ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ALFA ROMEO 8C 2300 1931 ITALY

ALFA ROMEO 8C 2300 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R077 1/43 97mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 2336cc 142HP 4段変速
性能: 最高速175km/h
データーベースでアルファ ロメオ 8Cのミニカー検索

 

アルファ ロメオ 8C 2300 イタリア 1931

 

 アルファ ロメオは6C 1750でイタリア国内のスポーツカーレースを制覇し、さらに国際レースに進出するため、1930年に新型の8気筒エンジンを搭載した8C 2300を開発しました。6C 1750には4座のツーリングカー(セダン)がありましたが、レーシングカーとして設計された8C 2300はほとんどが2座のスポーツカーでした。エンジンはレーシングカー用の軽合金製で公道仕様でも142HPで、最高速175km/hの高性能車でした。ただシャーシは6C 1750とほぼ同じでしたので見た目はほとんど同じでした。

 

 アルファ ロメオ 8C 2300は狙いどうりに国際レースで圧倒的な強さを発揮しました。輝かしい戦歴の中でも特筆すべきはメルセデス ベンツ (SSK)、ブガッティ(T37)、アストン マーチンなどの強力なライバルがいるなかで、1931年から4年間連続してルマンで優勝していることです。なお当時のルマンのツーリングカークラスの規定で4座が要求されていた為、8C 2300 ルマン仕様はロングホイールベースの4座ツーリングカーボディとなっていました。

 

 

 ミニカーは1982年に発売されたブルム製で、8C 2300の公道仕様をモデル化しています。ブルムとしては初期の物ですが、プロポーションが良く当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。前述した同じブルム製の6C 1750と比べると、この8C 2300はリアのスペアタイヤ上に整流板のようなカバー(羽)がありグリルが黒いなどの違いがあります。同じ型で幌を立てた物やミッレ ミリア仕様などのバリエーションがありました。なおブルムの6C 1750はこの8C 2300をベースにして細部をリファインして2005年に発売されたものでしたので、この8C 2300より仕上げレベルが上がっていました。これ以外の8C 2300のミニカーはイクソのルマン レース仕様、Bブラーゴの1/18、スパーク(レジン製)のレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 8C 2300 1
ALFA ROMEO 8C 2300 2

 以下は1982年に発売された同じブルム製のミッレ ミリア仕様(1/43 型番R078)の画像です。上記のバリエーションで1932年のミッレ ミリアの参戦車をモデル化しています。このレースでアルファ ロメオは1-5位を独占していますが、この#106が優勝車のようです。赤いカバー(たぶん破損防止用)を付けたヘッドライトは当時のレースを記録した写真で良く見るので、当時のレース仕様車の定番だったようです。(実車画像→アルファ ロメオ 8C 2300 ミッレ ミリア 1931) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 8C 2300 MILLE MIGLIA 1932 1
ALFA ROMEO 8C 2300 MILLE MIGLIA 1932 2

 以下は2004年に発売されたイクソ製のアルファ ロメオ 8C 2300 ルマン 1931 (1/43 型番LM1931)の画像です。1931年ルマンで優勝した#16をモデル化しています。このレースの2位はメルセデス ベンツ SSK、3位はタルボ 105でした。この8C 2300はDOHC 8気筒2.3Lスーパーチャージャー付エンジン(155HP)を搭載し、4座の後部座席はカバーされヘッドライトに赤いカバーをつけています。フロントグリルのアルファ ロメオのエンブレム、墨入れ処理されたボンネットルーバー、リーフスプリング式サスペンション、室内のインパネなどがリアルに仕上げてありよく出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 8C 2300 LE MANS 1931 1
ALFA ROMEO 8C 2300 LE MANS 1931 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 8C 2300 LE MANS 1931 3
ALFA ROMEO 8C 2300 LE MANS 1931 4

 以下は2004年に発売されたイクソ製のアルファ ロメオ 8C 2300 ルマン 1934 (1/43 型番LM1934)の画像です。1934年ルマンで優勝した#9をモデル化しています。このレースで2位と3位はイギリスのライレーでした。上記のルマン 1931年優勝車と見比べるとボディ後方が形状変更されスペアタイヤが内蔵されたようです。またヘッドライトのカバーがメッシュに変わり、補助ライトが追加されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 8C 2300 LE MANS 1934 1
ALFA ROMEO 8C 2300 LE MANS 1934 2

