ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

SUBARU VIVIO RX-R 1992 JAPAN

SUBARU VIVIO RX-R
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU VIVIO RX-R


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 192 1/43 79㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.4m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 658cc スーパーチャージャー 64HP 5段変速
性能: 最高速177km/h (リミッターカット)  データーベースでスバル ヴィヴィオのミニカー検索

スバル ヴィヴィオ RX-R 日本 1992年

 

 1992年にスバル レックスの後継車としてヴィヴィオが登場しました。先代の直線的なボディが全体的に丸みを帯びたデザインに変わりました。ボディ形式は3/5ドアハッチバックと3ドア商用バンで乗用車と商用車は車体後部形状が変えてありました。また「ドライバーズ ミニ」という運転席の居住性を重視するコンセプトから、助手席は小さめで左に寄せてありました。1993年に富士重工40周年記念車としてタルガトップで電動格納式リアウィンドウーを操作することでオープンカーとなる3000台限定のT-Topが発売されました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ T-Top 1995)

 

 エンジンは4気筒660㏄(42-52HP)とそのDOHC版スーパーチャージャー仕様(64HP)などがあり、変速機は5段MT/3段AT/無段CVTがありました。またパートタイム式4WDとビスカスカップリングによるフルタイム4WDが設定され、軽自動車ながら駆動系は多彩でした。4輪独立懸架サスペンションで操縦性にも優れ、フルタイム4WDのRX-Rのラリー仕様車が1993年サファリ ラリーでクラス優勝するなど活躍しました。派生車として1960年代の欧州車をイメージしたレトロな外観のビストロが1995年に登場しました。ヴィヴィオはスバルらしい個性的な軽自動車で1998年まで生産され、後継車のプレオにモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995) (実車画像→ スバル プレオ 1998)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。DOHCエンジンを搭載した高性能版のRX-Rをモデル化していますので、ボンネットにエアインテークが付いています。メーカーはイクソで、イクソはこれと同じ型を流用してシートを彩色するなど内装の仕上げレベルを上げたRX-RA(モータースポーツ用ベースグレード仕様)とそのサファリ ラリー仕様なども発売しています。安価な雑誌付きミニカーなので室内の仕上げが多少簡素化されていますが、フロント周りの造形など実車のイメージが良く再現されていて、かなり良く出来ていました。これ以外のヴィヴィオのミニカーは、イクソのラリー仕様車など6種類、CM'Sのラリー仕様車、Mテックのビストロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU VIVIO RX-R 1
SUBARU VIVIO RX-R 2

 以下は1998年に発売されたMテック製の当時物 スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995 (1/43 型番MM-03-A)の画像です。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43の国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。MテックのMMシリーズ(型番がMM**)は軽自動車をモデル化した当時の定価が1000円ほどの安価なミニカーでしたが、丸型ヘッドライトのレトロな外観のビストロがうまく再現されていてこれも良く出来ていました。ドアが開閉するギミック付きです。バリエーションでパトカー仕様がありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU VIVIO BISTRO 1
SUBARU VIVIO BISTRO 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU VIVIO BISTRO 1
SUBARU VIVIO BISTRO 2

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SUZUKI ESCUDO HARDTOP 1992 JAPAN

SUZUKI ESCUDO HARDTOP
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI ESCUDO HARDTOP


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 197 1/43 87㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.56m 全幅約1.64m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 82HP 5段変速/3段自動変速 パートタイム式4WD
性能: 最高速140km/h  データーベースでスズキ エスクード/ビターラのミニカー検索

スズキ エスクード ハードトップ 日本 1992年

 

 1988年に小型SUV車のスズキ エスクード 初代が登場しました。ラダーフレームのシャーシに副変速機付パートタイム式4WDを採用した本格的な4輪駆動車ながら、乗用車的内装を持ち街乗り用途にも使えるといったSUV車の先駆けとなった車でした。後に同じようなコンセプトのトヨタ RAV4ホンダ CR-Vが登場しました。当初は3ドアのハードトップとコンバーチブルのボディ構成で、1990年にホイールベースを伸ばした5ドアワゴンのエスクード ノマドが追加されました。(ノマドという名前は1996年に外れ、単に5ドアとなりました)

 

