ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ALPINE RENAULT A110 MONTE CARLO 1968 FRANCE

ALPINE RENAULT A110 MONTE CARLO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 181 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 95HP 5段変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでアルピーヌ ルノー A110のミニカー検索

 

アルピーヌ ルノー A110 モンテ カルロ フランス 1968

 

 前述したようにアルピーヌはルノーをベースにしたスポーツカーを製作していました。アルピーヌはエンジン チューナーであるゴルディーニと提携することで、より強力なエンジンを使えるようになりました。1962年にルノー 8が登場し、これをべースにしたA110が1963年に登場しました。A110は空力に優れたFRP製の軽量ボディにゴルディーニのチューンした高性能エンジンを搭載し、独自のサスペンションを持つ本格的なスポーツカーでした。

 

 当初は4気筒1.1Lエンジン搭載でしたが、1966年に1.3L、1967年に1.5L、1968年に1.6L(102-140HP)など排気量を拡大し様々なエンジンが搭載されました。外観も少し変更され、1968年から埋め込み式補助灯を標準で装備する良く知られたフロントノーズとなりました。少数ですがカブリオレ仕様もありました。1973年にアルピーヌはルノー傘下の会社となりました。A110は軽量ボディと高い後輪荷重による後輪駆動力を強みにしてラリーで大活躍し、1973年にはWRC マニファクチャラー チャンピオンとなりました。しかしこのリアエンジン方式は次第に時代遅れとなりラリーで勝てなくなりました。A110は1977年に生産中止となり、後継車は1971年に登場したA310でした。

 

 

 ミニカーは1970年に発売されたソリドの当時物です。1968年のモンテ カルロ ラリー出場車のモデル化で本来はデカールが付いていたのですが、ノーマル仕様が欲しかったのでデカールを剥がしています。ソリドらしいシャープな造形で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。よく見ると後輪にネガティブキャンパーが付けられています。ソリドは同じ型の再生産品やべレム ブランドでレース仕様などを20種類以上モデル化しています。当時物ミニカーとしてはノレブのプラスチック製、ポリトーイの1/25、Bブラーゴの1/24などがありました。当時物以外ではトロフューがレース仕様を多くモデル化していて、ミニチャンプス、ノレブ、京商の1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALPINE RENAULT A110 7
ALPINE RENAULT A110 8

 以下は1977年に発売されたポリトーイの当時物のアルピーヌ ルノー A110 モンテ カルロ 1973 (1/25 型番S21)の画像です。1973年モンテ カルロ ラリーの優勝車#18をモデル化しています。ポリトーイのSシリーズ(1/25)は大スケールミニカーのパイオニアで、同シリーズ初期の数点は精密な作りで当時としては非常に良く出来ていました。このA110はシリーズ初期物よりレベルが落ちますが、ボンネット/ドア/トランク開閉のフルギミックでエンジンや室内もそこそこリアルに出来ています。ラリー車に付き物のゼッケンやロゴはまだデカールではなく紙のシールが使われています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 1
ALPINE RENAULT A110 2

 以下はフロント/フロントフードを開いたトランクの画像とリア/リアフードを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 3
ALPINE RENAULT A110 4

 以下は2000年に発売されたミニチャンプス製のアルピーヌ ルノー A110 1963 (1/43 型番430113604)の画像です。ミニチャンプスらしいそつのない良い出来ばえです。  (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 11
ALPINE RENAULT A110 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。リアバンパーの下に大きな排気管があります、ややオーバー気味ですが実車の排気管もこんな具合に大きいです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 13
ALPINE RENAULT A110 14

 以下は2003年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズ製のアルピーヌ ルノー A110 1963 (1/43 型番181)の画像です。メーカーは不明ですが、ちょっと見ただけでは上記のミニチャンプス製と同じように見えますので、当時の雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(よく見ると明らかに仕上げレベルが違いますが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A110 13
ALPINE RENAULT A110 14

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CITROEN DS 21 POLICE 1968 FRANCE

CITROEN DS 21 POLICE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 530 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 115HP 4段変速
性能: 最高速178km/h
データーベースでシトロエン DS/ID ポリス/消防車/救急車のミニカー検索