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FIAT 508 BALILLA 1932 ITALY

FIAT 508 BALILLA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 13 1/43 85㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m
エンジン 変速機: 4気筒 995cc 20HP 3段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースでフィアット 508のミニカー検索

 

フィアット 508 バリッラ イタリア 1932

 

 1932年にフィアット 509の後継としてフィアット大衆車の最高傑作といわれるフィアット 508 バリッラが発表されました。アメリカのフォード A型を小さくしたようなオーソドックスなデザインで、2ドアセダンとトルペード(4シーターのオープン仕様)と2シーター スパイダーがありました。4気筒995cc(20HP)エンジンを搭載し3段変速で最高速80km/hの性能でした。4輪油圧ブレーキを備えていたこと以外はごく平凡な車でしたが、価格、燃費、メンテナンスの総合的なコストが安くイタリアの大衆にとって画期的な車でした。なお508にも高性能なスポーツ仕様の2シーター スパイダーの508Sがありました。

 

 1934年に大幅な変更が加えられ508B バリッラとなりました。ホイールベースが50㎜延長されたことで、観音開きの4ドア仕様が追加されました。車重が増加しましたが、エンジンは24HPにパワーアップされギヤボックスが4段となり、走行性能は維持されました。ボディもフロントグリルやフロントウィンドーに傾斜が付き全体的に丸みが付きました。1937年に後継車の508Cが登場しました。508/508Bは約11万台が生産され大ヒットしました。(実車画像→ フィアット 508B 1934)

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたイタリアのリオ製です。リオのミニカーとしては初期の物ですが、508 バリッラは自国の名車だけにかなり力の入った作りとなっていて、この小さい車を忠実に再現しています。特に小さなドアが実車同様に大きく開閉するように工夫してあり、室内も結構リアルに再現しています。リアバンパー上にトランクが載せてあり、初期の自動車のトランクはこのようなものでした。リオは商用車や救急車など十数種類のバリエーションを作っています。リオ以外の508のミニカーはポリトーイの初期物(プラスチック製)がありました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 508 BALILLA 1
FIAT 508 BALILLA 2

 以下は1997年に発売されたリオ製のフィアット 508 バリッラ LANCIO PUBBLICITARIO (1/43 型番13/P)の画像です。上記のバリエーションで「LANCIO PUBBLICITARIO」とは「広告の発表(登場)」 という意味で、508が発売された当時の広告の掲示板とその広告のモデルとなっていると思われる少年のフィギュアをミニカーとセットにしたものです。508のバリッラという名前は、1740年代にオーストリア軍のイタリア北部占領に抗議してオーストリア軍将校に石を投げたことで愛国者として伝説的に知られている少年のニックネームに由来するそうです。つまり広告の石を投げようとしている少年はその有名なバリッラ君で、この広告は彼の名前で508を宣伝しているわけです。たぶんイタリアではこの広告ポスターは有名なものなのでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508 BALILLA 3
FIAT 508 BALILLA 4

 以下は1998年に発売されたフィアット 508 バリッラ モンテ カルロ 1933 (1/43 型番SL050)の画像です。これも上記のバリエーションで、1933年モンテ カルロ ラリーで8位となった#57をモデル化しています。フロントフェンダー上に軍用の灯火管制灯のようなものが付いていて、悪路でのスタック脱出用のスコップ(シャベル)などが屋根の上に積んでありますが、それ以外に特別な装備は付いていないようです。当時はこんな実用車でラリーに参戦していたようです。ちなみにこの年のモンテ カルロ ラリーで優勝したのは、フランスのオチキス AM80 (6気筒エンジンを搭載した高級乗用車)で、オチキスは1932年から1934年のモンテ カルロで3連勝しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508 BALILLA MONTE CARLO 1
FIAT 508 BALILLA MONTE CARLO 2

 以下は2003年頃に発売されたフィアット 508 バリッラ デリバリー バン 1935 (1/43 型番128)の画像です。これも上記のバリエーションで商用デリバリー バンをモデル化しています。ボディの型を変更したついでに、ドア開閉ギミックを止めています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508 BALILLA VAN 1
FIAT 508 BALILLA VAN 2

 以下は2003年頃に発売されたフィアット 508 バリッラ 救急車 1935 (1/43 型番SL025)の画像です。これも上記のバリエーションで赤十字の付いた救急車をモデル化しています。ボディの型を変更したついでに、ドア開閉ギミックを止めています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508 BALILLA AMBULANCE 1
FIAT 508 BALILLA AMBULANCE 2

