ミニチュアカー ミュージアム

NEW MODEL 新製品情報 2010

 

■新製品レビュー 2010/1~  2009年の情報 2008年の情報 2007年の情報

 

 

 

以下は 12/12 作成  

OXFORD MGZ006 MG MAGNETTE ZB 1956 1/43

mg magnette

 オックスフォードの新製品 MG マグネット ZBです。MGとは「Morris Garages」の略で、モーリス車のスポーティ仕様車を製造するメーカーとして設立されました。有名なミジェットはライト・ウエイト・スポーツカーというジャンルを開拓しました。マグネット ZAはスポーティ・セダンで、1954年に登場しました。BMCグループ内のウーズレーをベースにした車で、ラック&ピニオン方式のステアリングなどMGらしいスポーティな味付けで、MGの傑作モデルとされています。1956年にZBにマイナーチェンジ、4気筒1.5L(64HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速138km/hの性能でした。(MG MAGNETTE実車の画像)

 

 MGはミジェット、MGBなどスポーツカーがたくさんモデル化されています。しかしセダンのマグネットはブルックリンぐらいしかモデル化しておらず、オックスフォードの車種選択はうまいです。ZAとZB合わせて8種類ほどがモデル化されています。(OXFORDのWEBサイト) 実車のZBはZAよりリアウインドーが大きくなっていますが、これがちゃんと再現されています。またZBは実車同様にツートンカラーになっていて、フェンダーミラーが付いています。

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mg magnette

 このMGも以下のジャガー同様オックスフォードの昔風の作風が良くマッチしていると思います。カラーリングもなかなか魅力的です。WEBサイトの実車と見比べると、プロポーションも良くできているようです。細かいところもフロント・グリル、灯火類、ホイールキャップのMGのロゴなどそれなりにうまく作ってあります。この車のフロント・グリルならエッティングパーツを使わなくても、十分それらしく見えます。またウインドー周りののクロームモールも、あえてメッキパーツを使わなくても、この塗装処理の方がそれらしく見えます。総合的にはかなりいい出来映えだと思います。

 

 ところで、このミニカー本国ではいくらぐらいで売られていると思いますか? 20ポンド(約2700円)ほどです。日本の定価4600円はやはりすこし高いという気がします。以下で紹介したジャガーも同じ値段です。確かに大きさ以外はコスト的には変わらないでしょうが、何となく納得できない値段付けです。円高なのにミニカーの値段は上がるばかりですので、買う側の意見を少しだけ言わせてもらいました。

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以下は 12/08 作成  

OXFORD JAG9002 JAGUAR MK IX 1958 1/43

jaguar mk9

 オックスフォードの新製品ジャガー MK IXです。MK Vから始まった戦後型のクラシックなボディを持つジャガーの大型セダンの最終型です。MK Xからは丸型4灯式ヘッドライトを採用した近代的なデザインになりました。全長5mの重厚なボディに直列6気筒3.8L(220HP)DOHCエンジンを搭載し、4段変速(3速オートマ)仕様で、最高速185km/hの性能でした。全輪ディスクブレーキやパワーステアリングを標準装備しており、当時としては先進的な高性能サルーンでした。ルマンでのDタイプの活躍やスポーツカーのE タイプの人気により、ジャガーはアメリカ市場で成功しました。1958年から1961年までに約1万台が生産されました。(MK IX実車の画像)

スポーツカーやMK X以降のセダンはミニカーがたくさんありますが、MK IX以前のミニカーはほとんどありませんでした。今回オックスフォードがMK VII、MK VIII、MK IXをまとめてモデル化してくれました。(OXFORDのWEBサイト) この3台は外観的にはMK VIIのウインドスクリーンが2分割であるぐらいしか違いがありません。MK IXにはこの黒/緑とクリーム/茶、灰/薄灰のツートンカラーがあります。

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jaguar mk9

 ミニカーを見て最初に「でかい!」と思いました。実車が5mもありますからミニカーも大きくて存在感があります。上記WEBサイトの実車と見比べてみると、全体のプロポーションがかなり正確であることが分かります。ツートンカラーの塗り分けも色調ともども実車に実に忠実です。また細かい部分の仕上げに関しても、エッティングパーツなどは使っていませんが、フロント・グリル、灯火類、ジャガーの形をしたマスコット、フェンダーミラーなどうまく再現してあります。

 

 実車が魅了的で、その実車の雰囲気とオックスフォードの昔風の作風とが良くマッチしていて、このミニカーはとても気に入りました。お値段は4000円ほどで、この出来なら少し高いですがまあ許容できる値段でしょう。ダイキャスト製でしっかりした存在感(重さ)があることも、評価したいと思います。ただ良くない点がひとつ 箱が無駄に大きいことです。(収納が大変) オックスフォードは車種選択が巧みで、出来映えも良くなってきたので今後も期待したいと思います。

