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メルセデス ベンツ 260E (W124) ドイツ 1992年
1985年にメルセデス ベンツ W123の後継車としてW124が登場しました。190Eを大きくしたようなスタイルでこの頃のベンツはデザインが統一されていました。(W124はリアライトが小さいという違いを出していましたが) 当初のエンジンは4気筒2L/2.3Lと4気筒2Lディーゼルで、その後6気筒2.6L/3L、5気筒2.5L/6気筒3Lディーゼルが追加されました。当初はミディアムクラスと称していましたが、1993年のマイナーチェンジ以降は現在まで続くEクラスに名称変更されました。
当初のセダンに、クーペ、カブリオレ、ワゴンのTモデル、ロングホイールベースの6ドアリムジンが追加されました。1987年にベンツ初の乗用車用4WDシステム(4マチック)がオプション設定され、これは路面状況に応じて前後輪の駆動力を自動的に切り替えるものでした。1994年頃に他のシリーズと同じくEが先頭に付くモデル名に変更されました。(260E→E260) 1996年に後継車のW210にモデルチェンジしました。
ミニカーは1992年に発売されたミニチャンプス初期の当時物です。W124のやや角ばったキャビンの感じがうまく再現され良い出来ばえです。(不透明なライトカバーと大きめで目立ち過ぎるワイパーが今一つですが) 1992年式をモデル化しているので、1990年のマイナーチェンジで追加されたサイドプロテクターパネルがついています。ミニチャンプスはバリエーションで、クーペ、カブリオレ、Tモデルなど約60種類もモデル化しています。その他のW124の当時物ミニカーは、ガマのクーペ、コンラッドのクーペ/Tモデル、ヘルパのセダン/クーペ/カブリオレ/Tモデルなどがありました。当時物以外ではオートアートの1/18、ヘルパの1/87、ネオのリムジーンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ 300CE-24 クーペ (C124) ドイツ 1992年
メルセデス ベンツ W124シリーズのクーペ(C124)は先代(C123)同様の2ドアピラーレスハードトップで、1987年に追加されました。ホイールベース/全長が85㎜短縮されていて、シンプルなデザインでスポーティな感じになっていました。当初の300CEは6気筒3L(185HP)エンジンを搭載していましたが、1990年のマイナーチェンジでエンジンがDOHC化され300CE-24(225HP)に変わりました。
1991年に500SL(R129)のDOHC V型8気筒5L(320HP)エンジンを搭載する高性能版の500Eが追加されました。この車の開発と生産にはポルシェが協力していました。1992年にはDOHC 6気筒4.2L(275HP)エンジンを搭載する420Eも追加されました。このモデルは主に北米市場向けでで競合する日本製高級車に対抗したものでした。W124は品質と安全性の高さが世界中で支持され、1995年まで生産されました。1995年にEクラスの2代目W210にモデルチェンジしました。
ミニカーは1993年に発売されたミニチャンプス初期の当時物です。前述したセダンの260Eと同じように実車のイメージがうまく再現された良い出来ばえです。このクーペはセダンとは全く別の金型が起こされていて、ミニチャンプスとしては珍しくボンネットとトランクが開閉するギミックが付いていました。当時のミニカーはまだギミックが付いている物がありましたので、それへの対抗上ミニチャンプスにもギミック付ミニカーが少しですがありました。C124/A124の当時物ミニカーではガマの300CE、ヘルパのE320C、コンラートの300CEがありました。当時物以外ではノレブの1/18、ヘルパの1/87、OTTO MOBILE(レジン製)の1/18などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。トランクを閉じたときの立て付けが良くないですが、ミニチャンプスは開閉ギミックに関しては技術的にあまり上手ではありませんでした。エンジン部の造形はやや物足りないレベルでもう少し立体的にしてもらいたいところです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ 300CE-24 カブリオレ (A124) ドイツ 1992年
メルセデス ベンツ W124のカブリオレ 300CE-24 (A124)が1992年に追加されました。クーペをベースにしたフルオープンのカブリオレで、1980年代に安全規制で消えていったフルオープンのカブリオレが復活してきた時代でした。このクラスのカブリオレは豪華な内装の高級車で、この300CEは見た目もかっこよかったです。当初はDOHC 6気筒3L(225HP)エンジンを搭載していました。
W124は1993年のマイナーチェンジでにフロントウインカーとバンパーモールの色などが変更されました。それと同時にエンジンも全てDOHC化されて、排気量が4気筒2.3L、6気筒2.8L/3.2Lに変更されました。その際にモデル名がE230、E280、E320とEクラスの新しい名前に変わりました。W124は品質と安全性の高さが世界中で支持され、1995年まで生産されました。1995年にEクラスの2代目W210にモデルチェンジしました。