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ALFA ROMEO P3 1932 ITALY

ALFA ROMEO P3 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 5 1/43 95mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 2.7L スーパーチャージャー 215HP 4段変速
性能: 最高速232km/h
データーベースでアルファ ロメオ P2/P3のミニカー検索

 

アルファ ロメオ P3 イタリア 1932

 

 P2の後継としてヤーノが開発したP3(ティーポ B)はグランプリカー(現F1)の最高傑作といわれています。エンジンは8C用を2654ccに拡大したもの(215HP)で最高速232km/hの性能でした。P3の最大の特徴は左右の後輪を2本のドライブシャフトで独立して駆動していることで、2本のドライブシャフトの間にドライバーのシートを収めることで重心を低くしていました。

 

 1932年のイタリア GP 優勝を皮切りに、P3はほとんど向かうところ敵なしの状態で、この勢いは1934年の新フォーミュラー レギュレーション発効まで続きました。1934年のレギュレーション変更に対応して、エンジンが2.9L(255HP)に拡大されました。1934年もP3は大半のレースに勝利しましたが、後半になるとドイツのメルセデス ベンツ/アウトウニオンが台頭してきます。1935年になると、ヨーロッパ選手権(全7戦)でP3はドイツ勢(6戦を優勝した)に対抗できなくなりました。ただドイツ GP(ヨーロッパ選手権 7戦のひとつ)ではエンジンを3.2L(265HP)に拡大したP3が、T.ヌヴォラーリのドライブで優勝して、強いドイツ勢に一矢を報いました。

 

 

 ミニカーはリオの初期物で、1962年に発売されました。60年以上も昔に作られたミニカーとは思えないほど、結構リアルで良い出来ばえです。またミニカーをひっくり返すとエンジンやサスペンションが再現されていて、簡単な造形ですがドライブシャフトがちゃんと2本付いています。リオはP3のミニカーを20種類ほどモデル化していますが、量産ミニカーではリオ以外はP3をモデル化していません。(ライセンスの関係でしょうか? NEOのレジン製など少量生産品ならありますが) 以下はリオ初期のP3のフロント/リアの拡大画像とコクピット/リア車軸部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO P3 1
ALFA ROMEO P3 2

 以下は1980年に発売されたリオのP3 タルガ フロリオ(型番70)とP3 ダブル ホイール仕様(型番71)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO P3 3
ALFA ROMEO P3 4

 以下は1995年に発売されたリオのP3 スクーデリア フェラーリ(型番SL007/P)の画像です。1935年のドイツ GPで優勝した車とドライバーのT.ヌヴォラーリのセット物です。スクーデリア フェラーリ(アルファ ロメオのセミワークス レーシングチーム)ではリア サスペンションを改造しているのですが、ミニカーでもちゃんとリア サスペンションが変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO P3 5
ALFA ROMEO P3 6

 以下は2006年に発売されたリオのP3 テストカー(型番4005/1)の画像です。この頃にはリオはM4傘下のブランドに変わりましたが、昔の型を流用して再生産されたものです。ボンネットのルーバーに墨入れされ、スポーク ホイール、コクピット内造形、フロントグリルのアルファのエンブレムなどがリアルにリファインされています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
 
ALFA ROMEO P3 7
ALFA ROMEO P3 8

 以下は2009年に発売されたリオのP3 B タルガ フロリオ(型番4256)の画像です。これもM4のブランドに代わってから再生産されたもので、1935年のタルガ フロリオ仕様です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO P3 9
ALFA ROMEO P3 10

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FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 1934 ITALY

FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MERCURY 70 1/43 82mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1L 36HP 4段変速
性能: 最高速110km/h
データーベースでフィアット 508Sのミニカー検索

 

フィアット 508S バリッラ コッパ ド オーロ イタリア 1934

 

 この当時のフィアット車には必ずスポーツ仕様がありましたが、大衆車 508 バリッラにも2シーター スパイダーの508Sが1934年に追加されました。カロッツエリア ギアのデザインで、リアのトランクに付いた小さなテールフィンが特徴でした。エンジンはサイドバルブからオーバーヘッドバルブに変更されて36HPにパワーアップされ、790kgと軽量なボディゆえに4段変速で最高速110km/hの性能でした。操縦性も優れていて、当時の軽量スポーツカーとしては抜群の性能でした。508Sには様々なバリエーションがありましたが、高性能版な508Sはコッパ ド オーロ(伊語で金杯の意)とも呼ばれました。

