ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA CITY TURBO CABRIOLET 1984 JAPAN

HONDA CITY TURBO CABRIOLET
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO CABRIOLET


DIAPET 1674(G45) 1/40 86mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.42m 全幅約1.63m エンジン 変速機: CVCC4気筒 1.2L 67HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでホンダ シティのミニカー検索

ホンダ シティ カブリオレ 日本 1984年

 

 前述したシティをベースにしてオープンのカブリオレが1984年に追加されました。転覆時の安全の為にロールバーがついていますが、4座のオープンカーです。カブリオレ架装で実績のあるピニンファリーナにデザインを委託したことで、ガラス製リアウインドーの幌を使うなど高度なカブリオレ機構を持つおしゃれな車となっていました。(ボディカラーは12色もありました) なおターボ IIのボディを使っていますが、エンジンはノンターボですので性能的にはシティ スタンダードと同等でした。

 

 138万円の手ごろな価格で実用性もあったことから、国産オープンカーとしては異例によく売れた車でした。(この後に発売されたマツダ ロードスターよりは数が少なかったですが) カブリオレは遊び心にあふれたシティを代表する面白い車でした。 シティはヨーロッパに輸出されましたが、シティという名前は商標権の問題で使用できず、ジャズ(JAZZ)という名前で販売されました。シティは1986年に2代目にモデルチェンジしましたが、その際に特徴であったトールボーイのコンセプトが捨て去られ、全く逆のロー&ワイドなデザインが採用されました。(このコンセプト変更は失敗して販売は低迷しました) こんな風にコンセプトがころころと変わるので、私はこのころからホンダ車にあまり好意的ではなくなりました。(実車画像→ シティ 2代目)

 

 

 ミニカーは1985年に発売されたダイヤペット製の当時物で、前述したターボ II(型番G40)の型を大幅に変更しています。バンパー下のフォグランプとオフセットしたナンバープレート、ドアミラーなど細かいところまで実車を再現してありかなり出来の良いミニカーでした。オープンカーなので良く見える内装も当時のミニカーとしてはうまく仕上げてありました。これ以外のシティ カブリオレのミニカーはハイストーリー(レジン製)とトミカ リミッテドがあります。なおトミカのHDM(HONDA DIRECT MARKETING)特注品でもシティ カブリオレがありますが、これはターボ仕様の屋根を黒く塗っただけのもので、型を変えているわけではありませんのでカブリオレのミニカーとはいえません。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CITY TURBO CABRIOLET 1
HONDA CITY TURBO CABRIOLET 2

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HONDA BALLARD SPORT CR-X Si 1984 JAPAN

HONDA BALLARD SPORT CR-X Si
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA BALLARD SPORT CR-X Si


EBBRO 44374 1/43 88mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.68m 全幅約1.63m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 135HP 5段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでホンダ CR-Xのミニカー検索

ホンダ バラード スポーツ CR-X Si 日本 1984年

 

 1983年にシビックの姉妹車バラードの派生車としてバラード スポーツ CR-Xが登場しました。2ヶ月後にモデルチェンジしたシビック 3代目と同じコンセプトのデザインで、セミリトラクタブルヘッドライトとコードトロンカ式の短いテールが特徴の2+2座の軽量スポーツカーでした。屋根が小さいので普通のスライディングルーフではなくルーフを外に出すアウタースライド式スライディングルーフを採用していたのも特徴でした。エンジンは12バルブ4気筒1.3L/1.5L(110HP)を搭載し、5段MT/3段ATで最高速180km/h(1.5L)と高性能でした。約800kgの軽量ボディに高性能エンジンを載せ短いホイールベースでスポーティな操縦性でした。

 

