ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

AMC JAVELIN SST 1970 USA

AMC JAVELIN SST 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTO PILEN 323 1/43 115mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.82m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 325HP 3/4段変速
性能: 最高速214km/h
データーベースでAMC ジャベリン/AMXのミニカー検索

 

AMC ジャベリン SST アメリカ 1970

 

 AMC(アメリカンモータース社)が、BIG3(GM/フォード/クライスラー)に対抗するには、中型/小型車に特化するしかありませんでした。1960年代になるとBIG3もコンパクトカーを発表したことで、AMCの売上げは低下しました。1950年代には数モデルあったAMCのフルサイズカーは1960年代にはアンバサダーだけとなり、その下位にはコンパクトカー(小型車)のランブラー アメリカン、ミッドサイズカー(中型車)のクラシック、マリーンがありました。1970年代になるとランブラーという名前は消滅し、その代わりに小型車マタドール、サブコンパクトのホーネット、ジャベリンなどが登場しました。

 

 スポーティカーとして成功したフォード マスタングと同じようなコンセプトの車として、AMCでは1968年にジャベリンが登場しました。同時期にAMCのイメージリーダーカーとしてジャベリンの上級車で高性能なスポーツカー AMXも登場しました。AMXはV型8気筒4.8L-6.4L(325HP)エンジンを搭載する2ドアクーペで、高性能版はGM シボレー コルベット並みの高性能でした。ジャベリンは同じようなスタイルでしたが少しサイズが大きく、6気筒3.8L/V型8気筒4.8L-6.4L(325HP)エンジンを搭載していました。ジャベリンはマスタングやシボレー カマロより大きかったので室内が広くデザインもシンプルでしたので人気があり、AMCの車としてよく知られています。AMXは1970年まで、ジャベリンは1971年に2代目が登場し1974年まで生産されました。(実車画像→ AMC AMX 1968AMC ジャベリン 1971)

 

 

 ミニカーは1972年頃に発売されたスペインのオートピレン製の当時物です。フロントグリルとテールライトのデザインから1970年式のジャベリンで豪華な内装のSST仕様をモデル化しています。オートピレンのミニカーは他社をコピーした物が多かったのですが、同社オリジナルのミニカーもありました。このジャベリンは他社が手掛けていないので、同社のオリジナルのようです。プロポーションが良くシャープな造形で実車がうまく再現され当時のミニカーとしてレベルの高い出来ばえでした。ホイールは質感の良い金属製パーツで、ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックです。またエンジンルーム内や室内などの細部も良く再現してあります。これ以外のAMX/ジャベリンのミニカーはナコラルの当時物のAMX、マッチボックスの当時物 ジャベリン、アーテルのAMX 1/18、ジョニーライトニングのAMX 1/64、グリーンライトのジャベリン 1/64などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア(トランク開閉)/ドアを開いた室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AMC JAVELIN SST 1
AMC JAVELIN SST 2

 以下は1971年頃に発売されたナコラル(NACORAL)製の当時物 AMC AMX 1969 (1/43 型番104)の画像です。ジャベリンとAMXは良く似たデザインですが、キャビン後部のデザインが違っています。ナコラルはオートピレンと同じスペインのメーカーで、これはインターカーズ(INTERCARS)というナコラルの別ブランド名で販売された物でした。このメーカーも他社のコピーが多かったのですが、このAMXはオリジナルのようです。上記のオートピレン製ジャベリンとよく似た作風なので両社は何らかの関係があったのかもしれません。ただし似た作風ながらナコラルのAMXはオートピレン製ジャベリンに比べると完成度が低く今一つの出来ばえです。またナコラルのミニカーにはゴムタイヤに使われた有機溶剤がプラスチック製ホイールを溶かすという問題が起こるものがあり、このAMXもホイールがかなり溶けて変形しているので見た目が余計に悪くなっています。ボンネットとドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AMC AMX COUPE 1
AMC AMX COUPE 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。エンジンルーム内のパーツが下手な手直しをしたような状態で雑な作りです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AMC AMX COUPE 3
AMC AMX COUPE 4