 

 508Sのレース仕様はミッレ ミリアなどのレースで活躍し、イギリスのブルックランズ マウンティン サーキットでは平均速度89km/hで1000マイルを走破しており、軽量ながら耐久性にも優れていたようです。1935年にレースでの空力特性を改善する為に流線形のクーペボディを載せた508CS ベルリネッタ ミッレ ミリア クーペが開発されましたが、ボディが重くなり競争力が低下しました。508 バリッラはドイツのNSUやフランスのシムカでも生産され、シムカ版の508S スパイダー(シムカ フィアット 6CV)が1937年ルマンの1.1Lクラスで優勝しています。508Sはわずか1000台ほどしか生産されませんでしたが、高く評価されています。(実車)画像→ フィアット 508CS ベルリネッタ ミッレ ミリア クーペ)

 

 

 ミニカーはマーキュリー製で1960年代に発売されました。実際に製作したのはZISS-MODELL(チィス モデル)のブランドで知られるMINI-AUTO社で、マーキュリーにOEMしていたようです。実車の雰囲気がうまく再現され、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット取外しとドア/トランクが開閉するギミック付きで、エンジンやトランク内のスペアタイヤも再現されています。これ以外の508Sのミニカーはドゥグー、ポリスティルの1/16、スターラインの508CSなどがあります。  以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 1
FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 2

 以下は1960年代に発売されたドゥグー製のフィアット 508S バリッラ コッパ ド オーロ 1937 (1/43 型番17)の画像です。フェンダーなどが軽量化されたレーシング仕様をモデル化しています。迫力のあるボディが良く再現され、小さなサイクルフェンダーもリアルに出来ています。小さいながらもドア/ボンネットが開閉できるギミック付で、エンジンもリアルに再現されています。繊細なパーツが多いのでボディの大半はプラスチック製です。50年以上も昔に作られたミニカーとは思えないほど実に素晴らしいドゥグーの傑作ミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 3
FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 5
FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 6

 以下はイタリアで発刊されたミニカー付雑誌「FIAT STORY」のNo.10として発売されたフィアット 508S (1/43) の画像です。メーカーはノレブで2008年にオークションで入手しました。ノレブらしいそつのない良い出来ばえで、最近のミニカーですのでフロントグリル、ボディ同色のホイール、インパネなどがそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 5
FIAT 508S BALILLA COPPA D'ORO 6

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LANCIA ASTURA CABRIOLET PININFARINA 1934 ITALY

LANCIA ASTURA CABRIOLET PININFARINA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ALTAYA 16 1/43 124mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.64m
エンジン 変速機: V型8気筒 3L 82HP 4段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでランチア アルテナ/アスツゥーラのミニカー検索

 

ランチア アスツゥーラ カブリオレ ピニンファリーナ イタリア 1934

 

 ビンテージ期の傑作車ランチア ラムダの後継車として1931年にアルテナ(ARTENA)が登場しました。アルテナのセダンはランチアが自社製標準ボディを設定していましたが、それ以外のボディ(クーペ、コンバーチブルなど)は従来通りカロッツェリアが特注ボディを架装していました。その為ボディはラムダの特徴であったモノコック構造ではなくフレーム構造を採用していました。V型2L(55HP)エンジンを搭載し4段変速で最高速115km/hの性能でした。1942年まで生産され総生産台数は約5500台でした。(実車画像→ ランチア アルテナ 1931)

 

 1931年にランチアの最上級車ディラムダの後継者としてアスツゥーラが登場しました。アスツゥーラはアルテナと同じプラットフォームでしたが、ホイールベースが延長されV型8気筒2.6L(72HP)エンジンを搭載していました。エンジンは1933年には3L(82HP)に拡大され、短いホイールベース版が追加されました。アスツゥーラはV型8気筒エンジンながら排気量は3Lと控えめで、スポーティな高級車として名だたるカロッツェリアが豪華なボディを架装しました。1939年まで生産され、総生産台数は約2900台でした。ランチアは車名にギリシャ文字を使っていましたが、この頃からアルテナとアスツゥーラなどローマ帝国時代の地名を使うようになりました。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.16として作られた物でイクソ製です。ピニンファリーナがデザインしたコンバーチブルをモデル化しています。品の良いスポーティなデザインに青/空色のツートンカラーが良く似合っています。プロポーションが良く、室内もそこそこ再現されていて雑誌に付くミニカーの標準的なレベル以上の良い出来ばえです。これはオークションで入手した物ですが、2010年に色違いがイクソの型番MUS029(黄/金 ツートンカラー)でも発売されました。これ以外のアスツゥーラのミニカーはソリド、ミニチャンプス、スターラインなどがあります。アルテナのミニカーはKESS MODEL(レジン製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA ASTURA CABRIOLET PININFARINA 1
LANCIA ASTURA CABRIOLET PININFARINA 2

