ミニチュアカー ミュージアム

NEW MODEL 新製品情報 2011

 

■新製品情報  2011/1~  2010年の情報 2009年の情報 2008年の情報

 

メーカー
情報更新
概要
WEBリンク
京商、Jコレクション、プレミアムクラシックスなど 2011年12月28日 新製品31件をデーターベースに追加 この季節になるとトミカなど国産の新春モデルが登場してきます。(海外のクリスマス モデルは入荷していないようです)  プレミアムクラシックスのWEBサイトでカタログがダウンロード出来ます。 PREMIUM CLASSIXXS WEB SITE
       
イクソ、イストなど 2011年12月27日 新製品49件をデーターベースに追加 イストの東欧車はほとんど知られていない車が多いので、車種的には面白いけど売れているのでしょうか? IST WEB SITE
       
オートアート、ミニチャンプス、マテルなど 2011年12月23日

新製品47件をデーターベースに追加 最近1/18の大スケール物が増えてます また相変わらず、名前を適当に付けた物が多いです。(当データベースでは訂正済み)

KYOSHO MATTEL
       
トミカ 2011年12月 シボレー カマロ、メルセデスベンツ ウニモグ 12/17 発売 TOMICA WEB SITE
トミカ リミテッド

2011年12月

日産 ブルーバード SSS クーぺ 12/24 発売 TOMICA WEB SITE
トミカ リミテッド
ヴィンテージ 
2011年12月 マツダ E2000 トラック 、日産ディーゼル サングレイト  発売 TOMYTEC WEB SITE

日産シビリアン 移動検問車、幼稚園バス 発売

TOMYTEC WEB SITE
イスズ 初代エルフ 低床トラック 1/43 発売 TOMYTEC WEB SITE
スカイライン RS スーパーシルエット 1983年前期型  1/24 発売 TOMYTEC WEB SITE
       
デアゴスティーニ・ジャパン 2011年12月 週刊「トヨタ 2000GT」 12月13日発売 1/10という大スケールのダイキャストモデルの組み立てキット 65号全部購読すると約12万円になりますが、2000GTなら欲しい人が結構いるかも DEAGOSTINI WEBSITE
       
京商 2011年12月 BBR、京商オリジナル、Jコレクション、プレミアムクラシックスなど KYOUSHO WEBSITE
京商 1/64 2012年01月

「サークルK」「サンクス」限定 「 フェラーリ ミニカーコレクション 8 NEO」 全24車種+シークレット 1/3発売

KYOUSHO 1/64
       
エブロ 2011年12月

オースチン ミニ バン、ホンダ RA301 F1、ホンダHSV-010 SUPER GT500 など

EBBRO WEB SITE
       
アシェット コレクション 2011年12月

フェラーリ F1 コレクション 8号 312T N.ラウダ (1975) 12/7 発売、9号 F2005 R.バリチェロ (2005) 12/21発売

F1 COLLECTION WEB SITE
2011年12月

国産名車コレクション 155号 日産 フェアレディ Z ロードスター (2003) 12/14 発売

156号 レクサス LS460L (2008) 12/28 発売予定

JPCARS WEB SITE
       
ミニチャンプス 2011年第50週

アウディ V8 DTM、ポルシェ 904、ボーダフォン メルセデス F1など

PMA WEB SITE
       
イクソ 2011年11月

MGB、ランボルギーニ ウラッコ、オーバン、ラゴンダなど

IXO WEB SITE
       
トゥルースケール、Jコレクションなど 2011年11月29日 新製品13件をデーターベースに追加 APEX REPLICASというオーストラリアの新ブランドからスカイライン GT-Rがでました KYOSHO WEBSITE
       
エフトイズなど 2011年11月18日 新製品20件をデーターベースに追加 エフトイズの1/64 カルソニック インパル レジェンド コレクション全5車種 発売 FTOYS WEBSITE
       
ノレブ 2011年11月

シトロエン DS3、シトロエン C4、プジョー 508、ランボルギーニ ガヤルドなど
2011年のカタログがダウンロード出来ます(重いですが)

