 以下は1995年に発売されたリオ製のシトロエン DS 21 (1/43 型番123)の画像です。リオ製のDS 19をベースにしてフロント周りを変更してDS 21に仕立ています。リオのDSはルーフ後端の絞リ込みと傾斜がややオーバーにデフォルメされていますが、これはDSの特徴的な部分ですからあまり違和感はありません。1990年代のミニカーとしては良い出来ばえでした。ドア開閉のギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 3
CITROEN DS 21 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 5
CITROEN DS 21 6

 以下は1996年に発売されたリオ製のシトロエン DS 生産100万台記念モデル(金色 1/43 型番SL014)とシトロエン DS 最終生産記念モデル 1330775台目 (青色 1/43 型番SL015)の画像です。上記のバリエーションで、それぞれの生産記念ラベルが実車同様にフロントウィンドーに貼られています。(実車画像→ シトロエン DS 最終生産記念モデル 1975年4月) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 7
CITROEN DS 21 8

以下は1969年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン DS 21 (1/43 型番158)の画像です。ノレブ初期の物でプラスチック製です。当時のノレブのミニカーはドア/ボンネットが全て開閉するギミック付の物が多かったのですが、ギミックの開閉ヒンジ部もプラスチック製だったのでギミックはあまりスムーズに動作しませんでした。またノレブ初期のプラスチック製ミニカーはボディ全体が経年変化で変形するという問題がありましたので、その関係でギミックの建付けもガタガタになっている物が多いです。このDS 21も各部が少しづつ変形しているので、ドアの建付けがガタガタになっています。このボディ変形は経年劣化でしたので、発売された新品の状態ではプロポーションが良く当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 9
CITROEN DS 21 10

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 11
CITROEN DS 21 12

 以下は1972年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン DS 21 (1/43 型番806)の画像です。これは上記のプラスチック製の型を流用してダイキャスト製に変更して発売された物です。基本的には上記のプラスチック製と同じもので、ダイキャスト製になったことでボディが塗装されるようになり外観の見た目が良くなり、ボンネット/4ドア/トランク開閉ギミックも比較的スムーズに動作するようになりました。ノレブは1970年代前半にプラスチック製をダイキャスト製に置き換えるようになりました。(プラスチック製が変形することへの対応策でもあったと思われます) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 13
CITROEN DS 21 14

 以下は1985年に発売されたエリゴール製のシトロエン DS 21 (1/43 型番545)の画像です。エリゴールは上記ノレブのダイキャスト製の型を流用していたので、基本的にはノレブとほとんど同じ物です。(ヘッドライトを別パーツにするなどしエリゴールが多少手を加えていますが) 同じ型を使ってタクシー、消防車、ポリスなどのバリエーションがありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 15
CITROEN DS 21 16

 以下は1970年に発売されたポリトーイ製の当時物 シトロエン DS 21 (空色 1/43 型番545)の画像です。ポリトーイの廉価版のエキスポートシリーズで、前後バンパーを底板と一体化するなどしてコストダウンを図っています。プロポーションは悪くないのですが、廉価版ですので値段相応であまり良い出来ばえではありません。(後に安っぽいホリーホイールが使われて、見た目がさらに悪くなりましたが) ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 19
CITROEN DS 21 20

 以下はフロント/リアの拡大画像です。灯火類の塗装処理を省いてコストダウンしています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 21
CITROEN DS 21 22

 以下は2014年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの シトロエン DS 21 (1/43 No.227)の画像です。メーカーはイクソです。安価な雑誌付きミニカーですが、最近のミニカーですので、それなりのレベルには仕上がっています。ただ細部の仕上げは上記のビテス製などに比べると、値段相応ながらやや物足りないレベルです。(ついでにいうとカラーリングもセンスが良くないです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 23
CITROEN DS 21 24

以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 25
CITROEN DS 21 26

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CITROEN DS 21 POLICE 1968 FRANCE

