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ホンダ シビック フェリオ SIR (EG型) 日本 1992年
シビック 5代目(EG型)通称「スポーツシビック」が1991年に登場しました。デザインは先代のスタイルを継承し、ホイールベースを延長して長くなった全長とより低い車高でスタイリッシュに発展していました。3ドアハッチバックと4ドアセダンがあり、4ドアセダンはシビック フェリオと名付けられました。フェリオにはスタンバイ式4WD仕様がありました。4気筒1.3L/1.5L/1.6L(125HP)エンジンを搭載し、高性能版のSiRには可変バルブタイミング機構のV-TECを採用したDOHC 4気筒1.6L(170HP)エンジンが搭載されました。新開発されたVTEC-E(リーンバーン)を採用した低燃費1.5Lエンジンもありました。
サスペンションは先代と同じ4輪ダブルウィッシュボーンを改良したもので、通称の「スポーツシビック」どおりの優れた操縦性を実現していました。スタイリッシュな外観と高性能エンジンでスポーティな車として人気がありました。シビックとしては2度目となる1991年日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。北米向け専用ボディであった2ドアクーペのシビック クーペが1992年に国内でも販売されました。(実車画像→ホンダ シビック クーペ 1992) 1995年にシビック 6代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。シビック フェリオの輸出仕様をモデル化しています。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。灯火類やエッティング材を使ったワイパー、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ています。シビック 5代目の当時物ミニカーはハセガワのドラゴンモデル 1/43がありました。(この当時物については2019/11/20に掲示板から情報をいただきました) 当時物以外ではトミカ リミッテドの3ドア SiR、ハイストーリー(レジン製)の3ドア SiR、国産名車コレクションのフェリオ、MARK43のSiR、トリプル 9(レジン製)の3ドア 1/18、ホビージャパンの1/64、イグニション モデル(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ オデッセイ 日本 1994年
1994年にホンダ初のミニバンとしてオデッセイが登場しました。当時のホンダはイスズ自動車からビッグホーンのOEM供給を受けてホライゾンとして販売していましたが、自社開発のRV車がなく業績が低迷していました。その状況で開発されたのがオデッセイで、開発費低減の為アコード(1993 5代目)のプラットフォームを流用して開発されました。その為当時の3列シート ワンボックス車では定番であったスライドドアではなく通常のドアを持つ車高の低い乗用車的なスタイルのミニバンとなりました。オデッセイはこの乗用車的な感覚(操縦性など)で使えるミニバン ブームの流れを先導する車となりました。
ボディはアコードをベースにした1.5ボックスで、3列シートの6-7人乗りでした。エンジンを横置き搭載する前輪駆動/4輪駆動車で、サスペンションはアコードと同じ4輪ダブルウィッシュボーンの独立懸架でした。当初のエンジンは4気筒2.2Lで、1997年のマイナーチェンジで4気筒2.3L(150HP)に変更されV型6気筒3L(200HP)が追加されました。4段自動変速で最高速195m/h(3L 輸出仕様)の性能でした。1995年には3ナンバー乗用車の国内販売台数で一位となる大ヒットとなり、ホンダの業績を大幅に回復させました。1999年にオデッセイ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ オデッセイ 1999)
ミニカーは1996年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペット(ヨネザワ玩具)はセガ トイスの傘下になっていました。これは当時のRV車をモデル化したRVシリーズ(16車種)の1台で、ダイヤペットの協力工場の11番工場製です。11番工場の作風はそこそこリアルで、このオデッセイもやや車高が高い感じがしますが、実車の雰囲気はうまく再現されています。灯火類や室内などの細部も良く再現されていて、当時のダイヤペット製ミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドア開閉ギミック付きです。これ以外のオデッセイ 初代のミニカーはトミカの1/66とトミーテックの1/150がありました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ CR-V 日本 1995年