NOREV WEB SITE
CATALOGUE 20011

 

 

■新製品レビュー

IXO MUS036 MERCEDES SIMPLEX 40HP 1902 1/43

mercedes simplex 40hp

 イクソの新製品メルセデス ジンプレックスです。今回発売されたこのジンプレックスは昨年の3月に発売されたMUS027のジンプレックスをベースにした仕様変更品となります。昨年の新製品レビューで紹介していますが、ジンプレックスはメルセデスの名前がつけられたダイムラー最初の車です。MUS027はその車のベースとなったレースカーをモデル化した物でした。今回のMUS036は実車の歴史同様に、そのレースカーを市販車に仕立てた物です。

 

 要するにバリエーション展開の一つですが、単なるカラー変更やちょっとした仕様変更ではなく、実車に即したレースカーから市販車への変更というやり方が実に面白いと思います。しかもまずレースカーが出て、1年ほど経って市販車をだすといった時系列的なやり方は偶然ではなく意図的にやっているのだと思います。多分クラシックカーの好きな方が製品企画されているのではないかと。。。 イクソ贔屓の私はそのように思います。

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メルセデス ジンプレックスの実車の画像  右側側面画像  
mercedes simplex 40hp

 モデルとなった実車はメルセデス ベンツ ミュージアムに保存されている車で、上のリンク先で画像を見ることができます。レースカーからの市販車への大きな変更点は、ヘッドライト(ランプ)と前後フェンダーの追加です。楕円形のガス式ランプ、黒いラインが付けられた前後フェンダー、茶色で木製の感じがするスカットル パネル、青のボディ カラーなどが良く再現されています。また実車の画像でははっきりしませんが、ホイールに細い赤いラインが追加されているのも実に細かい細工です。

 

 ミニカーではMUS027とMUS036を並べた画像を見てもらうと変更点がよく分かると思います。今回のMUS036の方が 全般的に仕上げが良くなっているように思います。そんなわけで今回のこのミニカーもイクソらしい良心的な出来映えで、この手のクラシックカーが好きな人にはお奨めできます。なおリアフェンダーがやや後ろに長すぎる点と、ドライバーシートの右側面に追加されたクラクションを付け忘れている点は見なかったことにしておきます。

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 以下は 08/18 作成  

EBBRO 44353 DATSUN TYPE 17 PHAETON 1938 1/43

datsun 17  エブロの新製品 ダットサン 17型 フェートンです。ダットサンは日産自動車の小型車のブランド名で、かつてはダットサン ブルーバードといった具合に、1970年代には使われていました。元々ダットサンは大正時代の国産自動車メーカーであった快進社のブランドでしたが、日産自動車の前身であった戸畑鋳物自動車部がそのブランドを買取りました。1931(昭和6)年にダットサン 10型が登場し、その後1932年に11型、1935年に14型と続き、17型は1938年に登場した戦前最後のダットサンでした。


  全長X全幅が3.19X1.19mと現在の軽自動車より一回り小さいサイズで、4気筒722cc(16HP)エンジンを搭載し、最高速80km/hほどの性能でした。セダン(4座)、フェートン(4座オープン)、ロードスター(2座オープン)、ピックアップ トラックとボディ バリエーションが揃っていました。どれぐらい販売されたのか分かりませんが、戦前の国民車といったところだったようです。実車(多分レプリカ)が日産の本社ギャラリーに有るようなので、それをモデルにしているのでしょう。

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ダットサン 17型の実車の画像
datsun 17  ミニカーはこのフェートン以外に実車同様セダン、ロードスター、ピックアップがモデル化されていてずいぶん力が入っています。多分プロモーション用として使われるのでしょう。実車があるので、プロポーションはかなりきちんと出来ているようで、底板部分のシャーシ/サスペンションもかなり良く再現されています。フロント グリルの造形、マスコット、ヘッドライトのステーなどフロントは実車の雰囲気が良く再現されてます。また細かい部分ではホイールの「DATSUN」ロゴ、ワイパーモーターの造形などもうまく再現してあります。この手のクラシックカーとしてはレベルの高い出来映えです。