 1984年にDOHC 4気筒1.6L(135HP)エンジンを搭載する高性能版Siが追加され、1985年のマイナーチェンジで固定式ヘッドヘッドライトの後期型となりました。シビック 3代目とともに1983年日本カー オブ ザ イヤーを受賞し、人気がありました。アメリカ向け輸出仕様(CIVIC CRX)は2シーターで、軽量を生かした超低燃費仕様CRX HF(CVCC 4気筒1.3Lエンジン シティモードで24.8km/L)もありました。1987年にCR-X 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたエブロ製です。ボンネットにパワーバルジがある高性能版のSiをモデル化しています。個性的なスタイルがうまく再現されていて、特徴的なヘッドライトや室内などの細部がリアルで良く出来ています。セミリトラクタブルヘッドライトとアウタースライドサンルーフが可動するギミックもついています。エブロはSiではないノーマル仕様もモデル化しています。当時物ミニカーは無いようで、これ以外のミニカーはSAPIの前期型/後期型、京商の1/64、トミカ リミッテドのSiの前期型/後期型、オートアートのSi 1/18、MARK43(レジン製)のSiなどたくさんあって人気があります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA BALLARD SPORT CR-X Si 1
HONDA BALLARD SPORT CR-X Si 2

 以下は室内の画像とアウタースライド式スライディングルーフ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA BALLARD SPORT CR-X Si 1
HONDA BALLARD SPORT CR-X Si 2

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HONDA ACCORD AERO DECK 1985 JAPAN

HONDA ACCORD AERO DECK
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD AERO DECK


NEO NEO44015 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.34m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 137HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速208km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ アコードのミニカー検索

ホンダ アコード エアロデッキ 日本 1985年

 

 アコードの2代目が1981年に登場します。初代のイメージを踏襲し、より直線的なデザインになりました。姉妹車のビガー(角形4灯式ヘッドライト)も同時に発売されました。ボディ形式は4ドアセダンと3ドアハッチバックで、エンジンは4気筒1.6L/1.8L(98HP)が搭載され、5段変速/4段自動変速 最高速173km/h(1.8L)の性能でした。オプションで前後荷重に応じて車高を調整するサスペンションやガスレート式ジャイロを使った世界初のカーナビが装備されました。1983年のマイナーチェンジで、逆スラントだったフロントがスラントノーズに変わりました。

 

 1985年にアコードの3代目が登場します。当時流行だったリトラクタブルヘッドライトを採用した低いフロントが特徴です。4ドアセダンとエアロデッキと称するワゴンのような長いテールを持つハッチバックの構成で、エアロデッキは人気がありました。(欧州向けはセダンは角形4灯、エアロデッキはリトラクタブルヘッドライト) 前輪駆動車として初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用したのも特徴でした。エンジンは4気筒1.8L(110HP)と新開発のDOHC 4気筒1.8L/2L(137HP)でした。1987年のマイナーチェンジで、欧州向けセダンと同じヘッドライトのCAが追加され、1988年には北米で製造された左ハンドルの2ドアクーペが国内発売されました。1985年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 

 2代目アコードのミニカーは国産品ではモデル化されておらず、マジョレットの1/59のセダンがあるだけのようです。 3代目アコードも何故か国産ではモデル化されておらず、最近までリーツェの1/87のエアロデッキぐらいしかありませんでした。画像は2013年にモデル化されたNEOのものです。画像はNEOのWEBサイトから借用しました。画像を見る限りでは、良く出来ているようです。NEOはあまりモデル化されていない車種を選んでモデル化しているので、気になるミニカーが多いのですが、レジン製では買う気になりません。

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HONDA PRELUDE 1987 JAPAN

HONDA PRELUDE
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HONDA PRELUDE


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 86 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.46m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 160HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速212km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ プレリュードのミニカー検索

ホンダ プレリュード 日本 1987年

 

 1987年にホンダ プレリュード 3代目が登場しました。大ヒットした先代のノッチバッククーペ スタイルを踏襲しつつ、さらに洗練されたデザインとなりました。先代は前輪だけダブルウィッシュボーン式サスペンションでしたが、3代目では全輪ダブルウィッシュボーン式となりました。特筆すべきは世界初の機械式4WS(4輪操舵)システムが採用されたことでした。後輪の舵角は前輪舵角が小さいときには前輪と同じ方向に操舵し前輪舵角が大きくなると逆方向に操舵するもので、興味深いシステムでした。PGM-FI(電子制御式燃料噴射)DOHC 4気筒2L(160HP)とSOHC 4気筒2L(110HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、4段AT/5段MTで最高速180km/h以上と高性能でした。

 

