ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

SUBARU BRZ 2012 JAPAN

SUBARU BRZ
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU BRZ


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 195 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.24m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 水平対向4気筒 2L 200HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速230m/h (輸出仕様)  データーベースでスバル BRZのミニカー検索

スバル BRZ 日本 2012年

 

 バブル崩壊で経営不振となった日産は2000年に富士重工業(スバル)の株をGMに売却し、そのGMも経営不振で2005年に富士重工業株を手放しました。それを買い取ったことで筆頭株主となったトヨタは、富士重工業と提携することとなりました。それが発端となりトヨタとスバルが共同開発した小型スポーツカー スバル BRZとトヨタ 86が2012年に登場しました。BRZという車名のBはBOXER ENGINE(水平対向エンジン)のB、RはREAR WHEEL DRIVE(後輪駆動)のR、ZはZENITH(絶頂)のZを意味しているそうです。

 

 トヨタ 86の名前は漫画「頭文字D」で主人公の愛車として登場し人気が出たカローラ スプリンター トレノ(AE86型)の愛称であるハチロクに因んだものです。スバル BRZはスバル得意のDOHC 水平対向4気筒2L(200HP)エンジンを採用しフロントミドシップ/低重心を実現しています。また安価で走る楽しみを提供する為、ターボや4WDシステムは採用していませんでした。製造はスバルが担当しトヨタ 86とはほとんど同じ仕様で、フロントバンパー下部と内装のデザインが少し異なります。デザインはトランクのある2ドアクーペで、ノーズが短いですがオーソドックなスポーツカースタイルです。全長に対してホイールベースが大きめですので、この類の車にしては室内が広いようです。2021年にBRZ 2代目にモデルチェンジしました。 

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商Jコレクションのスバル BRZを製造していたので、それを流用しています。プロポーションが正確で、実車がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで室内の彩色仕上げは省略されていますが、ホイールや灯火類などの細部はリアルに出来ています。(京商Jコレクション製は内装を彩色仕上げしています) 国産名車コレクションは実車同様に同じ型を流用してトヨタ 86もモデル化しています。これ以外のスバル BRZのミニカーはトミカ、京商の1/18と1/43と1/64、エブロのノーマルとレース仕様、オートアートの1/18、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU BRZ 1
SUBARU BRZ 2

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SUZUKI SWIFT SPORT 2012 JAPAN

SUZUKI SWIFT SPORT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI SWIFT SPORT


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 222 1/43 92㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.89m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 136HP 6段変速/CVT
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースでスズキ スイフトのミニカー検索

スズキ スイフト スポーツ 日本 2012年

 

 2010年にスズキ スイフト 3代目が登場しました。外観は大成功した先代の縦長ヘッドライト/テールライトを踏襲したデザインでよりスマートになりました。国内は5ドアハッチバックのみで、欧州は3ドアハッチバック、インドは4ドアセダンがありました。プラットフォームを刷新し軽量/高剛性化を高め、ホイールベース/トレッドを拡大したことで直進安定性/居住性が向上しました。(ボディも少し大きくなりました) DOHC 4気筒1.2L(91HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。先代に引き続き2010年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。

 

 2011年にスポーティ仕様のRSが追加されました。同年にDOHC 4気筒1.6L(136HP)エンジンと6段変速/7段CVTを搭載した高性能なスイフト スポーツ 3代目が登場しました。スイフト スポーツはサスペンションやボディが強化され、走行性能が高められていました。外観も大型化されたフロントグリルとリアスポイラーで差別化され、内装も5眼メーターなどスポーティでした。2013年のマイナーチェンジでフロントグリルの意匠が変更されました。2014年にスイフト シリーズは世界累計販売台数400万台を達成し世界的にヒットしました。2016年にスイフト 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スズキ スイフト 2016)