 

 ただ少しだけ残念なのが室内の仕上げで、メーターなどがモールドされているので着色するなど一工夫して欲しかったです。セダンでは見えにくい室内がこのフェートンでは良く見えるので、外観に比べるとやや手抜きの感じがします。エブロはこれ以外にも、ダットサン 112型や日産 ジュニアなど初期の日本車をモデル化しています。日産以外で三菱の一号車なども是非手がけてもらいたいものです。

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 以下は 06/14 作成  

IXO MUS026 MERCEDES-BENZ 130H (W23) 1934 1/43

mercedes-benz 300h   イクソの新製品メルセデス ベンツ 130Hです。130Hはリアエンジンの大衆車というベンツとしては極めて異色の車です。(HはHeckmotor(rear-engine)の略) 当時のベンツには170という大衆車がありましたが、130はさらに小さい車で見た目もベンツとは思えないスタイルをしています。見た目とリアエンジンの大衆車という点がフォルクスワーゲン ビートルに似ていますが、この車にはワーゲンの生みの親ポルシェが関係していたと言われています。ベンツはこの件を公式には認めていませんが、ポルシェは1928年までベンツに在籍しており、エンジンをリア車軸の後方に配置する構成などがビートルと同じです。

 

 エンジンは水冷4気筒1.3L(26HP)で、4段変速で最高速は95km/hでした。2ドアのセダンが標準でしたが、屋根だけが幌になったカブリオレ セダンもありました。またこの車をべースにして1.5L(55HP)エンジンを搭載した座オープンのスポーカー150Hも少量生産されました。戦前のベンツの大衆車としてかなり量産されたとのことです。

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ベンツ 130の実車の画像
mercedes-benz 300h  このミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「Mercedes-benz Collection」(アルタヤ)用に作られた物で、そちらは青と紺のカラーリングです。このシリーズには150H、230 カブリオレ、260Dなど同時代のベンツがラインナップされています。特にこのユニークなスタイルの130Hは今までモデル化されていなかっただけに、発売を楽しみにしていました。プロポーションが正確で、フロントグリルがない独特のフロント、リアエンジン故のリアフェンダー上の吸気用のスリット、リアバンパー上の排気口などの特徴がきちんと再現されています。ドアの前に付いている黒い箱は腕木式のウインカーだと思いますが、補助灯火、ホーンなどこの時代の車の雰囲気が良く出ています。室内もそこそこ再現してあり、簡単な造形ですが、底板にリアエンジンがモールドされているのもいいです。 

 

 箱にはダイムラーベンツの認証ラベルが貼ってあるだけあって、このシリーズの標準以上の出来映えです。500Kなどの派手な高級車もいいですが、このような地味な大衆車をモデル化してくれるのはうれしいことです。このシリーズではあと230 カブリオレが出るので楽しみにしています。

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 以下は 06/06 作成

IXO MUS035 PANHARD 6CS FAUT-CABRIOLET 1935 1/43

panhard 6cs

 イクソの新製品 パナール 6CS フォ カブリオレです。6CSは当時のパナールで一番大きな6気筒2.9L(82HP)エンジンを搭載したモデルで、ルノーの高級車よりも高価な車でした。名前のフォ カブリオレとは「偽物のカブリオレ」と言う意味で、見た目がカブリオレ風ながらハードトップであるということです。この時代にはコーチビルダーによる華麗なボディもありましたが、このモデルは鋼鉄製ボディのメーカー標準モデルです。4段変速で最高速120km/hほどの性能でした。


この時代にはボディの流線型化が始まっており、フロンドグリルがV字型に折れ曲がり、ボディ全体も角がとれて丸みを帯びています。この車で特徴的なのは、視界を広げる為にフロントピラーを2本にして間に曲面ガラスを組み込んだフロントウインドーで、「パノラミク」と呼ばれています。このスタイルは1936年に登場する有名なディナミクにつながっています。以下のリンクに実車の画像がありますが、カラーリングやスペアタイヤに付いたサイドミラーなどから、この実車をモデル化しているようです。

