ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN MAXIMA (J30) 1992 JAPAN

NISSAN MAXIMA (J30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN MAXIMA (J30)


AHC (DOORKEY) 402 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.76m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 195HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速225km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 ブルーバード/マキシマのミニカー検索

日産 マキシマ J30型 日本 1992年

 

 北米市場向けの日産の最上級車としてダットサン 810 マキシマ (G910型)が1981年に登場しました。 ブルーバード 6代目(910)がベースで、エンジンルームを延長して6気筒2.4Lエンジンと6気筒2.8Lディーゼルエンジンを搭載していました。フロントグリルが変更され北米仕様の大型バンパーを装備し、エアコンやカーステレオを標準装備しサンルーフなどのオプション装備も揃っていました。1984年からはダットサン マキシマから日産 マキシマに名前が変更されました。(実車画像→ ダットサン マキシマ 1981)

 

 1984年に日産 マキシマ 2代目 (U11)が登場し、この車は国内市場でもブルーバード マキシマとして販売されました。ブルーバード 7代目(U11)をベースとしていたので前輪駆動車となり、延長されたエンジンルームにはV型6気筒2Lターボ(北米向けはV型6気筒3L)エンジンが搭載されました。1986年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。1987年に北米仕様にもワゴンが追加され、国内の車名がブルーバード マキシマからマキシマに変更されました。1987年にブルーバードは8代目(U12)にモデルチェンジしましたが、マキシマはそのまま生産されました。

 

 

 1988年にマキシマ 3代目(J30)が北米と日本で登場しました。基本スタイルは先代を踏襲しつつも、大型化して3ナンバー規格の幅広ボディに変わりました。エンジンはV型6気筒3L(160HP)を搭載していました。1989年にスポーティ仕様のSEが設定されました。1991年のマイナーチェンジでエンジンがDOHC化(195HP)されました。1994年に北米向けマキシマは4代目(A32)にモデルチェンジし、国内向けマキシマはセフィーロ(A32)に統合されて販売中止となりました。(実車画像→ 日産 マキシマ 1995)

 日産 ブルーバード 9代目(U13)が1991年に登場しました。ボディは先代を踏襲しつつ全体に丸みが付いたデザインに一新され、セダンのSSS/EEXとピラー付のハードトップのARXがありました。セダンは車高が高めで室内が広く、ハードトップはデザイン重視で車高が低めで国内では売れ筋でした。エンジンは4気筒1.6L/1.8L/2Lと4気筒2Lディーゼルがあり、駆動方式はFFと4WD(アテーサ)でした。1993年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、4気筒2.4Lエンジン(ブルーバード初の3ナンバー車)が追加されました。1996年にブルーバードとしては最終型の10代目(U14)にモデルチェンジし、2001年に生産中止となりました。(実車画像→ 日産 ブルーバード 1991日産 ブルーバード 1996)

 ミニカーは1993年に発売されたオランダのAHC社のドアキー(DOORKEY)製の当時物です。マキシマ 3代目(J30)の欧州仕様をモデル化しているようです。1980年代後半に登場したドアキー ブランドのミニカーは50種類ほどあり、日本車もトヨタや日産など10種類ほどがモデル化されていました。このマキシマは全体的なプロポーションは悪くないのですが、肝心のフロントグリル/ヘッドライト周りの造形が実車にあまり似ていないので今一つの出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きで、室内はそこそこ良く再現されていました。マキシマのミニカーは2024年現在でもこのドアキー製とホットホイールの1/64しかないようですので、車種的には貴重なミニカーといえるでしょう。なおブルーバード 9代目(U13)のミニカーはハイストーリー(レジン製)、10代目(U14)のミニカーはWIT'S(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN MAXIMA (BLUEBIRD) (J30) 1
NISSAN MAXIMA (BLUEBIRD) (J30) 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1465

