ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA 787B LE MANS 1991 JAPAN

MAZDA 787B LE MANS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 787B LE MANS


STARTER LM016 1/43 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.78m 全幅約1.99m エンジン 変速機: 4ローター 654x4cc 700HP 5段変速
性能: 最高速336km/h  データーベースでマツダ 787Bのミニカー検索

マツダ 787B ルマン 日本 1991年

 

 ロータリーエンジンを実用化したマツダは、エンジンの性能/耐久性を実証する為に国内外のレースに参戦しました。国内レースではサバンナ RX-3が日産 GT-Rの50連勝を1971年に阻止し、その後1978年までRX-3が通算で100勝しています。海外レースでは1968年から1970年にかけて、コスモ スポーツファミリア ロータリー クーペでニュルブルクリングやスパに参戦し上位入賞しています。またサバンナ RX-7(SA)は1979年デイトナでクラス優勝、1981年スパで日本車初の総合優勝するなど好成績を残しています。

 

 マツダがルマンに参戦したのは国産メーカーでは一番最初でした。マツダオート東京(マツダスピードの前身)がシグマ オートモーティブ(現在のサード)のマシンに12Aロータリーを搭載したシグマ MC74をエントリーして1974年に参戦し、規定周回不足ながら完走しています。1979年には13Bエンジンを搭載したRX-7(SA) 252iがマツダ車として初参戦しましたが予選で敗退、1980年にはプライベーターがエントリーしたRX-7(SA)が日本車として初完走しました。1981年にはRX-7(SA) 253で参戦しリタイア、1982年にはRX-7(SA) 254で参戦し14位で完走ました。(実車画像→ シグマ MC74)

 

 

 1983年以降は13Bエンジンを搭載したプロトタイプスポーツカーでルマン挑戦を続けました。1983年は717Cで完走 12位、1984年は727Cで完走 15位、1985年は737Cで完走 19位、1986年は757でリタイア、1987年は757で7位 GTPクラス優勝、1988年は767で17位と757で15位 GTPクラス優勝、1989年は767Bで7位 GTPクラス優勝、1990年は787がリタイアと767Bで20位 GTPクラス優勝、そして1979年から数えて13回目の挑戦となる1991年に787Bが日本車初の総合優勝を果たしました。

 787Bは1990年にリタイアした787の改良型で、カーボンモノコック製シャシにR26B型4ローターロータリーエンジン(700HP)を搭載したグループCカーでした。グループCのレギュレーション変更でロータリーエンジンは1991年までしか使えなくなっていたので、その最後のチェンスを掴んだことになります。(ただ1993年からロータリーエンジンはまた使えるようになりましたが) 私はこのルマンカー開発初期に少しだけ仕事で関与していたこともあって、この優勝は本当に嬉しかったです。(真夜中のTV中継で優勝した瞬間を見ました)

 ミニカーはフランスのレジン組立キットメーカー スターター(STARTER)製の完成品で、2000年に購入しました。787Bが優勝した当時はあまりレースカーのミニカーが作られていなかったので、787Bのミニカーはなかなか発売されませんでした。(トミカの当時物で1/64がありましたが) 2000年になってスターターの完成品が発売されたので、高価(当時の定価13000円)でしたが思い切って買いました。当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえで、カラーリングも綺麗でした。スターター製が出たすぐ後にカルツォ(QUARTZO)からも787Bがモデル化されました。その後の数年でイクソ、オートアート、京商、hpi racingなどから次々とモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA 787B LE MANS 1
MAZDA 787B LE MANS 2

 以下は2000年に発売されたカルツォ製のマツダ 787B ルマン優勝車 (1/43 型番QLM032)の画像です。これも上記のスターター製とほぼ同じような良い出来ばえでした。ただ前輪のホイールカバー(エアロディスク)が省略されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 787B LE MANS 3
MAZDA 787B LE MANS 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 787B LE MANS 5
MAZDA 787B LE MANS 6