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以下は 10/24 作成  

MINICHAMPS 437019130 AUDI FRONT 225 ROADSTER 1935 1/43

audi front 1935

 ミニチャンプスの新製品 アウディ フロント 225 ロードスターです。当時のアウディは、アウディ、ワンダラー、ホルヒ、DKWの4社が連合したアウトウニオン・グループの一員でした。この車の名前のフロントとは、当時はまだ珍しかった前輪駆動車であることを示しています。この前輪駆動の技術はドイツ初の前輪駆動車を作ったDKWによるもので、エンジンはワンダラーの6気筒エンジン、ボディは高級車ホルヒの工場によるものでした。従ってこの車はアウトウニオン・グループの総力を結集した車でした。名前が示す2.25L(50HP)6気筒エンジンを搭載し、最高速は105km/hの性能でした。

 

 このミニカーも以下で紹介したタイプA同様アウディ社100周年記念モデルとして製作されたものです。レストアされた実車が存在し、それをモデルにしています。100周年記念モデルは実車のカラーと同じ白で、今回カタログモデルとして発売された色違いは、画像の紺の他に黒があります。またこれとは別にCMC製の1/18サイズの225 ロードスターも記念モデルとして発売されています。

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audi front 1935

 このミニカーの出来映えはミニチャンプスのクラシックカーの標準的なものです。先に紹介した以下のタイプ Aの灯火類やサスペンション・アームのような露出している細かいパーツがないので、見比べるとその分あっさりしています。その分ラジエータ・グリル上部のエンブレム、その下のアウトウニオンの4つ輪のエンブレムなどを再現したエッチング・パーツなどが精密にできています。コクピットのメーター類、フロント・スクリーン下部のワイパーモーターなども良く再現してあると思います。


 ただこのミニカーについても、以下のタイプ Aと同じ問題があります。まずレジンで作ってあること。(タイプ Aより製作数が少ないので、ある程度仕方ないとは思いますが) 次にお値段 製作数が少ないとはいえ、このミニカーの出来映えで定価1万円は高すぎます。安易にタイプ Aと同じ値段にしたのでしょうが、このような殿様商売をしていると同じようなレベルのミニカーをダイキャスト製で安価に提供しているイクソに負けますね。レジン製で同じような値段なら、私はもう買いませんから。。。。

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以下は 10/16 作成

MINICHAMPS 437019030 AUDI TYPE A (10/22HP) 1910 1/43

audi a 1910   ミニチャンプスの新製品 アウディ タイプAです。アウディ社はアウグスト・ホルヒが興した会社で、彼はそれ以前にも自身の名前を付けたホルヒ社を興しているなど、この時代の優れた自動車技術者でした。このタイプAはアウディが生産した最初の車で、1910年から1915年の5年間で137台が生産されたようです。 4気筒2.6L(22-28HP)エンジンを搭載する後輪駆動車で、最高速75 km/hの性能でした。この後1911年にはタイプB(2.6L)、タイプC(3.6L 35HP)が登場しました。タイプCは1913年と1914年のオーストリア・アルプス・トライアルに優勝したことから、「アルペン ジーガー(アルプスの勝利者」としてアウディは有名になりました。

このミニカーはもともとアウディ社の100周年記念モデルとして製作されたようです。モデルにした思われる実車の画像がここにあります。実車のカラーは緑色で、100周年記念モデルはこの緑色で出来ているようです。今回カタログモデルとして発売されたのはこの色違いで、画像の赤茶の他に紺があります。
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audi a 1910   ミニカーは従来のミニチャンプスのクラシックカーより一段と高いレベルの仕上がりとなっています。特にエッチング・パーツで出来たハンドルとボディ右サイドの変速レバー、細かな細工の灯火類、忠実に再現された前後のサスペンションなど非常に精密に作ってあります。またボディ全体の白いピンストライプ、鈍い艶になっているメッキパーツ、木製ホイールの質感がある塗装なども手が込んでいます。ちょっと変わっているのはヘッドライトの砲弾型のカバー(多分破損防止用)ですが、横にヒンジのような部分がありますので使用するときにはカバーを開くのだと思います。

こんな具合に出来映えは素晴らしいのですが、このミニカーには2つ問題があります。1番目は材質にダイキャストではなくレジンを使ったこと。色違いを含めるかなりの数を製作しているようなので、せめてボディはダイキャストで作って欲しかった。私のHPでは何度も言っていますが、レジンは軽くて安っぽい感じがするのと長期保存上の心配があるからです。2番目は値段 定価約1万円はやはり高すぎます。最近高価なミニカーが当たり前のようになっていますが、せめて5000円ぐらいまでにして欲しいものです。
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以下は 8/4 作成  

