ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ASTON MARTIN V8 COUPE 1987 UK

ASTON MARTIN V8 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400137721 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.83m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 5.3L 320HP 
5段変速/3段自動変速
性能: 最高速248km/h
データーベースでアストン マーチン V8のミニカー検索

 

アストン マーチン V8 クーペ イギリス 1987

 

 1972年にアストン マーチン DBS V8は名前をV8に変えました。DBS V8で評判の良くなかった4灯式ヘッドライトを2灯式(6気筒版DBSの最終型ヴァンテージとほとんど同じ)に変更し、AM V8と呼ばれるシリーズ 2に変わりました。エンジンはDBS V8と同じボッシュの燃料噴射を採用したV型8気筒5.3L(320HP)でした。ただしこのエンジンは北米の排ガス規制に対応できなかったようで、1973年には燃料噴射をキャブレターに変更して、シリーズ 3に変わりました。この変更でシリーズ 3はボンネット上に大きな開口部を持つパワーバルジが追加されました。

 

 1974年にV8をベースにした4ドアサルーンのラゴンダが登場しました。1978年に「OSCAR INDIA」と呼ばれるシリーズ 4が登場し、コンバーチブルのボランテが設定されました。バンパー下にエアダクトを設けたことで、ボンネット上の開口部は閉じられ、リアにスポイラー的処理が追加されました。この頃には排ガス規制でエンジンは240HPほどにパワーダウンしていました。1986年に最終型のシリーズ 5が登場し、エンジンは燃料噴射方式に戻りましたので、ボンネットのパワーバルジがなくなりました。1989年に後継車のヴィラージュにモデルチェンジしました。

 

 

  ミニカーは2012年に発売されたミニチャンプス製です。前述したミニチャンプス製のDBS同様に良い出来ばえです。1987年式ですので最終型シリーズ 5のモデル化のはずですが、ボンネット上のパワーバルジが残っていてバンパー下周りの造形もシリーズ 5とは違うような気がします。ただ手作りのような車ですから色々とバリエーションがあったのでしょう。 ミニチャンプスはボランテもモデル化しています。これ以外のV8のミニカーは、ポリスティルの1/25 ボランテ、コーギーの1/36で映画'007 リビング デイライツ'(1987年)のボンドカー仕様、オートアートの1/18、スパークなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN V8 COUPE 1
ASTON MARTIN V8 COUPE 2

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ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 1999 UK

ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTO ART 50204 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.9L 420HP 6段変速
性能: 最高速265km/h
データーベースでアストン マーチン DB7のミニカー検索

 

アストン マーチン DB7 ヴァンテージ イギリス 1999

 

 DB(デヴィッド ブラウン)グループからアストン マーチンの経営権を買い取った会社の経営が悪化し、経営権が別の会社に移りました。1975年に新会社「アストン マーチン ラゴンダ」が設立され、その後業績は回復しました。1990年代になって今度はフォードがアストン マーチンの株を買い占めて、アストン マーチン社はフォード傘下となりました。この時代に経営者だったデヴィッド ブラウンが役員として復帰したことで、またDBの名前が復活しました。

 

 20年間生産され時代遅れとなったV8は1989年にヴィラージュ V8に切り替わります。ヴィラージュは外観は新しくなったものの、その実態はコストダウンで他社製パーツを流用したオリジナル性に乏しいものでした。またエンジンとシャーシは以前としてV8そのままでした。スーパーチャージャーで550HPにパワーアップした高性能版ヴィラージュ ヴァンテージが1993年に登場しましたが、この車はヴィラージュという名前が省かれるようになり、その後1996年からは通常仕様からもヴィラージュの名前が省かれて単にV8と呼ばれるようになりました。ヴィラージュ V8は2000年まで生産されました。

 

 

 1993年にDB7が登場しました。フォード傘下でTWR(トム ウォーキンショー レーシング)が開発を担当し、フォード傘下のジャガーのシャーシやエンジンを流用することでコストダウンしていました。ボディの雰囲気がジャガー XK8に似ているのはこの為ですが、それでもアストン マーチンらしさが感じられるデザインになっています。(ヴィラージュより魅力的でした) 従来はアルミ製だったボディがスチール製に変わり、スーパーチャージャー付 DOHC 6気筒3.2L(330HP)エンジンを搭載し、4輪独立サスペンションで、最高速265km/hの性能でした。

 なお6気筒エンジンのDB7は8気筒のヴィラージュより車格は下でした。1996年にコンバーチブルのボランテが追加され、1999年のマイナーチェンジで6気筒エンジンから、DOHC V型12気筒5.9L(420HP)エンジンに切り替わり、名前にも高性能版を意味するヴァンテージが追加されました。DB7は約7000台(アストン マーチンとしては最多)が生産され、2003年にDB9にモデルチェンジしました。(DB8はV8と紛らわしいので避けたようです)