 以下は2006年に発売されたhpi racing製のマツダ 787B (1/43 型番998)の画像です。これはレース仕様ではなく銀メタのプレーンカラー仕様をモデル化しています。アメリカのメーカー hpi racingはレベルの高いダイキャスト製ミニカーを作っていましたが、2013年頃にミニカー事業から撤退しました。なおhpi racingの日本でのミニカー事業部のスタッフであった方が、現在のイグニッションモデルを創業したとのことです。このhpi racingの787Bは灯火類やワイパー/アンテナなどの細部までリアルに仕上げられていて、とてもよく出来ていました。またリアカウルを取り外すと、エンジンやサスペンションが結構リアルに再現されていました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 787B LE MANS 7
MAZDA 787B LE MANS 8

 以下はフロントとリアの拡大画像とリアカウルを外したエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 787B LE MANS 9
MAZDA 787B LE MANS 10

 以下は2018年に発売されたアシェットのルマン レース カーコレクション製のマツダ 787B ルマン 優勝車(1/43 No.2)の画像です。雑誌付の安価なミニカーでしたので、タイヤのロゴやコクピット内の彩色が省かれていますが、上記のカルツォ製と同じような出来ばえとなっていました。なお他の物より色が濃く見えるのはカメラと写真の撮影条件が違うからで、実際には上述した2台もほとんどこの濃い色と同じ色合いです。なおこの787Bはリアスポイラーの取り付けが少し曲がっていますが、このあたりの組付け精度は多少個体差があるようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 787B LE MANS 11
MAZDA 787B LE MANS 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 787B LE MANS 13
MAZDA 787B LE MANS 14

データーベースでマツダ ルマン出場車のミニカー検索

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MAZDA AUTOZAM AZ-1 1992 JAPAN

MAZDA AUTOZAM AZ-1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1


EBBRO  43779 1/43 78mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.4m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 ターボ 657cc 64HP 5段変速
性能: 最高速180km/h? (リミッター解除)  データーベースでマツダ AZ-1のミニカー検索

マツダ オートザム AZ-1 日本 1992年

 

 軽自動車ながらエンジンをミドシップ搭載しガルウィングドアを持つスーパーカーのような外観のオートザム AZ-1が1992年に登場しました。(オートザムは当時のマツダ販売店の名前) 当時のマツダの軽自動車はスズキの軽自動車をベースにしており、AZ-1もアルト ワークス用のDOHC 3気筒ターボ 657cc(64HP)エンジンを使い、マツダが独自設計したと思われるシャーシにミドシップ搭載していました。ボディ外板はプラスチックで、グラスサンルーフを構成するガルウイングドアはスーパーカー並に窓がほとんど開かないものでした。構造的にリア荷重が高く直進安定性が不足するので運転は難しく、重心が高いので横転しやすかったとのことです。

 

 スズキの販売店ではエンブレムを変えてスズキ キャラ(CARA)という名前で併売されました。リアウイングなどのエアロパーツを付けたマツダスピード仕様も設定されました。軽としては高価な価格(約150万円)とバブル崩壊後の不景気もあって販売は極めて低調で、発売後1年ほどで生産中止となりました。(在庫処分でその後も特別仕様が販売されたようですが) 総生産台数は約4000台の希少車でした。実車を間近で見たことがありますが、見た目はかっこいいですが、室内が狭いなど実用性はほとんど無いと思いました。

 

 

 1990年頃にはバブル絶頂期に企画された面白い小型車がありました。ガルウイングドアを持つトヨタ セラ(1990)、軽自動車のミドシップエンジン オープンカーのホンダ ビート(1991)、同じく軽自動車の本格派オープンスポーツカー スズキ カプチーノ(1991)、高性能な軽自動車スズキ アルト ワークス(1989)などです。この当時の軽自動車には遊び心がありましたが、最近は実用性重視の車がほとんどになりました。(2015年に登場したホンダ S660は遊び心満載でしたが、2022年に販売中止となりました)