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AMC GREMLIN 1970 USA

AMC GREMLIN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLISTIL EL62 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 3.3L 128HP 3/4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速166km/h
データーベースでAMC グレムリンのミニカー検索

 

AMC グレムリン アメリカ 1970

 

 1970年代のAMCのモデルラインアップは、サブコンパクトカーのグレムリン、コンパクトカーのホーネットとペーサー、ミッドサイズのマタドール、フルサイズカーのアンバサダーがありました。1970年に登場したグレムリンは上級車のホーネット(3ボックスセダン)のホイールベース短縮版でした。ホーネットのテールエンドを斜めに切り落としたようなデザインは当時としては極めて斬新なハッチバック車でした。リアサイドウィンドーが固定された2人乗りクーペと、ウィンドーが開く4人乗りハッチバックがありました。名前のグレムリンとは機械の中に住み着いて悪さをする小悪魔のことで、ビッグ3に対抗する厄介者というような意味があるようです。 (実車画像→ AMC ホーネット 1971)

 

 エンジンは4気筒2L、6気筒3.3L/3.8/4.2L、V型8気筒5Lなどがあり、3段自動変速で最高速166km/h(6気筒3.3L)の性能でした。1972年に2人乗り仕様が廃止され、1973年に衝撃吸収バンパーが採用され、1976年にフロントグリルの意匠が変更された。1977年にもフロント/リアの意匠が大きく変更されました。1979年にグレムリンをベースにして外観を大きく変更したスピリットにモデルチェンジしました。(実車画像→ AMC スピリット 1979)

 

 

 グレムリンのデザイン コンセプトをさらに発展させてボディを大型化したぺーサーが1975年に登場しました。1970年にAMCはジープの製造元であるカイザー ウィリス社を買収しました。1979年にAMCはフランスのルノー社の傘下になり1987年にはクライスラー社に買収されて消滅しました。AMCが買収していたカイザー ウィリス社のジープはクライスラー(現在はステランティス N.V.)社の有力なブランドとして今も残っています。

 ミニカーは1976年頃に発売されたポリトーイ(ポリスティル)製の当時物です。型番EL**のELシリーズは現在の感覚では廉価版的なミニカーで、安っぽいフリーホイールが付いていてあまり出来は良くありません。ただグレムリンの特徴的なボディはそれなりに再現されています。グレムリンの当時物ミニカーはこれしかありませんのでその点では貴重です。これ以外のグレムリンのミニカーはジョニーライトニングの1/64、MOTORMAXの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AMC GREMLIN 1
AMC GREMLIN 2

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GM CHEVROLET CAMARO Z28 1971 USA

GM CHEVROLET CAMARO Z28 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AMERICAN CAR COLLECTION No.5 1/43 111㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.78m 全幅約1.89m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 350HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速210km/h
データーベースでシボレー カマロ 2/3代目のミニカー検索

 

GM シボレー カマロ Z28 アメリカ 1971

 

 1970年にシボレー カマロ 2代目が登場しました。シャーシは初代と同じでエンジンなどの主要部品もそのままでしたが、ボディは大型化されてスポーツカー的なデザインに変更されました。安全基準の強化で屋根のないオープンカーの設定が無くなり、クーペだけになりました。(Tバールーフ仕様はありました) グレードは初代と同じSS、RS、高性能版のZ28とSS396があり、1973年に豪華仕様のLTが追加されました。当初のエンジンは6気筒3.8L/V型8気筒5L/5.7L(350HP Z28)/6.5L(375HP SS396)などがありました。

 