 ミニカーは2001年に発売されたオートアート製です。左ハンドルですから、北米輸出仕様をモデル化したのでしょう。フロント周りの造形が巧みで、非常に良い出来ばえです。オートアートは1998年創業でミニチャンプスの1/18を製造していた「UT モデル」が前身ですから作風がミニチャンプス的です。また主力が内部のメカも再現している1/18なので、1/43でもサスペンションなどのメカ部分がリアルに仕上げられていて、前輪がステアするギミックが付けられています。オートアートは1/18もモデル化しています。これ以外のDB7のミニカーはビテスのクーペとボランテ、シュコー ジュニアのクーペとボランテなどがあります。 以下はフロント拡大画像/前輪操舵ギミック動作画像とリア拡大画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 1
ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 2

 ヴィラージュのミニカーは最近まで少量生産のウエスタン モデルしかなかったのですが、最近になってスパークがクーペとボランテをモデル化しています。→ データーベースでアストン マーチン ヴィラージュのミニカー検索

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ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 2001 UK

ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MOC022 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.9L 460HP 6段半自動変速
性能: 最高速305km/h
データーベースでアストン マーチン ヴァンキッシュのミニカー検索

 

アストン マーチン V12 ヴァンキッシュ イギリス 2001

 

 2001年に登場したV12 ヴァンキッシュは前述したDB7より車格が上のアストン マーチンの最上級車でした。DB7をよりダイナミックにしたデザインで、その後このスタイルが新しいアストン マーチンのベースとなりました。2シーターが基本で、オプションで2+2も可能でした。シャーシはカーボンファイバーとアルミの複合材で構成され、ボディはハンドメイドのアルミパネルでした。エンジンはDB7 ヴァンテージと同じDOHC V型12気筒5.9L(460HP)を搭載し、変速機はパドルシフトの6段半自動のみでした。

 

 2004年にエンジンを528HPにパワーアップし最高速321km/hの高性能版V12 ヴァンキッシュ Sが登場しました。外観的にはフロントグリルの開口部が大きくなり、フロント/リアにスポイラーが追加されていました。V12 ヴァンキッシュは2007年に生産中止となり、後継車はDBS V12となりヴァンキッシュの名前が一時的に消えました。2012年にはDBS V12の後継車としてヴァンキッシュの名前が復活しました。

 

 

 ミニカーは2003年に発売されたイクソ製です。ダイナミックなボディが良く再現されていて、フロントグリルやホイールなどの細部もリアルで、なかなか良い出来ばえです。多分同じ型を使っていると思いますが、ビテスでもモデル化しています。これ以外のV12 ヴァンキッシュのミニカーはコーギーの映画「007 ダイ アナザー デイ(2002年)」のボンドカー仕様(1/36)、アオシマのボンドカー仕様(1/18)、京商の1/12とボンドカー仕様(1/72)、ミニチャンプスのヴァンキッシュ Sとボンドカー仕様などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 1
ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 2

 2004年からアストンマーティンはDB9をベースとしたレーシングカーDBR9で、ルマンやFIA GT選手権に参戦し、2008年のルマンではDBR9がGT1クラスで優勝しました。その後2005年に登場した3代目 V8 ヴァンテージをベースにしてLM GTE(GT2)クラスのレーシングカー ヴァンテージ GTEが2008年に開発されました。ヴァンテージ GTEはDOHC V型8気筒4.5L(456HP)エンジンを搭載し、ルマンや世界耐久選に参戦していました。2014年と2017年のルマンではGTE クラスで優勝しています。2018年にはツインターボ V型8気筒4Lエンジンを搭載した新型ヴァンテージ GTEが登場しています。 以下は2019年に発売されたルマン24時間レース カーコレクション製のヴァンテージ GTE ルマン クラス優勝 2017 (1/43 No.10)の画像です。車体全体の細かなデカール、灯火類、ホイール、リアから飛び出した特徴的で巨大なディフューザーなどがリアルに再現されていて、従来の雑誌付ミニカーのレベルを超えたかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ASTON MARTIN VANTAGE LE MANS 2017 1
ASTON MARTIN VANTAGE LE MANS 2017 2

アストン マーチンのルマン参戦車のミニカー → データーベースでアストン マーチン ルマンのミニカー検索

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MCLAREN M8B CANAM 1969 UK

MCLAREN M8B CANAM 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 176 1/43 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 650HP 4段変速
性能: 最高速360km/h?
データーベースでマクラーレン M6/M8のミニカー検索

 

マクラーレン M8B カンナム イギリス 1969

 