ミニカーは1993年に発売されたミニチャンプス製の当時物で、前述したW124シリーズのバリエーションです。前述したクーペとほぼ同じ造形なのでカブリオレも良い出来ばえです。クーペの型を流用しているのでクーペと同じ開閉ギミックが付いています。(この当時のミニチャンプスは定価が約4000円と少し高かったですが、出来ばえからするとリーズナブルでした) W124カブリオレの当時物ミニカーではヘルパのE320がありました。当時物以外ではノレブの1/18があります。トランクの開閉ギミックの構造は少し変更されているようで?、クーペに比べると多少立て付けが良くなっています。エンジン部は変更なしのようです。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ C220 クラシック (W202) ドイツ 1993年
1993年にメルセデス ベンツ 190E (W201)の後継車としてW202がCクラス 初代として登場しました。190Eより全長が70㎜大きくなり、居住性が向上していました。上級車のEクラス(W124)の設計が流用されており、デザインも上級車Sクラス(W140)をコンパクトにしたようなスタイルで、うまくデザインを統一していました。当初のエンジンはDOHC 4気筒2L/2.2L、DOHC 6気筒2.8L、4気筒2.5Lディーゼルでした。AMGによるスポーツ仕様で6気筒エンジン搭載のC280 AMGやC36 AMGなどもありました。
1996年にステーションワゴンが追加され、電子制御式5段自動変速が採用されました。1997年のマイナーチェンジではバンパーの意匠が変更され、V型6気筒2.4L/2.8LとV型8気筒4.3L/5.4Lが追加され、4気筒エンジンは2Lだけとなりました。同時にV型8気筒4.3L/5.4L(347HP)エンジン搭載の高性能版C43/C55 AMGも追加されました。190EはDTMで活躍しましたが、W202もC36 AMGベースの車でDTMに参加していました。W202は2000年まで生産され、後継車のW203にモデルチェンジしました。
ミニカーは1994年に発売されたミニチャンプス初期の当時物です。C220の一番下のグレードであるクラシックをモデル化しています。ミニチャンプスはメルセデス ベンツをモデル化するといい仕事をしますが、このC220も手堅い作りで良く出来ていて、室内もリアルに再現しています。ミニチャンプスはC36 AMGやDTM仕様などW202系を20種類ほどモデル化しています。これ以外のW202のミニカーはトミカの当時物、スパークのAMG セダン/ワゴンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ E280 エレガンス (W210) ドイツ 1995年
メルセデス ベンツ Eクラスの2代目 W210が1995年に登場しました。ボディは大きくなり、より豪華になりました。楕円形の4灯式ヘッドライトはお堅いベンツのイメージを変えて、親しみ易さやスポーティさが感じられました。フロントサスペンションをストラットからダブルウィッシュボーンに変更しラック&ピニオン式ステアリングの採用で、足回りもスポーティになっていました。ボディは4ドアセダンと5ドアワゴンのみで、クーペはCLKクラス(C208)に移りました。当初のエンジンは4気筒2.3L、6気筒2.8L/3.2L、4気筒2.2L/6気筒3Lディーゼルなどでした。
1996年にはV型8気筒4.2L(279HP)エンジンを搭載するE420が追加され、1997年に電子式5段自動変速機が採用されました。その後4気筒ガソリンエンジンが無くなり、6気筒はV型6気筒に変わり、1999年のマイナーチェンジではバンパーなどの外観が変更されました。V型8気筒5.4L(354HP)エンジン搭載の高性能版E55 AMGなどが追加され、2003年まで生産されEクラス 3代目(W211)にモデルチェンジしました。Eクラス 2代目はヘッドライトの奇抜なデザインであまり人気がなかったように思います。ただこのデザインはその後洗練されて、新しいメルセデスの顔となっていきました。
ミニカーはヘルパの当時物で1996年に発売されました。E280の一番下のグレードであるクラシックをモデル化しています。現在のヘルパは1/87のプラスチック製ミニカーが主流ですが、1990年代には1/43のダイキャスト製ミニカーも手がけていました。特徴的なヘッドライトがやや大きめにデフォルメされていて?、実車に似ていないわけではないですが、フロント回りの雰囲気が微妙に違うような気がします。ヘルパはワゴン(Tモデル)もモデル化していました。実車人気のせいなのか、これ以外の当時物はないです。(ミニチャンプスがモデル化していないのはヘルパにモデル化の権利を取られたからでしょうか?) 当時物以外では、サンスターの1/18、アンソンのワゴン(1/18)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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