 以下は1999年に発売されたソリド製のランチア アスツゥーラ 1935 (1/43 型番4169)の画像です。カロッツェリアのスタビリメンティ ファリーナ(STABILIMENTI FARINA ピニンファリーナの創立者バッティスタ ファリーナの兄の会社)製のクーペをモデル化しています。古典的なスポーツカースタイルで黒と銀の塗り分けが高級な感じとなっています。ソリドの型番41**シリーズは安価(当時約2000円)でしたのであまり細かいパーツは付かないシンプルな作りですが、クラシックカーの基本的な部分はきちんと押さえて作ってあります。シャープな造形で灯火類や室内もそこそこ再現されていて良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA ASTURA 3
LANCIA ASTURA 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA ASTURA 5
LANCIA ASTURA 6

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ALFA ROMEO 16C BIMOTORE 1935 ITALY

ALFA ROMEO 16C BIMOTORE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOPMODEL 71 1/43 101㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.33m 全幅約1.65m
エンジン 変速機: DOHC 16(8x2)気筒 5.8(2.9x2)L スーパーチャージャー 540HP 4段変速?
性能: 最高速320km/h
データーベースでアルファ ロメオ ビモトーレのミニカー検索

 

アルファ ロメオ 16C ビモトーレ イタリア 1935

 

 GPレースで圧倒的に強かったP3も、1934年から始まった新しい規定のフォーミュラ 750(重量750kg以下)ではナチス ドイツが国策で後押しするメルセデス ベンツ W25などのドイツ勢に圧倒されるようになります。そこで当時アルファ ロメオのワークス チーム(スクーデリア フェラーリ)を監督していたエンツォ フェラーリが開発したのが、16C ビモトーレでした。ビモトーレという名前は2つのエンジンという意味で、コックピットの前後に8気筒エンジンを搭載し、2倍のパワーで後輪を駆動します。2つのエンジンは長いクランクシャフトで連結され、その中間からP3独特の2つのドライブシャフトを介して左右のタイヤを駆動しています。(複雑な構造です)

 

 1935年のテストでは最高速321.5Kmを記録しており、確かに早かったのですが、名ドライバー T.ヌヴォラーリをしても操縦が難しかったそうです。さらに当時の細いタイヤがハイパワーに耐えられず、その為タイヤ交換に時間を取られることも問題でレースでは活躍できませんでした。結局P3の後継はティーポ Cとなりました。

 

 

 ミニカーは1997年頃に発売されたトップモデルの物でレジン製です。ボディ後端のリアのエンジン始動用のクランクハンドル、リアの右サイドから出る2本目の排気管が2つのエンジンを搭載していることを示しています。量産ミニカーはトップモデルしかなく、バリエーションが数種類あります。(戦前のメルクリンのミニカーもありますが、それは別格です) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 16C BIMOTORE 1
ALFA ROMEO 16C BIMOTORE 2

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FIAT 500A TOPORINO 1936 ITALY

FIAT 500A TOPORINO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R022 1/43 78mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長3215mm 全幅1275mm 車高1377mm 車重600kg
エンジン 変速機: 4気筒 569cc 13HP 4段変速
性能: 最高速85km/h
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フィアット 500A トポリーノ イタリア 1936

 

 1936年にフィアット 508 バリッラよりも小型で低価格な車として500Aが登場しました。この車は見た目がかわいらしいので「トポリーノ」(Toporino:小さなネズミの意)という愛称で呼ばれました。大きさは全長3215mmX全幅1275mmで車重600kgと日本の軽自動車よりひとまわり小さく、4気筒569cc(13HP)エンジンをフロントに搭載し最高速度85kmの性能でした。価格が安くその上軽量で燃費も良いこの車は圧倒的な成功をおさめました。500Aはイタリアで10万台以上も生産され、フィアットが資本参加していたフランスのシムカでもシムカ 5の名前で生産されました。戦後の1948年にはエンジンが16HPに強化され500Bとなりました。