CITROEN DS 21 POLICE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 POLICE


ELIGOR 530 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 115HP 4段変速
性能: 最高速178km/h  データーベースでシトロエン DS/ID ポリス/消防車/救急車のミニカー検索

シトロエン DS 21 ポリス フランス 1968年

 

 シトロエン DS/IDが登場した1950年代から1960年代にかけて、フランスの国産大型乗用車(2Lクラス)でDS/IDに対抗できる車はありませんでした。当時のルノーには1960年に生産中止となったフレガートの後継車が1970年代まで登場せず、プジョーも1968年の504まで大型車がありませんでした。したがって政府/自治体の公用車、ポリスカー、救急車、消防車などをDS/IDが独占していました。また当時のドゴール大統領(1958~69年)がDSを愛用していたことから、DSは大統領専用車としても使われました。

 

 そんな訳でDSは当時のフランス映画にも良く登場しました。ドゴールの暗殺を描いた映画「ジャッカルの日(1973年)」では大統領府にずらりと並んだ黒塗りのDSが壮観でした。(参照画像→ ジャッカルの日の1シーン) また怪盗ファントマの映画 「ファントマ/電光石火(1965年)」には翼が付いて空を飛ぶDSが登場します。(参照動画→ ファントマ/電光石火でDSが飛行するシーン) DSは1955年の登場から改良が続けられ1975年まで約20年間生産されました。IDを含めた総生産台数は約146万台(本国生産は約133万台)でした。

 

 

 ミニカーは1985年に発売されたエリゴール製のシトロエン DS 21 ポリス仕様です。当時のエリゴールはノレブの型を流用したものが多かったのですが、これはノレブのシトロエン DS 21 ポリス(プラスチック製 1/43 型番158)の型を使って細部をリファインしたダイキャスト製でした。ヘッドライトがメッキパーツなのは現在の感覚ではやや物足りないですが、当時のミニカーとしては全体的にそこそこの良い出来ばえでした。ボンネット/4ドア/トランク開閉のギミックが付いています。セダンや消防車も同じ型でモデル化されていました。これ以外にもDS/IDのポリス/消防車やブレークを使った救急車のミニカーはたくさんあります。 またファントマの空飛ぶDSはノレブがプロバンスムラージュ(レジン製)でモデル化しています。(参照画像→ 空飛ぶ シトロエン DS ファントマ) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DS 21 POLICE 11
CITROEN DS 21 POLICE 12

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CITROEN H 1968 FRANCE

CITROEN H
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H


TOMICA DANDY F25 1/43 102㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.99m 全高約2.3m エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 1.6L 45HP 3段変速
性能: 最高速78km/h 積載量1200㎏  データーベースでシトロエン Hのミニカー検索

シトロエン H (アッシュ) バン フランス 1968年

 

 商用車ながら自動車の歴史上この車を紹介しない訳にはいきません。シトロエンらしい独創的なデザインで、名前のH(フランス式に発音すると'アッシュ'です)は型式名で、軽荷重用のHZと重荷重用のHY の2タイプがありました。シトロエン十八番の前輪駆動方式で、プラットフォーム型シャーシとトレーリングアーム方式リアサスペンションで、荷室の床は後輪をカバーするだけで完全に平らに出来ました。また車高も高いので、広大な荷室が確保できました。このデザインは後のキャブオーバー型商用車に多大な影響を与えました。

 

 エンジンは当初トラクシオン アヴァン用の4気筒1.6L/1.9L(58HP)などが使われましたが、後に4気筒1.6L/1.9Lディーゼルエンジンも追加されました。標準的なボディーはバンとピックアップの2タイプでした。広大なスペースの荷室は様々なボディを自由に架装でき、各種貨物車をはじめ救急車、消防車、ポリス、レッカー車、ピックアップ トラック、移動販売車、マイクロバスなどたくさんのバリエーションがありました。 フランスでは「豚の鼻」の愛称で呼ばれていました。 1947年から1981年までの長期間生産され、総生産台数は約47万台でした。

 

 

