ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

PORSCHE 550A RS SPIDER James Dean 1955 GERMANY

PORSCHE 550A RS SPIDER James Dean
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 550A RS SPIDER James Dean


BRUMM R234 1/43 87mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.5L 135HP 4段変速
性能: 最高速220km/h  データーベースでポルシェ 550のミニカー検索

ポルシェ 550A RS スパイダー ジェームス ディーン  ドイツ 1955年

 

 フォルクスワーゲンのディーラーがポルシェ 356を改造したミドシップ スパイダーを駆って国内レースで活躍したことに触発されて、ポルシェ社も自らレーシングカーの製作を始めました。1953年に1.5Lエンジンをミドシップ配置した2座スパイダーのプロトタイプが完成し、ルマンに出場してクラス優勝しました。翌年この車はエンジンを4カムシャフトに改造して、550 RS スパイダーとして一般市販されました。なお車名の550とは軽量なアルミ製ボディの乾燥重量が550㎏だったことに由来しています。

 

 この高性能エンジンは前述した356 カレラにも使われました。1955年に550はサスペンションを改良し軽量化された550A RSに変わり、多くはアメリカに輸出されました。前述したポルシェ 356 スピードスターを愛用していた映画俳優のジェームス ディーンは365 スピードスターから550A RSに乗り換えたのですが、1955年にその車でレース場に向かっていた途中に交通事故で死亡しました。

 

 

 ミニカーは1996年に発売されたブルム製です。ジェームス ディーンが愛用していた車をモデル化していて、ゼッケン「130」とリアパネルのナンバープレート「2Z77767」と「Little Bastard(リトルバスターズ)」のロゴは実車に即しています。そこそこリアルで実車の雰囲気が再現されたブルムらしい良い出来ばえです。なおリアフェンダー上の塗装(実車は赤いラインがある)などが実車と異なっているのですが、その塗装や内装を修正した改良版(型番はR234のまま)が2013年に発売されています。(ブルムにはこのような型番を変更していない改良版が結構あります) 下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PORSCHE 550RS 1
PORSCHE 550RS 2

 ポルシェ 550の当時物ミニカーは、ソリド、ポリトーイ、ジクなどがありました。当時物以外ではブルムが各種レース仕様のバリエーションを約20種類、シュコーが十数種類、ミニチャンプスが数種類、ジョリーモデルが数種類などたくさんモデル化されています。ジョリーモデルからはジェームス ディーンの550A RSのつぶれた事故車が型番JL0263で2004年に発売されてます。(悪趣味なミニカーだと思いますが→ その画像です)

 以下は1993年に発売されたブルム製のポルシェ 550RS ルマン (1/43 型番R193)の画像です。1956年のルマンで5位入賞した参戦車(#5)をモデル化しています。ハードトップを追加してクーペになっていました。リアウインドーからミドシップ搭載したエンジンが少し見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 550RS COUPE LE MANS 1
PORSCHE 550RS COUPE LE MANS 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 550RS COUPE LE MANS 3
PORSCHE 550RS COUPE LE MANS 4

 以下は1996年に発売されたべレム製のポルシェ (550) スパイダー (1/43 型番V904)の画像です。これは元々は1950年代に発売されたソリド製の初期物(型番101)で、同時期に発売されたフェラーリ 2.5L(型番129)と2台セットにして、べレム ブランドで復刻版として発売された物でした。1950年代のミニカーですから素朴な作りですが、それでもプロポーションが良く当時のソリド製ミニカーが良く出来ていたことが分かります。当時のレーシングカーのミニカーにはこんな具合のドライバーフィギュアが付いているものが多かったです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE SPIDER 1
PORSCHE SPIDER 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE SPIDER 3
PORSCHE SPIDER 4

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MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 1955 GERMANY

MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200


GAMA 51008 1/43 67㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.82m 全幅約1.25m エンジン 変速機: 2サイクル単気筒 191cc 10HP 4段変速
性能: 最高速90km/h  データーベースでメッサーシュミット (自動車)のミニカー検索

メッサーシュミット カビネンローラー KR200 ドイツ 1955年

 

