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ホンダ アコード クーペ CVCC 日本 1976年
ホンダ シビックが大ヒットし、そのシビックのユーザー向けの上級車として1976年に登場したのがアコードでした。シビックのハッチバックスタイルを発展させたデザインで、前述したシビックと見比べるとデザインの連続性がよく分かると思います。シャーシ構成もシビックがベースで、シビック用を拡大したCVCC 4気筒1.6L(80HP)エンジンを搭載した前輪駆動車で、2段AT/4段MT速で最高速145km/hの性能でした。素性の良いシビックをベースにして発展させた中型車として好評でした。
1977年にリアにトランクを追加したサルーン(4ドアセダン)が追加され、1978年のマイナーチェンジでエンジンがCVCC 4気筒1.8L(90HP)に替わりました。1979年にホンダマチック(自動変速機)が2段から3段となり、1980年には1.8Lエンジンが触媒付のCVCC-II 97HPにパワーアップし、4ドアセダンのヘッドライトが角形4灯式に変わりました。1980年にアコードとシビックの間を埋める車としてクイントが登場しました。1981年にアコード 2代目にモデルチェンジしました。 (実車画像→ ホンダ クイント 1980) (実車画像→ ホンダ アコード 1981)
ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。フロント周りの顔つきなど実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ではトミカとトミカ ダンディでも3ドアがモデル化されました。当時物以外ではエブロの3ドア、国産名車コレクション(ノレブ製)の4ドアセダン、その国産名車コレクションの型を使ったノレブ ルミノ ブランドの4ドアセダンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ プレリュード 日本 1978年
ホンダの高級スペシャリティカーとしてプレリュードが1978年に登場しました。ノッチバックのクーペスタイルはシビック、アコードの流れを発展させたなかなか良いデザインでした。アコード用の4気筒1.8L(90HP)を搭載し、5段変速/ホンダマチック2段自動変速で最高速154km/hの性能でした。あまり高性能ではなかったですが、前輪駆動車ながら操縦性は優れていたそうです。スピードメーターとタコメーターが同心となった集中ターゲットメーター、日本車初の電動サンルーフ、ABS、4WSなど先進的な装備を採用していました。
1979年にホンダマチック(自動変速機)が2段から3段となりました。1980年のマイナーチェンジでエンジンが触媒付のCVCC II (97HP)にパワーアップし、ガラスサンルーフ仕様が設定されました。1982年にプレリュード 2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約31万台で、生産台数の8割が輸出されたそうで、国内よりも海外で高く評価された車でした。
ミニカーは1979年に発売されたダイヤペット製の当時物です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。またバンパーやボンネット上のダクトなど細かいところも良く仕上げてあり、当時のダイヤペットの秀作のひとつでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックに加えて、サンルーフも開閉します。プレリュード 初代の国産ミニカーは現在(2022年)でもこれしか無いようです。(トミカもモデル化していません) 国産以外ではイギリスの老舗コーギーの当時物 1/36と最近の物ではネオ(NEO レジン製)の1/43と1/87があります。海外のミニカーメーカーでモデル化されたということは、海外でのプレリュード 初代の評価が高かったことを反映していると思います。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ シティ 日本 1981年
ホンダ シビックと軽自動車 ライフの間を埋める小型車として開発されたのがシティで1981年に登場しました。居住性を高める為に車高を高くし、その高い車高を「トールボーイ」と称して売り物にしたユニークな車でした。外人が「ホンダ、ホンダ」と連呼するコミカルなムカデ ダンスのテレビCM(YouTube動画)が人気を呼び、高性能で経済的な車として大ヒットしました。折り畳んで荷室に収納できる50ccバイクのモトコンポも同時に発売されました。1982年にはさらに背の高いハイルーフ仕様のマンハッタンルーフが追加され、オープン仕様のカブリオレが1984年に追加されました。(実車画像→ ホンダ シティ マンハッタンルーフ)
ボディは2ドアハッチバックのみで、4気筒1.2L(67HP) CVCCエンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、3段AT/5段MTで最高速140km/hの性能でした。ホンダ初の電子制御式燃料噴射「PGM-FI」を採用したターボ エンジン(100HP)を搭載したシティ ターボが1982年に追加されました。この車は最高速170km/hと高性能で、ボーイズレーサーとして走り屋の若者に支持されました。さらに1983年にはターボにインタークーラーを付加して110HPまでパワーアップしたターボ II (愛称 ブルドッグ)が追加され、この車は最高速180km/hとさらに高性能でした。またターボ IIによるワンメイクレースも行われました。なお同じボディの商用車としてシティ プロもありました。1986年にシティ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ シティ 1986)