 ミニカーは1979年に発売されたトミカ ダンディの外国車シリーズです。フロントウィンドーが分割されていないので、1964年以降をモデル化しています。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。両側スライドドアとテールゲートが開閉するギミック付きです。これ以外にもパトカーや各種販促品などバリエーションがたくさんあり、カドーのブランドでも販売されました。当時物ミニカーとしては、CIJ、JRD、ディンキー(仏)などのレアな当時物や、マッチボックスのYTFシリーズ、エリゴール、ノレブ(1/43、1/18)、ソリド(1/43、1/18)、ブッシュ(1/87)などたくさんモデル化されています。また変わり種としてルパン 3世の秘密兵器仕様のH トラックをポピーがモデル化していてこれも結構面白いです。(参照ページ→ シトロエン H ルパン 3世 ギミックのページ) 以下はフロント/リアの拡大画像とテールゲートの開閉ギミック動作です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN H 1
CITROEN H 2

 以下は上記のダンディ製のバリエーションで シトロエン H ポリス仕様(1/43 型番DF25)の画像です。白/青カラーリングのフランス仕様のポリスをモデル化しています。青の色合いや塗分けが実車と違っていますので、なんちゃって仕様です。本物そっくりのシトロエン H ポリスが欲しい方はノレブ製の(1/43 型154534)などがお勧めです。(実車画像→ シトロエン H ポリス) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H POLICE 1
CITROEN H POLICE 2

 以下は1959年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン H バン (1/43 型番81)の画像です。ノレブ初期のプラススチック製で、スライドドアとテールゲートが開閉するギミック付きです。ボディサイドの「Canard-Duchene」とはフランスのシャンパンの銘柄です。プラスチックの経年変化でボディ全体が変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H 3
CITROEN H 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H 5
CITROEN H 6

 以下は1964年に発売されたディンキー(仏)製の当時物 シトロエン H フィリップス仕様 (1/43 型番587)の画像です。家電メーカー フィリップスの移動販促車をモデル化しています。フロントウインドーが2分割の初期型なので、1960年頃の車と思います。右サイドとテールゲートが大きく開き、荷室内には冷蔵庫やトースターらしき家電品が並べられています。経年劣化でデカールが黄変していますが、それ以外はきれいな状態です。当時こんな風に凝った商用車のミニカーは珍しかったので人気がありました。(従ってかなりのレア物です) 同じ型を流用したディンキー(仏)のポリス仕様も人気がありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H 1200kg 'PHILIPS' 1
CITROEN H 1200kg 'PHILIPS' 2

 以下はフロント/リア(テールゲート開閉)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H 1200kg 'PHILIPS' 3
CITROEN H 1200kg 'PHILIPS' 4

 以下は販促商品を並べた展示台の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H 1200kg 'PHILIPS' 5

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PEUGEOT 504 1968 FRANCE

PEUGEOT 504
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504


DINKY(FR) 1415 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.49m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 82HP 4段変速
性能: 最高速156km/h  データーベースでプジョー 504のミニカー検索

プジョー 504 フランス 1968年

 

 プジョーの旗艦としてプジョー 404の上級車504が1968年に登場しました。この車の最大の売りは吊り目のヘッドライトを特徴とするピニンファリーナによるボディデザインでした。この優雅で美しいスタイルと堅実な設計が評価されて、1969年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しました。当初は4ドアセダンだけでしたが、1969年に2ドアクーペ/カブリオレ、1970年にホイールベースを延長したブレーク(ワゴン)と3列シート7人乗りのファミリアーレ、1980年にピックアップが追加されました。

 

 当初は4気筒1.8L(82HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速156km/hの性能でした。後に4気筒1.8L燃料噴射仕様(97HP)/4気筒2L(93HP)ガソリン、4気筒1.9L/2.1L/2.3L(70HP)ディーゼルエンジンも追加されました。4輪独立懸架サスペンションで悪路に強く耐久性もあったので、ラリーでも活躍しました。1979年に後継車の505が登場し、504のヨーロッパ生産は1983年に中止となりました。総生産台数は300万台以上でした。ヨーロッパでの生産中止後も南アフリカ、南米、中国で生産が続けられ、ナイジェリアでは2006年頃まで生産されました。

