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スバル BRZ 日本 2012年
バブル崩壊で経営不振となった日産は2000年に富士重工業(スバル)の株をGMに売却し、そのGMも経営不振で2005年に富士重工業株を手放しました。それを買い取ったことで筆頭株主となったトヨタは、富士重工業と提携することとなりました。それが発端となりトヨタとスバルが共同開発した小型スポーツカー スバル BRZとトヨタ 86が2012年に登場しました。BRZという車名のBはBOXER ENGINE(水平対向エンジン)のB、RはREAR WHEEL DRIVE(後輪駆動)のR、ZはZENITH(絶頂)のZを意味しているそうです。
トヨタ 86の名前は漫画「頭文字D」で主人公の愛車として登場し人気が出たカローラ スプリンター トレノ(AE86型)の愛称であるハチロクに因んだものです。スバル BRZはスバル得意のDOHC 水平対向4気筒2L(200HP)エンジンを採用しフロントミドシップ/低重心を実現しています。また安価で走る楽しみを提供する為、ターボや4WDシステムは採用していませんでした。製造はスバルが担当しトヨタ 86とはほとんど同じ仕様で、フロントバンパー下部と内装のデザインが少し異なります。デザインはトランクのある2ドアクーペで、ノーズが短いですがオーソドックなスポーツカースタイルです。全長に対してホイールベースが大きめですので、この類の車にしては室内が広いようです。2021年にBRZ 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商Jコレクションのスバル BRZを製造していたので、それを流用しています。プロポーションが正確で、実車がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで室内の彩色仕上げは省略されていますが、ホイールや灯火類などの細部はリアルに出来ています。(京商Jコレクション製は内装を彩色仕上げしています) 国産名車コレクションは実車同様に同じ型を流用してトヨタ 86もモデル化しています。これ以外のスバル BRZのミニカーはトミカ、京商の1/18と1/43と1/64、エブロのノーマルとレース仕様、オートアートの1/18、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ スイフト スポーツ 日本 2012年
2010年にスズキ スイフト 3代目が登場しました。外観は大成功した先代の縦長ヘッドライト/テールライトを踏襲したデザインでよりスマートになりました。国内は5ドアハッチバックのみで、欧州は3ドアハッチバック、インドは4ドアセダンがありました。プラットフォームを刷新し軽量/高剛性化を高め、ホイールベース/トレッドを拡大したことで直進安定性/居住性が向上しました。(ボディも少し大きくなりました) DOHC 4気筒1.2L(91HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。先代に引き続き2010年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。
2011年にスポーティ仕様のRSが追加されました。同年にDOHC 4気筒1.6L(136HP)エンジンと6段変速/7段CVTを搭載した高性能なスイフト スポーツ 3代目が登場しました。スイフト スポーツはサスペンションやボディが強化され、走行性能が高められていました。外観も大型化されたフロントグリルとリアスポイラーで差別化され、内装も5眼メーターなどスポーティでした。2013年のマイナーチェンジでフロントグリルの意匠が変更されました。2014年にスイフト シリーズは世界累計販売台数400万台を達成し世界的にヒットしました。2016年にスイフト 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スズキ スイフト 2016)
ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、高性能版のスイフト スポーツをモデル化しています。プロポーションが良く、よく似た外観の先代との細部の違いが良く再現されています。スイフト スポーツ専用のフロントグリルー、テールスポイラー、ホイール、デュアルエキゾーストマフラーなどもリアルに再現されています。室内もインパネのメーター印刷まではされていませんが、そこそこ良く再現されています。これ以外のスイフト 3代目のミニカーはリーツェの輸出仕様3ドア、トミカの1/64、WIT'S(レジン製)のスポーツなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ アルト 日本 2012年
スズキの軽自動車アルト 初代は1979年にフロンテの商用車仕様として、47万円という当時として破格の低価格で登場しました。アルト 初代はその低価格で大ヒットし、1984年にアルト 2代目、1988年にアルト 3代目が登場しました。2代目と3代目についてはアルト 3代目の解説に記載しています。以下はその後のモデルチェンジの概要です。
2009年にアルト 7代目が登場しました。先代の顔付を継承しつつ全体的に丸みがついたデザインとなりました。5ドアハッチバックのみの構成で、乗用車と商用バンはフロントの意匠が異なりました。DOHC 3気筒660㏄(54-64HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。2011年にアイドリングストップシステム搭載の低燃費仕様車アルト エコが追加されました。(2013年のアルト エコの燃費は35km/Lで、実燃費でもハイブリッド車を超える最上位でした) 2014年にアルト 8代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アルト 8代目 2014)