 1974年のマイナーチェンジで、衝撃吸収大型バンパーが採用されてグリルが前傾し、丸型4灯式テールライトが横長に変更されました。1975年に排ガス規制の影響でハイパワーエンジンがなくなり、高性能版のZ28が姿を消しました。1977年にZ28は復活しましたが1971年に馬力表示がグロスからネットに変更されたことと排ガス対応で、表示馬力は185HPと大幅に低下しました。1978年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更されました。その後1981年までモデルチェンジされずに生産されましたが、これは排ガス規制への対応が新型車開発より優先された為でした。1982年にカマロ 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2021年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションの1台です。シボレー カマロ 2代目の高性能版Z28をモデル化しています。メーカーは明記されていませんがイクソ系列のメーカーだと思われます。(ミニカーを台座に固定するネジに3角溝があるネジが使われていて、このネジを使用するのはイクソ系列のメーカーの特徴ですので) プロポーションが良く、カマロ 2代目のフロントの造形がうまく再現されているなど、実車の雰囲気が良く再現されています。定価が2000円ほどの安価なミニカーながら、ナンバープレートなど細部もそこそこリアルでかなり良い出来ばえです。これ以外の2代目カマロのミニカーはアーテル(ERTL)の1/18、スパーク(レジン製)の1/43、マテルの1/64、ブレキナの1/87、ジョニーライトニングの1/64、グリーンライトの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CAMARO Z28 1
GM CHEVROLET CAMARO Z28 2

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FORD MUSTANG MACH I 1971 USA

FORD MUSTANG MACH I 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400087121 1/43 114㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.81m 全幅約1.88m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.8L 240HP 3/4段変速
性能: 最高速198km/h
データーベースでマスタング 初代(1971年以降)のミニカー検索

 

フォード マスタング マッハ I アメリカ 1971

 

 マスタングは1969年と1971年にボディが拡大され、1971年には全長4.81m(登場時4.63m) 全幅1.88m(登場時1.73m)となりました。それに伴いデザインは幅が広いフラットなスタイルになっていきました。特に緩やかに傾斜したルーフを持つ1971年式のファーストバック(SPORTSROOFと称する)は見た目は実にかっこいいのですが、室内は狭く後方視界は最悪だったようです。

 マスタングの高性能版としてはマッハ I(MACH I)やレースのホモロゲーション用のボスシリーズ(BOSS 302 /BOSS 429)がありました。特にマッハ Iは1971年の映画「007 ダイヤモンドは永遠に」で劇中車として使われたこともあって、1971年式のマスタング マッハ I は良く知られています。

 

 1969年と1971年にデザインも大幅に変更されていますが、1973年まで生産されたモデルを初代マスタング(マスタング I)と分類します。(1969年式を2代目とする分類もありますが) ボディの大型化やハイパワー化が、当初のマスタングの低価格コンパクトカーのコンセプトから外れるようになり、次第に販売は低迷していきました。また1970年代のオイルショックや排ガス規制が大型車やハイパワー車を駆逐するようになり、アメリカ車は次第に小型化されていきました。(この潮流にのって販売量を伸ばした代表が日本車でした)

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製のマスタング マッハ Iで、2009年に黄色、2010年にこの緑色が発売されました。実車の平べったい感じが良く再現され、灯火類やストライプ/ロゴがリアルに再現された非常に良い出来ばえです。1/43の量産ミニカーではこれが最高傑作であると思います。ミニカーがあまりに平べったいので、これはデフォルメで強調されているのだろうと思っていました。しかし実車の側面画像とミニカーの画像を以下のように比べてみると、ミニカーは多少車高短ぎみですが、実車のプロポーションに忠実であることが分かりました。 以下はフロント/リアの拡大画像と実車との比較画像/室内拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MUSTANG MACH I 1
FORD MUSTANG MACH I 2

 当時物ミニカーとしてはコーギーのマッハ I ボンドカー(型番391 1/43)がありました。本来はボンドカーとして作られたものではなかったのですが、映画の公開に合わせて、既に出来上がっていたマッハ Iの箱にボンドカーのラベルを貼付けて売り出されたものでした。したがって黒いボンネット部分は映画に出てくる車とは違っています。ただ当時は1/43のマッハ I のミニカーがこれしかなかったことから人気がありました。以下はコーギーのマッハ Iの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 3
FORD MUSTANG MACH I 4

 最近のミニカーではオートアートの1/18、サンスターの1/18、グリーンライトの1/43と1/64、京商の1/64などがあります。
データーベースでマスタング 初代(1971年以降)のミニカー検索

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CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA) 1971 USA

CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX YMC02-M 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 7.2L 390HP 4段変速
性能: 最高速215km/h
データーベースでプリムス バラクーダ/クーダのミニカー検索

 

