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日産 スカイライン GT-R V-スペック R34型 日本 1999年
1998年に日産 スカイライン 10代目(R34)が登場しました。ボディを大型化し丸みの付いた先代から一転して、直線的なラインでウェッジシェイプを強調したデザインに変わりました。見た目だけではなくホイールベースの短縮で全長を短くしボディ剛性を高めて操縦性を向上させました。先代同様に4ドアセダンと2ドアクーペの構成でした。エンジンは全てDOHC 6気筒のRB型で2L(155HP)/2.5L(200HP)/2.5Lターボ(280HP)が搭載されました。2.5Lターボ(280HP)エンジンは高性能版の25GT ターボに搭載されました。2000年のマイナーチェンジで、内外装の意匠が小変更されました。2001年にスカイライン 11代目 (V35)にモデルチェンジしました。
1999年にGT-R (R34)が追加されました。エンジンは先代と同じDOHC 6気筒2.6Lターボで、自主規制で出力は280HPのままでしたが実力としては330HPあったそうです。高性能版のV-スペックには量産車初のカーボンディフューザーやフロントバンパー下部のエアダム、可変リアウイングスポイラーなど空力を極めたアドバンスドエアロシステムが採用されました。2000年のマイナーチェンジで量産車初のNACAダクト付きカーボンファイバー製ボンネットが採用されました。2002年に排ガス対策が困難という理由で、GT-Rは生産中止となりました。同時期には同様の理由でトヨタ スープラなどのスポーツカーも生産中止となりました。(スポーツカーが売れなくなったという時代背景もありましたが。。)
ミニカーは1999年に発売されたMテック製の当時物で、高性能版のGT-R V-スペックをモデル化しています。当時のMテックはマニア向けにM4シリーズでレジン製のミニカーを作っていて、GT-R R34のレース仕様をモデル化していました。このGT-R R34は一般向けのMSシリーズ(ダイキャスト製)で安価でしたので、細部の仕上げは値段相応のレベルです。それでも全体的な造形はGT-R R34のイメージをうまく再現していて当時物のミニカーとしては良く出来ていました。ドア開閉ギミック付きです。スカイライン R34の当時物ミニカーとしてはすべてがGT-Rですが、ダイヤペット セガ、トミカ、エブロ、オートアートの1/43と1/18などがありました。最近のものではエブロ、トミカ、京商の1/43と1/64、HOTWORKSの1/24、レジン製(hpiレーシング、イグニションモデル、HI-STORY、MARK43)など非常にたくさんあります。なおGT-Rではない4ドア セダンの25GTをトミカ リミッテド、京商、HI-STORYなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 プリメーラ 日本 2001年
1990年に日産 プリメーラ 初代が登場しました。ボディデザインや動力性能で欧州車を強く意識して開発されました。国内は4ドアセダンのみで欧州向けは5ドアハッチバックがありました。外観はシンプルながら欧州風のセンスの良いデザインで、室内はクラス最大で居住性に優れていました。操縦性も欧州車並みでしたが、国産車に比べると足回りが固く乗り心地が悪いともいわれました。DOHC 4気筒1.8L/2Lエンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。北米(インフィニティ G20として)/欧州でも販売され評価が高く、国内でもヒットしました。(実車画像→ 日産 プリメーラ 1990)
1995年にプリメーラ 2代目が登場しました。ブルーバード U14型をベースとしていて、外観は成功した先代のデザインを継承していました。当初は4ドアセダンのみで(欧州は5ドアハッチバックもあり)、サニー店向けの姉妹車プリメーラ カミノも同時に登場しました。先代と同じ4気筒1.8L/2Lエンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。1997年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、ワゴンが追加されました。1998年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更されました。1999年に販売店が再編されプリメーラ カミノは廃止されました。(実車画像→ 日産 プリメーラ 1997)