ミニカーは1982年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットは通常仕様、ターボ、ターボ ピュア(1/35 透明ボディ仕様)、ターボ II、カブリオレの5タイプをモデル化していました。ダイヤペットの協力工場の中でもリアルな造形を行う12番工場製で、プロポーションが良くヘッドライトのベゼルなど細かいところまでよく再現されていて、どのモデルもとても良い出来ばえでした。実車同様に収納できるモトコンポが付属しています。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。実車と同じようにモトコンポをリアに積載しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ プレリュード XZ 日本 1982年
1982年にホンダ プレリュード 2代目が登場しました。先代と同じ前輪駆動のノッチバッククーペながら、前輪のダブルウィッシュボーン式サスペンションと当時流行だったリトラクタブルヘッドライトを採用して低いノーズのスタイリッシュなデザインとなりました。日本初の4輪ABSや車速感応式のパワーステアリング、クルーズコンピュータなど先進技術が採用されていました。CVCC 4気筒1.8L(125HP)エンジンを搭載し、4段AT/5段MTで最高速180km/hと高性能でした。
当初はフェンダーミラーが付いていましたが、1983年に国産車のドアミラーが解禁されたのでマイナーチェンジ後の後期型でドアミラーとなりました。1985年にアコード用のDOHC 4気筒2L(160HP)エンジンを搭載する2.0Siが追加されました。低いノーズのかっこいいデザインが好評で、初代以上に大ヒットしました。このデザインは女性にも人気があったのでデートに使われる車という意味で「デートカー」と呼ばれました。1987年にプレリュード 3代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1983年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の中ではややあくの強い造形をしていた11番工場製で、少しごつい感じに仕上がっています。黒いプラスチック製のヘッドライトカバー部分が大き目で、低いノーズのイメージがいまひとつですが、それ以外はなかなかの良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックに加えて、サンルーフも開閉します。プレリュード 2代目の当時物ミニカーはこれしかありません。当時物以外ではアオシマのコールドキャスト製、コナミの1/64、トミカ リミッテドの前期型と後期型、ハイストーリー(レジン製)の後期型、MARK43(レジン製)の後期型などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ シビック 25i 日本 1983年
ホンダ シビックは初代のスタイルを引き継いで、1979年にシビック 2代目(通称「スーパーシビック」)にモデルチェンジしました。一回り大きくなったことで居住性が改善され、エンジンは先代の4気筒1.3/1.5L(80HP)CVCCを踏襲し、5段MT/ホンダマチックATで最高速160km/h(1.5L)の性能でした。1980年には4ドアノッチバックセダンのバラードが姉妹車として登場しました。シビック 2代目は見た目の変わり映えがしなかったせいで?、販売が芳しくありませんでした。 (実車画像→ ホンダ シビック 1979) (実車画像→ ホンダ バラード)
ホンダ シビック 3代目通称「ワンダーシビック」がデザインを一新して1983年に登場しました。3ドアハッチバック、4ドアセダン、車高の高い5ドアハッチバック「シャトル」のボディバリエーションがありました。3ドアハッチバックは短めのノーズに大きなキャビンのスタイリッシュなデザインで、自動車として初めてグッドデザイン賞を受賞しました。エンジンは1.3/1.5L(100HP)を搭載し、5段MT/ホンダマチックATで最高速180km/h(1.5L)の性能でした。1984年にDOHC 1.6L(130HP)エンジンを搭載した高性能版 Siが追加されました。シビック 3代目はホンダ車初の日本カー オブ ザ イヤーを受賞し、デザインの良さもあってシビック人気が復活しました。1987年にシビック 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2003年に発売されたサピ(SAPI)製です。サピは2003年頃に登場した国産ブランド(製造は中国)で、1/43のダイキャスト製ミニカーを発売していました。国産車を約60車種ほどモデル化していましたが、2008年頃に活動を止めたようです。当時のミニカーとしてはリアルな造形でいずれもよく出来ていました。このシビック 25iも実車のスタイリッシュなボディをうまく再現しています。灯火類や室内などの細部もリアルに再現されていてなかなかの良い出来ばえです。バリエーションでボンネットにパワーバルジが追加されたSiもモデル化していました。シビック 3代目の当時物ミニカーはトミカの3ドアがありました。当時物以外ではコナミの3ドア1/64、京商 サークルKの3ドア 1/64、MARK43(レジン製)の3ドアとシャトル 1/43、ホビージャパンの3ドア 1/64 などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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