クライスラー プリムス クーダ 440 (ヘミ クーダ) アメリカ 1971

 

 プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1960年代後半のラインナップとしては、コンパクトカーのバリアント、中級車のベルヴェデアとサテライト、フルサイズのサヴォイとフューリー、スポーティカーのバラクーダ、GTX、ロードランナーなどがありました。1964年に登場したプリムス バラクーダ 初代はベルヴェデアをベースした2ドアファーストバックの小型スポーティカーで、大きなラップラウンドのリアウィンドーが特徴でした。エンジンは6気筒2.8L/3.7L(145HP)で、1965年にV型8気筒4.5L(235HP)が追加されました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1966)

 

 1967年にバラクーダ 2代目にモデルチェンジし、リアウィンドーは小さくなり、ハードトップクーペとコンバーチブルが追加設定されました。エンジンはV型8気筒5.2L/5.6L/7.2L/7Lヘミなど高性能エンジンが搭載されるようになり、マッスルカーとして発展していきました。特に高性能なヘミエンジン(半球型燃焼室でOHV方式の給排気バルブを持つ)を搭載したモデルはヘミ クーダと呼ばれるようになりました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1967)

 

 

 1970年にバラクーダ 3代目にモデルチェンジし、ダッジ チャレンジャーの姉妹車となりました。先代と全長は同じながら幅の広いスタイルとなり、ファーストバッククーペがなくなりました。豪華仕様はグランクーペ、高性能版はクーダと呼ばれるようになりました。先代と同様でV型8気筒7.2L(440キュービック インチ 390HP)ヘミ エンジンを搭載した440はヘミ クーダと呼ばれました。1971年にグリルのデザインが変更されヘッドライトが丸形4灯式となり、テールライトのデザインも変更されました。1972年には丸形2灯式ヘッドライトに戻りテールライトが丸形4灯式に変更され、1974年まで生産されました。最終型のバラクーダは最後のマッスルカーとしてマニアには人気があるそうです。

 ミニカーは1997年に発売されたマッチボックス製のマッスルカーシリーズです。バラクーダ 3代目の高性能版 クーダ 440 1971年式をモデル化しています。マッチボックスのマッスルカーシリーズは1960-1970年代のマッスルカー 十数種類をモデル化したものでした。このクーダ 440は作風はややレトロなのですが、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されとても良く出来ています。4灯式ヘッドライト、ボンネットのエアスクープ、リアスポイラー、派手なリアフェンダーのロゴ、室内などの細部も実車に忠実に再現されています。またカラーリングのせいで幅広の車体がより際だって見えます。ただし車高が高めに設定されているのだけは今ひとつです。これ以外のバラクーダ 3代目のミニカーはフランクリン ミントの1/24、ダンバリー ミントの1/24、GMPの1/18、アーテルの1/18、ジョニーライトニングの1/64、M2マシーンの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 1
CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 2

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CHRYSLER DODGE CHALLENGER R/T 1971 USA

CHRYSLER DODGE CHALLENGER R/T 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATTEL MATCHBOX 0764ME 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 425HP 3/4段手動変速
性能: 最高速225km/h
データーベースでダッジ チャレンジャーのミニカー検索

 

クライスラー ダッジ チャレンジャー R/T アメリカ 1971

 

 フォード マスタングが大成功したことで、ライバルメーカーはマスタングに対抗するモデルを開発しました。GMのシボレー カマロ(ポンティアック ファイアーバード)、クライスラーのダッジ チャレンジャー(プリマス バラクーダ)、AMCのジャベリンなどが対抗馬として登場しました。1970年に登場したダッジ チャレンジャーのデザインは兄貴分の1966年チャージャーと同じデザイナーが担当し、サイドラインがよりダイナミックになっています。車幅が1.9mもあるので、幅広いフロントグリルは実にかっこいいです。同時に登場したプリムス バラクーダ 3代目はチャレンジャーの姉妹車でした。

 