BRUMM R466 BUGATTI T32 TANK PROTOTIPO 1923 1/43

bugatti t32 tank  ブルムの新製品ブガッティ T32 タンクです。タンク(水槽)という愛称は、この独特のボディ形状から名付けられています。1923年のフランスGP向けに作られたレースカーで、空気抵抗を低減するために側面が飛行機の翼断面の形状をしています。この形状はエットール・ブガッティのアイデアだそうです。彼はT35のような官能的なデザインだけでなく、正面から見ると正方形に見えるこのようなスクエアなデザインも好みだったようです。ただこの形状だと高速では揚力が働く筈ですが、当時はあまり問題ではなかったのでしょう。8気筒2L(90HP)エンジンを搭載しており、最高速は180km/hの性能でした。フランスGPでは、ゼッケン#6のタンクが3位になりました。実車の画像はこのWEBサイトにあります。
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bugatti t32 tank

 T57のレース仕様もタンクと呼ばれこちらは既にイクソなどがモデル化していますが、T32のタンクは最近まで量産ミニカーがありませんでした。昨年トップモデルが初めて(たぶん)モデル化し、今回ブルムがブガッティ設立100周年記念モデルとしてモデル化しました。これはプロトタイプですが、レース仕様(R467)と黄色のストリートカー仕様(R468)もモデル化しています。

 ミニカーは最近のブルムの標準的な出来映えで、室内の造形など結構細かいところまで忠実にモデル化しています。先に発売されたトップモデルのミニカーと比べると、ボディ外板の通気用のスリットの表現などに違いがあります。

 

トップモデルはスリット部を強調してあり、それで迫力を出しています。ただ実車のボディ外板は割とあっさりしており、スリットもあまり目立たないので、ブルムの表現のほうが実車に即しているように思います。ただミニカーとしてはトップモデルの方が見た目の印象が強いです。ブルムも上面のスリット部だけでも墨入れすれば、少し迫力が出るのですが。。。ブルムはイタリアで生産している割には以下のリオのように高価ではなくリーズナブルですから、あまり細かい注文は付けないことにしましょう。

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以下は 7/28 作成  

RIO 4276  FIAT 8CV  1901 1/43

fiat8cv   イタリアの老舗メーカー リオの新製品フィアット 8CVを紹介します。フィアット8CVは1901年に発表されたフィアット社のごく初期の車です。直列2気筒1082cc(10HP)エンジンをフロントに搭載し、3段変速機を介して後輪をチェーン駆動し、最高速度45km/hの性能でした。ボンネット先端に付いている黒い部分はラジエータで、ステアリングは丸ハンドル、後ろには補助シートが付いています。当時としては技術的に優れた車だったと思います。実車の画像はこのWEBサイトで見ることが出来ます。

リオ社は1961年に設立され非常に精密なコレクター向けのミニカーを製作していました。(現在はM4グループに合併されています)今回の新製品はリオが40年以上も前の1967年に発売したフィアット8CVのリニューアル版です。 下の画像が新旧のモデルを並べた物です。変更点は、幌が下りた状態になっていることとメッキパーツとシートの色が変えられていることです。
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fiat8cv2  幌だけはパーツが変わっていますが、それ以外のパーツは一切変更も追加もされていません。細かいプラスチック・パーツを使った造形が、現在でも通用するクオリティであることが画像から分かると思います。リオは大人向けの精密な量産品ミニカーではまさしく先駆者でした。昔のミニカーでも大人向けの物には、このぐらいのクオリティを実現することが可能だったのです。(拡大鏡を使わないと見えないような印刷技術以外は、ミニカー製作の技術レベルは40年前から大して向上していません)

当然ですが、リオのミニカーは当時から高価でした。1970年代にポピュラーだったダイヤペットのミニカーが大体600円ぐらいでしたが、この8CVは1200円(それでもリオとしては安い方)でした。今回の8CVは定価が7770円です。今でもイタリアで作っているから高いのでしょうが、実際に外国のショップでは50$ぐらいで売ってますから、国内価格はちょっと高い気がします。(円高でもありますし) ただ個人で海外から買うと送料がバカにならないので、輸入してくれることに感謝するべきでしょうね。
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以下は 5/14 作成  