 

シトロエン DS 21 ポリス フランス 1968

 

 DS/IDが登場した1950年代から1960年代にかけて、フランスの国産大型乗用車(2Lクラス)でDS/IDに対抗できる車はありませんでした。当時のルノーには1960年に生産中止となったフレガートの後継車が1970年代まで登場せず、プジョーも1968年の504まで大型車がありませんでした。したがって政府/自治体の公用車、ポリスカー、救急車、消防車などをDS/IDが独占していました。また当時のドゴール大統領(1958~69年)がDSを愛用していたことから、DSは大統領専用車としても使われました。

 

 そんな訳でDSは当時のフランス映画にも良く出てきました。ドゴールの暗殺を描いた映画「ジャッカルの日(1973年)」では大統領府にずらりと並んだ黒塗りのDSが壮観でした。怪盗ファントマの映画 「ファントマ/電光石火(1965年)」には翼が付いて空を飛ぶDSが登場します。また最近のアメリカのTVドラマ「メンタリスト」でも主人公ジェーンの愛車としてDS 21が登場しています。DSは1955年の登場から改良が続けられ1975年まで約20年間生産されました。IDを含めた総生産台数は約146万台(本国生産は約133万台)でした。

 

 

 ミニカーはエリゴール製のDS 21のポリス仕様で、1985年頃に発売されました。当時のエリゴールはノレブの型を使っていて、ノレブにも同じ物があります。ヘッドライトがメッキパーツなのは今では物足りないですが、当時のミニカーとしては全体的にそこそこの出来ばえでした。ボンネット/トランク/4ドア開閉のギミックが付いていますが、建付けは良くありません。セダンや消防車も同じ型でモデル化されています。これ以外にもDS/IDのポリス/消防車やブレークを使った救急車のミニカーはたくさんあります。 またファントマの空飛ぶDSはノレブがプロバンスムラージュ(レジン製)でモデル化しています。
データーベースでシトロエン DS/IDのミニカー検索

 以下はディンキー(仏)の当時物でID 救急車の画像です。リアゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 1
CITROEN ID AMBULANCE 2

 以下はリオのID 救急車(型番116)とID 救急車「フランス赤十字」(青)(型番SL76)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 3
CITROEN ID AMBULANCE 4

 以下はリオのID 救急消防車(赤 白ルーフ)(型番117)とID 消防車(型番111)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 5
CITROEN DS 21 FIRE BRIGADE

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ALPINE RENAULT A210 1968 FRANCE

ALPINE RENAULT A210 画像をクリック/タップすると画像が変わります
LE MANS CAR COLLECTION (SPARK HACHETTE) No.21 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.35m 全幅約1.52m
エンジン 変速機: 4気筒 1470cc 140HP 5段変速
性能: 最高速270km/h
データーベースでアルピーヌ ルマン参戦車のミニカー検索

 

アルピーヌ ルノー A210 フランス 1968

 

 1963年にアルピーヌはルマンに参戦する為に初のスポーツ プロトタイプカー M63を開発しました。エンジンはゴルディーニがチューンしたルノー製の4気筒1L(95HP)をミドシップ搭載し、ボディはイギリスの技術者T.テリーが設計した空力的に優れたデザインでしたので95HPと非力ながら最高速は220㎞/hを超えました。M63は1963年のルマンに参戦しましたが完走できませんでした。1964年ルマンにはエンジンを1.1Lに拡大した改良型のM64で参戦し、最高速240㎞/hを達成し熱効率指数賞を獲得しました。1965年ルマンにはさらなる改良型M65で参戦しましたが、完走できませんでした。(同年のニュルブルクリングでは優勝している)

 

 この結果を受けて新規に4気筒1.3Lエンジンを搭載するA210が開発されました。A210は1966年ルマンで9、11、12、13位に入賞し、熱効率指数賞では1-3位を独占しました。1967年ルマンでもA210は9、10、12、13位に入賞しています。ゴルディーニはA210用のV型8気筒3Lエンジンを開発し、1967年にそのエンジンを搭載したA211が登場しました。1968年にはA211の改良型A220が登場し、同年のルマンではA220が8位、1.5LエンジンのA210が9位、1.3LエンジンのA210が10、11位に入賞しました。3LクラスのA220は成績が振るわなかったことで、アルピーヌはプロトタイプカーのレース活動を休止しました。