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。ディンキー(仏)らしい正確なプロポーションで、実車のイメージが良く再現されています。ボンネット/ドア/トランク開閉のギミック付きで、閉じた状態のウィンドーが付いた4ドアが開閉する立て付けの良いギミックは当時秀逸の出来ばえでした。(昔のミニカーなので灯火類がメッキパーツなのはレトロな作風ですが) 504 セダン系の当時物ミニカーはディンキー(仏)をコピーしたオートピレン、ノレブ初期のプラスチック製とそのダイキャスト版、ソリドのラリー仕様とブレーク、ポリトーイの1/43と1/25などがありましたが、このディンキー(仏)が断トツの出来ばえでした。当時物以外ではソリドの別ブランドのべレム、ミニチャンプス、イクソのラリー仕様、ノレブの新製品のセダン/ブレーク/クーペ/カブリオレ/ピックアップ、ブレキナの1/87などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 504 1
PEUGEOT 504 2

 以下は1970年代に発売されたオートピレン製の当時物 プジョー 504 (1/43 型番299)の画像です。基本的な部分は上記のディンキー(仏)製をコピーしていましたが、技術的に高度でコストのかかるドア開閉ギミックは外していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 3
PEUGEOT 504 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 5
PEUGEOT 504 6

 以下は1969年に発売されたノレブ製の当時物 プジョー 504 (1/43 型番160)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製で、ボンネット/ドア/トランク開閉のギミック付きとなっていました。プロポーションが良く安価ながらも4ドア開閉のギミック付きとした意欲的なミニカーで、当時としては良く出来ていました。ただしノレブ初期のプラスチック製ミニカーの問題点である経年変化によるボディ変形が起きているのは残念です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 7
PEUGEOT 504 8

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 9
PEUGEOT 504 10

 以下は1976年頃に発売されたノレブ製の当時物 プジョー 504 (1/43 型番842)の画像です。上記プラスチック製をベースにして技術的に高度でコストのかかるドア/トランクの開閉ギミックを外してダイキャスト製で再生産したものでした。当時のノレブの廉価版ミニカーであったJET-CAR 800シリーズなので、安っぽいホイールが付いているのが今一つですが、塗装されたことでボディの質感が向上していました。これも当時のミニカーとしては良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 11
PEUGEOT 504 12

 以下はボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 13
PEUGEOT 504 14

 以下は1978年に発売されたソリド製の当時物 プジョー 504 モロッコ ラリー 1976 (1/43 型番50)の画像です。1976年 モロッコ ラリーの優勝車をモデル化しています。ラリー仕様なのでフロントに補助灯と室内にロールケージが追加されています。プロポーションが正確でリアルに再現されたフロントグリルなどソリドらしい良い出来ばえでした。1982年に廉価版のクーガー(COUGAR) シリーズの型番1306でも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 15
PEUGEOT 504 16

 以下はフロント/リアの拡大画像です。テールライトはデカールで再現するつもりだったのか? 塗装処理していません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 17
PEUGEOT 504 18

 以下は1974年に発売されたソリド製の当時物 プジョー 504 ブレーク 救急車 (1/43 型番23)の画像です。ブレークの救急車仕様をモデル化しています。これもソリドらしい良い出来ばえでした。ドアとリアゲートの開閉ギミック付で、付属しているストレッチャー(担架)の出し入れができます。同じ型を使って別ブランドのべレムでも消防車やポリスなど数種類が発売されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 BREAK 1
PEUGEOT 504 BREAK 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とテールゲートを開いてストレッチャーを出し入する動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 504 BREAK 31
PEUGEOT 504 BREAK 4

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ALPINE RENAULT A110 MONTE CARLO 1968 FRANCE

ALPINE RENAULT A110 MONTE CARLO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 MONTE CARLO