DISM 087008 SUBARU ALCYONE 4WD VR TURBO E-AX7 1985 1/43

alcyone

 今回は少し趣向を変えて80年代の日本車で、昨年の9月に発売されたDISMのスバル アルシオーネです。買いそびれていて、最近入手しました。この車は昔仕事で関わったので、私にとっては非常に懐かしい車です。また他社に先駆けたこの車の独創性ゆえに好きな車でした。

 当時スバルは北米で人気がありました。アルシオーネは北米市場を主眼においたスペシャルティーカーで、日本発売の数ヶ月前に北米でXTクーペの名前で発売されました。ベースはレオーネで、エンジンは当初水平対向4気筒1.8Lターボ(120HP)を搭載し、1987年に6気筒2.7L(150HP)が追加されました。4WD前後トルク配分の自動制御、4速オートマチック・トランスミッション、車高制御機能付電子制御エアサスペンション、電動パワーステアリン グなど先進的な技術が採用されていました。

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alcyone

 スタイルはリトラクタブル・ヘッドライトを採用した大胆なウェッジシェイプで、ラップラウンドしたガラスで囲まれたキャビン、ホイールのデザインなどかなり独創的です。また室内も左右非対称のL字型スポーク・ステアリング、液晶式デジタル・メーターなどやり過ぎぐらいに独創的でした。スバルならでは個性的な車で、私のようなメカ好きの人には注目されましたが、一般の人には変な車と見られていたようです。この独創性は1991年に登場した後継の2代目アルシオーネ SVXにも引き継がれました。スタイル等は洗練されましたが、やはりアバンギャルドすぎるうえに値段がはりすぎて2代目も大して売れませんでした。(個人的にはどちらも好きですが)

 

 ミニカーはレジン製で軽いのがいまいちですが、かなり良い出来映えです。独創的なホイール、ステアリング、デジタル・メーターなどがキチンと再現されています。(フロントの一本ワイパーは少し目立ちすぎ) ルミノ(ノレブ)がモデル化した2代目のアルシオーネ SVXもありますので、2台を並べて見ました。こんな具合に並べることが出来るのも、ミニカーならではですね。

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以下は 4/4 作成

OXFORD AP001 AUSTIN A135 PRINCESS 1950? 1/43

austin princess

 オックスフォードの新製品オースチン A135 プリンセスです。小型車セブンで有名なオースチン社は、戦前イギリス最大の自動車メーカーでした。戦後は最大のライバルのモーリス社と合併しBMC(British Motor Corporation)が誕生しています。オースチンが高級車シアライン(SHEERLINE)をベースにして開発した最上級車がプリンセスです。コーチビルダー「バンデン・プラ」が重厚なリムジーン・ボディを架装しており、主に冠婚葬祭などの行事用の車として使われました。ロングホイールベース版のリムジンでは全長が5mを越える大柄な車で、6気筒4L(130HP)エンジンを搭載していました。

 

 ミニカーは最初のプリンセス(A135型)をモデルにしているようなので、年式は1950年頃ということになります。WEBで検索すると色々なボディがあるようですが、代表的な実車の画像はこのWEBサイトで見ることができます。実車がでかいので、このミニカーも12cmを越えていて迫力があります。またこの車が量産品ミニカーとしてモデル化されたのは、これが最初だと思いますので、古いイギリス車ファンにはたまらないモデルだと思います。

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austin princess

 ミニカーの出来映えですが、前回紹介したジャガーと同じで、とりたてて精密な部分は無いですが、ほどよい出来映えです。ロールスロイスなどイギリスの古い高級車に見られる、トランクが張り出した独特のリムジーン・スタイルが実にいい感じです。このリムジーンの形状は様々なバリエーションがありますが、このミニカーはロングホイールベース版の一番大柄な物をモデル化しているようです。

 

 フロント・グリルはA135型の感じがよく出ていると思います。特に先端についているマスコットは多少ずんぐりしていますが、ベントレーのマスコットに似た形状までよく再現されています。室内はフォーマルなリムジーンの3列シートです。メーターパネルは茶色ですが、黒一色のシートの仕上げはやや芸がないです。着色して革張りシートの感じを出せば、見違えるような出来映えになると思いますが、そのようなバリエーションがでてくるかもしれません。ボディカラーはこの黒以外に赤もありますが、やはりこの車は黒がおすすめです。

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以下は 3/20 作成  

OXFORD JSS002 JAGUAR SS 2.5 SALOON 1935 1/43

jaguar ss 2.5

 オックスフォードの新製品ジャガー SS 2.5です。イギリスのウイリアム・ライオンズがサイドカーの製造を行う「スワロー サイドカー カンパニー」を興したのがジャガーの始まりでした。その後オースチン セブンのカスタム・ボディ製造などを経て、1935年に自社開発のエンジン、シャシー、ボディを持つ車を開発し、この車にジャガー SS 2.5の名前を付けました。6気筒2.7L(102HP)エンジンを搭載し、最高速139km/hの性能でした。なお会社の名前をジャガーとしたのは1945年のことでした。