NISSAN MICRA (MARCH) 1992 JAPAN

NISSAN MICRA (MARCH)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN MICRA (MARCH)


AHC (DOORKEY) 118 1/43 84㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.72m 全幅約1.59m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.3L 75HP 5段変速/4段自動変速/CVT無段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースで日産 マーチ(マイクラ)のミニカー検索

日産 マイクラ (マーチ) 日本 1992年

 

 日産の小型車マーチ 初代は1982年に登場しました。ボディは当時の流行りだったイタルデザイン系の直線的なデザインでした。エンジンを横置きする前輪駆動車で、当初のエンジンは4気筒1L(54HP)、最高速147km/hの性能でした。1985年にターボ、1989年にターボ+スーパーチャージャー(110HP)の高性能版スーパーターボが追加されました。当初は3ドアハッチバックのみで、1983年に5ドアが追加されました。マーチ 初代をベースにした派生車としてレトロな雰囲気でパイクカーと呼ばれたBe-1パオフィガロが1980年代後半-1990年代に登場しました。マーチはマイクラという名前で北米/ヨーロッパに輸出されました。(実車画像→ 日産 マーチ 1982)

 

 1992年にマーチ 2代目が登場しました。初代とは打って変わった丸っこいデザインは、前述したパイクカーの人気が高かったことを反映したようです。横置きするエンジンはDOHC 4気筒1L/1.3Lで、従来の変速機に加えてスバル製の電子制御CVTが設定されました。当初は3/5ドアハッチバックだけでしたが、1997年に電動ソフトトップのカブリオレが追加され、1999年のマイナーチェンジでワゴンのマーチBOXが追加されました。ヨーロッパの小型車に対抗できる世界戦略車として開発され、基本的な性能や居住性は従来の国産小型車とは一線を画する出来ばえで、日本とヨーロッパのカー オブ ザ イヤーを受賞しています。高性能に加えて当時このクラスにライバルがいなかったこともあって、1998年に追加された派生車のキューブともども大ヒットしました。2002年にマーチ 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1994年に発売されたオランダのAHC社のドアキー(DOORKEY)製の当時物です。輸出仕様のマイクラ 2代目をモデル化しています。ドアキーは1980年代後半から1990年代前半に1/43のダイキャスト製で主に欧州車(欧州に輸出された日本車もある)をモデル化していました。このマイクラは実車の丸っこいデザインがうまく再現され、細部の仕上げもまずまずで、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きで、室内もそこそこ良く再現されていました。ドアキーはバリエーションで3ドアもモデル化していました。これ以外のマーチ 2代目のミニカーはMテックのカブリオレがありましたが、セダンはこのドアキーのマイクラしかないようです。なおマーチ 初代のミニカーはハイストーリー(レジン製)のターボ、WIT'S(レジン製)のスーパーターボがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN MICRA (MARCH) 1
NISSAN MICRA (MARCH) 2

 以下は上記と同時期に発売されたドアキー製の日産 マイクラ 3ドア (1/43 型番117)の画像です。上記のバリエーションで3ドアをモデル化しています。このミニカーは左右のドアが大きく変形しています。これは不純物が多い低品質の亜鉛合金が使われた為、経年劣化で亜鉛合金の「結晶粒間腐食割れ」が発生して変形したものです。(参照ページ→ ミニカーの経年変化ダイキャスト素材の変形) ドア以外の車体部分には現在でも異常が見られないので、ドアを鋳造した亜鉛合金だけ不純物が多かったのでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN MICRA (MARCH) 3DOOR 1
NISSAN MICRA (MARCH) 3DOOR 2

 以下は1999年に発売されたMテック製の当時物 日産 マーチ カブリオレ (1/43 型番MC-02-A)の画像です。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。このマーチ カブリオレもプロポーションが良く、フィギュア付で実車の楽しい雰囲気がうまく再現されていました。室内やフィギュアなどの細部もそこそこリアルに出来ていて、当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN MARCH CABRIOLET 1
NISSAN MARCH CABRILET 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN MARCH CABRIOLET 3
NISSAN MARCH CABRILET 4