 

 500は低価格な車でしたが、その中身は4気筒エンジン、前輪独立懸架、シンクロ付きギヤボックス、油圧ブレーキなど上級車並みのメカが使われていましたので、単なる安物の我慢車ではなかったのです。キャンバストップ仕様があり、この2座席の小さな車のキャンバストップを開放して、4人以上?も乗り込んでいたそうです。つまり後ろに大人が乗る場合は上体を外に出して乗っていたようです。このような使い方をされたので後輪の板バネが折れるトラブルが起こり、1938年には板バネが強化されました。戦後の1949年にフロント周りを近代的に意匠変更した500Cが登場し、1955年まで生産されました。 

 

 

 私の好きな映画「ローマの休日」(1953年)にはまさしくこの500 トポリーノがでてきます。オードリー ヘップバーン扮するアン王女が助手席に座りグレゴリー ペック扮する新聞記者がキャンバストップから頭を突き出して後部に乗っていて、大柄なグレゴリー ペックが降りる時に苦労しているシーンがあります。(映画「ローマの休日」DVDから引用した画像→ 「ローマの休日」のトポリーノ)

 ミニカーは1979年に発売されたブルム製の初期物です。実車の愛嬌のあるデザインがうまく再現されていて、当時のミニカーとして良く出来ていましたが、2020年現在でもこれ以上の出来ばえの物はないと思います。ブルムは500A/Bのキャンバストップ仕様や商用車仕様など20種類以上をモデル化しています。これ以外の500A/Bのミニカーはビンテージ物のドゥグー製とイタリアのミニカー付雑誌「FIAT STORY」のNo.82ぐらいしかありませんので、500A/Bのミニカーはブルムの独壇場となっています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 500A TOPORINO 1
FIAT 500A TOPORINO 2

 以下は1979年に発売されたブルム製のフィアット 500A トポリーノ オープンルーフ (1/43 型番R021)の画像です。上記のバリエーションでキャンバストップ仕様をモデル化しています。キャンバストップが開いているので良く再現された室内が見えます。運転席後ろには座席がなくフラットなスペースになっていることが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500A TOPORINO 3
FIAT 500A TOPORINO 4

 以下は1970年代に発売されたドゥグー製のフィアット 500A トポリーノ (1/43 型番M08)の画像です。このミニカーも1970年代のミニカーとして良く出来ていました。ドゥグーのミニカーには合成ゴムのタイヤに含まれる可塑剤(有機溶剤)がプラスチック製ホイールを溶かすという問題があり、この500もホイールが溶けてしまったので、ホイールをブルム製のホイールに変更してあります。なおリアに背負ったスペアタイヤだけはオリジナルのホイールなので、ホイールが溶けて変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500A TOPORINO 5
FIAT 500A TOPORINO 6

 以下は1981年に発売されたブルム製のフィアット 500B フルゴンチーノ (1/43 型番R046)の画像です。上記のバリエーションで、商用車仕様のフルゴンチーノをモデル化しています。フルゴンチーノとは小さなフルゴーネ(バン仕様)という意味です。ドアに昔の電話のダイヤルのロゴが付いていますが、STIPELとはイタリアの電話サービス会社の名前のようです。屋根に梯子がついていますので、電話線の工事などを行うサービス車両なのでしょう。ブルム製の500B フルゴンチーノにはこの他にも数種類のバリエーションがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500B FURGONCINO 1
FIAT 500B FURGONCINO 2

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FIAT 508C (1100) 1937 ITALY

FIAT 508C (1100) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R031 1/43 94mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1089cc 32HPエンジン 4段変速
性能: 最高速110km/h
データーベースでフィアット 508のミニカー検索

 

フィアット 508C (1100) イタリア 1937

 

 1937年にフィアット 508 バリッラの後継車として508Cが登場しました。フロントのデザインは小型車500とそっくりで、ボディ全体も500を一回り大きくしたような4ドアセダンとなっていました。しかし508のエンジンを拡大した1089cc(32HP)エンジン以外は全くの新設計で、4段変速機、前輪独立懸架を採用し最高速110km/hと当時の1Lクラスの量産車としてはかなり高性能で操縦性も優れていたそうです。508Cは1939年にフロントグリルがアメリカ車風に変えられ名前が1100に変わりました。当時のヨーロッパ車はこのようなグリルを採用した車が多く、アメリカ車に対するあこがれがあったようです。1100は戦後も生産され、1948年に1100Bとなりました。(実車画像→ フィアット 1100 1939)