 

 今回モデル化されたのは、このジャガーの一号車です。ジャガーの名前を一躍有名にしたのは戦後のXKシリーズで、XKのモデルは多いのですが、このSSは今まで量販品としてモデル化されたことはありません。この時代のイギリス車のモデルそのものが少ないので、このいかにもイギリス車らしいスタイルをしたジャガーはとてもうれしいモデル化です。このミニカーのモデルとなった実車の画像をこのWEBサイトで見ることができます。

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jaguar ss 2.5

 出来映えはイクソなどのレベルより低く、エッチングパーツなど凝ったところもありませんし、サイドモールも塗装処理となっています。ただ古い車の場合このぐらいのシンプルな出来映えのほうが、かえって好ましい場合もあります。私はどちらかというと好きです。

 

 なおプロポーション的にはキャビン部分が小さいような感じをうけるので、実車の画像から大ざっぱな側面図を作成して左の画像と重ね合わせてみました。(画像をクリックしてください) やはりキャビン部分が小さめであることが分かります。また前ドア前端の切り欠き部分の傾きが明らかにおかしいことも分かります。そんなわけでこの辺はやや好ましくないデフォルメ?となっているようです。

 

 ボディカラーはこの黒以外に白と赤もありますが、個人的には黒が一番しっくりきます。オックスフォードは昨年発売されたディムラーDS420など今までモデル化されてなかった車種を取り上げていますので、今後も期待したいと思います。

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クリックすると側面図が赤線で表示されます
 
   
以下は 3/14 作成  

IXO MUS027 MERCEDES-BENZ 260D (W138) 1936 1/43

benz260d

 イクソのMUSEUMシリーズの新製品メルセデス ベンツ 260Dです。戦前のベンツの中型車230(6気筒2.3L(55HP)エンジン搭載)に、4気筒2.6L(45HP)のディーゼル・エンジンを搭載したのが260で、世界初のディーゼル乗用車でした。経済性に優れたディーゼル・エンジンを搭載した260はタクシーや商用車として使われることを想定した車でしたが、個人ユーザーにも受け入れられディーゼル乗用車が普及していきました。

 

 260Dの実車はベンツ博物館に所蔵されていて、その画像はこのWEBサイトで見ることができます。ボディ形式は同じですが、ボディカラーや補助灯などが異なっていますので、この車をモデルにしている訳ではなさそうです。ミニカーの室内を見て頂くと運転席と後席の間にパーティション(仕切り)があることが分かります。これはこの車がタクシーであることを示しています。(より高級な本格的リムジーンかもしれませんが、多分違うでしょう)またこの緑と黒で塗り分けたボディカラーは、イタリアのタクシーのカラーリングですので、その点でもタクシーに使われた車をモデルにしていると思われます。

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benz260d

 このミニカーも以下のジンプレックス同様もともとはフランスのミニカー付き雑誌「Mercedes-benz Collection」シリーズ用に作られた物です。ミニカーの出来映えとしてはイクソの標準的なレベルで、手堅い作りです。特にエッティング部材を使ったフロント・グリル、ベンツのロゴの入ったホイール、ウインドー枠のモールディングなどが良く再現されています。外装とコーディネイトした緑のシート、木材を模した茶色のパーティション、メーターパネルなど内装も簡単ですがそれらしく仕上げてあります。(ただこのミニカーも持ったときに軽いのがいまひとつですね)

 

 この時代のベンツの中型車クラスがモデル化されるのは、これが初めてですのでその点で貴重なミニカーです。「Mercedes-benz Collection」シリーズには同時代の230、130もありますので、早晩そちらもイクソから発売されると思います。特に小型車130はベンツでも異色な車ですので仕上がりに期待しています。

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以下は 3/8 作成  

IXO MUS027 MERCEDES SIMPLEX 35HP 1901 1/43

mercedes simplex

 イクソのMUSEUMシリーズの新製品メルセデス ジンプレックスです。 メルセデスの名前がつけられたダイムラー最初の車は、1901年のレースで成功したレーシングカーでした。マイバッハ設計の簡潔で軽量かつ重心の低いシャーシに高性能エンジン(4気筒 5.9L 35HP)を搭載した、当時としては進歩的な車でした。このレース車をペースにした量販車がジンプレックスで、排気量が5.3L~9.2Lの4気筒エンジンが搭載され1910年まで生産されました。なお名前のジンプレックスとは英語の'SIMPLE'(簡潔)という意味です。