 当初のエンジンは4気筒1.6L(82HP)でしたが、1994年のマイナーチェンジでスズキ初のDOHC V型6気筒2Lエンジンと4気筒2Lディーゼルターボエンジン(マツダ製)が追加され、スズキの国内最上級車となりました。1995年にカプチーノのSUV仕様的な派生車 X-90が登場しました。(北米輸出がメインだったようです 実車画像→スズキ X-90 1995) 1996年に4気筒2LエンジンとV型6気筒2.5Lエンジンが追加され、2.5Lエンジン搭載車はスズキ初の3ナンバー車となりました。国内ではマツダにプロシード レバンテとしてOEM供給され、北米ではサイドキック(SIDEKICK)や提携していたGMのジオ トラッカー(GEO TRACKER)として、欧州ではビターラ(VITARA)/グランド ビターラ(GRAND VITARA)の名前で販売され、世界的に高く評価されました。1997年に2代目、2005年に3代目、2015年に4代目とモデルチェンジし、2024年に生産中止となりました。2024年に日本で発売したインドで製造するフロンクス(FRONX)が後継車となるようです。(実車画像→スズキ ビターラ 2019)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションで、メーカーはイクソです。エスクード 初代をモデル化しています。ブリスターフェンダーを持つ角ばったボディやフロント周りの造形がうまく再現されていました。灯火類や室内などの細部もリアルに再現されていて、この名車コレクション シリーズのなかでもかなり良い出来ばえとなっていました。イクソはこれの型を流用してプレミアムX ブランドでハードトップとコンバーチブルを数種類ほど発売しています。エスクード 初代のミニカーはイタリアのBブラーゴの当時物のビターラ、ハイストーリー(レジン製)、ネオ(レジン製)のビターラ カブリオレ、DORLOPのビターラ 1/18などがあります。(ビターラ がモデル化されていることはエスクードの海外での評価が高いのを反映してます) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI ESCUDO HARDTOP 1
SUZUKI ESCUDO HARDTOP 2

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GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 1992? USA

GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION
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GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION


VICTORIA R004 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約2.2m エンジン 変速機: V型8気筒 6.5L ターボ ディーゼル 195HP 4段自動変速 4WD
性能: 最高速135km/h  データーベースでハマー/ハンヴィーのミニカー検索

GM ハマー H1 ピックアップ 国連仕様 アメリカ 1992?年

 

 ウィリス ジープの後継車としてHMMWV(High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle:高機動多用途装輪車)又はハンヴィー (HUMVEE)と呼ばれる多目的軍用4WD車が1985年に登場しました。開発と生産はアメリカンモーターズの商用車部門を前身とするAMゼネラル社が担当しました。ホイールハブに減速ギヤを組込むハブリダクション方式で車高を高くし悪路走破性を高めていました。また室内からタイヤ空気圧を可変できる装置もついていました。貨物/兵員輸送車や野戦救急車、機関銃やTOW対戦車ミサイルを搭載した車両など様々な仕様があり、世界中の軍隊で使用されています。

 

 ハンヴィーの民生仕様として1992年からGM ブランドで販売されたのがハマー H1です。(生産はAMゼネラル社) この民生化はハマーを自家用車としていた俳優のアーノルド シュワルツェネッガーの要望で行われたとのことです。ハンヴィーと構造は同じでエンジンはV型8気筒6.2Lディーゼルを搭載し、幌/ハードトップ付のフルオープン、ピックアップトラック、4ドアワゴンなどがありました。1994年にエンジンが6.5Lに変わり、1995年にV型8気筒5.7Lガソリン、1996年に6.5Lターボディーゼルが追加されました。2005年にはエンジンが新しい6.6Lターボディーゼル(300HP)に変更され名前がH1 アルファとなりましたが、排ガス対策が困難になり2006年に生産中止となりました。

 

 

 派生車としてGM シボレー タホをベースにしてデザインをハマー H1に似せたハマー H2が2002年に登場しました。ボディの大きさはH1とほぼ同じで、V型8気筒6L(239HP)ガソリンエンジンを搭載していました。一般的なSUVと同じ構造の4WD車なので、H1のような悪路走破性は備えていませんでしたですが、キャディラック エスカレードなどと同じ高級なSUV車として人気があったそうです。ピックアップトラックのH2 SUT(Sport Utility Truck)やボディを延長したストレッチ リムジン仕様があり、2010年まで生産されました。(実車画像→ ハマー H2 2002)
 GM シボレー コロラドをベースにしてH2を一回り小型化したH3が2005年に登場しました。当初は5気筒3.5L(164HP)エンジンを搭載していましたが、2007年にV型8気筒5.3L(295HP)エンジンに変わり名前がH3 アルファに変わりました。2008年には次期型としてHX コンセプトが発表されましたが、市販化には至りませんでした。H3も2010年に生産中止となりGMのハマーブランドは消滅しましたが、2021年にGMCブランドで電気自動車のハマー EVが登場しました。(実車画像→ ハマー H3 2007ハマー HX コンセプトハマー EV ピックアップ)

 ミニカーは旧ビテス グループのブランドで軍用車関係をモデル化していたビクトリア製で1998年に発売されました。ハマー H1 ピックアップの国連(UN:UNITED NATIONS)仕様をモデル化しています。この車の特徴である異様に幅広い車幅がミニカーでも良くわかります。またシャーシやサスペンションもある程度再現してあり、当時のミニカーとしてはそこそこ良くできていました。ビクトリアはバリエーションで救急車仕様など数種類をモデル化していました。これ以外のハマー H1のミニカーは、ソリド、ジク、ジョニー ライトニング(1/64)などがあります。ハマーH2やH3もトミカ、マイスト、ノレブ、スパークなどでたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 1
GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 2