 AZ1の当時物ミニカーはありませんでした。ただ当時のテレビの特撮物「ブルースワット」の劇中車ストライカーはスズキ キャラをベースにしていて、それをバンダイが1/24でモデル化していました。(参照WEBサイト→ ブルースワット ストライカー) 画像のミニカーはエブロ製で、2006年に発売されました。エブロらしいリアルな造形で、小さいながらも非常に素晴らしい出来ばえでした。最大の特徴であるガルウイングドアが開閉できるギミック付きで、室内もシート背後のスぺアタイヤやインパネのメーターなど1/43サイズとしてはかなりリアルに再現されていました。なおこのガルウィングドアは特にそうですが、ドアが開閉するギミックがあるのとないのではミニカーの楽しさが大違いであることは実際に買って触ってみないとわかりません。これ以外のAZ-1のミニカーはホットワークス(HOTWORKS)、国産名車コレクション、LOOKSMARTなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA AUTOZAM AZ-1 1
MAZDA AUTOZAM AZ-1 2

 以下は2005年に発売されたインターアライド製 ホットワークスのマツダ オートザム AZ-1 (1/43 型番HW43003A)の画像です。ホットワークスは2004年頃に登場したダイキャスト製ミニカーのブランドで、スポーツカーがメインで1/64、1/43、1/24など約100種類ほどがありました。エブロ製と比べるとウィンドー一体成型のワイパーや塗装処理のフロントウィンカーなど細部の仕上げが少し見劣りしますが、これもまずまずの良い出来ばえでした。室内が良く再現されているのですが、ドアが開かないことで良く見えないのでやはり面白くありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 3
MAZDA AUTOZAM AZ-1 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 5
MAZDA AUTOZAM AZ-1 6

 以下は2008年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのマツダ オートザム AZ-1 (1/43 No.67)の画像です。メーカはノレブで老舗ブランドらしい手堅い造形となっていました。上記エブロ製の半値ほどの安価な雑誌付きミニカーでしたので、ドア開閉ギミックがなく室内の仕上げも少し簡素ですが、それ以外はエブロ製と同等レベルの良い出来ばえになっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 7
MAZDA AUTOZAM AZ-1 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 9
MAZDA AUTOZAM AZ-1 10

 以下は2019年2月に発売されたアシェット製 国産名車コレクション 1/24のマツダ オートザム AZ-1(1/24 No.65)の画像です。国産名車コレクション 1/24は主に1/43を収集している私にとっては収集対象外ですが、AZ-1は好きな車ですので購入しました。出来ばえについてはあまり期待していませんでしたが、想像していたよりかなり良い出来ばえでした。大きさは全長138㎜X全幅59㎜で、軽自動車ですので1/24としては小ぶりのミニカーです。この車をこのサイズでモデル化するなら、最大の特徴であるガルウイングドアの開閉ギミックは必須ですが、ちゃんと付いていました。(ドアを固定するガスダンパーが付いているともっとリアルなのですが) なおドアの後ろにある透明ゴムバンドはこのドアを固定する物で今回は外さずに後ろにずらすだけで済ませています。室内も赤/黒のシート、白い盤面のメータなど結構リアルに再現されていて、シート背後のスペアタイヤも付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 11
MAZDA AUTOZAM AZ-1 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ホイールやエッティング材を使ったワイパーなど細部も結構リアルにできています。なお底板にはMade in Chinaと表示されているだけで、製造メーカは表示されていません。ただミニカーを台座に固定しているネジが三角溝がある三角ネジですので、このネジをよく使っているイクソ系のメーカーが製造しているようです。縮尺1/24は中途半端なサイズですが、この出来ばえで定価4000円はお買い得だと思います。AZ-1が好きな方にはお勧めします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 13
MAZDA AUTOZAM AZ-1 14

 以下は上述した1994年に発売されたバンダイ製の当時物 ブルースワットの劇中車ストライカー (1/24 JANコード 4902425430171)の画像です。上記の国産名車コレクション 1/24と同じ縮尺で、ブルースワット隊員のフィギュアが付いています。ストライカーは小型装甲車ということでボディはロールバーで覆われています。子供向けのキャラクター玩具ですが、かなりリアルに仕上げてありました。ガルウィングドアとリアパネルが開閉するギミック付きで、室内も助手席が取り外されているなど劇中車の内装が再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 1
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジンルームの画像です。リアパネルを開くにはリアのロールーバーを取り外す必要があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 3
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 4

