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日産 シーマ 450 VIP F50型 日本 2001年
1995年に日産 セドリック (Y33)が登場し、その翌年に上級車シーマ 3代目(FY33)が登場しました。シーマ 先代はおとなしいデザインでしたが、一転して押出しの強いフロントグリルを持つデザインに変わりました。エンジンはDOHC V型6気筒3Lターボ(280HP)とDOHC V型8気筒4.1L(270HP)を搭載する後輪駆動車で後に4WD仕様も追加されました。1998年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され、1999年に日本車初の自動ブレーキング機能を備えた車間自動制御システムが採用されました。2001年に生産中止となりました。なお1997年に登場した海外向けのインフィニティ Q45 2代目(FY33)はほぼ同じ外観の姉妹車でした。(実車画像→ 日産 シーマ (FY33) 1996)
2001年にシーマ 4代目(F50)/(海外仕様 インフィニティ Q45 3代目)が登場しました。外観は先代の厳ついデザインから一転して大型ヘッドライトを持つスポーティなデザインに変わりました。セドリック (Y34)と同じ大型車用プラットフォームを採用する後輪駆動車(4WD仕様もあり)で、DOHC V型6気筒3Lターボ(280HP)とDOHC V型8気筒4.5L(280HP)エンジンを搭載していました。日本初のドアミラーウインカー、高速道路上で車線をカメラで検知し車線から外れることを防止する世界初の車線逸脱防止支援システム、それを使った先行車の自動追尾運転など先進技術が採用されていました。2008年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更されました。なお2003年に登場したプレジデント 4代目(PGF50)は、シーマ 4代目(F50)の姉妹車でほとんど同じ外観でした。2010年にシーマとプレジデントは生産中止となりました。シーマは2012年に5代目(HGY51)がハイブリッド専用車として復活しました。(実車画像→ 日産 シーマ ハイブリッド 2015)
ミニカーは2002年に発売された京商 Jコレクション製の当時物です。シーマ 4代目 V型8気筒エンジン搭載車 初期型をモデル化しています。プロポーションが良くスポーティな実車のイメージがうまく再現されています。ボンネット先端のエンブレムはそこそこリアルに出来ていて、灯火類や室内など細部も良く再現されています。特にV型8気筒エンジン搭載車のヘッドライトは小型プロジェクターランプをバルカン砲のように束ねたバルカンヘッドと呼ばれるものでしたが、これがなかなかそれらしく再現されてます。京商 Jコレクションは海外仕様のインフィニティ Q45と2008年にマイナーチェンジした後期型もモデル化しています。Jコレクション以外のシーマ 4代目のミニカーはトミカの1/65、ダイヤペットの1/43、WIT'S(レジン製)、RAI'Sのポリス仕様、日産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント(エンブレム拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ ソアラ コンバーチブル Z40型 日本 2001年
2001年にトヨタ ソアラ 4代目(Z40)が登場しました。先代同様にアメリカで発売されたレクサス SC 2代目の国内版でした。デザインはトヨタのフランスのデザインスタジオが担当し、先代以上にアメリカ人が好みそうなマッシブなデザインになりました。ボディ形式は電動格納式ハードトップを備えた4シータのコンバーチブルのみで、クーペ仕様はありませんでした。(後席はかなり狭い) 搭載されるエンジンはセルシオと同じV型8気筒4.3L(280HP)のみで変速機は5段自動変速でした。
内装は天然木目パネルと本革をふんだんに使った豪華なもので、グレードは430SCVだけでした。また従来のソアラはデジタルメーターが特徴でしたが、普通のアナログメーターに変わりました。パンクしても一定距離は走行可能なランフラットタイヤがトヨタ?初でオプション設定されました。2005年に日本国内でレクサス ブランドが展開されることになり、マイナーチェンジでフロントグリルなどが小変更され、車名が輸出仕様のレクサス SC430に変更されました。この時点で1981年に登場した名車ソアラの名前が消えました。レクサス SC430は2010年まで生産されました。(実質的な後継車は2017年に登場したレクサス LCとなります 実車画像→ トヨタ レクサス LC500h)
ミニカーは2003年に発売された京商 Jコレクション製です。Jコレクションは比較的安価ながらも出来の良い国産車ミニカーのブランドでしたが、2016年以降は新製品がでていません。このソアラはフロント周りの造形にやや物足りなさを感じますが、プロポーション的には実車のイメージが良く再現されています。当時の定価は2100円と安価でしたが、灯火類や室内などの細部はきちんと仕上げてあり、その点では値段以上に良く出来ています。これ以外のソアラ Z40のミニカーはトミカ、カプセルMテックの1/72、国産名車コレクション、マイストのレクサス SC 1/18、ミニチャンプスのレクサス SCなどがあります。またレクサス SC 430のレース仕様をエブロや京商がたくさんモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ RAV4 5ドア (XA20) 日本 2001年
2000年にSUVの トヨタ RAV4 2代目(XA20)が登場しました。3ドアモデル主体で開発された初代は室内が狭いといった問題がありました。2代目は居住性を改善する為に5ドアモデル主体で開発され、海外向けを重視してボディは大型化されて3ナンバー規格となりました。基本的なデザインは初代を踏襲していますが、5ドアモデルの見た目のバランスが良くなりました。輸出仕様には本革シートの設定があるなど内装が豪華になり、初代よりも乗用車的な性格になりました。
初代同様の専用プラットフォーム構造で、前輪駆動2WDとフルタイム4WDの2タイプがありました。エンジンは2WDがDOHC 4気筒1.8L(125HP)、4WDがDOHC 直噴4気筒2L(155HP)が搭載されました。輸出仕様にはDOHC 4気筒2.4L(160HP)、4気筒2L(116HP)ターボディーゼルエンジンも搭載されました。同じコンセプトのホンダ CR-Vや日産 エクストレイルなどが登場したことで、RAV4 2代目の国内販売はあまり芳しくありませんでしたが、海外では好評でした。2005年にRAV4 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→トヨタ RAV4 2005)