 

 ミニカーはジンプレックスのベースとなったレーシングカーそのものをモデル化しているようです。実車の画像はベンツのWEBサイトにあります。たぶんこの車を参考にしていると思われますが、前後のフェンダーが省かれていてシートも独立していますので、よりレース仕様に近い状態になっています。なおこのミニカーはもともとはフランスのミニカー付き雑誌「Mercedes-benz Collection」用に作られた物です。

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mercedes simplex

 このような初期の車はメカ部分が露出しているので、その部分のリアリティがミニカーの出来映えを左右します。エンジンはボンネットの中にあるので再現されてはいませんが、床下の変速機はある程度再現されていて、後輪を駆動するチェーンも塗装処理でそれらしく表現してあります。
運転席部分もハンドル、足下のペダル類、右側面についた変速レバーとブレーキ、スカットル部分に付いた原始的なキャブレターなどもうまく再現してあります。

 

 特筆すべきは前輪の部分で、1/43サイズでは左右前輪を車軸で貫通させているのが一般的ですが、このミニカーは左右の車軸が独立しています。車軸が貫通していないことで、フロント部分のリアリティは格段に良くなってます。ついでにいうとスペアタイヤがちゃんと前後輪の2サイズになっているのもいいですね。

 このイクソの新製品は久しぶりにでた自動車初期のミニカーとして、満足できる出来映えとなっています。

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以下は 2/26 作成

IXO MUS024 MERCEDES-BENZ 770K GROSSER CABRIOLET F 1930 1/43

benz 770k grosser

 イクソの新製品でMUSEUMシリーズのベンツ 770K グロッサーです。このミニカーの実車は、帝政ドイツ最後の皇帝ウイルヘルム2世の為に特注された車でカイザーヴァーゲン(皇帝の車)と呼ばれていました。ミニカーの箱に特に記載されてはいませんが、バンパーに取り付けられているライセンスプレート番号「L-15237」からカイザーヴァーゲンであることは間違いありません。実はこの車は先にミニチャンプスがモデル化していて、当サイトの2008年新製品情報で紹介しています。同じ車をモデル化されるとどうしても比較したくなります。そんなわけで今回も2台の比較ということでレビューします。なおこのミニカーは元々はフランスのミニカー付き雑誌「Mercedes-benz Collection」シリーズ用として作られたもので、今回仕上げを変えてイクソのカタログ・モデルとなったものです。

カイザーヴァーゲンのWEBサイト(実車の画像があります)

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benz 770k grosser  2台を並べたのが以下の写真です。ボディカラーが違っていますが、それ以外にもリアの形状が全く違っています。イクソ製のリアにはトランクのような箱が付いていますが、ミニチャンプス製には付いていません。これはミニチャンプスがベンツ博物館が所蔵している実車を忠実にモデル化しているのに対して、イクソは実車の写真なども加味してモデル化しているからのようです。この車が現役だった時代の写真を見ると後部にトランクが付いていますので、イクソはこの時期の実車をモデル化しているわけです。


次にボディカラーですが、実車を解説した書籍によるとボディカラーはドイツ海軍のマリングレーだと書かれています。ミニチャンプスのボディカラーはベンツ博物館の実車に忠実ですので、この色が正しいのかもしれません。ただイクソの明るい色も皇帝の車らしい華やかな感じがして、昔はこの色だったのかもという感じもします。

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compare_front
compare_rear
フロント部分の比較
リア部分の比較
   

 さてフロント部分ですが、フロント・グリルの感じが少し違って見えます。グリルのメッシュの細かさはイクソの方がそれらしく見え、グリルの縦横比はミニチャンプスの方がそれらしく見えます。どちらかというとミニチャンプスの方が迫力があって実車に近いという感じですが、この辺は微妙なところです。またライセンス・プレートのサイズはイクソの方がそれらしく、これはディテールにこだわるミニチャンプスらしくない感じがします。

compare minichamps data ixo data

 最後に俯瞰図を比較します。比較の基準として実車の図面を探したところ、今回も簡単な三面図が見つかりました。その三面図の平面図をミニカーの俯瞰画像に重ねてみたのが、左の画像です。(画像の上にマウスカーソルを載せると赤線で描いた平面図が重なって表示されます)

  どちらも平面図の輪郭によく一致しており、車幅やキャビン部分の大きさが正確であることが分かります。ただフロント・グリルとライトの位置に関しては、イクソ製は少し前に出すぎていることも分かります。ライトだけではなくフェンダーも前に出過ぎで、実車の画像を見るとフェンダーの先端は前バンパーの上に被さっていないのでミニチャンプスの造形が正しいようです。