 エンジンは6気筒3.7L(110HP)、V型8気筒5.2L/6.3L(330HP)、V型8気筒7L/7.2L(375HP)など多くのバリエーションがありました。高性能版のR/TはV型8気筒6.3L/7.2Lなどを搭載し、さらにV型8気筒5.6L(290HP)エンジンを搭載したトランザムレース用のホモロゲーションモデル T/A(トランザム)が2500台限定生産されました。チャレンジャーは初年度に8万台も売れて人気がありましたが、小型マッスルカーの需要は排ガス規制などの影響で低迷していき、チャレンジャーも1974年には生産中止となりました。1978年にチャレンジャー 2代目が登場しましたが、これは三菱 ギャラン ラムダのアメリカ仕様で、マッスルカーではありませんでした。

 

 

 ミニカーはマッチボックスのマッスルカーシリーズの1台で1998年に発売されました。マッチボックスのマッスルカーシリーズはいずれも良い出来ばえですが、このチャレンジャーもプロポーションが良く室内などの細部もよく出来ています。ただし当方の所有するこのチャレンジャーはマッチボックスのオリジナルではなく、2000年頃にマテルがマッチボックスの型を流用して製造したものです。オリジナルに比べると底板部分の塗装仕上げが省略されているようですが、それ以外はオリジナルと変わりないようです。(1997年にマッチボックスはマテル傘下のブランドになっています) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE CHALLENGER 1
CHRYSLER DODGE CHALLENGER 2

 以下は2014年に発売されたGREEN LIGHTのチェレンジャー 「ワイルド スピード X2 2003」(型番86207)の画像です。新しいだけあって細かいところはよりリアルですが、個人的にはマッチボックスのややレトロな作風のほうが好きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHALLENGER 3
CHRYSLER DODGE CHALLENGER 4

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STUTZ BLACKHAWK I COUPE 1971 USA

STUTZ BLACKHAWK I COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO PREMIUMX PRD015 1/43 124mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 7.5L 425HP 3段自動変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでスタッツ ブラックホークのミニカー検索

 

スタッツ ブラックホーク I 型 クーペ アメリカ 1971

 

 1971年にスタッツ ブラックホークが登場しました。1920年代の有名なスポーツカー スタッツ ブラックホークと同じ名前ですが、このスタッツは1968年に設立されたスタッツ モーター社(Stutz Motor Car of America)の高級車でした。基本のドライブトレーンはGM ポンティアック グランプリ 2代目(1969年)をベースにしており、クライスラーのデザイナー V.エクスナーがボディをデザインしていました。縦型のフロントグリルと大きなヘッドライト、リアに背負ったスペアタイヤなどややノスタルジックなデザインが特徴で、ボディはイタリアで架装されました。(実車画像→ GM ポンティアック グランプリ 1969)

 

 豪華な内装や高度な装備を持つ非常に高価な車で、オーナーにはエルヴィス プレスリーやフランク シナトラなどの有名人がいました。当初はクーペだけでしたが、後にセダンやベアキャットと呼ばれるコンバーチブルも追加されました。リアのデザインなどが小変更され、1978年にベースのポンティアックが3代目に変わりダウンサイジングされたので、1980年にブラックホークもダウンサイジングされました。1987年に生産中止となり総生産台数は約600台でした。スタッツ モーター社はその後も量産車をベースにした高級車を少量生産していたようですが、現在は活動していないようです。(実車画像→ スタッツ ブラックホーク セダン 1981)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたイクソの別ブランド プレミアムX製です。スペアタイヤを後方に突き出した(バンパーの代わりらしい)、初期のI型のクーペをモデル化しています。実車のレトロで派手なデザインがうまく再現してあり、室内もリアルな造形で良く出来ています。コンバーチブルとそのハードトップ仕様など6種類ほどのバリエーションがありました。これ以外のブラックホークのミニカーはホットホイールの1/64、グリーンライトのエルヴィス プレスリー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

STUTZ BLACKHAWK I COUPE 1
STUTZ BLACKHAWK I COUPE 2

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GM BUICK RIVIERA GS 1972 USA

GM BUICK RIVIERA GS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO PREMIUMX PRD070 1/43 128mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 7.5L 315HP 3段自動変速
性能: 最高速225km/h
データーベースでビュイック リビエラのミニカー検索

 

GM ビュイック リビエラ GS アメリカ 1972

 