マーチ 初代の派生車のパイクカーはたくさんモデル化されてます。→ データーベースで日産 パイクカーのミニカー検索ミニカー

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1360

TOYOTA TS010 LE MANS 1992 JAPAN

TOYOTA TS010 LE MANS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TS010 LE MANS


EBBRO 44588 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約2m エンジン 変速機: DOHC V型10気筒 3.5L 600HP 6段変速
性能: 最高速 330km/h以上  データーベースでトヨタ TS0*のミニカー検索

トヨタ TS010 ルマン 日本 1992年

 

 トヨタのプロトタイプスポーツカーによるレース活動は、1970年のトヨタ 7の開発中止で一旦中断されました。1975年にシグマ オートモーティブ(現在のサード(SARD))のシグマ MC-75がトヨタの4気筒2.3Lターボ エンジンを搭載してルマンに参戦しました。(結果はリタイア なおシグマ MC-74は1974年にはロータリーエンジンを搭載して参戦) その後トヨタは1982年にはグループCのトムス 童夢 セリカ Cに4気筒2.1Lターボエンジンを供給するなどして国内耐久選手権に参戦するようになり、1987年からトヨタ チーム トムスの名前でワークスのレース活動が再開されました。

 

 1985年にトヨタのエンジンを搭載したトムス 85Cがルマンに参戦し、12位で完走しました。その後1986年ルマンではトムス 86Cで未完走、1987年ルマンではトヨタ 87Cで未完走、1988年ルマンではトヨタ 88Cで12位完走でした。1989年ルマンでは新開発のV型8気筒3.2Lターボ エンジンを搭載したトヨタ 89C-Vで未完走、1990年ルマンではトヨタ 90C-Vで6位入賞、1991年はレギュレーション変更でターボ エンジンが使えなくなりトヨタは参戦していませんが、マツダ 787Bが優勝しました。

 

 

 1992年には、後にトヨタのF1に搭載された新開発のV型10気筒3.5L自然吸気エンジンを搭載したTS010でルマンに参戦し、優勝したプジョーに次ぐ2位となりました。(有力チームのジャガーやメルセデス ベンツはレギュレーション変更の為不参加で、出場したチームは少なかったのですが) 1993年ルマンではTS010が4位となりました。1991年のマツダの優勝、1992年のトヨタの2位など日本車が活躍したことで、当時の日本ではルマンがTV中継されるようになり注目を浴びました。TS010の後継車GT-ONE(TS020)が1998年に開発されました。

 ミニカーは2012年に発売されたエブロ製です。1992年ルマンで2位となったTS010をモデル化しています。エブロらしいそつのないリアルな出来ばえになっていました。リアカウル(プラスチック製)を取り外すことができ、リアルに再現されたエンジンやサスペンションなどを見ることができます。TS010などが活躍していた当時はこの種のレースカーが量産ミニカーになることはほとんどなかったので、当時物ミニカーはありませんでした。その後2000年以降になってイクソ、エブロ、hpiレーシングなどがTS010をモデル化しています。また1980年代の83C以降のプロトタイプスポーツカーも2000年以降になってからエブロ、Qモデル、スパークなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA TS010 LE MANS 1
TOYOTA TS010 LE MANS 2

 以下はリアカウルを外したエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TS010 LE MANS 3