 

 なお室内の造形(シート配置など)ですが、これは明らかにベンツ博物館所蔵の実車に忠実なミニチャンプスが正しいです。後席は玉座ですから、イクソのような平板なシートでないことは明らかですし、1、2列目のシートもこんな平板なシートではないはずです。(この部分は完全にイクソの手抜きですね)

俯瞰画像の比較(平面図が表示されます)
 

 さらに画像はありませんが、ひっくり返して底板をみるとミニチャンプスはシャーシの構造をかなり再現してありますが、イクソは実に平板な作りとなっています。1/43サイズでは底板の造形はあまり評価されないのですが、ミニチャンプスは結構シャーシを再現してあります。固定してある台座からミニカーを外さないとこの部分は見えません。従って台座から外さない人には評価してもらえない訳ですが、私はリアリティさを感じさせる項目のひとつとして結構この底板の造形を評価しています。

 

 それからもう一つ台座から外すことで、評価できる項目があります。それはミニカーの重さです。アンチモニー製などずっしりと重いミニカーは存在感があり、物を所有するという意味で非常に満足感があります。逆にレジン製などで軽いミニカーはどんなに精密に出来ていても、持った瞬間に安っぽい感じがしてがっかりします。重さに価値を感じる私の感覚は古いのかもしれませんが、昔のプラスチック製の軽いミニカーは底板にダイカストを使うなどして意図的に重くしていたものでした。今は軽薄短小の時代ですが、ミニカーは結構高い買い物ですので、値段に応じた適度な重さも必要ではないかと思います。この点ではフェンダー部分などがプラスチックで出来ているイクソは文字どうり軽い存在感のミニカーです。

 

 今回の2台は個人的に総評するとミニチャンプスに星3つ、イクソに星2つといったところでしょうか。星一つの違いは見えないところも手を抜かないミニチャンプスの姿勢(と適度な重さ)を評価するからです。ただイクソもコストのことを考えれば、実にリーズナブルなミニカーではあります。

 
以下は 2/7 作成

IXO MUS019 HISPANO SUIZA H6C TULIPWOOD 1924 1/43

hispano suiza tulipwood

 イクソのMUSEUMシリーズ新製品のイスパノスイザ H6C チューリップウッドです。このミニカーは、フランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズとして当HPの2007年新製品情報で紹介したものと基本的に同じで、今回イクソのカタログ・モデルとして販売された物です。基本的に同じですので買うのはどうかと思ったのですが、かなり仕上げが違っているようなので、どのくらい違いがあるのか気になって結局買ってしまいました。結論を先に言うと、かなり仕上げが良くなっていて買うだけの価値はありました。今回はこの仕上げの違いを中心に記載しますので、実車の概要などは前回の紹介記事を参照してください。

なお実車の画像はこのWEBサイトで見られます。

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hispano suiza tulipwood

 以下の画像で右側が「VOITURES CLASSIQUES」シリーズで、左側がイクソの新製品です。画像を見ていただければ仕上げの違いは一目瞭然です。まずはボディカラーが明らかに異なっています。この車はボディ外板に木材を使っていますのでこのような色をしている訳ですが、かなり色調が違っています。上記のWEBサイトの実車の画像をみると、今回の新製品の方が色調が近いように思われます。(照明によって違ってくるかとは思いますが) さらに新製品の方は木目を表現した細かな筋が塗装で表現されています。以前に「VOITURES CLASSIQUES」シリーズを紹介したときにこの塗装が今ひとつだと書きましたが、その点がかなりリファインされています。

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compare

 次にホイールですが、スポークが細くなってスポーク・ホイールのリアルティが圧倒的に向上しています。またこのホイール部分も含めてメッキされた金属部分の表現が、塗装処理からメッキ処理(実際は特殊な塗装らしい)に変えられていて、この部分もかなり質感が向上しています。画像では分かり難いですが、ボディ底面も同じような処理変更が行われています。さらにワイパーが、エッティングパーツに変えられています。これらの処理変更はイクソのMUSEUMシリーズ全般に共通している手法です。

 

 以前にも書きましたが、このミニカーは非常に壊れやすいのが難点です。側面についたスペアタイヤやフェンダーは取り付け部がプラスチック材なので強度がなく折れやすいです。台座から外す際は気をつけて扱わないと破損する可能性が高いです。(なお前左フェンダーは取付け位置が上にずれていますが、折れそうなので直せないです) プラスチックケースのままでただ眺めているだけなら良いのですが、古くからのミニカーコレクターである私はつい色々といじってしまうので、このようなミニカーはやや困りものです。