2001年にプリメーラ 3代目が登場しました。ボディが大型化して3ナンバー規格車となりました。ボディは先代同様に4ドアセダン(欧州5ドアハッチバック)とワゴンでした。外観は日産デザインヨーロッパが担当し、前進したキャビンと短いテールの日本車離れした独特のデザインでした。北米市場では2002年にインフィニティ G35(スカイライン V35)が登場したことで、プリメーラ 3代目の北米仕様はありませんでした。国内はDOHC 4気筒2L/2.5Lエンジン、欧州はDOHC 4気筒2.2Lと4気筒1.8Lターボ ディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。2003年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。 2005年に同じクラスのブルーバード シルフィが登場したことで国内販売が終わり、2008年に生産中止となり後継車はありませんでした。
ミニカーは2001年に発売された京商 Jコレクション製の当時物です。プロポーションが良く独特のフロントの顔付などがリアルで、実車の雰囲気がうまく再現されています。また灯火類や室内などの細部もリアルに仕上げてあり、全体的にかなり良く出来ています。これ以外のプリメーラ 3代目のミニカーは、これを流用している国産名車コレクション製、それをさらに流用したファースト43製があります。プリメーラ 初代/2代目のミニカーはハイストーリー(レジン製)、イグニションモデル(レジン製)の1/43と1/18、トミカの1/59、京商のレースカー仕様、オニキスのレースカー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 セドリック 300LV Y34型 日本 2001年
1999年に日産 セドリック 10代目(グロリア 11代目) Y34型が登場しました。基本的なデザインは先代とほとんど同じ4ドアハードトップですが、フロントグリルと一体化した異形ヘッドライトによってフロントの雰囲気が一新されました。エンジンは直噴方式を採用したDOHC V型6気筒2.5L(210HP)/3L(240HP ターボ 280HP)と4WD仕様専用のDOHC 6気筒2.5L(260HP)が搭載されました。変速機は先代の電子制御4段に加えて3Lターボエンジン車には金属ベルトを使用しない無段変速機トロイダルCVTが採用されました。2001年のマイナーチェンジでフロントグリルやテールライトの意匠が変更されました。
姉妹車グロリア 11代目はフロントグリルやテールライトの意匠が少し異なるだけではなく、先代のグランツーリスモ アルティマのようなスポーティさを強調する性格付けでセドリックと差別化するようになりました。セドリック系をベースにしていたシーマは2001年に登場した4代目 F50型では新しいプラットフォームに移行しました。同時に登場したインフィニティ Q45 3代目はそのシーマ F50型にV型8気筒4.5L(280HP)エンジンを搭載した姉妹車でした。セドリック/グロリアは2004年に生産中止となり45年間の歴史を閉じました。後継車はフーガとなりました。なおセドリック(Y31型)の営業車(タクシーなど)は2014年まで生産されました。
ミニカーは2002年に発売された京商製の当時物です。セドリック Y34型 後期型をモデル化しています。プロポーションが良く特徴的なフロントグリル/ヘッドライトがリアルに出来ていて室内も彩色されて良く再現されているので、とても良い出来ばえです。ボンネット上のエンブレムもリアルです。京商はグロリアもモデル化しています。当時物ミニカーとしてはMテックとトミカのセドリックとグロリアがありました。当時物以外では国産名車コレクションのグロリア、日産名車コレクションのセドリック、WIT'S(レジン製)のセドリックとグロリア、コナミのセドリック 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 シーマ 450 VIP F50型 日本 2001年
1995年に日産 セドリック (Y33)が登場し、その翌年に上級車シーマ 3代目(FY33)が登場しました。シーマ 先代はおとなしいデザインでしたが、一転して押出しの強いフロントグリルを持つデザインに変わりました。エンジンはDOHC V型6気筒3Lターボ(280HP)とDOHC V型8気筒4.1L(270HP)を搭載する後輪駆動車で後に4WD仕様も追加されました。1998年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され、1999年に日本車初の自動ブレーキング機能を備えた車間自動制御システムが採用されました。2001年に生産中止となりました。なお1997年に登場した海外向けのインフィニティ Q45 2代目(FY33)はほぼ同じ外観の姉妹車でした。(実車画像→ 日産 シーマ (FY33) 1996)
