ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MARCOS VOLVO 1800GT 1964 UK

MARCOS VOLVO 1800GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 324 1/44 94㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.16m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 114HP 4段変速
性能: 最高速185km/h
データーベースでマーコスのミニカー検索

 

マーコス ボルボ 1800GT イギリス 1964

 

 ジェム マーシュとフランク コスティンの2人がレーシングカーの設計/製作を行うマーコス社を1959年に起業しました。マーコスという名前は2人の名前を組み合わせたものです。戦闘機の設計者であったフランクが設計したベニア合板製の軽量シャーシを持つレースカー マーコスGT (ザイロン)は軽量故に優れた性能でしたが、FRP製ボディが奇抜なデザインであったので醜いアヒル(Ugly Duckling)とも呼ばれていました。

 

 1964年に発売した市販車1800GTはザイロンをベースにして改良したもので、不評であったボディをスタイリッシュなものに変更しボルボ製の4気筒1.8L(114HP)エンジンを搭載していました。レースカーがベースなので操縦性に優れ、4段変速で最高速185km/hと高性能でした。 エンジンはフォード製の1.5L、1.6L、2L、V型6気筒3Lなど次々と変更され、木製フレームも1969年から鋼管スペースフレームに変更されました。主たる販売先はアメリカで1972年までに約1000台くらいが生産されました。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物です。キャビンの形状などは良く出来ているのですが、タイヤが大きめなので全体的に車高が高くなり実車のイメージから少し外れています。人気があったミニカーで約80万台も販売されていますので、実車よりミニカーの方がよく知られていると思います。実車がマイナーなので、量産ミニカーはこのコーギーのものしかありません。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=877

   

MARCOS MINI 850GT 1965 UK

MARCOS MINI 850GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 341 1/43 88㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.59m 全幅約1.46m
エンジン 変速機: 4気筒 850cc 34HP 4段変速
性能: 最高速137km/h
データーベースでマーコスのミニカー検索

 

マーコス ミニ 850GT イギリス 1965

 

 マーコス ミニはミニのパーツを流用して作られたスポーツカーで、1965年に登場しました。ボディ、シャシーはベニア合板とFRPによるモノコックで、サスペンション/エンジンのパワートレーンからランプ類までミニのパーツを使っていました。この車の最大の特徴はミニよりも450mmも低い車高(1.01m)の独得なボディで、非常に魅力的でかわいいです。

 ユーザー自身が組み立てるキットカーとして販売され、エンジンなどをユーザーが選択することができました。ミニの850cc(34HP)エンジンを搭載したものは、最高速137km/h(オリジナルのミニは117km/h)の性能でした。1974年までに約1000台ほどが販売されました。

 

 マーコス社は1970年には非常に奇抜なデザインをした4座のGTカー マンティス(MANTIS:カマキリの意)を発表しました。マンティスは全長約4.75mX全幅約1.81mX全高1.17mの大柄で低い車高のボディにトライアンフ TR6の6気筒2.5(135HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速193㎞/hの性能でした。高性能で豪華なGTカーということでしたが、販売台数はたったの32台でした。マーコス社は販売が低迷し1972年に倒産し、その後1980年代に一旦復活し1990年代にはLMシリーズなどの小型スポーツカーを生産していましたが、結局2007年頃に消えました。

 

 

 ミニカーはコーギー製の当時物で1968年に発売されました。実車の魅力的なボディがうまく再現されていて、非常に素晴らしいミニカーに仕上がっています。このミニカーにはさらにタイヤが交換出来るという凝ったギミックも付いています。参照→マーコスのギミックのページ コーギー絶頂期のミニカーですので、64万台以上が生産されています。コーギーは世界的にはマイナーな存在だったマーコス車をひいきにしており、マーコス ボルボ 1800やたった32台しか作られなかったマンティスもモデル化していました。マーコス ミニは2008年にスパークでもモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MARCOS MINI 850GT 1
MARCOS MINI 850GT 2

 以下は1971年に発売されたコーギーのマーコス マンティス(1/43 型番312)の画像です。車高が高いのでいまひとつ実車のイメージから外れていますが、奇抜なデザインの車をそれなりに再現しています。実車は32台しか売れませんでしたが、このミニカーは20万台も売れています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MARCOS MANTIS 1
MARCOS MANTIS 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=878

   

 

JENSEN FF 1966 UK

JENSEN FF 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINK(UK) 153 1/40 120㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.75m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.3L 283HP 3段自動変速
性能: 最高速210km/h
データーベースでジェンセンのミニカー検索

 

ジェンセン FF イギリス 1966

 