 

 

 ミニカーは2019年に発売されたルマン レースカーコレクション製です。メーカーはスパークで1968年ルマンで9位入賞したA210をモデル化しています。スパークはカタログモデルでもレジン製でA210を数種類モデル化していますが、これは製作台数が多いのでダイキャスト製です。メタル製のワイパーなどレジン製とほとんど変わりがない仕上げとなっているようですので、安価な雑誌付きミニカーながら、かなりレベルの高い出来ばえとなっています。(室内の仕上げは簡略化されているようですが、レースカーの場合室内は殺風景ですからあまり重要ではありません) 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALPINE RENAULT A210 1
ALPINE RENAULT A210 2

 1973年にアルピーヌはルノーに買収されて子会社となりました。ルノー傘下でアルピーヌはレース活動に復帰し、ルノー ゴルディーニのV型6気筒2Lターボエンジンを搭載するスポーツ プロトタイプカー A440を開発し、ヨーロッパ選手権に参戦しました。A440はA441、A442と改良されて1976年にはルマンに復帰しました。1976年と1977年は善戦するもリタイアしましたが、1978年には悲願の初優勝を遂げました。A442Aは屋根のないオープン仕様で、A442Bは屋根付きの仕様でした。(実車画像→アルピーヌ ルノー A442B 1978) その後このV型6気筒ターボエンジンでルノーはF1 GPに参戦することになりました。 以下は2019年に発売されたルマン レースカーコレクション製のアルピーヌ ルノー A442B #2 ルマン 優勝 1978 (1/43 No.8)の画像です。メーカーはスパークで、総合優勝したA442B 2号車をモデル化しています。スパークはレジン製でも同じくマシンをモデル化していますので、これもそのダイキャスト版となります。上記のA210同様に安価な雑誌付きミニカーながら、細部までリアルでかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A442B LE MANS 1
ALPINE RENAULT A442B LE MANS 2

 1978年ルマンから35年後の2013年にアルピーヌはFIA世界耐久選手権(WEC) LMP2クラスにアルピーヌ A450で参戦しました。日産製のV型8気筒4.5Lエンジンを搭載したA460は、2016年ルマンでクラス優勝しています。その後も改良型のA470(ギブソンテクノロジーズ社のワンメイク用V型8気筒4.2Lエンジン搭載)でWECに参戦しています。以下は2020年に発売されたルマン レースカーコレクション製のアルピーヌ A470 ギブソン #36 ルマン 2018 (1/43 No.34)の画像です。メーカーはスパークで、2018年ルマンで5位(LMP2クラス優勝)となったA470 36号車をモデル化しています。上記の2台同様に安価な雑誌付きミニカーながら、アンテナや空力パーツなどの細部までリアルに再現されていてかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALPINE RENAULT A470 LE MANS 1
ALPINE RENAULT A470 LE MANS 2

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RENAULT 12 1969 FRANCE

RENAULT 12 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1424 1/43 101mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.35m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 35HP 4段変速
性能: 最高速145km/h
データーベースでルノー 12のミニカー検索

 

ルノー 12 フランス 1969

 

 ルノー 8/10の後継車としてルノー 12が1969年に登場しました。ルノー 12は当時のルノーのラインアップの中では異色の存在でした。ルノーの他の前輪駆動車のようなハッチバックではなくオーソドックスな3ボックス スタイルでした。(少し変わったテールデザインですが) 新設計の4気筒1.3L(54HP)エンジンはルノー 16では前輪より後ろに縦置きしていたのですが、このルノー 12では前輪の上に縦置され、後輪サスペンションは独立懸架ではなく固定軸でした。ルノー 12がこのような保守的な設計であった理由は、海外での販売や現地生産を考慮した結果でした。ルノー 12はその思惑通りに全世界に輸出されて成功をおさめ、フランス本国でもハッチバックが好きじゃない人に受けたようです。