 ドイツの航空機メーカー メッサーシュミット社は第2次大戦後に航空機の製造が禁止された為、同社の技術者であったフリッツ フェンド(Fritz Fend)が設計した超小型車を製造することにしました。敗戦後のドイツには、BMW イセッタゴッゴモビルなどの超小型車が登場しましたが、このメッサーシュミット KR200 カビネンローラーもその仲間でした。なおカビネンローラーとは「キャビンのついたスクーター」という意味です。

 

 KR200はまるで戦闘機のように開閉するキャノピーを持った前後タンデム2人乗りの後輪駆動3輪車で、小さなタイヤは戦闘機の後輪を流用したといわれています。エンジンは空冷2サイクル単気筒191cc(10HP)で、約240Kgの軽量ボディ故、最高速90km/hが可能だったようです。(こんな車に乗って90km/hで走ると怖いと思いますが) 画像の幌仕様以外に透明プレクシグラス製ハードトップ仕様と屋根のないスポーツ仕様のロードスター(KR201)もありました。

 

 

 1956年に航空機の製造が許可されたメッサーシュミット社は、KR200の製造をフリッツ フェンドが設立したFMR社(Fahrzeug Maschinenbau GmbH Regensburg:リーゲンスブルグ車両製作有限会社)に引き継ぎました。ただその後もKR200はメッサーシュミットの名前のままで生産されました。FMR社は1958年にKR200をベースにして、エンジンを500㏄(19.5HP)に拡大し車幅を少し広げて後輪を2輪に変更した高性能版(最高速125km/h)のFMR TG500 (当初はタイガーという名前でした)を登場させました。戦後しばらくして経済が復興すると、この類の超小型車は魅力がなくなり次第に売れなくなり、1964年にKR200は生産中止となりました。KR200/KR201の総生産台数は約4.2万台、TG500は約300台でした。

 ミニカーは1994年頃に発売されたドイツのガマ製です。実車が小さいので全長67㎜のずいぶん小さいミニカーですが、小さいながらも凝ったつくりになっていました。キャノピーが開閉し室内のバイクのようなバーハンドルや小さなタイヤなどがしっかり作り込まれています。ガマはハードトップ仕様やTG500もモデル化していました。ガマ以外ではキラルの当時物の1/35、ビテスのKR200/TG500、ブッシュの1/87、シュコーの1/18、オックスフォードの1/76と1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。正面中央に付いている3文字のロゴはFMR社のロゴです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 1
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 2

 以下は上記のガマのバリエーションでハードトップ仕様のメッサーシュミット KR200 (1/43 型番51007)の画像です。上述したKR200とほぼ同じで、透明プラスチック製のハードトップが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 3
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 4

 以下は1992年に発売されたビテスのメッサーシュミット KR200 (1/43 型番680)の画像です。これも透明プラスチック製のハードトップが付いていますが、上記のガマ製よりも細部の仕上げがリアルで良く出来ていました。ドアは開きませんが、室内はガマ製同等に仕上げてあります。なおこのKR200の正面中央に付いているロゴはメッサーシュミット社のロゴです。ビテスは2000年頃にサンスター傘下となりましたが、サンスター傘下でもこのKR200を少しリファインして再生産しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 5
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 7
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 8

 以下は1992年に発売されたビテス製のメッサーシュミット TG500 タイガー (1/43 型番684)の画像です。上記のKR200をベースにして4輪仕様のTG500に仕立ててあります。リアにスペアタイヤが追加され、正面中央に付いているロゴがメッサーシュミットではなくFMRの3文字のロゴに変わっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT    TIGER TG500 1
MESSERSCHMITT TIGER TG500 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT    TIGER TG500 3
MESSERSCHMITT TIGER TG500 4

 以下はキラル(QUIRALU)製の当時物 メッサーシュミット KR200(1/35 No.16)の画像です。全長が83㎜ですので、縮尺は1/35ほどで上記よりも少し大きいサイズになっています。キラルは1950年代のフランスのメーカーでオリジナルは1958年に発売されました。これは1990年頃に発売された復刻版で、オリジナルではありません。60年も昔のビンテージ物のミニカーの復刻版ですので素朴な造形で、ホワイトタイヤが付いています。ビンテージ物のミニカーですが、プロポーションはしっかりしていて透明プラスチック製ーのハードトップが付いているなど当時のミニカーとしては良く出来ていました。室内はシートが再現されていて、オリジナルにはドライバーのフィギュアが乗っていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 9
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 11
MESSERSCHMITT KABINENROLLER KR200 12