 アランとリチャードのジェンセン兄弟が1934年に設立したジェンセン モー ターズ社は、最初はモーリスなどの大衆車向けに特注のボディを製造していました。アメリカの映画俳優クラーク ゲーブルの注文で製作したフォード V8のスペシャル ボディが評判となり、その車をベースにした車に自社の名前を付けて1935年に発売しました。当時のジェンセン社への注文は商用車(トラック、バス)が多く、1939年には「JNSN 」という商用車ブランドを起ち上げ、戦争中は軍用車の製造を行っていました。

 

 戦後の1950年にインターセプターという名前の高級スポーツカーを発表します。オースチン シアーライン(SHEERLINE)をベースにした車で6気筒4L(130HP)エンジンを搭載し、最高速164km/hの性能でした。

 

 

 1953年にはFRP製のクーペボディを持つ541が登場し、1962年にCV8に切り替わりました。CV8はクライスラー製のV型8気筒6L(150HP)エンジンを搭載し、最高速は190km/hと高性能でした。1966年にCV8の後継として2代目インターセプターが登場します。カロッツェリア トゥーリングがデザインしたハッチバッククーペボディーにV型8気筒6.3L(283HP)エンジンを搭載し、最高速は222km/hの性能でした。インターセプターをベースにしてフルタイム4WDシステムと世界初のダンロップ製アンチロック ブレーキ システム(ABS) を採用した画期的なGTカーのFFも同時に発売されました。インターセプターは1974年にコンバーチブル仕様も追加されました。1970年代の石油危機による需要低迷でジェンセン社は1976年に倒産し、インターセプターは約6500台(FFは約300台)が生産されました。

 ミニカーはディンキーの当時物で、FFをモデル化しています。1/40とやや大きめにモデル化されていることもあって、堂々たるサイズの素晴らしい出来映えで、ディンキー最盛期の傑作です。ジェンセンはミニカーが少なく、当時物はスポットオンが541をモデル化しているぐらいです。最近ではインターセプターをオックスフォードやネオがモデル化しています。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=879

   

MORGAN 4/4 SERIE II 1956 UK

MORGAN 4/4 SERIE II 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 054B 1/43 93㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.66m 全幅約1.42m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 32HP 3段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでモーガンのミニカー検索

 

モーガン 4/4 シリーズ II イギリス 1956

 

 モーガン社は1920-30年代にサイクルカーの3輪スポーツカーで成功した、少量生産のスポーツカーメーカーです。1936年にはサイクルカーのエンジンを使った4輪車の4/4が登場しました。4/4は水冷4気筒1.1L(34HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速128km/hの性能でした。4/4は4シータ版や幌付クーペが追加され、1.2L(39HP)エンジンに変更されるなどして、第二次大戦を挟んで1949年までに約1000台弱が生産されました。

 

 1950年に4/4の後継としてスタンダード製2.1L(59HP)エンジンを搭載しボディを少しモダンにしたプラス4が登場します。この車は4段変速で最高速145km/hと高性能でした。プラス4はエンジンをトライアンフ製2L(101HP)に強化するなどして1968年まで生産されました。プラス4の後継として登場したプラス8はローバーのV型8気筒3.5L(160HP)エンジンを搭載し最高速210km/hとさらに高性能でした。プラス8はエンジンを4.6L(220HP)までパワーアップし2003年まで生産されました。

 

 

 1955年には市場の要望に応えてフォード製1.2L(32HP)エンジンをプラス4に載せた4/4がシリーズIIとして復活しています。シリーズIIは1960年にフォード製OHV1L(34HP)エンジンに変えてシリーズIIIとなります。その後も4/4は、エンジンが色々と変わっていますが、古典的なボディなど基本設計は変わらないまま現在も生産されています。(2013年現在はフォードの4気筒1.6L(110HP)エンジン搭載で最高速185km/h) なお見た目だけではなくボディや内装などの製造も、昔ながらの職人による手作業で行われているそうです。

 ミニカーはビテス製で、1996年頃に発売されました。4/4のミニカーはあまりなく、このビテス製が今でもベストの出来映えです。当時のビテスはやたらとバリエーションが多く、この4/4も15種類以上のバリエーションがあります。モーガンのミニカーとしてはデルプラド製のプラス4、ホンウェル製のプラス8、京商の1/18の4/4などがあります。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=880

   

 

AC COBRA 427 1965 UK

AC COBRA 427 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4533 1/43 94㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.96m 全幅約1.73m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 390HP 4段自動変速
性能: 最高速262km/h
データーベースでAC コブラのミニカー検索

 

AC コブラ 427 イギリス 1965

 

