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FORD V8 ROADSTER 1932 USA |
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![]() ELIGOR 1200 1/43 105㎜
フォード V8 ロードスター アメリカ 1932
T型の後継車A型は4気筒エンジンでしたが、ライバルであったGMのシボレーが6気筒を搭載していたことに対抗して、1932年にV型8気筒 3.6L(65HP)エンジンを搭載したモデル V8が追加されます。V8エンジンは現在でも高級車のエンジンですから、ずいぶん思い切った戦略をとったものです。(カローラにV8を載せるようなものですから) 画像は人気車種であったロードスターでシンプルで魅力的なスタイルをしています。
ミニカーはエリゴール製で、スカットル横に生えた小さなライト(ウインカー?)やホイールなどの細部もよく再現されていて実車の雰囲気がよく再現された傑作です。 実車諸元 画像参照 外形寸法: 全長約4.5m エンジン 変速機: V型8気筒 3.6L 65HP 3段変速 性能: 最高速122km/h データーベースでフォード V8のミニカー検索 |
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FORD V8 PICKUP 1933 USA |
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![]() ELIGOR 1080 1/43 105㎜
フォード V8 ピックアップ アメリカ 1933
V8と同じボディに4気筒を搭載したモデルもB型として販売されていました。V8との価格差は50ドル(車両価格は500ドル程度)だったとのことで、V8のほうがよく売れたようです。この安価なV8エンジンはフォードの中級車にも展開され、1953年まで20年間も基本設計を変えずに使われました。ちなみにシボレーがV8を搭載したのは1950年代でした。
ミニカーはエリゴール製 上記のバリエーションのピックアップトラックで、これもいい雰囲気が出ています。他にもセダン、パネルバン、消防車、ポリスカーなどたくさんのバリエーションがあります。 実車諸元 画像参照 外形寸法: 全長約4.5m エンジン 変速機: V型8気筒 3.6L 65HP 3段変速 性能: 最高速122km/h データーベースでフォード V8のミニカー検索 |
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FORD V8 BERLINE 1936 USA |
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![]() SOLIDO 4159 1/43 108㎜
フォード V8 ベルリーヌ アメリカ 1936
V8は1936年と1938年のモンテカルロ ラリーで優勝していますので、かなり高性能な車だったようです。ただフォードは販売面ではライバルのGMに負けていました。1930年代前半のフォードにはこのモデルとリンカーンの2つのブランドしかなかったのに対して、GMにはシボレーなど6つのブランドがあり市場のニーズにきめ細かく対応していたからです。(それ以外にも宣伝が下手だったことなど色々あったようですが)
ミニカーは1992年頃発売のソリド製です。これはヨーロッパ フォードをモデル化しているようで、底板に1936年と明記されていますが、フロントグリルの形状はアメリカ フォードの1934年頃のデザインとなっています。地味な大衆車ですのであまりモデル化されておらず、貴重なミニカーです。 実車諸元 画像参照 外形寸法: 全長約4.6m エンジン 変速機: V型8気筒 3.6L 65HP 3段変速 性能: 最高速122km/h データーベースでフォード V8のミニカー検索 |
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FORD V8 DEPANNEUSE POMPIERS 1936 USA |
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![]() SOLIDO 4432 1/43 108㎜
フォード V8 消防レッカー車 アメリカ 1936
V8エンジンを搭載したシリーズはエンジンやシャーシに改良が加えられ1950年代まで生産されました。フォードはT型の頃からヨーロッパなどに進出しており、V8も多くの国でノックダウン生産されています。日本でも日本フォードがV8を販売していました。当時の日本ではタクシーとして使われたことが多かったようで、それらには4気筒エンジンを搭載したB型が使われていたようです。
ミニカーはソリド製で上記のバリエーションのレッカー車仕様です。これ以外にもタクシー、トラックなど非常に多くのバリエーションがあります。 実車諸元 外形寸法: 全長約4.6m エンジン 変速機: V型8気筒 3.6L 65HP 3段変速 性能: 最高速122km/h データーベースでフォード V8のミニカー検索 |
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FORD V8 SEDAN (MODEL 48) 1936 USA |
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![]() WHITE BOX WB52 1/43 112㎜
実車諸元 画像参照
フォード V8 セダン (モデル 48) アメリカ 1936
1932年に登場したV8は1935年に大幅な変更を受けます。前方に張り出したフロントグリルや丸みのついたキャビンなどボディは全体的にモダンになりました。またトランクがリアに組み込まれたのも目新しい点です。(トランク無し仕様もあった) ボディ形式はロードスター、クーペ、2/4ドア セダン、セダンのコンバーチブル、ウッディ ワゴン、ピックアップトラックとほぼなんでもありました。アメリカでは1920年代にラジオ放送が始まっていて、この車には車載ラジオがオプション設定されていたということです。
ミニカーはイクソの廉価版ブランドのWHITE BOXで、このブランドでは雑誌についているミニカーと同じレベルの物を出しています。このフォード V8は「世界のタクシー」というミニカー付雑誌用だったものを流用していると思います。廉価版といっても仕上げが簡素化されているだけで、プロポーションなど基本的なところは良くできています。この時代のフォード セダンのミニカーはたぶんこれぐらいしかないので、その点で貴重なミニカーです。なおミニカーの台座には1937年式と明記されていますが、1937年式はフロントのデザインが変更されているので、1936年式としました。(アメリカ車の年式は年度制なので解釈しだいですが)
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FORD LINCOLN ZEPHYR CONVERTIBLE 1939 USA |