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、高性能版のスイフト スポーツをモデル化しています。プロポーションが良く、よく似た外観の先代との細部の違いが良く再現されています。スイフト スポーツ専用のフロントグリルー、テールスポイラー、ホイール、デュアルエキゾーストマフラーなどもリアルに再現されています。室内もインパネのメーター印刷まではされていませんが、そこそこ良く再現されています。これ以外のスイフト 3代目のミニカーはリーツェの輸出仕様3ドア、トミカの1/64、WIT'S(レジン製)のスポーツなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI SWIFT SPORT 1
SUZUKI SWIFT SPORT 2

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SUZUKI ALTO 2012 JAPAN

SUZUKI ALTO
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SUZUKI ALTO


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 236 1/43 80mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 ターボ 658cc 64HP 5段変速/4段自動変速/CVT FF/4WD
性能: 最高速120km/h ?(リミッター制限)  データーベースでスズキ アルトのミニカー検索

スズキ アルト 日本 2012年

 

 スズキの軽自動車アルト 初代は1979年にフロンテの商用車仕様として、47万円という当時として破格の低価格で登場しました。アルト 初代はその低価格で大ヒットし、1984年にアルト 2代目、1988年にアルト 3代目が登場しました。2代目と3代目についてはアルト 3代目の解説に記載しています。以下はその後のモデルチェンジの概要です。

 

  • 1994年 アルト 4代目が登場 3/5ドアの構成でスライドスリムがなくなる ワークス RS/Zのエンジンが新型に変わる
  • 1998年 アルト 5代目が登場 フロントの顔付が変わり 軽自動車規格改定(全長3.3m→3.4m 全幅1.4m→1.48m)に対応 2000年のマイナーチェンジで高性能版ワークスを廃止 (実車画像→ アルト 5代目 2004)
  • 2004年 アルト 6代目が登場 フロントの顔付が変わり車高が高くなり直線的なデザインを採用、5ドアハッチバックのみの構成となる 2005年に5ドア商用バンが復活 (実車画像→ アルト 6代目 2004)

 

 

 2009年にアルト 7代目が登場しました。先代の顔付を継承しつつ全体的に丸みがついたデザインとなりました。5ドアハッチバックのみの構成で、乗用車と商用バンはフロントの意匠が異なりました。DOHC 3気筒660㏄(54-64HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。2011年にアイドリングストップシステム搭載の低燃費仕様車アルト エコが追加されました。(2013年のアルト エコの燃費は35km/Lで、実燃費でもハイブリッド車を超える最上位でした) 2014年にアルト 8代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アルト 8代目 2014)

 ミニカーは2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。アルト 7代目をモデル化しています。メーカーはイクソで、プロポーションが良く愛嬌のある顔つきがうまく再現され、実車がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部も結構リアルで、安価な雑誌付きミニカーながら値段以上のミニカーに仕上がっています。同じ型を使った色違いがFIRST43でも発売されています。これ以外のアルト 7代目のミニカーはトミカの1/56があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI ALTO 1
SUZUKI ALTO 2

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TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 2013 JAPAN

TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210)
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TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210)


LA-X (KIDBOX) L43024 1/43 116mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.5L 178HP + モーター 105KW(143HP) 電気式無段変速
性能: 最高速180km/h (リミッター制限)   データーベースでトヨタ クラウン S210型のミニカー検索

トヨタ クラウン ハイブリッド アスリート G (S210) 日本 2013年

 

 2012年にクラウン 14代目(S210)/クラウン マジェスタ 6代目(S210)が登場しました。デザインは先代でイメージチェンジしたスタイルを継承しフロントグリルが大きくなり、よりスポーティなデザインとなりました。特にスポーツ仕様のアスリートは稲妻のようなフロントグリルが特徴的でした。アスリートには先代と同じDOHC V型6気筒3.5Lエンジンが搭載され、ロイヤルはDOHC V型6気筒2.5LとDOHC 4気筒2.5L/2Lターボエンジンが搭載されました。ロイヤル/アスリート両方に4気筒2.5Lエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド仕様がありました。

 