 以下は2019年に発売されたアシェット製 ルマン24時間レース カーコレクションのトヨタ TS010 #33 ルマン 2位 1992 (1/43 No.16)の画像です。メーカーはスパークでスパークのメインはレジン製ミニカーですが、これは製作台数が多いのでダイキャスト製です。スパークは自社ブランドの型番S7703で同じ車をレジン製でモデル化していますので、その製造データを流用しているはずです。このルマンカーコレクションは安価な雑誌付きミニカーながら、いずれも値段以上の良い出来ばえになっていました。このTS010もシャープな造形で、実車がうまく再現されていました。実車に即したカラーリングとスポンサーロゴ、ホイールやリアスポイラーなどの細部もリアルに出来ていました。上記のエブロ製と見比べてみても、エンジンを再現していない点は別にして、ほとんど同じに見えると思います。(ヘッドライトとワイパーは見た目が違っています)

 余談ですがダイキャスト製ミニカーはレジン製ミニカーより細部の出来が悪いなどとWEBサイトに記載されていることがありますが、それは15年以上も昔のミニカーの話です。最近のダイキャスト製ミニカーはスポイラーなどの細かなパーツはプラスチック製などの別パーツとなっていますので、ダイキャスト製ミニカーがレジン製ミニカーより出来が悪いなどということはありません。(ただし一部のべらぼうに高価なレジン製ミニカーは別格です。値段が高いので出来が良いのは当たり前なのです) なおスパークがレジン製ミニカーをメインにしているのは多品種少量生産に適している為であって、出来ばえを良くする為ではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TS010 LE MANS 5
TOYOTA TS010 LE MANS 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TS010 LE MANS 7
TOYOTA TS010 LE MANS 8

データーベースでトヨタ WECレースカーのミニカー検索 データーベースでシグマ レースカーのミニカー検索

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1823

TOYOTA MARK II (X90) GRANDE G 1992 JAPAN

TOYOTA MARK II (X90) GRANDE G
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA MARK II (X90) GRANDE G


DIAPET SV40 1/40 119㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3L 220HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h   データーベースでトヨタ マーク II/チェイサー/クレスタのミニカー検索

トヨタ マーク II (X90) グランデ G 日本 1992年

 

 1992年にトヨタ マーク II 7代目(X90)が兄弟車チェイサー 5代目/クレスタ 4代目とともに登場しました。開発していた時期がバブル期だったので、新設計されたプラットフォームでボディが大型化しサスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン式に変更されました。ボディの大型化で全モデルが3ナンバー車となり、先代のセダンが継続販売されたので、7代目は4ドアハードトップだけとなりました。基本的なスタイルは先代を踏襲しつつ、より丸みがついたスタイリッシュなデザインになりました。エンジンも先代を継承しDOHC 4気筒1.8L、DOHC 6気筒2L/2.5L(ツインターボ)/3Lと4気2.4Lディーゼルがありました。

 

 スポーツ仕様の2.5Lエンジン搭載モデルにはツアラーの名前が付き、上級仕様グランデの下にグロワールというグレードが追加されました。1993年に4輪駆動のグランデ FOUR(6気筒2.5Lエンジン)が追加されました。1994年のマイナーチェンジで前後の意匠が小変更され、グランデGに運転席エアバッグが標準装備されました。その後1995年にはABSと運転席エアバッグが全モデルで標準装備となりました。7代目(X90)はサイズが上級車のクラウン並みになってしまい、バブルが終わったこともあって先代のようには売れなくなりました。1996年にマーク II 8代目(X100)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ マーク II (X100) 1996)

 

 

 ミニカーは1993年に発売されたダイヤペット製の当時物で、上級グレードのグランデをモデル化しています。ダイヤペットの協力会社の144番工場製で、先代のダイヤペット製マーク II (X80)と同じ工場でした。(1980年代のダイヤペットのミニカーの約3割が144番工場製でした) 144番工場は当時のダイヤペットとしてはリアルな造形のモデル化をしていた工場で、このマーク IIも曲面的なデザインがうまく再現されていました。フロントグリル周りやテールライトの造形もそこそこリアルで、当時の国産ミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。これ以外のマーク II (X90)系のミニカーはハイストーリー(レジン製)がマーク IIとクレスタをモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。エンジンルーム内のエンジンは簡単な造形ですが、先代のマーク II (X80)のミニカーのエンジンより多少ましになっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA MARK II (X90) GRANDE G 1
TOYOTA MARK II (X90) GRANDE G 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1451