 

 1970年にブレーク(ワゴン)と高性能版のゴルディーニが追加されました。ゴルディーニはルノー 16 TS用の1.6Lエンジンを125HPにチューンして搭載し、全輪ディスクブレーキ、5段変速で最高速は185km/hの性能でした。ただルノー 12は前輪駆動でエンジン配置やサスペンションなどがスポーツ向きでなかったので操縦性はいまいちだったそうです。したがってモータースポーツではルノー 8 ゴルディーニのようには活躍できず、ゴルディーニは1974年に生産中止となりました。1978年に後継車のルノー 18が登場し1980年に生産中止となりました。総生産台数は約250万台と商業的には成功した車でした。

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。同時期のディンキー(仏)製のルノー 6、16などと同様に、このルノー 12もリアルな作風で実車が良く再現され当時のミニカーとして良く出来ています。(後輪のサスペンションがへたっていますので尻下がりになっていますが) ドア開閉のギミック付で、このギミックの場合ドアにサイドウィンドーを付けないのが普通ですが、これはサイドウィンドー付となっています。たぶんこれは他社との差別化を狙ったもので、この後もディンキー(仏)は同じようなことをしています。バリエーションでゴルディーニ仕様もありました。これ以外のルノー 12の当時物ミニカーはノレブ、ソリド(べレム)のブレーク、ポリスティル、オートピレンなどがありました。当時物以外ではノレブ、ソリド、イクソ、エリゴール、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 12 1
RENAULT 12 2

 以下は1971年に発売されたディンキー(仏)製のルノー 12 ゴルディーニ (1/43 型番1424g)の画像です。上記のバリエーションで、バンパーを外し、グリルをブラックアウトし、フレンチブルーの塗装に白いストライプを付けてゴルディーニ仕様としています。こちらの方がルノー 8 ゴルディーニよりかっこよく見えるのですが、実際はあまり活躍しなかったようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 12 GORDINI 1
RENAULT 12 GORDINI 1

 ルノー 4のミニカーの解説でディンキー(仏)のミニカーにはナンバー プレートの紙シールが付いていたと書きましたが、それ以外にもおまけで交通標識が付いている場合がありました。ミニカーと同じ縮尺で出来ている交通標識はミニカーと一緒に並べると、ジオラマ的なアクセサリーとして大人のコレクターでも楽しめるものです。(昔のミニカーメーカーはこんな遊び心のあるアクセサリーも作っていたのです) 交通標識が付いているミニカーは以下の画像のように紙箱に付属している交通標識のイラストが表示されていて、さらに箱の下に示したような交通標識の説明書も入っていました。以下にミニカーに付属していていた交通標識を集めた画像とルノー 12に付いていた「岸壁転落注意」の標識とそのダイキャスト製台座の底面の画像も載せました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DINKY TOYS FRANCE ROAD SIGN BOX
DINKY TOYS FRANCE ROAD SIGNS

 以下は1977年頃に発売されたオートピレン製のルノー 12 S (1/43 型番503)の画像です。オートピレンは同時期のコーギーやディンキーをコピーしており、これも上記のディンキー(仏)製をお手本にしていますが、コピーという訳ではないようです。フロントグリルとバンパーは本体と別パーツですし、ホイールや室内の造形なども色々と違っています。全体的には(後だしジャンケンの手法ですが)ディンキー(仏)と同等以上の良い出来ばえになっています。このあたりからオートピレンは他社をコピーするメーカーからオリジナルが製作できるメーカーに成長していったようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 12 3
RENAULT 12 4

 以下は1977年頃に発売されたポリスティル製のルノー 12 TS (1/43 型番RJ25)の画像です。ポリスティルのRJシリーズは当時の廉価版ミニカーですので仕上げレベルは良くないですが、当時の廉価版ミニカーはだいたいこんな感じでした。このルノー 12はプロポーション的に今一つの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 12 TS 5
RENAULT 12 TS 6