大ヒットしたオデッセイに次ぐホンダのRV車として、1995年にCR-Vが登場しました。CR-Vはホンダ初のクロスオーバーSUVでシビック(6代目 EK型)をベースにして開発されました。乗用車ベースなので、本格的な悪路走破性よりも居住性/実用性を重視した設計でした。従来のクロスオーバーSUVは厳ついデザインが多かったのですが、CR-Vはスタイリッシュな5ドアセダンで、車幅が1.7Mを超える3ナンバー車でした。DOHC4気筒2L(147HP)エンジンを横置き搭載する4輪駆動方式で、全輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションで乗用車的な操縦性でした。
ホンダはCR-V以前には自社製SUVがなかったので、積雪地域では販売が低迷していたそうですが、4輪駆動を備えたCR-Vは積雪地域で人気となりました。1998年のマイナーチェンジでエンジンが150HPとなり、前輪駆動仕様が追加され、床下吊り下げ式スペアタイヤも設定されました。なお同じようなジャンルのライバルとしてトヨタ RAV4が1994年に登場していました。当初のRAV4は3ドアで後に設定された5ドア(全長4.1m)でもCR-Vより小さかったので、居住性に優れたCR-Vの方が売れたようです。2001年にCR-V 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ CR-V 2001)
ミニカーは1997年に発売されたMテック製の当時物です。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43サイズの国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。このCR-Vもフロント/リアの造形と樹脂バンパーなどがリアルで実車の雰囲気がうまく再現され、当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドアの開閉ギミック付きです。ドアに透明なシールが貼られていますが、これはドアを仮固定しているものです。これ以外のCR-V 初代のミニカーはダイヤペットの当時物 1/40、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ アコード 日本 1995年
アコード 5代目が1993年に登場しました。 アコード 6代目が1997年に登場しました。
解説作成予定
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ホンダ ステップワゴン 日本 1996年
オデッセイ、CR-Vに次ぐホンダのRV車第3弾として1996年にステップワゴンが登場しました。3列シートを持つミニバン ステップワゴンはオデッセイと同じジャンルの車でした。車体サイズはオデッセイが全長約4.75mX全幅約1.77mX全高約1.68m、ステップワゴンが全長約4.6mX全幅約1.7mX全高約1.83mでした。ステップワゴンはオデッセイより少しコンパクトで、全幅の違いでオデッセイは3ナンバー車、ステップワゴンは5ナンバー車でした。またステップワゴンは車高が高く左側リアドアはスライドドアでした。つまりステップワゴンは豪華で乗用車的なオデッセイの廉価版で、ミニバンブームで登場した車高の高い他社のライバルに対抗した車でした。
DOHC 4気筒2L(125HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、全輪駆動と4輪駆動の設定がありました。3列シートが標準でしたが2列シート仕様もありました。角ばったシンプルな箱型デザイン、低床設計による広い室内、同クラスでは低価格で人気がありオデッセイ同様にヒットしました。当時会社の同僚が所有していましたが、真四角で巨大な箱という感じの車でした。(個人的にはこの手のでかい車は好みではありません) 1999年のマイナーチェンジでヘッドライトが縦型4灯式となり前後の意匠が小変更されました。2001年にステップワゴン 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1998年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペット(ヨネザワ玩具)はセガ トイスの傘下になっていました。これは当時のRV車をモデル化したRVシリーズ(16車種)の1台で、ダイヤペットの10番工場の担当で製造は中国でした。(MADE IN CHINAの表示があります) ダイヤペットの標準縮尺であった1/40ではなく国際標準の1/43でモデル化されていて、ダイアペットはこの時期から乗用車の新製品は縮尺1/43を採用するようになりました。またこの1/43の新製品は、スケールモデル的なリアルな造形になっていました。このステップワゴンもプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。実車に即したツートンカラーのカラーリングで、フロントグリル/ヘッドライトや室内などの細部もリアルに再現され当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドアの開閉ギミック付きです。これ以外のステップワゴン 初代のミニカーはトミカの当時物がありました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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