 

 以下は1920-1930年代のフィアットの車種構成です。(Wikipediaなどを参照して作成しました)
FIAT LINEUP

 

 

 この508Cの下級車として前述した500 トッポリーノがあり、上級車には1935年に登場した1500(6気筒1.5L)と1933年に登場した518(4気筒1.8L/2L)があり、さらに1938年に登場した最上級車2800(6気筒2.8L)がありました。 ただし2800は生産台数がかなり少なかったようです。1100、1500、2800は同じようなフロントグリルを持ったよく似たデザインの車でした。ただ1100は全長4mの小型車ですが、1500、2800はそれぞれ全長4.5m、5.5mの中型、大型車でした。 (実車画像→ フィアット 1500 1935) (実車画像→ フィアット 2800 1938)

 ミニカーは1981年に発売されたブルム製です。ブルム初期の物ですが、実車の雰囲気が良く再現されていて当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ブルムは実車同様に2ドア カブリオレや商用車のバリエーションをたくさん出しています。508Cの量産ミニカーはブルム製とイタリアのミニカー付雑誌「FIAT STORY」のNo.77(たぶんノレブ製)ぐらいしかないようです。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 508C (1100) 1
FIAT 508C (1100) 2

 以下は1982年に発売されたブルム製のフィアット 508C カブリオレ (1/43 型番R084)の画像です。上記のバリエーションで、2ドアカブリオレに仕立てています。幌を下げたバリエーションもあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508C (1100) 1
FIAT 508C (1100) 2

 以下は1983年に発売されたブルム製のフィアット 508C タクシー ミラノ (1/43 型番R062)の画像です。これも上記のバリエーションでミラノで使われたタクシをモデル化しています。この緑と黒の2トンカラーは現在でもミラノのタクシーで使われているようです。ドアに付いている紋章はミラノ市の紋章です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508C (1100) 1
FIAT 508C (1100) 2

 以下は1983年に発売されたブルム製のフィアット 508C ガソゲノ(GASOGENO) (1/43 型番R033)の画像です。イタリア語のGASOGENOとはガス発生装置のことで、リアに搭載されている装置のことです。この装置は戦時中のガソリン不足に対応した物で、木炭や石炭から可燃性ガスを発生させて、そのガスでガソリンエンジンを動かすものでした。同じような装置が日本でも戦時中に使われ、木炭自動車や代用燃料車と呼ばれました。ブルムはランチア アプリリアでも 同じような代用燃料車をモデル化していますが、ガス発生装置部分はそれと同じ物です。フロントバンパーに装着されているウインチのようなものは、戦時中の車だったので軍用車にみられる超壕用ローラーなのかもしれません。ただ乗用車ですのでやはりウインチなのでしょうか? (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 508C (1100) 1
FIAT 508C (1100) 2

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LANCIA APRILIA 1937 ITALY

LANCIA APRILIA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R058 1/43 93mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: V型4気筒 1.4L 47HP 4段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでランチア アプリリア/アルデンヌのミニカー検索

 

ランチア アプリリア イタリア 1937

 

 1937年に登場したランチア アプリリアはビンテージ期の名車ラムダに次ぐ戦前のランチアの傑作車で、ラムダ同様に革新的な車でした。ボディは当時最先端のモノコック構造でセンターピラーのない観音開きの4ドアを採用していました。またピニンファリーナ製のボディはトリノ工科大学と協力して自動車としては初めて風洞実験でデザインされたものでした。テールの形状に特徴があり戦前の車として空力的に優れたデザインでした。サスペンションは前輪はラムダと同じスライディングピラー式 後輪はスウィングアクスル式の4輪独立懸架でした。

 

 ランチア独自のV型4気筒1.4L(47HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速度130km/hの性能でした。1939年にエンジンが1.5L(48HP)に拡大され、サスペンションが改良されました。標準のセダンボディの他にカロッツェリアによる特注ボディ(クーペやカブリオレ)も架装されました。アプリリアという名前はイタリアの都市名にちなんだもので、フランスではアルデンヌという名前で販売されました。アプリリアは小型実用車ながら同クラスの車とは比較にならないほど上質の車で、ランチアの名前を有名にしました。第2次大戦後の1949年まで生産され、総生産台数は約2.7万台でした。