 1960年代後半のアメリカ車は直線を基調としたシンプルなデザインが多かったのですが、1970年代になるとまたデザインがダイナミックになっていきました。1971年に登場したビュイック リビエラ 3代目はその代表的な車で、フロント周りはリビエラ 初代のモチーフを継承していますが、リアはリアウィンドーも含めて中央部がV字型に突き出した不思議な造形となっていました。(上からの画像で見ると良く分かります) これはシボレー コルベット C2のリアウィンドーのオマージュで、必然性のない奇をてらったデザインでしたが、非常にインパクトがありこれこそ昔のアメリカ車といったところでした。

 

 リビエラは2ドアクーペだけの最上級パーソナルカーで、V型8気筒7.5L(315HP)エンジンを搭載し3段自動変速で最高速225km/hと高性能でした。ただ排ガス規制の為、これ以降エンジン出力は徐々に低下していきました。1973年のマイナーチェンジでリアの突起部分が少しおとなしいデザインに変わりました。(実車画像→ ビュイック リビエラ 1973) 3代目はボディが大きくなったことでスポーティなイメージがなくなり、初代や2代目のリビエラほどは売れませんでした。1974年にリビエラ 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ビュイック リビエラ 1974)

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたイクソ プレミアムX製です。プレミアムXは2009年に登場したイクソの新ブランドで、当初はイクソとしては初のレジン製でやや高級なミニカーでした。(後にダイキャスト製がメインになりましたが) このリビエラはダイキャスト製でプロポーションが良く、フロントグリル造形と特徴的なリアの造形がリアルで実車の雰囲気がうまく再現されています。またカラーリングも実車に即したもので、室内も良く再現されています。これ以外のリビエラ 3代目のミニカーはアーテルの1/18、ヤトミン、ジョニーライトニングの1/64、トゥルースケール(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

 以下は2007年に発売されたヤトミン製のビュイック リビエラ (1/43 型番94252)の画像です。主に1950-1970年代のアメリカ車を1/43でモデル化していたロードシグネチャーシリーズの1台です。このシリーズは定価約1500円の安価なミニカーでしたが、実車のイメージがうまく再現されているのでお買い得なミニカーでした。このリビエラもフロントグリルや室内の造形などの細部は値段相応ですが、実車のイメージは良く再現されています。ただ縮尺1/43と箱に表示されていますが、全長が125㎜なので1/43より少し小さめに出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

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FORD GRAN TORINO SPORT  1972 USA

FORD GRAN TORINO SPORT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO PREMIUMX PRD152 1/43 124㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.27m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 211HP 3/4段変速/3段自動変速
性能: 最高速194km/h
データーベースでフォード トリノのミニカー検索

 

フォード グラン トリノ スポーツ アメリカ 1972

 

 フォードの中型乗用車トリノの初代は1968年に登場したフェアレーン 6代目の最上級モデルとしてに設定されました。名前はイタリアのトリノ市にちなんだものでした。フェアレーン 6代目はフロント全面をグリルとしてそこに4灯式ヘッドライトを配置したのが特徴のシンプルなデザインの車でした。エンジンは6気筒4.1L、V型8気筒4.9L/5.8L/6.4L/7Lなどが搭載されました。4ドアセダン、4ドアステーションワゴン、2ドアハードトップ、2ドアファーストバック、2ドアコンバーチブルとボディ形式は何でもありでした。スポーツ仕様としてトリノ GTや高性能版のトリノ コブラが設定されました。

 

 1970年にトリノは2代目に変わりましたが、その際にフェアレーンはトリノのサブブランドに変わり、トリノが主力車種に変わりました。特徴的なフロントグリルを踏襲していますが、ボディはコークボトルラインを取り入れたダイナミックなデザインとなりました。グリル内にヘッドライトを格納するハイダウエイ(HIDEAWAY)ヘッドライトを採用した上級仕様車のフロントはずいぶんかっこいいです。エンジンは6気筒4.1L、V型8気筒4.9L/5.8L/7Lなどが搭載されました。

 

 