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GLAS GOGGOMOBIL T250 1955 GERMANY

GLAS GOGGOMOBIL T250
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GLAS GOGGOMOBIL T250


SCHUCO 02073 1/43 65㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.9m 全幅約1.3m エンジン 変速機: 空冷2ストローク2気筒 247cc、14HP 4段変速
性能: 最高速72km/h  データーベースでゴッゴモビルのミニカー検索

グラース ゴッゴモビル T250 ドイツ 1955年

 

 1895年に創立したドイツの老舗農機具メー カーであったグラース社は、第2次大戦後にスクーター市場に進出しました。1951年にイタリアのピアッジオ社のベスパによく似た125㏄エンジンを搭載したゴッゴローラーという名前のスクーターを開発し販売しました。このゴッゴという名前は創立者ハンス グラースの孫の愛称にちなんだものでした。(実車画像→ グラース ゴッゴローラー)

 スクーターがヒットしたことで、1955年にゴッゴモビルという名前の超小型車を開発し4輪車市場に進出しました。ゴッゴモビル T250はリアに空冷2ストローク2気筒247cc 14HPエンジンを搭載した超小型の4座セダンでした。ゴッゴモビルには296㏄エンジンのT300、385㏄エンジンのT400、クーペのTS、商用バンのトランスポーターのバリエーションがありました。(実車画像→ グラース トランスポーター) 1957年には600㏄/700ccエンジンを搭載した少し大きなサイズのゴッゴモビル T600/T700(イザール ISARD)が追加されました。当時のドイツには似たような超小型車(メッサーシュミットロイトなど)がありましたが、ゴッゴモビルはオーソドックスな設計で実用性が高く成功を収めました。1969年まで生産され、総生産台数は約28万台でした。

 

 さらに1962年には4気筒1Lエンジンを搭載したグラース 1004を開発し本格的な乗用車市場へも進出しました。(実車画像→ グラース 1004) この車はイタリアのピエトロ フルアによるセンスの良いデザインでした。その後もグラースの上級指向は続き、BMWクラスの中級車にまで進出しますが、さすがにそのクラスでは苦戦が続きました。1965年にはメルセデス ベンツに肩を並べる高性能GTカーの2600 V8(V型8気筒2.6Lエンジン搭載)まで発表しますが、これが最後の花となり、結局経営が行き詰まり1966年にBMWに吸収合併されました。

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたシュコー製です。実車の雰囲気が良く再現された良い出来ばえで、小さいながらも非常に凝った作りとなっています。前開きのドアが開閉でき室内がそこそこ良く再現され、リアのフードを開くと簡単な造形ですがエンジンも付いています。 小さなドアミラーが付いていますが、これはミニカーの箱に添付されていて自分で取り付けるものでした。これ以外のゴッゴモビルのミニカーはジク(SIKU)の当時物の1/60のセダンとクーペ、当時物以外ではブレキナの1/87、BUB プレミアムクラシックスのセダン/カブリオレ/バン(トランスポーター)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GLAS GOGGOMOBILE T250 1
GLAS GOGGOMOBILE T250 2

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FACEL VEGA FV 1955 FRANCE

FACEL VEGA FV
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FACEL VEGA FV


IXO CLC091 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.57m 全幅約1.76m エンジン 変速機: V型8気筒 4.5L 180HP 4段変速
性能: 最高速186km/h  データーベースでファセル ヴェガのミニカー検索

ファセル ヴェガ FV フランス 1955年

 