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パナール 6CSの実車の画像

panhard 6cs  このミニカーも以下に紹介したクライスラー エアフローと同じで、フランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズ用に作られた物です。この時代のパナールは量産ミニカーとしてモデル化されていないので、車種選択は上手です。例によってメッキ処理の追加やワイパーなどのエッティング パーツで雑誌付の物よりリファインされています。フロントグリルのパナール ルバッソールとSIX(6気筒を示す)のロゴ、ボンネット側面のスリット部分の墨入れ、グリル上のマスコットなど細かいところをきちんと再現してあります。またフランス車らしいカラーリングと黄色いヘッドライトの組み合わせも実車に良く似合っています。

 

 出来映えとしてはイクソのこのシリーズの標準的な出来映えです。ダイキャスト製で値段があまり高くないので、良心的で良いミニカーだと思います。このシリーズは私のストライクゾーンの車が多いので、毎回楽しみなのですが、だんだん輸入数量が減っているようで、、、、少し心配です。

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 以下は 04/26 作成  

OXFORD ASH001 ARMSTRONG SIDDELEY HURRICANE 1946 1/43

siddeley gazelle  前回紹介したランカスターと同時に発売されたオックスフォードの新製品アームストロング シドレー ハリケーンです。ランカスターをベースにして作られた、4座のドロップヘッドクーペ(オープンカー)です。ハリケーンという名前は第二次大戦のバトル オブ ブリテンで大活躍した有名な戦闘機「ホーカー シドレー ハリケーン」にちなんだものです。アームストロング シドレーは日本ではほとんど無名ですが、WEBにはファンサイトらしきものがあります。たぶん本国では昔の高級車としてある程度の人気があるものと思われます。

ランカスターと同じ6気筒2.3L(75HP)エンジンですから、走行性能はたいしたことはなかったようです。ただフェンダーに埋め込んだヘッドライトやフェンダーとフロント・グリルあたりのスタイルは、1940年代ということを考えるとかなり先進性があったようです。ミニカーとしてみてもセダンは地味ですが、このドロップヘッドクーペは魅力的なモデルになっています。

なおアームストロング シドレー社は1966年にロールス ロイス社に吸収合併されブランドが消滅しています。
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 アームストロング シドレー ハリケーンの実車の画像
siddeley gazelle   ミニカーとしての出来映えは以下のランカスターと全く同じです。あまり凝ったところがないシンプルな作りで、基本のプロポーションはきちんとしています。特徴的なフロントグリルとフェンダーの形状、スフィンクスを模したマスコット、リアのエンブレムなどはちゃんと再現しているので、クラシックカーのミニカーとしては合格です。またクリーム色のボディカラーとサイドの細いピンストライプは、実車に即したリアルなカラーリングになっています。値段があまり高くなく、ダイキャスト製であることもこのメーカーの良いところです。

好ましくない点は、オープンカーなのでインパネのメータを塗装するなど、室内の造形をもう少し凝って欲しかったこと。ドアの三角窓を再現して欲しかったこと。それと前回も書きましたが、やたらとでかい箱は考え直してもらいたいことです。箱が大きくて良いことは一つもありませんので。
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 以下は 04/24 作成  

OXFORD ASL001 ARMSTRONG SIDDELEY LANCASTER 1945 1/43

armstong siddeley lancaster  オックスフォードの新製品 アームストロング シドレー ランカスターです。長い名前のアームストロング シドレー (モーターカーズ)社ですが、J.D.シドレーが1902年に創業したシドレー オートカーズ社がアームストロング ホイットワーズ社に買収されて1919年に誕生しました。高級自動車と航空機用エンジンの製造を行っていたとのことで、ロールス ロイス社と似たような会社ですが、日本ではほとんど知られていないと思います。第二次大戦中は航空機エンジンの生産に専念し、戦後は自社エンジンを搭載した軍用機の名前を付けた車をたくさん発表しています。