2001年にシーマ 4代目(F50)/(海外仕様 インフィニティ Q45 3代目)が登場しました。外観は先代の厳ついデザインから一転して大型ヘッドライトを持つスポーティなデザインに変わりました。セドリック (Y34)と同じ大型車用プラットフォームを採用する後輪駆動車(4WD仕様もあり)で、DOHC V型6気筒3Lターボ(280HP)とDOHC V型8気筒4.5L(280HP)エンジンを搭載していました。日本初のドアミラーウインカー、高速道路上で車線をカメラで検知し車線から外れることを防止する世界初の車線逸脱防止支援システム、それを使った先行車の自動追尾運転など先進技術が採用されていました。2008年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更されました。なお2003年に登場したプレジデント 4代目(PGF50)は、シーマ 4代目(F50)の姉妹車でほとんど同じ外観でした。2010年にシーマとプレジデントは生産中止となりました。シーマは2012年に5代目(HGY51)がハイブリッド専用車として復活しました。(実車画像→ 日産 シーマ ハイブリッド 2015)
ミニカーは2002年に発売された京商 Jコレクション製の当時物です。シーマ 4代目 V型8気筒エンジン搭載車 初期型をモデル化しています。プロポーションが良くスポーティな実車のイメージがうまく再現されています。ボンネット先端のエンブレムはそこそこリアルに出来ていて、灯火類や室内など細部も良く再現されています。特にV型8気筒エンジン搭載車のヘッドライトは小型プロジェクターランプをバルカン砲のように束ねたバルカンヘッドと呼ばれるものでしたが、これがなかなかそれらしく再現されてます。京商 Jコレクションは海外仕様のインフィニティ Q45と2008年にマイナーチェンジした後期型もモデル化しています。Jコレクション以外のシーマ 4代目のミニカーはトミカの1/65、ダイヤペットの1/43、WIT'S(レジン製)、RAI'Sのポリス仕様、日産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント(エンブレム拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 マーチ 日本 2002年
2002年に日産 マーチ 3代目が登場しました。高い位置にある丸いヘッドライトと小さなフロントグリルによる愛嬌のある顔つきが特徴で、全体的に丸みの付いたデザインに変わりました。3/5ドアハッチバックのボディは先代より前後のオーバーハングを短くして室内を広くしていましたが、丸みの付いたキャビンは居住空間的にはやや不利なデザインでした。ルノーと共同開発したプラットフォームを採用していたので、ルノー クリオ IIIとは兄弟車でした。新開発のDOHC 4気筒1L/1.2L/1.4L(98HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、後輪を電気モーターで駆動する4WD仕様 e-4WDもありました。
2003年に1Lエンジンの設定がなくなり、チューンした1.2L(108HP)エンジンを搭載し専用サスペンションやエアロパーツを装備したスポーツ仕様の12SRが設定されました。2005年のマイナーチェンジで3ドアが廃止され、DOHC 4気筒1.5Lエンジンが追加されました。(この1.5Lエンジンのスポーツ仕様 15SRも設定されました) 2007年にマーチの欧州仕様であるマイクラのカブリオレ マイクラ C+Cが国内で限定販売されました。(実車画像→ マイクラ C+C 2007) 2010年にマーチ 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 マーチ 2010)
ミニカーは2002年に発売された京商 Jコレクション製の当時物です。特徴的なフロントの顔付きや丸いボディがうまく再現されていてかなり良い出来ばえです。室内などの細部も良く仕上げられています。京商はスポーツ仕様の12SR/15SRもモデル化しています。これ以外のマーチ 3代目のミニカーはトミカの1/58、トミーテックの1/150、Mテックカプセルの1/72、RAI'Sのポリス仕様、コナミの1/64、日産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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