 1989年のマイナーチェンジで、リトラクタブルヘッドライトを固定式の角形異形ヘッドライトに変更したプレリュード インクス(INX)が追加されました。これは北米市場の一部でヘッドライト常時点灯が義務化されたことに対応した仕様変更を国内展開したものでした。(実車画像→ プレリュード インクス) プレリュード 3代目は同じようなコンセプトでより女性向けに洗練された? 日産 シルビア(S13)が登場するまでは、先代ほどではありませんが、「デートカー」として人気がありました。1991年にプレリュード 4代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたアシェットの国産名車コレクション製です。メーカはノレブで、ノレブらしいうまい造形で実車の雰囲気が良く再現されています。灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで、安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。これ以外のプレリュード 3代目の当時物ミニカーはダイヤペットとトミカがありました。当時物以外ではMARK43(レジン製)の前期型/後期型、ホビージャパンの1/18(レジン製)と1/64(ダイキャスト製)、ネオ(レジン製)の輸出仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA PRELUDE 1
HONDA PRELUDE 2

 以下は1988年に発売されたダイヤペット製のホンダ プレリュード 2.0Si 4WD 1987 (1/40 型番G55)の画像です。ボディ下半分が大き目で車高が高くなっているので、低い車高の実車のイメージから外れていて出来ばえは今一つです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。同じ型でホイールを変更した改良版?が型番SV20でも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE 3
HONDA PRELUDE 4

 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE 5
HONDA PRELUDE 6

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HONDA CIVIC SIR (EF) 1987 JAPAN

HONDA CIVIC SIR (EF)
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HONDA CIVIC SIR (EF)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) JCC103 1/43 93㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.97m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 105HP 5段変速/4段自動変速 4WD仕様有り
性能: 最高速177km/h  データーベースでシビック 1999年以前のミニカー検索

ホンダ シビック SIR EF型 日本 1987年

 

 ホンダ シビック 4代目(EF型)通称「グランドシビック」が1987年に登場しました。サイズが大きくなり、先代の短めのノーズが長くなり低いノーズと滑らかなボディで空力的に洗練されました。ボディは先代と同じ3/4ドアと5ドア(シャトル)があり、4輪ダブルウイッシュボーン サスペンションを採用することで低いノーズを達成していました。エンジンは4気筒1.3L/1.5LとSOHC 4気筒1.6L/高性能版Si用のDOHC 4気筒1.6L(130HP)などがあり、電子制御式4段自動変速が新設され、ビスカスカップリングを使ったスタンバイ式4WD仕様もありました。

 

 1989年のマイナーチェンジで、前後の意匠が変更されました。3ドアにはインテグラ用のDOHC 4気筒1.6L(160HP)エンジンを搭載するSiRがが設定されました。1988年に4ドアセダンをベースにした上級車としてコンチェルトが登場しました。(実車画像→ ホンダ コンチェルト 1988) コンチェルトは当時提携関係にあったイギリスのオースチン ローバー グループと共同開発したもので、1989年にローバー 200/400シリーズとして発売されました。(実車画像→ ローバー 214 1989) 1991年にシビック 5代目にモデルチェンジしました。5ドアのシャトル系は継続生産され1996年にオルティアに変わりました。(実車画像→ ホンダ オルティア 1996)

 

 

 ミニカーは2009年に発売された国産名車コレクション製です。メーカはイクソで高性能版のSIRをモデル化しています。フロント周りの雰囲気が微妙に違うような感じがしますが、全体的にはまずまずの良い出来ばえです。安価ながらインパネのメーターが印刷されているなど室内もそこそこ再現されています。ただやや太いAピラーとそのAピラーから生えているドアミラーの位置に少し違和感を感じます。シビック 4代目の当時物ミニカーはありませんでした。当時物以外ではこの国産名車コレクションの型を流用した色違いのFIRST43、イクソの別ブランドであるトリプル 9の1/43と1/18、MARK43(レジン製)、スパーク(レジン製)のレース仕様、ミニチャンプスの輸出仕様、ホビージャパンの1/64などがあります。なお派生車であるコンチェルトとローバー 200/400シリーズのミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC SIR (EF) 1
HONDA CIVIC SIR (EF) 2

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