このランカスターも4発爆撃機「アブロ ランカスター」から名前を付けた物で、6気筒2.3L(75HP)エンジンを搭載した、全長4.8mの中型の4ドアサルーンでした。最高速が120km/hですのであまり高性能ではなかったようですが、フルシンクロの4段変速機、前輪独立懸架、油圧式ブレーキなど乗用車の機能としてはそこそこだったようです。ボディはマリーナ製のコーチワークという典型的なイギリスのサルーンで、並みの車とは違う高級な雰囲気があります。

 アームストロング シドレー ランカスターの実車の画像

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armstong siddeley lancaster

 アームストロング シドレーで一番有名な車としては1955年発表のサファイア(SAPPHIRE)があり、これはブルックリンがモデル化しています。このランカスターはさほど有名ではなく、量産ミニカーでモデル化されたのはこれが初めてと思われます。したがってイギリス以外ではほとんど売れないのでは無いかと心配してしまうほど、マニアックな車種選択です。私はこの時代のイギリス車のセダンが少ないので購入しましたが、多分少数派でしょう。(個人的にはかなり気にいりましたが)

  ミニカーの出来映えはあまり凝ったところがなく、シンプルな作りです。基本のプロポーションはきちんとしていますし、特徴的なフロントグリルとフェンダーの形状、スフィンクスを模したマスコット、リアのエンブレムなどここぞというところはちゃんと再現しているので、クラシックカーのミニカーとしては合格です。値段があまり高くなく、ダイキャスト製であることもこのメーカーの良いところです。ただ屋根がやや分厚い感じがする点、室内があっさりしすぎている点、箱がやたらとでかい点はマイナスです。

マニアックな車種が続くようですので、オックスフォードの今後が楽しみです
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 以下は 02/26 作成  

IXO MUS033 CHRYSLER AIRFLOW SEDAN 1936 1/43

chrysler airflow 1

 イクソのミュージアムシリーズ新製品 クライスラー エアフローです。エアフロー(Airflow:空気の流れ)はその名前が示すように、実用車の外形デザインに空力的な処理を本格的に取り入れた画期的な車でした。直立したラジエータに独立したヘッドライトが一般的であった時代に、曲線で構成された滑らかなボディとボディと一体化したヘッドライトを持つこの車は進歩的というよりも奇異に思われたようです。スケルトン構造の流線形ボディは技術的には優れていて他社に多大な影響を与えた車でしたが、一般ユーザーには売れなかったという偉大な失敗作でした。

エアフローは有名な車ですが、1/43サイズの量産ミニカーでは何故かあまりモデル化されていませんでした。(ディンキーの戦前モデルがありますが、さすがに古すぎます) よく見かけるのはシグネチャーの1/32で、あとはレックストイ(REXTOY)とブルックリン(BROOKLIN)ぐらいでしょうか。そんなわけでこのエアフローのモデル化は、なかなかうまい車種選択と思います。実車が登場したのは1934年ですが、このミニカーはフロントグリル等を変更した1936年式(実車の画像)をモデル化しています。

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chrysler airflow 2

 このミニカーはもともとはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズ用に作られた物です。この新製品はイクソお得意のクロームメッキ処理の追加などで、雑誌付属品とは明確に差別化してあります。今回のエアフローもミュージアムシリーズの標準的な出来映えです。トランクの追加、独立したフロントグリルなど1936年式の特徴が作り込んであって、実車考証がきちんとされているようです。ただサイドビューを見ると、窓の開口部が少し大きめに感じる点と、大きすぎるワイパーが作動状態のように垂れ下がっている点がいまひとつです。ただ総合的な評価としてはこのミニカーが1/43サイズのエアフローの決定版になったことは間違い有りません。

 

 イクソのミュージアムシリーズの新製品としてMUS034でメルセデスベンツ 200V G5 (W152) も同時に発売されています。これはジープのような軍用車でいまひとつ当方の趣味ではないので、まだ購入していません。今年もミュージアムシリーズにて良質でコスト・パファーマンスの良いクラシックカーが登場するのを期待していますので イクソさん よろしく。

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