TOYOTA CELSIOR (UCF11) 1992 JAPAN

TOYOTA CELSIOR (UCF11)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELSIOR (UCF11)


TOSA COLLECTION (SAPI) 570701 1/43 117㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.82m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4L 245HP 4段自動変速
性能: 最高速244km/h (レクサス)   データーベースでトヨタ レクサス/セルシオのミニカー検索

トヨタ セルシオ (UCF11) 日本 1992年

 

 トヨタが北米でメルセデス ベンツなどに代表される高級車市場に進出する為に開発したのがレクサスで、1989年にレクサス LS シリーズが登場しました。その国内版はセンチュリーとクラウンの間を埋める新型車セルシオとして同年に国内販売されました。フロントの造形などはライバル(メルセデス ベンツ)と似たようなデザインでしたが、これは当時の高級車の定番デザインでした。エンジンはV型8気筒4L(245HP)を搭載し、全輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、電子制御エアサスペンション、非常に高級感のある自発光式メーターなどの先進装備が満載でした。

 

 1992年のマイナーチェンジで後期型となりフロントグリルの格子が変更され、16インチホイールやGPSカーナビゲーションなどの装備が追加されました。レクサス LS400は北米でメルセデスベンツ、BMWなどのライバル車を超える販売台数を達成しました。レクサスの売りは信頼性/静粛性の高さと細かな気配り(着座メモリー機能付シートなど)で、これは日本的な手法での高級車へのアプローチでしたが、その徹底ぶりが評価されて高級車ブランド レクサスが確立されていきました。1994年にレクサス/セルシオは2代目にモデルチェンジしました。初代LSシリーズの北米での総生産台数は約16万台でした。(実車画像→ トヨタ レクサス LS 1994)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたトサ コレクション製です。セルシオ LS400 初代の後期型をモデル化しています。トサ コレクションは「面白部品倉庫」(トヨタ系)のブランドで、トヨタ車の特注ミニカーを企画して販売していました。これはサピ(SAPI MODELS)の特注品で、サピがモデル化したセルシオをベースにして後期型に仕上げたものでした。プロポーションが良くセルシオ 初代の雰囲気がうまく再現されていました。実車に即したカラーリングで、灯火類や室内などの細部の仕上げもリアルでとても良い出来ばえでした。トサ コレクションは前期型もモデル化していました。(前期型と後期型はフロントグリルの格子が少し異なる) それ以外のレクサス/セルシオ 初代のミニカーはトミカのセルシオ、ダイヤペットの1/30でレクサス/セルシオ、最近ではハイストーリー(レジン製)、イグニションモデル(レジン製)のセルシオ 前期型などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CELSIOR (UCF11) 1
TOYOTA CELSIOR (UCF11) 2

 以下は1993年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ レクサス LS400 (UCF10) 1989 (1/30 型番SV38)の画像です。縮尺が1/30なので全長166㎜と少し大きなサイズですが、この縮尺は中途半端でミニカーとしてはあまり一般的ではありません。ダイヤペットの協力会社の144番工場製で、プロポーションはまずまずでツートンカラーのボディの雰囲気は良い感じなのですが、肝心のフロント部分の造形があまり良くないので、今一つの出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。同じ型で右ハンドルのセルシオ(型番SV17)もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA LEXUS LS400 (UCF10) 1
TOYOTA LEXUS LS400 (UCF10) 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンはこのサイズのミニカーとしては簡単な造形になっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA LEXUS LS400 (UCF10) 1
TOYOTA LEXUS LS400 (UCF10) 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1355

 

ページ  « 前へ 1...286  287  288  289  290  291  292  293  294  295  296  ...373 次へ »

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2025 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.