 ファセル社は第2次大戦前の1939年に実業家ジャン ダニノ(Jean Daninos)によって家具や工作機械のメーカーとして設立され、戦後は自動車メーカーからの委託でボディ製造を行っていました。特にパナール向けのアルミボディ製造はファセルの収入源でしたが、パナールがボディを内製化したので、ファセルは1954年からその製造設備で自社ブランドの高級車ファセル ヴェガの製造を始めました。最初に作られたファセル ヴェガ FVは、全長が4.6mほどの大型の2ドアクーペで、当時最強であったクライスラーのV型8気筒(4.5L 180HP)エンジンを搭載していました。ファセル ヴェガの主たる市場は北米で、当時の高級スポーツカー メルセデス ベンツ 300SLを彷彿させるデザインになっていました。ただクロームモールの使い方は戦前の超高級車ドラージュあたりを思わせるフランス風の感じになっていました。

 

 ファセル社は元々家具メーカーだったので、内装などの仕上げは高級で、高性能エンジン搭載で動力性能も高かったようです。ただ操縦性やブレーキ性能に関してはあまり期待できなかったようです。1958年にはエクセレンスと称する4ドア仕様が追加されました。ファセル ヴェガ FVは1959年にV型8気筒5.8L(335HP)エンジンを搭載したファセル ヴェガ HK500に発展し、1962年にはV型8気筒6.3L(355HP)エンジンを搭載したファセル ヴェガ ファセル II (ヴェガ II)に発展しました。FVを小型化したファセリアが1960年に登場しました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたイクソ製です。このミニカーは元々はフランスのミニカー付雑誌「Nos cheres voitures d'antan」(英訳:Our dear Cars of Yesteryear)シリーズのNo.16として作られた物で、これはそれをイクソのカタログ仕様としたものでした。元の雑誌付きミニカーよりフロントグリルや灯火類の仕上げレベルが上げられていて、高級な雰囲気がするカラーリングが綺麗で、かなり良い出来ばえとなっていました。室内もそこそこうまく再現されています。ファセル ヴェガ FVの量産ミニカーはこれが最初の物でした。これ以外のファセル ヴェガ FVのミニカーはネオ(レジン製少量生産)があります。HK500のミニカーはイクソ系のノスタルジーとホワイトボックス、サンスターの1/18など、エクセレンスはイクソ、ヴェガ IIはノレブがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FACEL VEGA FV 1
FACEL VEGA FV 2

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PEGASO Z102 COUPE 1955 SPAIN

PEGASO Z102 COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEGASO Z102 COUPE


NEO 45590 1/43  
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.6m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 2.5L 170HP 5段変速
性能: 最高速193km/h   データーベースでペガソのミニカー検索

ペガソ Z102 クーペ スペイン 1955年

 

 スペインの高級車メーカーイスパノ スイザは航空機エンジン製造に専念する為に自動車生産から撤退し、その設備を1946年にトラックのメーカーであったENASA(エナサ)社に売却しました。またイスパノ スイザが1940年にスペインの企業グループと共同で設立したSIAT社が現在のフォルクスワーゲン傘下(1980年まではフィアット系列)の自動車会社SEAT(セアト)社の前身となりました。

 

 ENASA社はアルファ ロメオの技術者であったウィルフレード リカルトが設計を担当し、ペガソの名前でスポーツカーを生産しました。1951年に登場したペガソ Z102は、DOHC V型8気筒2.5L(170HP)エンジンを搭載する豪華なスポーツカーでした。ボディは有名なコーチビルダーのソーチックやツーリングが架装し、クーペとスパイダーがありました。3.2L(360HP)エンジンを搭載する高性能版は最高速249km/hと当時最速の量産車(?)でした。その後Z102B、Z102SS、Z103などが登場しましたが、1958年に生産中止となりました。総生産台数は100数十台だったそうです。現在のENASA社はフィアットの商用車部門IVEO(イベコ)傘下になっています。

 

 

 ペガソ Z102の量産ミニカーは最近までありませんでした。画像は最近になってモデル化されたネオ(NEO)製で材質はレジン製です。(ネオは量産ミニカーとは言えないレベルしか生産してませんが) このミニカーの画像はNEOのWEB SHOPから借用しました。 Z102のボディはコーチビルダーによって異なるのですが、これはツーリング製をモデル化しているようです。これ以外のペガソのミニカーはデアゴスチーニが「DeAgostini Supercars」というミニカー付雑誌(イクソ製)のNo.73でZ102をモデル化しています。

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