 以下は1975年に発売されたソリド製の当時物 ルノー 12 ブレーク(1/43 型番22)の画像です。ソリドらしいシャープな造形で、立て付けの良いリアゲート開閉ギミック付で良く出来ています。ただ残念なことに後輪を見ていただくとわかるようにホイールが溶けています。(左側後輪はかなりひどいですが、全輪がやられています) これは合成ゴムのタイヤに添加された可塑剤が樹脂製のホイールを溶かすという問題が発生したものです。(参照ページ→ ミニカーの材質と経年変化) この問題は材質変更で対処したようで、1980年にこのミニカーの改良版が型番1022で発売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 12 9
RENAULT 12 10

 以下は2005年に発売されたソリド製のルノー 12 TL (1/43 型番1864)の画像です。これはYESTERDAYシリーズという定価2000円ほどの安価なミニカーですが、このシリーズは老舗ブランドが作っているので基本的なところはしっかりしていて細部の仕上げもまずまずでした。このルノー 12は黄色のヘッドライトの付いたフロントグリルや室内は実に良い感じなのですが、サイドビューのプロポーションが上記の同じリド製のブレークと比べてみると微妙に違うような気がします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 12 7
RENAULT 12 8

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PEUGEOT 504 CABRIOLET 1969 FRANCE

PEUGEOT 504 CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1423 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.36m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 90HP 4段変速
性能: 最高速175km/h
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プジョー 504 カブリオレ フランス 1969

 

 504にもピニンファリーナのデザインによる美しい4座クーペと2+2座カブリオレが1959年に追加されました。ホイールベースがセダンより短く、フロントグリルが角形4灯のヘッドライトに変えられるなど、スポーティなスタイルとなっています。

 

 このクーペとカブリオレには1975年にルノー、ボルボと共同開発したV型6気筒2.7L(136HP)エンジンが搭載されるようになり、最高速185km/hと高性能になっています。

 

 

 カブリオレもディンキー(仏)の当時物です。特徴的なフロントグリルがうまく再現されていて、セダン以上に出来が良いモデルだと思います。またハンドルと連動する凝った前輪操舵ギミックが付いていて、ディンキーの意気込みが感じられます。なおクーペは1980年頃にソリドがラリー仕様として、モデル化しています。

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PEUGEOT 304 1969 FRANCE

PEUGEOT 304 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1428 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.57m
エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 65HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
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プジョー 304 フランス 1969

 

 1969年に304が登場しました。基本設計は204と同じでホイールベース、トレッドはそのままでボディサイズが大きくなっています。フロントグリルに504のイメージをかぶらせた204の高級版といったものでした。、エンジンは1.3L(65HP)で、4段変速、最高速150km/hの性能でした。

 

 ブレーク、クーペ、カブリオレのバリエーションがありましたが、フロントグリルとエンジンが違うだけで他は204と同じでした。1977年に204が生産中止となった後は、204の1.1Lエンジンと1.4Lディーゼルエンジンが追加され、1980年まで生産されました。

 

 

  ミニカーはディンキー(仏)の当時物です。204と並べてみると、キャビン部分が同じでトランクスペースが長くなっていることが分かります。(ルノーの8と10の関係と同じ) 透明プラスチックの黄色いライトがフロントグリルのリアリティを向上させています。

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MATRA SPORT MS630 1969 FRANCE

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POLITOYS M595 1/43 105㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 3L 385HP 5段変速
性能: 最高速330km/h
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マトラ スポーツ MS630 フランス 1969

 

 マトラはモータースポーツを担当するマトラ スポール(スポーツ)を1964年に設立し、フォーミュラカーとプロトタイプスポーツカーのレースに参戦しました。フォーミュラカーではまずF3にMS1で参戦しすぐにF3選手権を制覇し、F2でもMS7などでヨーロッパ選手権を制覇しました。

 

 1968年から自社製V型12気筒3Lエンジンを搭載するワークスのMS11とフォード コスワース DFV エンジンを搭載するセミワークスのMS10でF1に参戦しました。MS10はJ.スチュアートのドライブでオランダGPでのF1初優勝を含めて3勝し、上位陣として活躍しました。1969年はセミワークスのみの参戦でしたが、11戦で6勝する圧勝で、J.スチュアートのドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンの2冠を獲得しました。
データーベースでマトラ MSのミニカー検索