 先進機器としてはカーナビのディスプレイ画面のタッチ操作でエアコンなどの車両設定を行う「マルチオペレーションタッチ」、衝突前に減速して被害を低減する「プリクラッシュセイフティシステム」などが採用されました。新車発表会でピンク色のクラウンが公開され評判となり、アスリートの特別仕様車として発売されました。(2015年には空色と若草色のアスリートも発売されました) 上級車のマジェスタは専用ボディが廃止され、フロントグリルの意匠などを変更したクラウンのホイールベース延長版となり、全モデルがハイブリッド仕様となりました。2015年のマイナーチェンジでフロントグリル周りなどの意匠が変更されました。2018年にクラウン 15代目(S220)にモデルチェンジしマジェスタは廃止されました。(実車画像→ トヨタ クラウン (S220) 2018)

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたLA-X製です。派手なピンク色のアスリート G ハイブリッドをモデル化しています。LA-Xはミニカー専門店キッドボックス(KIDBOX)のブランドで、レジン製1/43で国産車をモデル化しています。実車に即したカラーリングで、特徴的なフロントグリルがリアルに再現され、プロポーションも正確で全体的に良く出来ています。灯火類やリアシートのシートベルトまで再現してある室内など細部も良く再現されています。当時の値段は8000円ほどでレジン製としては比較的安価でしたので、値段相応の出来ばえだと思います。これ以外のクラウン(S210)のミニカーはアスリートがほとんどですが、トミカのアスリート、同じキッドボックスのENIFのアスリート1/64、CARNELのロイヤルとRAI'Sのパトカー、京商のアスリート 1/64 1/43 1/18(レジン製)、WIT'S(レジン製)のロイヤルとアスリートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 1
TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 2

 以下は俯瞰/底板部分の画像です。最近はミニカーを台座から外さない方が多いようです。その為最近のレジン製ミニカーの底板部分は台座から外さなければ見えないからということで、手抜きして何も表現していない平板な物が多いのです。しかしこのアスリートはサスペンションなどの構造が表現してありますので、型を作ったのが(手抜きしない)昔気質の職人さんだということが分かります。なお昔からある老舗ブランドのミニカーでは昔から現在に至るまで底板部分をキチンと仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 3

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TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT (XF40) 2013 JAPAN

TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT (XF40)
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TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT (XF40)


KYOSHO KS03659GR 1/43 120㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.09m 全幅約1.875m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.6L 392HP 8段自動変速
性能: 最高速250km/h (北米仕様)  データーベースでレクサス LSのミニカー検索

トヨタ レクサス LS460 F スポーツ (XF40) 日本 2013年

 

 トヨタのレクサス ブランドの日本国内展開に伴い、セルシオに変わってレクサス LS 4代目が2006年に登場しました。さらに2012年の大幅なマイナーチェンジで、レクサス ブランドの統一デザインであるスピンドルグリルを採用したデザインに変更されました。内装も全面変更され、センターコンソールに12.3型高精細液晶ワイドディスプレイが採用されました。同時にLS460とLS600hに専用装備を持つスポーティ仕様のF SPORTが追加されました。

 

 F SPORTはエンジンと変速機に違いはありませんので、基本的な動力性能的は他のグレードと同じだと思われます。ただし専用のローダウンサスペンション、トルセンLSD(LS460のみ)、アクティブスタビライザー(LS600hのみ)、専用ブレーキ(フロント ブレンボ製6ポットキャリパー)、本革スポーツシートを装備しています。外観はメッシュ調の専用デザインのスピンドルグリルで差別化されていました。レクサス LS シリーズは2017年に5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ レクサス LS 500h 2017)

 

 

 ミニカーは2018年に発売された京商製です。マイナーチェンジした後期型のF スポーツをモデル化しています。京商らしいリアルな造形で実車の雰囲気が良く再現されています。また灯火類や室内なども良く再現されていてかなり良い出来ばえになっています。なお前述した2009年に発売されたLS600Lの京商製ミニカーは定価が3150円でしたが、同じような出来ばえのこのLS460は定価6300円と値段が2倍になってしまいました。(買う側の収入はほとんど横ばいですので、この2倍は高すぎます) これ以外のレクサス LS 4代目 後期型のミニカーはオートアートのLS600hL 1/18があります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT 1
TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT 2

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