 1972年に登場した3代目は、大きな楕円形のグリルが特徴で、ロングノーズ/ショートデッキの派手でダイナミックなデザインでした。4ドアセダン、4ドアワゴン、2ドアハードトップ、2ドアファーストバックの4タイプがあり、トリノ コブラの設定はなく先代のトリノ GTがグラン トリノ スポーツの名前に代わり、一番高性能でした。3代目のなかでも1972年式はハンドリングなどの性能評価が高く、大ヒットしました。また1972年式のグラン トリノ スポーツはクリント イーストウッドが監督/主演した映画「グラン トリノ」で主人公の愛車として登場しています。

 ミニカーはイクソ プレミアムX製で、2013年に発売されました。高性能版のグラン トリノ スポーツをモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なフロントグリルの造形は実車のイメージをうまく再現しています。フロリダ州のナンバープレートやホワイトレター付のワイドタイヤが当時のアメリカ車の雰囲気を出しています。さらにイクソお得意のメッキ風塗装が、アメリカ車のクロームモールをうまく再現しています。これ以外のトリノのミニカーとしてはグリーンライトやM2 マシーンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD GRAN TORINO SPORT 1
FORD GRAN TORINO SPORT 2

 以下は国産名車コレクションのグラン トリノ(No.318)の画像です。イクソ製で、国産名車コレクション用にクロームモールや内装の仕上げレベルを落としていますが、基本的にはプレミアムXと同じものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GRAN TORINO SPORT 3
FORD GRAN TORINO SPORT 4

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FORD MUSTANG II MACH I 1974 USA

FORD MUSTANG II MACH I 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOMICA DANDY F04 1/45 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.9L 122HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速175km/h
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フォード マスタング II マッハ I アメリカ 1974

 

 1974年にマスタングの2代目マスタング IIが登場しました。初代がサイズを拡大し販売が低迷したことやアメリカ車全体の小型車化の流れから、2代目は初代に原点復帰したコンパクトカーとなりました。コンパクトカー ピントのシャーシを流用し、ボディは全長X全幅が4.45X1.78mと初代並みのサイズになりました。デザインはフォード傘下となったイタリアのギアによるもので、ノッチバッククーペ(ハードトップ)とハッチバッククーペがありました。ノッチバッククーペには豪華仕様のギア、ハッチバッククーペにはスポーツ仕様のマッハ Iがありました。

 

 当初のエンジンはピント用の4気筒2.3L(88HP)と高性能版マッハ Iでは標準のV型6気筒2.8L(105HP)で、1975年にV型8気筒4.9L(122HP)が追加されました。1976年にはブラックアウトしたグリルやスポイラーを装備してマッハ Iより高性能にチューンされた コブラ II(エンジンは全て選択可)が設定され、1978年にはコブラ IIの発展型であるキング コブラが設定されました。

 

 

 なおこの当時オープンカーの転倒時の保安基準が強化され、マスタング IIにはフルオープンのカブリオレが設定されず、その代わりに1977年にTバー ルーフが設定されました。マスタング IIのコンパクトカー回帰は成功し、初年度に約38万台(初代とほぼ同等)を販売しました。マスタング IIはその後のアメリカ車全体の小型化の良い先例となりました。1978年まで生産され、1979年に3代目にモデルチェンジしました。

 ミニカーはトミカ ダンディの外国車シリーズで、1978年に発売された当時物です。スケールが1/45とやや小さめなのが今一つですが、プロポーションが良く、当時の国産ミニカーとしては良い出来ばえでした。ドアとボンネットの開閉ギミック付きで、ボンネット下には簡単ですがエンジンも再現されています。 以下はフロント/リアの拡大図とドア/ボンネットを開いた状態の画像です。マスタング IIの当時物ミニカーとしてはダイヤペットの1/30(型番G086)、トミカ、マッチボックスのKシリーズがあります。1970年代はミニカー冬の時代でしたからまともなミニカーが少なく、マスタング IIもこれ以外の当時物ミニカーがありません。最近になってからNEO(レジン製)の1/43、グリーンライトの1/18などでモデル化されています。実車の人気が低下したことから、マスタング 3代目/4代目も初代に比べるとあまりミニカーが出ていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MUSTANG II MACH I 1
FORD MUSTANG II MACH I 2

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