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MAZDA FAMILIA GT-R 1993 JAPAN

MAZDA FAMILIA GT-R
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA GT-R


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 248 1/43 97mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.07m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L ターボ 210HP 5段変速  4WD
性能: 最高速224km/h (輸出仕様 323)  データーベースでマツダ ファミリアのミニカー検索

マツダ ファミリア GT-R 日本 1993年

 

 1985年にマツダ ファミリア 6代目が登場しました。先代が大ヒットしたので、外観はほとんど変更せず、中身の充実化を図ったモデルチェンジでした。先代と同じ3ドア/5ドアハッチバック、4ドアセダンに加えて5ドアワゴン/バンが設定され、1986年にはカブリオレが追加されました。エンジンは4気筒1.3L/1.5L/1.5Lターボ、4気筒1.7Lディーゼルと当時の1.6Lクラスでは最強のDOHC 4気筒1.6L(140HP)がありました。(実車画像→ マツダ ファミリア カブリオレ 1986)

 

 また日本初のフルタイム4WDを採用したGT-Xが登場しそれをベースにしたラリー競技車GT-Aが設定され、この車はラリーで活躍しました。1987年のマイナーチェンジで外観が変更されました。1987年に派生車としてスペシャリティカーのエチュード(3ドアハッチバッククーペ)が登場しました。ファミリア 6代目はこのようにボディ形式が多く内容も充実していたのですが、外観が先代と変わりばえしなかったことで先代ほどのヒットとはなりませんでした。(大ヒットした車のモデルチェンジは難しいのです) (実車画像→ マツダ エチュード 1987)

 

 

 1989年にファミリア 7代目が登場しました。3ドアハッチバック/4ドアセダン/5ドアハッチバックがありました。3ドアと4ドアは先代同様のデザインながら横長のヘッドライトで目新しさをだしていて、5ドアはリトラクタブル ヘッドライトを採用したスポーティなデザインでアスティナのサブネームが付いていました。(アスティナはエチュードの後継車でもありました) エンジンは4気筒1.3L/1.5L/1.6L、4気筒1.7LディーゼルととGT-XのDOHC 4気筒1.8Lターボ(180HP)がありました。GT-Xのラリー仕様車GT-Aは先代同様に活躍し、1992年には1.8L(210HP)にパワーアップした限定生産のGT-Rが追加され、そのラリー仕様車GT-Aeも活躍しました。1991年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。5代目から続いていたプラットフォームを共有する姉妹車のファード レーザーがマツダのオートラマ店で販売されました。 (実車画像→ フォード レーザー 3ドア クーペ 1993) 1994年にファミリア 8代目にモデルチェンジし、アスティナはモデルチェンジでランティスに名前が変わりました。(実車画像→ マツダ ファミリア 1994) (実車画像→ マツダ ランティス 1994)

 ミニカーは2015年に発売された国産名車コレクション製です。ファミリア 7代目の高性能版GT-Rをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデルのGT-R(型番CLC236)を流用しています。特徴的なフロント周りがリアルに再現されていて全体的に良く出来ていました。ただし安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで内装の仕上げは簡素化されていました。これ以外のファミリア 7代目のミニカーは高性能版ばかりですがイクソのGT-Xとラリーカー仕様、SAPIのGT-AeとGT-R、WIT'S(レジン製)のGT-R、国産名車コレクション 1/24のGT-Rなどがあります。アスティナのミニカーはダイヤペットの1/40、ハイストーリー(レジン製)、ネオ(レジン製)、国産名車コレクション 1/24などがあります。ファミリア 6代目のミニカーはトミカの1/59、ハイストーリー(レジン製)のGT-Xとカブリオレ、CM'Sのラリーカー仕様などがあります。  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA FAMILIA GT-R 1
MAZDA FAMILIA GT-R 2