 

 

 1969年末にマトラは経営難からクライスラー傘下のシムカと合併し、社名をマトラ シムカに変更しました。これでフォード エンジンが使えなくなり、セミワークスだったマトラ インターナショナルはマトラから独立してティレルとなりました。またワークスは1970年にF1に復帰しますが、成績が振るわず1972年にF1から撤退しました。 ルマン制覇を目標にしたプロトタイプスポーツカーレースでは、BRM製V型8気筒2Lエンジンを搭載するMS620で1966年から参戦しました。その後1967年にMS630、1968年に自社製V型12気筒3Lエンジン搭載のMS650に発展し1969年ルマンでは4位入賞しました。1970年にMS660に発展し、1972年に登場したMS670はルマンで初優勝し、その後1974年までルマンを3連覇しました。1973年と1974年はメイクスチャンピオンにもなりましたが、1974年をもってマトラはワークス活動から撤退し、技術陣の多くはリジェに移籍しました。

 ミニカーはポリトーイのMシリーズの当時物です。これはオークションで入手した物で、貼られていたゼッケンが剥がされています。MS630は好成績を残したわけではないので、どのレース仕様をモデル化しているのかは分かりませんが、ロングテールなのでルマン仕様でしょう。実車の平べったいイメージがやや誇張されて再現されています。Mシリーズの後期物ですので初期物ほど凝っていませんが、エンジンが再現されています。ポリトーイはMS660もモデル化しています。それ以外の当時物ではソリドのMS10 F1やMS650やMS670などがあります。最近のものでは、イクソのMS670とミニチャンプスのMS670に加えてスパークとビザールがF1やスポーツカーを非常に多くモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MATRA SPORT MS630 1
MATRA SPORT MS630 2

 以下は2019年に発売されたアシェットのルマン24時間レース カーコレクション製のマトラ MS670B #7 ルマン 優勝 1974 (1/43 No.26)の画像です。メーカーはスパークで、上述した1974年ルマンの優勝車をモデル化しています。ルマン24時間レース カーコレクションは、従来の雑誌付きミニカーのレベルを超える良い出来ばえです。このマトラ MS670Bも良く再現されたスポンサー ロゴなどはこのシリーズの標準的なものですが、特徴的な吸気用ダクトやコクピット内の造形などがそこそこリアルで良く出来ています。なおこのMS670Bにはメインスポンサーであった「GITANES(ジタン)」のロゴが付いていたのですが、「GITANES」はたばこのブランドなのでそのロゴをミニカーに貼付することができないようで、ミニカーの箱にデカールが添付されています。(デカールは貼付していません) たばこの宣伝を禁止する規制をミニカーにまで適用するのはやり過ぎだと思うのですが。。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA SPORT MS670B 1
MATRA SPORT MS670B 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とコクピットの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA SPORT MS670B 3
MATRA SPORT MS670B 4

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CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 1969 FRANCE

CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY (FR) 564 1/43 127mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約2.15m
エンジン 変速機: エンジン等自走機能無し 
性能: 
データーベースでキャンピング トレーラーのミニカー検索

 

キャラベルエアー アルマニャック 420 キャンピング トレーラー フランス 1969

 

 日本でキャンピングカーといえば、ワゴン車などに居住できる設備を備えた自走式が一般的です。しかし欧米ではキャラバンやキャンピングトレーラー(トラベルトレーラー)と呼ばれる、乗用車で牽引するトレーラー式のほうが一般的で、バカンス旅行などによく使われているようです。日本でトレーラー式がほとんど使われない理由は、車両総重量が750kgを越えるトレーラーを牽引する場合には牽引免許が必要でさらにトレーラーを登録する必要があるなど、交通法規上の制限があるからです。また使用しない時は駐車場が必要なので、その点でも日本には不向きだと言えます。

 