 F1ドライバーであったB.マクラーレンがマクラーレン レーシング チームを1963年に設立しました。当時のB.マクラーレンはクーパーのドライバーでしたが、クーパーのF1活動に影響しないレースカーの開発/販売などを行ないました。1966年にクーパーから離れ自ら開発したマクラーレン M2BでF1に参戦します。また1966年からカンナム(CAN-AM:カナディアン アメリカン チャレンジカップ)にもマクラーレン M1Bで参戦しています。

 

 F1ではマクラーレン M7Aが1968年のベルギーGPでF1初優勝し、このシーズンは3勝してコンストラクターとしてロータスに次ぐ2位となっています。1969年シーズンは1勝しコンストラクターの4位となっています。

 カンナムでは1967年にシボレーのV型8気筒5.9L(525HP)エンジンを搭載したマクラーレン M6Aが登場し、1967年のシリーズ チャンピオンとなりました。1968年にはエンジンを7L(620HP)にパワーアップした改良版のM8Aが登場し、1968年のチャンピオンとなりました。その後M8Aは1969年に大きなリアスポイラーが付いたM8B、1970年の7.6L(680HP)エンジンで低いリアスポイラーの付いたM8D、1971年の8L(740HP)エンジンでボディと一体化したリアスポイラーの付いたM8Fと改良されていきました。なお1970年にはM8Dのテスト走行中にB.マクラーレンが事故死する不幸な出来事がありました。

 

 

 マクラーレンは1967年から1971年まで5年連続してチャンピオンとなり、この時期はマクラーレンのカンナムでの黄金期でした。当時カンナムといえばオレンジ色のマクラーレンというイメージが広く定着していました。マクラーレンは1972年末にカンナムから撤退し、以後はF1とインディ500に注力することになります。

 ミニカーはソリド製の当時物で1970年に発売されました。45年以上も前に作られたミニカーですが、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。当時のミニカーは左側面が見える透明フィルム付き紙箱で販売されていたので、左側面だけはデカールが最初から貼ってありました。(残りのデカールは箱に添付されているので自分で貼るのですが、これは貼っていません) これ以外の当時物ミニカーとしては、ディンキー、ポリトーイ、メーベトイなどがあります。最近のものではミニチャンプス、GMP、スパークなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰/コクピットの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MCLAREN M8B CANAM 1
MCLAREN M8B CANAM 2

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MCLAREN F1 1994 UK

MCLAREN F1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 530133430 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.28m 全幅約1.82m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.1L 627HP 6段変速
性能: 最高速390km/h
データーベースでマクラーレン F1(スポーツカー)のミニカー検索

 

マクラーレン F1 イギリス 1994

 

 1960年後半のカンナムで一世を風靡したマクラーレンは、グループ4スポーツカーへの参入を目指していました。グループ4の認証には50台を生産する必要があり、公道走行仕様も計画されていました。カンナム用のM6Bをベースにしたクーペボディの試作車M6 GTが1969年に完成しました。しかし市販車としての完成度を高めていた開発途中の1970年に、B.マクラーレンが事故死しこの車の開発計画は頓挫してしまいました。

 

 その後1990年にマクラーレンの市販車部門としてマクラーレン カーズが設立され、高性能スポーツカー開発が再開されます。1994年にマクラーレン初の市販車 F1が登場します。前方跳ね上げ式のドアでレースカーそのものの精悍なデザインのボディは、カーボン複合材のモノコックで非常に軽量です。ミドシップ搭載するエンジンはBMW製のV型12気筒6.1L(627HP)で、当時の市販車では世界最高出力でした。最高速390km/h、お値段約1億円もほぼ世界一でした。

 

 

 F1はこのような超高性能車でしたが、従来のスパルタンな高性能車(フェラーリ F40など)とは違い市販スポーツカーとしての快適性や操縦性に重きを置いていました。ケンウッドのオーディオやエアコンが標準装備され、ドライバーシートが中央にある2列3人乗りシート配置は一人乗車時の重量バランスを考慮したものです。またスペアタイヤを廃してトランクスペースをホイールベース内に収め、重量バランスを最適化し操縦性を高めていました。レース仕様のGTRは1995年ルマンで総合優勝、1997年ルマンで総合2位になるなど活躍しています。1997年に生産中止となりました。

 その後のマクラーレンの市販車としては、開発と生産を行った2003年のメルセデス ベンツ SLR マクラーレンがあります。2009年にはマクラーレン オートモーティブが設立され、2011年にMP4/12C、2012年にP1などが登場しています。