 

 

 ミニカーは1981年に発売されたブルム製です。ブルムのミニカーとしては初期の物で、アプリリアの先進的なデザインが良く再現されています。特に絞りこまれたリアの独特な造形がよくわかります。この造形はフォルクスワーゲン ビートルのデザインに通じるものがあります。ブルムはミッレ ミリアのレース仕様や戦時中の代燃車仕様など数種類をモデル化しています。これ以外のアプリリアのミニカーはマーキュリーの当時物、ノレブのアルデンヌ、EDISON GIOCATTOLIのランチア100周年記念モデルなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA APRILIA 1
LANCIA APRILIA 2

 以下は1981年に発売されたブルム製のランチア アプリリア ガソゲノ(GASOGENO) 1939 (1/43 型番R060)の画像です。イタリア語のGASOGENOとはガス発生装置のことで、リアに搭載されている装置のことです。この装置は戦時中のガソリン不足に対応した物で、木炭や石炭から可燃性ガスを発生させて、そのガスでガソリンエンジンを動かすものでした。同じような装置が日本でも戦時中に使われ、木炭自動車や代用燃料車と呼ばれました。このミニカーではそのガス発生装置がかなりリアルに再現されています。代用燃料車のミニカーはあまりないので、車種的に面白いミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA APRILIA 3
LANCIA APRILIA 4

 以下は1981年に発売されたブルム製のランチア アプリリア メタノ (METANO) (1/43 型番R059)の画像です。イタリア語のMETANOとはメタンガスのことで、屋根に積んでいるのはメタンガスのボンベです。これも上述した代用燃料車の類で、こちらはこのメタンガスでガソリンエンジンを動かすようです。ただボンベとエンジンの配管などがどうなっているのか具体的な構造は良くわかりません。単にガスボンベが積載されているだけですが、こんな物を使っていた時代があったのだということでは興味深いミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA APRILIA 5
LANCIA APRILIA 6

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ALFA ROMEO 8C 2900B 1938 ITALY

ALFA ROMEO 8C 2900B 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R139-04 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 2.9L スーパーチャージャー 180HP 4段変速
性能: 最高速185km/h
データーベースでアルファ ロメオ 8C 2300のミニカー検索

 

アルファ ロメオ 8C 2300B イタリア 1938

 

 前述したようにGPカーでは、メルセデス ベンツやアウトウニオンのドイツ勢に対抗できなくなったので、アルファ ロメオは国内のスポーツカーレースに軸足を移します。6C、8Cで確立したスポーツカーレースでの優位を維持するために開発されたのが8C 2900Aで、1935年に登場しました。エンジンはGPカー ティーポ B用の8気筒エンジンを220HPにディチューンして搭載していました。この車は1936年と1937年のミッレ ミリアで優勝しています。

 

 8C 2900Bは8C 2900Aのエンジンを180HPにディチューンした市販スポーツカー(当時のスーパーカー)で、1937年に登場しました。2900Aのホイールベース(2718㎜)より長いのですが、ショートホイールベース(2799㎜)のコルト(CORTO)とロングホイールベース(3000㎜)のルンゴ(LUNGO)の2タイプがあり、ほとんどはトゥリングがボディを架装していました。市販車ながらもショートホイールベースのレース仕様が1938年のミッレミリアで、ロング ホイールベースのレース仕様が1947年のミッレミリアで優勝しています。8C 2900Bはたった30台ほどしか生産されていません。

 

 

 ミニカーはブルム製、2003年頃に発売されました。8C 2900B スパイダーをモデル化しています。もともとは1987年に黒のボディカラーでモデル化されていたのですが、これはフロント グリルのエンブレム印刷などをリファインして再発売された物です。1980年代のミニカーですのであまり細かいところはリアルではないですが、実車の雰囲気はそこそこうまく再現しています。ただライト下のシール部は本来はグリルなので、そこはちゃんとした開口部にしてほしかったですが。。ブルムはミッレ ミリア仕様も作っています。 以下はイクソのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 8C 2900B 1
ALFA ROMEO 8C 2900B 2

 以下は1987年に発売されたブルムの8C 2900B ミッレ ミリア 1938年(型番R141)の画像です。赤いカバーの付いたヘッドライトは当時のレース仕様車によくみられます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 8C 2900B MILLE MIGLIA 1
ALFA ROMEO 8C 2900B MILLE MIGLIA 2

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