 AC社の歴史は1905年に発売したAUTO CARRIERという名前の3輪商用車から始まりました。この車は荷馬車に変わる運搬手段として好評を博し、AUTO CARRIER社が設立されました。その後この車をベースにした4輪車を開発し、自社開発した6気筒エンジン搭載車も発売しました。1922年にAC CARS社と改名し、1930年代には優れた小型スポーツカーとして地位を確立し、レースでも「エース」という名前の車が活躍しました。

 

 第二次大戦後1947年に6気筒2Lエンジン搭載車を発売し、1953年にロードスターのエースが登場し翌年にはそのクーペ仕様のエースカ(ACECA)が登場します。この車のレース仕様がエース ブリストルで、イギリスのブリストル社の6気筒2Lエンジンを搭載していました。この車はルマンなどのレースに出場しており、アメリカでのレース活動に注目したレーシングドライバーのキャロル シェルビーがこの車にフォードのV型8気筒4.2Lエンジンを搭載することを提案しAC コブラの開発が始まりました。

 

 

 ハイパワーエンジン対応で、リアデフ、サスペンション、ブレーキなどが強化され、1962年にコブラが完成しました。初期型のコブラ 260はV型8気筒4.2L(264HP)エンジンを搭載し、その後のコブラ 289は4.7Lエンジンを搭載していました。1965年のコブラ 427は7L(390HP)を搭載し太いタイヤを収める為、フェンダーが大きく膨らんだ派手なボディとなりました。(同じ7Lでパワー控えめ廉価版 428もあった) 自身の名前を冠したシェルビー AC コブラはアメリカのレースにデビューしその圧倒的なパワーで注目を浴び、1963年からルマンを筆頭とする耐久レースにも参戦しています。アメリカの安全基準に適合できなくなり1968年頃に生産中止となりました。

 ミニカーはソリド製で、1993年頃に発売されました。427のダイナミックなボディが良く再現され、メッキされたバンパーや排気管など特徴的なパーツをうまくまとめています。(ドア開閉ギミック付) コブラのミニカーはたくさんあります。派手なボディの427のモデルが多いですが、260や289やレース仕様も有ります。当サイトにはコブラのミニカーをまとめたページがありますので、興味があればご覧ください。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1341

   

GP BEACH BUGGY 1968 UK

GP BEACH BUGGY 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 381 1/45 68㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.2L 65HP 4段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでバギーのミニカー検索

 

GP ビーチ バギー イギリス 1968

 

 バギー(BUGGY CAR)とは、主に砂浜や砂漠などの悪路踏破性を重視した軽量な自動車です。海辺のレジャーに使用するビーチ バギー、砂漠走破用のサンド バギー、雪路走破用のスノー バギーなどの種類があります。ビーチ バギーで一番有名なのはデューン バギーと呼ばれたメイヤーズ マンクス(MEYERS MANX)で、1960年代のアメリカでサーファーなどに絶大な人気がありました。メイヤーズ マンクスはB.メイヤーがフォルクスワーゲン ビートルのシャーシのホイールベースを短くして、そこにグラスファイバー製のボディを載せたカスタムカーでした。メイヤーズ マンクスは他のカスタムカー ビルダーにコピーされよく似た亜流がたくさんありました。

 

 メイヤーズ マンクスの人気はヨーロッパにも波及しました。イギリスのGP SPEED SHOP(貿易商?)はメイヤーズ マンクスをイギリスの道路環境に合わせて改良し、GP ビーチ バギーとして販売しました。この車は当時のロンドンの若者にかっこいい車とみられてヒットしたそうです。本家のメイヤーズ マンクスとの意匠権争いに勝ったので、GP(Grand Prixの略)というブランドでの商売が出来たようです。ロングホイールベース仕様が追加され、1980年代初めまで人気があったそうです。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で1970年に発売されました。イギリスで人気があったGP ビーチ バギーをモデル化しています。メイヤーズ マンクスとはフロントパネルの形状などが違っているようですが、私にはどこがどう違うのか明確にはわかりません。当時のミニカーとしては普通の出来ばえで、流行だったスピードホイール仕様なのがいまいちです。屋根に積んでいるサーフボードは取り外しができます。(取り外した状態)ただ取り付けるときに少し力を入れすぎると、サーフボードを固定するレール部分が画像のように切れてしまいます。同じ当時物でディンキー(英)製もあり、それもGP ビーチ バギーの派生車かもしれません。メイヤーズ マンクス(デューン バギー)はポリトーイやオートピレンの当時物、最近の物ではNEOやBOSモデルなどのレジン製があります。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1826

   

 

ページ  « 前へ 1...20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   次へ »