 以下は1990年に発売されたダイヤペット製の当時物 マツダ ファミリア アスティナ (1/40 型番SV13)の画像です。ボディ全体にやや丸みが付いているのはダイヤペット流の造形ですが、実車のデザインがそれなりにうまく再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネットとドアが開閉するギミック付きです。(実車画像→ ファミリア アスティナ 1989) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA ASTINA 1
MAZDA FAMILIA ASTINA 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA ASTINA 1
MAZDA FAMILIA ASTINA 2

 以下は1989年に発売されたダイヤペット製の当時物 マツダ 323F (1/40 型番1776)の画像です。上記の型番SV13よりも先に特注品として製作されたもので、アスティナの輸出仕様(左ハンドル)の323Fをモデル化しています。室内が左ハンドルとなっている以外は上記型番SV13と同じです。元々は海外での販促用ノベルティとして作られたものと思われ、底板には「MAZDA 323」と銘記されています。(上記の型番SV13も底板の表記は「MAZDA 323」のまま) なお国内でアスティナは人気がなかったのですが、欧州では323Fは人気が高かったそうです。(ネオがモデル化していることからも人気があったことが分かります) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 323F (FAMILIA ASTINA) 1
MAZDA 323F (FAMILIA ASTINA) 1

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MAZDA DEMIO 1996 JAPAN

MAZDA DEMIO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA DEMIO


      
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8m 全幅約1.65m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 100HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h (輸出仕様)  データーベースでマツダ デミオのミニカー検索

マツダ デミオ 日本 1996年

 

 1980年代後半に三菱 パジェロが大ヒットしたことでRV人気が高まり、ホンダ CR-Vトヨタ RV4などが登場しました。この流れに乗って1996年にマツダ デミオ 初代が登場しました。当時マツダは経営不振だったので、既存の小型車オートザム レビューをベースにして短期間に低コストで開発されました。2列シートの5ドアワゴンでコンパクトながら広い荷室を実現する実用性優先の設計で、低コストを実現する為に構造や外観はシンプルでした。また機械式駐車場が使えるように車高を1550㎜未満に設定していました。4気筒1.3L/1.5L(100HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で5段変速/4段自動変速で最高速180km/h(輸出仕様)の性能でした。この実用的な設計が評価されてRJCカー オブ ザ イヤーを受賞し、一般ユーザーにも評価されて大ヒット車となりました。(実車画像→ マツダ デミオ 1996)

 

 2002年にデミオ 2代目が登場しました。フォードと共同開発したフィエスタのプラットフォームでシャーシを一新し、エンジンは新型のDOHC 4気筒1.3L/1.5L(113HP)を搭載し商品力が向上しました。外観も空力を考慮したスポーティなデザインとなりました。2003年に後輪をモーター駆動する4WDシステム「e-4WD」を日産から調達して追加しました。2004年に同じプラットフォームでやや上級な姉妹車ベリーサ(VERISA)が登場しました。2005年のマイナーチェンジで前後の意匠など内外装が変更されました。初代同様に2代目もヒットし、海外ではMAZDA 2の名前で販売されました。2007年にデミオ 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ マツダ デミオ 2002) (実車画像→ マツダ ベリーサ 2004)

 

 

 デミオ 初代のミニカーは最近までありませんでした。リアルな造形ではなくチョロQ的なデフォルメがされた玩具的なミニカーであれば、マルカ ドライブタウンのプルバックカーにデミオ 初代がありました。2023年になって中国の新興ブランド BM CREATIONSがデミオ 初代を1/64でモデル化しました。このミニカーは保有していないので、画像はWEBショップから拝借しました。画像で見た感じでは、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。リアハッチが開閉するギミック付きで、大きなスーツケースを運ぶ男女2体のフィギュアが付いています。なおデミオ 2代目のミニカーはトミカの1/59、トミーテックの1/150、Mテックカプセルの1/72などがあります。