 ミニカーはミニチャンプス製の当時物で1995年に発売されました。ミニチャンプスとしては初期のものですが、ダイナミックなボディが良く再現されていてなかなか良い出来映えです。室内も良く再現されていて、ドライバーシートが中央にありバックミラーが2つあることがわかります。ミニチャンプスにはレース仕様など約50種類ほどのバリエーションがあります。マクラーレン F1は人気があり、オートアート、イクソ、hpi レーシングなど多くのミニカーがあります。なお試作で終わったM6 GTをスパークとプレミアムXがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MCLAREN F1 1
MCLAREN F1 2

 以下は2018年に発売されたルマンカーコレクションのマクラーレン F1 GTR #59 ルマン 優勝 1995年(No.7)の画像です。メーカーはスパークの関連会社とのことで雑誌付きのミニカーながら、ノーズにある補助灯やエッチングパーツを使ったワイパーなどがリアルで、細かいところまでデカールがきちんと貼られているなどかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MCLAREN F1 LE MANS 1
MCLAREN F1 LE MANS  2

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MCLAREN P1 2013 UK

MCLAREN P1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTOART 56012 1/43 107㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.59m 全幅約1.95m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 3.8L ツインターボ 737HP 
+ 電気モーター 179HP PHEV 7段半自動変速
性能: 最高速350km/h(リミッター制限)
データーベースでマクラーレン P1のミニカー検索

 

マクラーレン P1 イギリス 2013

 

 マクラーレンの市販車MP4/12Cが2010年に久々に登場しました。ドア後方のエアインテークが目立ちますが、全体的にはセンスのよいフェラーリ風のデザインだと思います。(ドアはバタフライ式) MP4/12Cの最大の特徴はコクピットを囲む構造体「モノセル」がカーボンコンポジットで一体成形され、その前後にエンジン/サスペンションを載せるアルミ製フレームが付く車体構造です。(参照画像) これはF1と同じような構造で、軽量ながら強固で安全性が高い車体となります。

 

 その上に被せたボディパネルはアルミやプラスチック製です。エンジンはDOHC V型8気筒3.8L(600HP)ツインターボ、7速デュアルクラッチ式半自動変速で後輪を駆動し、最高速330km/hの性能でした。価格は約2800万円で、レース仕様のGT3やオープンのスパイダーも設定されました。2014年にMP4/12Cをベースにした 650Sが登場し、MP4/12Cは生産中止となりました。

 

 

 2013年にはMP4/12Cの上級車としてP1が登場します。野生動物からインスピレーションを得たデザインとのことで、MP4/12Cに似ていますが、より複雑な曲線で構成されたデザインとなっています。P1は375台の限定生産で価格は約1億円と、車格的にマクラーレン F1の後継車となります。ボディ構造はMP4/12Cと同じで、エンジンもV型8気筒3.8Lと同じながら737HPと大幅にパワーアップされ、さらに電気モーター(179HP)を追加したハイブリッドカー(総合916HP)となっています。最高速はリミッター制限で350km/hとのことで、モーターだけのEV走行も10km程可能だそうです。2015年に追加されたレース仕様のGTRはさらに総合1000HPまでパワーアップされています。

 P1には公道モードからレースモードまで4段階設定でサスペンション/リアウイングを油圧制御するレース アクティブ シャシー コントロールという装置が付いています。(同じような装置はMP4/12Cにもあるが、P1では大幅に改良されている) それ以外にもF1で使用される KERS(運動エネルギー回生システム)を応用したモーターによる加速機能などF1由来の技術が使われていて、レースモードではとてつもない性能を発揮するようです。 なおP1はかつてのロールス ロイスのように金持ちなら誰にでも売ってくれるわけではなく、マクラーレンの審査に合格した人だけが購入できるそうです。(一般大衆には関係ないですが)

 ミニカーはオートアート製で、2014年に発売されました。特徴的なボディをオートアートらしい素直な造形でうまく再現しています。特にリアエンドの黒いガーニッシュパネルやルーフのカーボンパネル風処理はなかなかリアルです。ただ室内はほとんど彩色されていません。また従来のオートアートの1/43はエンジンやサスペンションが底板に再現され前輪が操舵できましたが、このP1では残念ながら底板のシャーシ部分がすべて省略されています。ミニカーの製造原価があがったことで、価格を抑えるためにこのような簡略化が行われたようです。ただミニカーの値段が軒並み高騰している現在、数年前の価格の5割増し程度に抑えているオートアートは良心的なメーカーだと思います。オートアートはP1とMP4/12Cを1/18と1/43でモデル化しています。これ以外のP1のミニカーはMOTOR MAXの1/24とあとは高価なレジン製ばかりですので、買うならオートアートをお勧めします。以下はリアエンド/ルーフパネルの拡大画像と底板の比較画像です。
MCLAREN P1 1
MCLAREN P1 2
MCLAREN P1 2

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