ミニカーは2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソですが、イクソがOEM製造していた京商 JコレクションのRAV4の型を流用してます。Jコレクション製とはカラーリングが変更され、屋根にルーフラックが追加され、アンダーミラーが省略されています。プロポーションが良くカラーリングが綺麗で、灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。これ以外のRAV4 2代目のミニカーはハイスピード(HIGH-SPEED)の5ドア(これもJコレクションと同じ型)、ミニチャンプスの3ドア、ホンウェル(カララマ)の3ドア(ハードトップとソフトトップを下げたピックアップ) 1/43と1/72、REAL-Xの5ドア 1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ WILL (ウイル) VS 日本 2001年
WiLL(ウィル)プロジェクトはトヨタ自動車の社内バーチャル カンパニーが発起人となって始まった異業種による合同プロジェクトで、従来世代とは異なる価値観を持つ20-30代の購買層に向けた商品開発を模索する実験的プロジェクトでした。参加企業は、トヨタ自動車、花王、アサヒビール、松下電器産業、近畿日本ツーリストのの5社で1999年に開始され、その後2000年にコクヨ、江崎グリコが参入し2004年まで続きました。このプロジェクトで開発された商品はWiLLブランド名とオレンジ色のロゴで統一されていました。各社がWiLLブランド商品を開発していますが、現在まで継続している商品はないようで、このプロジェクトは成功しなかったようです。
トヨタがこのプロジェクトで開発した WiLLシリーズの車は第1弾が2000年に登場したWILL Vi、第2弾が2001年登場のWILL VS、第3弾が2002年登場のWILL サイファーでした。いずれもWiLLブランドということでトヨタのロゴやエンブレムはついていませんでした。WILL VSはトヨタのカローラ系のプラットフォームを使った3ナンバー規格の5ドアハッチバックでした。ステルス戦闘機をイメージしたスタイリングで、ウェッジの効いたベルトラインやV字型のリアウィンドーが特徴でした。室内もレーダのようなメーターや操縦桿のようなシフトレバーなど戦闘機をイメージした物になっていました。エンジンはカローラ系のDOHC 4気筒1.5L/1.8Lが搭載され、限定販売の高性能版にはヤマハ発動機が開発したオールアルミ製DOHC 4気筒1.8Lエンジン(190HP)が搭載されスポーティでした。全輪駆動と4輪駆動がありました。2004年まで生産され、総生産台数は約1.5万台でした。
ミニカーは2002年に発売されたMテック製の当時物です。Mテックは1996年にエポック社が立ち上げた1/43のブランドで主に国産車をモデル化していました。初期の物は安価でしたので玩具的な物もありましたが、後にマニア向けのかなり出来の良いミニカーも作るようになりました。このWILL VSは定価が1000円ほどの安価なミニカーでしたが、スケールモデル的なリアルな造形で実車がうまく再現され、当時としてはかなり良い出来ばえでした。灯火類や室内などの細部もそこそこ良く再現されています。なおこれはFS(フレンドショップ)限定品と称する限定品でしたが、通常品とどのような違いがあったのかは分かりません。ドア開閉などのギミックはありませんが、子供向け玩具でしたので少し手前に引いて手を離せば走行するプルバックモーターを内蔵しています。プルバックモーターをリアシートの位置に内蔵していますので、後席はウィンドーをブラックアウトして見えなくしています。これ以外のWILL VSのミニカーは2022年現在でもないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ カローラ ランクス E120型 日本 2001年
トヨタ カローラ 5代目(E80型)の派生車として3/5ドアハッチバックのカローラ FX 初代(E80)が1984年に登場しました。1987年にカローラ FX 2代目(E90)、1992年に3代目(E100)が登場し1995年に生産中止となりました。(実車画像→ トヨタ カローラ FX 1600GT 1984) その6年後の2001年にカローラ FXの後継車としてランクス/アレックス(E120)が登場しました。ボディは当時の国産ハッチバックの典型的なデザインで、国内は5ドアハッチバックのみで欧州向けには3ドアハッチバックもありました。アレックスは販売店が異なるランクスの姉妹車で、フロントグリルのデザインが異なっていました。
DOHC 4気筒1.5L(110HP)エンジンを搭載し高性能版にはヤマハ発動機が開発したオールアルミ製DOHC 4気筒1.8Lエンジン(190HP)が搭載されました。駆動方式は前輪駆動とフルタイム4WD仕様(1.5L)がありました。このランクスの高性能版はカローラ 9代目(E120)で廃止されたスポーツ仕様レビンの後継車となるモデルで、6段MT仕様も設定されていました。2002年のマイナーチェンジでヘッドライトの形状が変更され、DOHC 4気筒1.8L(136HP)エンジンが追加されました。2006年のカローラ 10代目の登場と同時に後継車のオーリス(E150)が登場し、ランクス/アレックスは1代限りでブランドが廃止されました。(実車画像→ トヨタ オーリス 2006)
ミニカーは2009年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソですが、イクソが製作していた京商 Jコレクションのランクスの型を流用しています。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。雑誌付きミニカーは安価ですので室内の仕上げレベルを簡素化してコストダウンするものが多いのですが、これは京商 Jコレクション製とほぼ同等(やや簡素ですが)に仕上げられています。(これは出血大サービスだと思います) これ以外のランクス/アレックスのミニカーはこれのベースとなった京商 Jコレクションがありますが、それ以外は2022年現在もないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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