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MAZDA ROADSTER (NB) 2001 JAPAN

MAZDA ROADSTER (NB)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADSTER (NB)


J-COLLECTION WEB特注品 1/43 93mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.96m 全幅約1.68m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L 160HP 5/6段変速/4段自動変速
性能: 最高速205km/h (輸出仕様)  データーベースでマツダ ロードスター NB型のミニカー検索

マツダ ロードスター NB型 日本 2001年

 

 マツダ ロードスター 2代目 NB型が1998年に登場しました。名前からユーノスが外れ単にロードスターとなりました。初代の特徴であったリトラクタブル ヘッドライトは対人衝突安全性確保などの対応で廃止され、ジャガーのような変形ライトが採用され、ボディは抑揚があるダイナミックなものになりました。先代をベースにして足回りが改良され、衝突安全性向上の改良でやや重量が増えていました。またソフトトップのリアウインドーがガラス製になるなど内装の質が向上しました。エンジンはDOHC 4気筒1.6Lと可変吸気システムを追加したDOHC 4気筒1.8Lでした。

 

 2000年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントのライト周りの意匠が変更され、車体剛性向上などの改良がおこなわれました。エンジンは可変吸気システムが可変バルブタイミングに変わり160HPにパワーアップしました。モデル末期に限定車で1.8Lターボ(172HP)エンジンが追加されました。2003年に固定式ルーフを持つクーペが追加されました。2005年にロードスター 3代目 NC形にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2001年に発売された京商 Jコレクション製で、マイナーチェンジ後をモデル化しています。なおこのミニカーはインターネット カスタマイズ専用車「web-tuned@Roadster(ウェブチューンド ロードスター)」の発売を記念した特注品で、当時のWEBでの抽選で当選したものでした。(前フェンダー上の「web-tuned@Roadster」のロゴがその証です) 出来の良いJコレクションの型番JC04053をベースにしていて、ベースの物より内装(ウッドステアリング、ウッドシフトノブなど)がリアルに仕上げてありました。 (ただ前バンパーとフェンダーとの間の隙間が少し気になりますが) これ以外のロードスター NBのミニカーは、ダイヤペットの当時物、Mテックの当時物、国産名車コレクションの後期型とその型を流用したFIRST43、MRK43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA ROADSTER (NB) 1
MAZDA ROADSTER (NB) 2

 以下はアシェット製 国産名車コレクションの マツダ ロードスター NB型 (1/43 No.104)の画像です。モデルチェンジ後の後期型をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソはOEMでJコレクションのミニカーを製造していましたので、これはそれを流用した物でした。したがって細部の仕上げ以外は上記のJコレクションと同じです。安価な雑誌付きミニカーですのでコストダウンで内装が少し簡素化されていましたが、これも値段以上に良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADSTER (NB) 3
MAZDA ROADSTER (NB) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADSTER (NB) 5
MAZDA ROADSTER (NB) 6

 以下は1999年に発売されたMテック製の当時物 マツダ ロードスター NB型 (1/43 型番MC-03-A)の画像です。これは初期型をモデル化しています。細部の仕上げはやや甘いですが、実車の雰囲気がそれなりにうまく再現されていて、ドライバー フィギュア付きで子供向けの楽しいミニカーになっていました。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADSTER (NB) 7
MAZDA ROADSTER (NB) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADSTER (NB) 9
MAZDA ROADSTER (NB) 10

 以下は2001年に発売されたダイヤペット製の当時物 マツダ ロードスター NB型 (1/43 型番SG14)の画像です。従来のダイヤペットは縮尺1/40でモデル化していましたが、これは1/43で初期型をモデル化しています。ボディの抑揚を少し強調したデフォルメがされていますが、これも実車の雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしてはなかなか良い出来ばえでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。幌が付属していて幌を立てた状態にすることができます。以下の側面画像で幌を立てた状態が表示されます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADSTER (NB) 11
MAZDA ROADSTER (NB) 12

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ROADSTER (NB) 13
MAZDA ROADSTER (NB) 14

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