 以下は俯瞰と床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 3

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CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET 1993 USA

CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET
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CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET


MINICHAMPS 430144032 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.92m エンジン 変速機: V型10気筒 8L 394HP 6段変速
性能: 最高速266km/h (0-400m 12.9s)  データーベースでクライスラー ダッジ バイパーのミニカー検索

クライスラー ダッジ バイパー カブリオレ アメリカ 1993年

 

 ダッジ バイパーはダッジのマッスルカーの名声を取り戻す車として企画され、1992年に登場しました。1960年代のシェルビー コブラのような車をイメージしており、開発にはコブラを開発したキャロル シェルビーや当時クライスラー傘下であったランボルギーニが関与していました。デザインはコブラのような雰囲気を持つノスタルジックな感じのロードスターとなっていました。エンジンはピックアップトラック用のV型10気筒8L(当時の市販車最大の排気量)を、ランボルギーニがブロック/ヘッドをアルミ化してチューン(394HP)したもので、4輪独立懸架の足回りもランボルギーニがチューンしていました。ボディは鋼管フレームにFRP製パネルを載せたレースカー的な構造になっていました。

 

 当初は3年間の限定生産の予定で、ボディは軽量化を目的としたオープンボディのRT/10だけでした。市場の反響が大きかったので継続販売することとなり、1996年に後期型(PHASE II)が登場し、エンジンが415HPにパワーアップしました。1997年にはクーペ仕様のGTS(450HP)が追加されました。またレース仕様のGTS-Rが開発されルマンなどの耐久レースに参戦し、1999年のニュルブルクリングで優勝するなど活躍していました。2002年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ダッジ バイパー 2代目) 2012年には3代目のSRT バイパーが登場しましたが、2014年には名前がダッジ バイパーに戻され2017年まで生産されました。(実車画像→ SRT バイパー)

 

 

 ミニカーは1997年に発売されたミニチャンプス製です。ダッジ バイパー 初代をモデル化しています。プロポーションが良く、フロントの造形など実車の雰囲気がうまく再現されていました。ただし室内の仕上げはミニチャンプスのミニカーとしてはやや物足りないレベルでした。ミニチャンプスはクーペやレース仕様などバリエーションを30種類以上モデル化していました。これ以外のバイパー 初代のミニカーは、オートアートの1/18、Bブラーゴの1/43と1/18、、イクソのレース仕様などがあります。バイパー 2代目のミニカーはオートアートの1/43と1/18、フランクリン ミントの1/24、 Bブラーゴの1/43と1/18、ノレブなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET 1
CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET 2

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MERCEDES-BENZ C220 CLASSIC (W202) 1993 GERMANY

MERCEDES-BENZ C220 CLASSIC (W202)
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MERCEDES-BENZ C220 CLASSIC (W202)


MINICHAMPS 430032100 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.72m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.2L 150HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速210km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W202系のミニカー検索

メルセデス ベンツ C220 クラシック (W202) ドイツ 1993年

 

 1993年にメルセデス ベンツ 190E (W201)の後継車としてW202がCクラス 初代として登場しました。190Eより全長が70㎜大きくなり、居住性が向上していました。上級車のEクラス(W124)の設計が流用されており、デザインも上級車Sクラス(W140)をコンパクトにしたようなスタイルで、うまくデザインを統一していました。当初のエンジンはDOHC 4気筒2L/2.2L、DOHC 6気筒2.8L、4気筒2.5Lディーゼルでした。AMGによるスポーツ仕様で6気筒エンジン搭載のC280 AMGやC36 AMGなどもありました。

 

 1996年にステーションワゴンが追加され、電子制御式5段自動変速が採用されました。1997年のマイナーチェンジではバンパーの意匠が変更され、V型6気筒2.4L/2.8LとV型8気筒4.3L/5.4Lが追加され、4気筒エンジンは2Lだけとなりました。同時にV型8気筒4.3L/5.4L(347HP)エンジン搭載の高性能版C43/C55 AMGも追加されました。190EはDTMで活躍しましたが、W202もC36 AMGベースの車でDTMに参加していました。W202は2000年まで生産され、後継車のW203にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1994年に発売されたミニチャンプス初期の当時物です。C220の一番下のグレードであるクラシックをモデル化しています。ミニチャンプスはメルセデス ベンツをモデル化するといい仕事をしますが、このC220も手堅い作りで良く出来ていて、室内もリアルに再現しています。ミニチャンプスはC36 AMGやDTM仕様などW202系を20種類ほどモデル化しています。これ以外のW202のミニカーはトミカの当時物、スパークのAMG セダン/ワゴンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ C220 CLASSIC (W202) 1
MERCEDES-BENZ C220 CLASSIC (W202) 2

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