 

 「VOITURES CLASSIQUES」シリーズは国産名車コレクションのような雑誌付きのミニカーですので、本来は安価なものです。ただ私はオークションでイクソの定価よりもかなり高い価格で購入しています。このような仕上げの違いがあるのですから、「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのミニカーはイクソのカタログモデルが出るのを待ってそちらを購入するのが正解のようです。 (もうかなり買ってしまいましたが。。。)

 
以下は 1/31 作成  

ALTAYA VOITURES CLASSIQUES 31 PIERCE ARROW SILVER ARROW 1933 1/43

pierce arrow  国内で販売された新製品ではないですが、フランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のミニカー(イクソ製)を紹介します。上流階級の車として定評のあったピアス・アロー社の最後を飾った一番有名な車がシルバーアローでした。1933年のシカゴ万国博で発表されたシルバーアローはV型12気筒 7.2Lエンジンを搭載した極めて進歩的なデザインの車でしたが、価格が1万ドル(大衆車の約20倍)とべらぼうに高かったのでたった数台しか売れなかったそうです。この車が発表された1930年代の車はまだ前後のフェンダーが独立していましたから、このフラッシュサーフェースに近いスタイルはセンセーショナルな評判を生んだそうです。
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pierce arrow 2

 ただこの車はショーカー的なものだったようで、翌年に同じ名前で販売された車はフェンダーが付いた普通のデザインでした。シルバーアローの実車の画像はこのWEBサイトにあります。(注意 このサイトは「THIS IS NOT A JOKE」など賞金に当選したことを表示するポップアップが出ることがありますが、怪しいので絶対にクリックしないでください)

 シルバーアローのミニカーは1/43でブルックリンとフランクリンミント、1/18でシグネチャーからでています。前回ブガッティ アトランティックで新旧の比較をやりましたが、今回のシルバーアローもミニカーのデフォルメといった観点から面白いと思い、フランクリンミント製と比較してみました。2台を並べたのが、この画像です。

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 2台はカラーリング、ホイール、補助灯の有無が異なります。実車の画像を検索した結果、これらの違いがある実車が存在するようですので、それぞれがモデル化している対象が異なるようです。この時代の車は一台ずつ仕様が異なる場合があるので、ひょっとするとボディ外観も違うのかもしれませんが、今回は基本的に同じであるとして比較しています。比較の基準として実車の三面図的な情報が必要なのですが、実車の寸法はホイールベースぐらいしかわかりませんでした。そこで上記のWEBサイトにある実車を真横から撮影した画像を基準とすることにしました。したがって、イクソがモデル化している実車を基準とすることになります。画像から外形の輪郭線を取り出し、簡単な側面図を作成しました。この側面図をミニカーの側面画像に重ねてみたのが、この画像です。(画像の上にマウスカーソルを載せると赤線で描いた側面図が重なって表示されます)

 

 まず正面からみるとグリル等の表現にはあまり違いはないですが、フランクリンミント製が少し車高が高いことが分かります。これはフランクリンミント製はタイヤの取り付け位置と車高自体が高いのが原因です。次に俯瞰画像ではイクソの方が少しだけ大きく出来ていることが分かりますが、これは実際の全長が判らないのでどちらが正確なのかは判りません。最後に側面図ですが、どちらのミニカーも実車の輪郭線とかなり良く一致しています。輪郭線との違いが大きいのはボンネットの上端部分と屋根のラインですが、これについてはイクソのほうがより良く一致しているように思われます。フランクリンミント製はキャビン部分がやや大きくなっていて、その為全体的に車高が高くなっているようです。これは車の高さを強調して迫力を増すための意図的なデフォルメであると思います。ミニカーだけを比べて見ると、フランクリンミント製のほうがごつくて迫力があるように感じられるのですが、そう思いませんか?

 

 ただプロポーションの善し悪しだけが、ミニカーの評価項目ではありません。フランクリンミント製のミニカーは4枚のドアが開閉できボンネットを外すとエンジンも再現されています。またオーバースケールですが、車名にちなんだ弓を引く人物のマスコットがうまく再現されています。このようなギミックの部分もまたミニカーの楽しみであると私は思っています。総評すると、スケールモデル的な観点からはイクソの方が良くできています。また手に取って楽しむという観点からはフランクリンミント製のほうが優れています。ミニカーは実車ではありません。実車のイメージを楽しむ物ですから、より写実的なモデルを好む人もいるでしょうし、デフォルメされたミニカーを好む人もいるでしょう。(ちなみに私はどちらも好きですが。。。) そういう意味で色々な出来映えのミニカーがあるのはいいことです。

   
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