 欧米の自走式のキャンピングカーとして、一番良く知られているのは、フォルクスワーゲン トランスポーターのキャンパー仕様でしょう。サンフーフ部分にテントを載せたようなタイプや箱型トレーラーを搭載したタイプなど様々な種類があります。ミニカーでも人気が高く、シュコー、ブレキナ、プレミアム クラシックスなどから100種類以上もモデル化されています。特にシュコーの1/18サイズは、大きいだけあって屋根のテントが可動するなどかなり良い出来ばえです。 (ミニカー画像→ フォルクスワーゲン キャンパー シュコー 1/18 型番450018500)

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物で、1969年頃に発売されました。フランスのキャラベルエアー社のアルマニャック 420をモデル化しています。アルマニャック 420は大きめのトレーラーで、4人分のベッド、冷蔵庫、オーブンなどが付いていたようです。当時日本でフランスベッドが販売していたキャンピングトレーラーもキャラベルエアー社のものでした。ミニカーはディンキー(仏)らしいスケールモデル的でリアルな出来ばえです。ドアが開き接続部の補助輪(回転しませんが)を立てられます。ボディはダイキャスト製で屋根/内装はプラスチック製です。室内はテーブルやキッチンなどがよく再現されています。牽引車とトレーラーを接続するには接続部先端を牽引するミニカー底板の角穴に差し込みます。(このトレーラーが発売された頃のミニカーにしか角穴が付いていないので、あまり多くありません) ディンキー(仏)製のルノー 12に牽引させると以下の画像のようになります。 以下はリアの拡大画像/屋根を外した室内画像とルノー 12に牽引させた状態の画像です(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 1
CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 2

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CITROEN SM 1970 FRANCE

CITROEN SM 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400111024 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.89m 全幅約1.84m
エンジン 変速機: V型6気筒 2.7L 173HP 5段変速
性能: 最高速222km/h
データーベースでシトロエン SMのミニカー検索

 

シトロエン SM フランス 1970

 

 シトロエンが自社技術を誇示する旗艦として1970年に発表したのがSMで、前輪駆動車として初めて200Km/h以上の高速走行(最高速222km/h)を可能にした高級GTカーでした。DSのハイドロニューマチック システムを進化させた高度なステアリングとサスペンション、マセラティ製のV型6気筒2.7L(173HP)エンジンがその高速走行を可能にしていました。

 

 いかにもシトロエンらしい宇宙船のような未来的なデザインも実に魅力的です。SMをベースにしたフランス大統領府のパレード車が作られるなど、SMはシトロエンの顔としての役割を果たし1975年までに約13000台が生産されました。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製です。ソリドの当時物などもあるのですが、SMの最大の外観的特長である特殊な6灯式ヘッドライトをここまで再現しているという点でこのミニカーを選びました。 SMのミニカーだけをまとめたページがありますので、これ以外のSMのミニカーを見たい方はこちらのページをご覧ください。→ シトロエン SMのミニカーのページ

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CHRYSLER (SIMCA) 180 1970 FRANCE

CHRYSLER (SIMCA) 180 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1409 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.73m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 97HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速168km/h
データーベースでクライスラー (シムカ) 180のミニカー検索

 

クライスラー (シムカ) 180 フランス 1970

 

 クライスラー傘下となったシムカは1970年からクライスラーフランスと改名されました。クライスラー傘下で最初に開発されたこの車は、クライスラー160/180として1970年に登場しました。4気筒1.6L(80HP)、1.8L(97HP)エンジンを搭載した後輪駆動の中型車で、最高速168km/h(1.8L)の性能でした。

 

 ボディはクライスラーUK(イギリス)のデザインなのでイギリス車的な雰囲気で、およそフランス車とは思えない車です。1973年にはフランス車としては珍しくオートマチック変速機が標準装備された2L(110HP)エンジンが追加され、1980年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはディンキーが倒産する直前の最後のモデルです。あまりプラスチックのパーツを使わず、プロポーション重視のモデル化をするディンキー(仏)の良さが凝縮された素晴らしい出来映えです。実車はあまり魅力が無いのですが、このミニカーは一見の価値があります。

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