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![]() SIGNATURE 32333B 1/32 160mm
実車諸元 画像参照
フォード リンカーン ゼファー コンバーチブル アメリカ 1939
GMの中級車(ビュイックやオールズモービルなど)に対抗してフォードは1935年にリンカーンの廉価版リンカーン ゼファー(V型12気筒4.4Lエンジン)、1938年に新ブランドのマーキュリー(V型8気 4Lエンジン)を発売しました。ゼファーはフェンダーに埋め込まれたヘッドライトなど空気力学に基づいてデザインされた流線形ボディを備えた先進的な車でした。4ドアセダン/コンバーチブル、2ドアセダン/クーペ/コンバーチブルのボディ形式がありました。8気筒エンジンを搭載していたライバルのキャディラックやパッカードの廉価版に対して、V型12気筒エンジンを搭載していたのは優位でした。
ゼファーは初年度に約15000台が販売され、リンカーン ブランドの販売台数の大半を占め、大ヒットしました。1941年以降は全てのリンカーンはゼファーをベースにしたモデルになりました。その為ゼファーという名前は戦前まで使われただけで、戦後はリンカーンに統合され使われなくなりました。ゼファーは「アメリカで最初に成功した流線型デザイン」といわれ、同時期に流線型を打ち出して失敗したクライスラーエアフローとは違い傑作車として高く評価されています。
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ミニカーはヤトミンのシグネチャー クラシックカーシリーズで、2007年頃に購入しました。フロントグリルが大幅に変更された1939年式のコンバーチブル クーペをモデル化しています。このシリーズは1/32と中途半端なスケールですが、そのサイズを生かしてドア/ボンネット開閉などのギミック付きで室内やエンジンもそこそこ再現してあります。このゼファーもプロポーションが良く、室内やエンジンなどの細かいところもきちんと作ってあり、さらに前輪の操舵ギミック(ハンドルと連動しない)まで付いています。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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FORD WOODY WAGON 1940 1940 USA |
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![]() ERTL 2517 1/43 117mm
フォード ウッディ ワゴン アメリカ 1940
この車はロゴが付いているので商用車のようですが、このような形式のボディをワゴンとして乗用車的に使うことを最初に提唱し積極的に進めていたのはフォードです。ボディが木製なのはもともとはトラックの荷台としてカスタムメイドで作られていたのが由来のようです。鋼製ボディがあたりまえの時代になると製作に手間がかかる木製ボディはかえって高級な仕様となって行きました。
アメリカのERTL製のミニカーです。ウッディ ワゴン形式のミニカーは本家フォードのものが多いです。ライトがフェンダーに埋め込まれたフロント グリルがリンカーン風になっています。 実車諸元 画像参照 外形寸法: 全長約5m エンジン 変速機: V型8気筒 3.6L 90HP 性能: |
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FORD LINCOLN CONTINENTAL 1941 USA |
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![]() RIO 43 1/43 126mm
実車諸元 画像参照
フォード リンカーン コンチネンタル アメリカ 1941
フォードは1922年にリンカーンを買収して傘下に収めました。大衆車フォード T型の大量生産で成功した創設者ヘンリー フォードは、市場の狭い高級車には消極的でリンカーンの買収に乗り気ではありませんでした。ヘンリーの息子のエドセルには世界一の高級車を作りたいという夢があり、リンカーンの買収にはエドセルの意思が働いていました。
初代コンチネンタルは月100台の限定生産といった高価な車(当時の定価約3000ドル 現在の貨幣価値で700万円ぐらい?)でしたが、そのスタイルには絶大な人気があり、リンカーンとして最も成功したモデルとなりました。戦後型が1946年に発売され、1948年まで生産されました。戦前からの総生産台数は約5000台でした。リア トランクにスペアタイヤを背負った独特のスタイルは、リンカーンの最上級ブランドの象徴として1980年代まで継承されました。
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ミニカーはリオの初期モデルで、1973年頃に発売されました。昔のミニカーですが、初代コンチネンタルのミニカーとしては現在(2018年)でも最高の出来ばえといっても良いでしょう。実車のイメージが巧みに再現されていて、エンジンやシャーシなどのメカ部分も良く再現されています。幌を閉じた仕様とハードトップ リムジーンのバリエーションがあります。これ以外のコンチネンタル(戦前型)のミニカーは、デルプラドの名車コレクション、フランクリン ミントの1/24、イクソ、オックスフォードの1/76、グリーンライトの1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部の画像です。ボンネットの下にトランペット型のホーンが2つ付いているのが見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は同時期に発売されたリオの幌を畳んだ状態のバリエーション(型番44)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1985年に発売されたリオのバリエーションでリムジーン(型番82)の画像です。幌の代わりに丸い窓が付いたハードトップを装備したリムジーンです。プラスチック製のボンネットが経年劣化で少し変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2009年に発売されたイクソのコンチネンタル(型番MUS017)の画像です。最近のミニカーですので細部はリアルなのですが、全体的な雰囲気(デフォルメ)という観点ではリオのほうが優れていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2002年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズ No.59のコンチネンタル カブリオレの画像です。メーカーは不明です。車高が高めでフロントフェンダーが膨らみすぎと、いま一つの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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