SOLIDO 181 1/43 90mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 95HP 5段変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでアルピーヌ ルノー A110のミニカー検索

アルピーヌ ルノー A110 モンテ カルロ フランス 1968年

 

 前述したようにアルピーヌはルノーをベースにしたスポーツカーを製作していました。アルピーヌはエンジン チューナーであるゴルディーニと提携することで、より強力なエンジンを使えるようになりました。1962年にルノー 8が登場し、これをべースにしたA110が1963年に登場しました。A110は空力に優れたFRP製の軽量ボディにゴルディーニのチューンした高性能エンジンを搭載し、独自のサスペンションを持つ本格的なスポーツカーでした。

 

 当初は4気筒1.1Lエンジン搭載でしたが、1966年に1.3L、1967年に1.5L、1968年に1.6L(102-140HP)など排気量を拡大し様々なエンジンが搭載されました。外観も少し変更され、1968年から埋め込み式補助灯を標準で装備する良く知られたフロントノーズとなりました。少数ですがカブリオレ仕様もありました。1973年にアルピーヌはルノー傘下の会社となりました。A110は軽量ボディと高い後輪荷重による後輪駆動力を強みにしてラリーで大活躍し、1973年にはWRC マニファクチャラー チャンピオンとなりました。しかしこのリアエンジン方式は次第に時代遅れとなりラリーで勝てなくなりました。A110は1977年に生産中止となり、後継車は1971年に登場したA310でした。

 

 

 ミニカーは1970年に発売されたソリド製の当時物です。1968年のモンテ カルロ ラリー出場車のモデル化で本来はデカールが付いていたのですが、ノーマル仕様が欲しかったのでデカールを剥がしました。ソリドらしいシャープな造形で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。よく見ると実車に即して後輪にネガティブキャンパーが付けられています。ソリドは同じ型の再生産品やべレム ブランドでレース仕様などを20種類以上モデル化しています。当時物ミニカーとしてはノレブのプラスチック製、ポリトーイの1/25、Bブラーゴの1/24などがありました。当時物以外ではトロフューがレース仕様を多くモデル化していて、ミニチャンプス、ノレブ、京商の1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALPINE RENAULT A110 7
ALPINE RENAULT A110 8

 以下は1977年に発売されたポリトーイ製の当時物 アルピーヌ ルノー A110 モンテ カルロ 1973 (1/25 型番S21)の画像です。1973年モンテ カルロ ラリーの優勝車#18をモデル化しています。ポリトーイのSシリーズ(1/25)は大スケールミニカーのパイオニアで、同シリーズ初期の数点は精密な作りで当時としては非常に良く出来ていました。このA110はSシリーズ初期物よりレベルが落ちますが、ボンネット/ドア/トランク開閉のギミック付きでエンジンや室内もリアルに出来ていました。ラリー車に付き物のゼッケンやロゴはまだデカールではなく紙のシールが使われていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 1
ALPINE RENAULT A110 2

 以下はフロント/フロントフードを開いたトランクの画像とリア/リアフードを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 3
ALPINE RENAULT A110 4

 以下は2000年に発売されたミニチャンプス製のアルピーヌ ルノー A110 1963 (1/43 型番430113604)の画像です。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車の雰囲気がうまく再現されていました。灯火類や室内もリアルに再現されています。  (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 11
ALPINE RENAULT A110 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。リアバンパーの下に大きな排気管があります、ややオーバー気味ですが実車の排気管もこんな具合に大きいです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 13
ALPINE RENAULT A110 14

 以下は2003年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズの アルピーヌ ルノー A110 1963 (1/43 型番181)の画像です。メーカーは明記されていませんが、ユニバーサルホビーのOEMだと思われます。ちょっと見ただけでは上記のミニチャンプス製と同じように見えますので、当時の雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえでした。ただし室内などの細部を見ると、値段相応で、明らかに仕上げレベルが違います。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 13
ALPINE RENAULT A110 14

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 15
ALPINE RENAULT A110 16

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