ミニカーは2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。アルト 7代目をモデル化しています。メーカーはイクソで、プロポーションが良く愛嬌のある顔つきがうまく再現され、実車がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部も結構リアルで、安価な雑誌付きミニカーながら値段以上のミニカーに仕上がっています。同じ型を使った色違いがFIRST43でも発売されています。これ以外のアルト 7代目のミニカーはトミカの1/56があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ クラウン ハイブリッド アスリート G (S210) 日本 2013年
2012年にクラウン 14代目(S210)/クラウン マジェスタ 6代目(S210)が登場しました。デザインは先代でイメージチェンジしたスタイルを継承しフロントグリルが大きくなり、よりスポーティなデザインとなりました。特にスポーツ仕様のアスリートは稲妻のようなフロントグリルが特徴的でした。アスリートには先代と同じDOHC V型6気筒3.5Lエンジンが搭載され、ロイヤルはDOHC V型6気筒2.5LとDOHC 4気筒2.5L/2Lターボエンジンが搭載されました。ロイヤル/アスリート両方に4気筒2.5Lエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド仕様がありました。
先進機器としてはカーナビのディスプレイ画面のタッチ操作でエアコンなどの車両設定を行う「マルチオペレーションタッチ」、衝突前に減速して被害を低減する「プリクラッシュセイフティシステム」などが採用されました。新車発表会でピンク色のクラウンが公開され評判となり、アスリートの特別仕様車として発売されました。(2015年には空色と若草色のアスリートも発売されました) 上級車のマジェスタは専用ボディが廃止され、フロントグリルの意匠などを変更したクラウンのホイールベース延長版となり、全モデルがハイブリッド仕様となりました。2015年のマイナーチェンジでフロントグリル周りなどの意匠が変更されました。2018年にクラウン 15代目(S220)にモデルチェンジしマジェスタは廃止されました。(実車画像→ トヨタ クラウン (S220) 2018)
ミニカーは2014年に発売されたLA-X製です。派手なピンク色のアスリート G ハイブリッドをモデル化しています。LA-Xはミニカー専門店キッドボックス(KIDBOX)のブランドで、レジン製1/43で国産車をモデル化しています。実車に即したカラーリングで、特徴的なフロントグリルがリアルに再現され、プロポーションも正確で全体的に良く出来ています。灯火類やリアシートのシートベルトまで再現してある室内など細部も良く再現されています。当時の値段は8000円ほどでレジン製としては比較的安価でしたので、値段相応の出来ばえだと思います。これ以外のクラウン(S210)のミニカーはアスリートがほとんどですが、トミカのアスリート、同じキッドボックスのENIFのアスリート1/64、CARNELのロイヤルとRAI'Sのパトカー、京商のアスリート 1/64 1/43 1/18(レジン製)、WIT'S(レジン製)のロイヤルとアスリートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ レクサス LS460 F スポーツ (XF40) 日本 2013年
トヨタのレクサス ブランドの日本国内展開に伴い、セルシオに変わってレクサス LS 4代目が2006年に登場しました。さらに2012年の大幅なマイナーチェンジで、レクサス ブランドの統一デザインであるスピンドルグリルを採用したデザインに変更されました。内装も全面変更され、センターコンソールに12.3型高精細液晶ワイドディスプレイが採用されました。同時にLS460とLS600hに専用装備を持つスポーティ仕様のF SPORTが追加されました。
F SPORTはエンジンと変速機に違いはありませんので、基本的な動力性能的は他のグレードと同じだと思われます。ただし専用のローダウンサスペンション、トルセンLSD(LS460のみ)、アクティブスタビライザー(LS600hのみ)、専用ブレーキ(フロント ブレンボ製6ポットキャリパー)、本革スポーツシートを装備しています。外観はメッシュ調の専用デザインのスピンドルグリルで差別化されていました。レクサス LS シリーズは2017年に5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ レクサス LS 500h 2017)
ミニカーは2018年に発売された京商製です。マイナーチェンジした後期型のF スポーツをモデル化しています。京商らしいリアルな造形で実車の雰囲気が良く再現されています。また灯火類や室内なども良く再現されていてかなり良い出来ばえになっています。なお前述した2009年に発売されたLS600Lの京商製ミニカーは定価が3150円でしたが、同じような出来ばえのこのLS460は定価6300円と値段が2倍になってしまいました。(買う側の収入はほとんど横ばいですので、この2倍は高すぎます) これ以外のレクサス LS 4代目 後期型のミニカーはオートアートのLS600hL 1/18があります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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