ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS 1990 JAPAN

MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS


SAPI C017GY 1/43 113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.82m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 3ローター ターボ 654X3cc 280HP 4段自動変速
性能: 最高速180km/h (リミッター制限)  データーベースでマツダ コスモのミニカー検索

マツダ ユーノス コスモ タイプ E 20B CCS 日本 1990年

 

 マツダのユーノス ブランドの最高級車としてユーノス コスモ(コスモ 4代目)が1990年に登場しました。バブル絶頂期に最高級パーソナルクーペとして企画されたこの車は、極めて高度な内容の車でした。量産車として世界初の3ローターロータリーエンジン(20B型)を搭載し、「CCS( カーコミュニケーションシステム)」と称する世界初のGPS方式カーナビ、ステアリングパッドで操作するエアコン/オーディオなどの先進技術を装備していました。内装も本革シートやウッドパネル張りインパネなど本格的で豪華でした。外観はシンプルでセンスの良い美しいデザインでした。

 

 エンジンは2ローター(13B型 230HP)もありました。3ローターは300HP以上の実力がありましたが、通産省の行政指導で280HPに自主規制していました。(高性能ゆえに燃費は一桁台とかなり悪かったようですが、燃費を気にするような人が買う車ではありません) 販売価格は330~540万円と高価でしたが、エンジンや装備などを考慮すると出血大サービスの値段だったと思います。1996年に生産中止となり、総生産台数は数9000台とめったに見かけない希少車でした。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたサピ製(SAPI MODELS)です。サピは2003年に登場した国産ブランドで、他社がモデル化しないマニアックな国産車をモデル化していました。このユーノス コスモはCCSを装備した中級グレードのタイプ Eをモデル化しています。実車の伸びやかで美しいデザインがよく再現されていて、灯火類/室内などの細部もリアルで、かなり良い出来ばえです。室内はハンドル形状や木目パネルなどがうまく再現されていて結構リアルです。ルーフ後部の突起物はCSSのGPSアンテナで、このアンテナの無いものなど数種類のバリエーションがありました。最近までユーノス コスモのミニカーはサピだけしかなかったのですが、2008年に国産名車コレクション(ノレブ製)でもモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と屋根のGPSアンテナの画像です。リアの4本だしマフラーは3ローターロータリーエンジン搭載車の証でした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS 1
MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS 2

 以下は2008年に発売された国産名車コレクションのマツダ ユーノス コスモ (1/43 No.61)の画像です。メーカーはノレブです。プロポーション的にはキャビン部分が少し小さめで、ボディ全体が少し平板な感じに仕上がっています。安価な雑誌付きミニカーですから内装は無彩色ですが、造形はそこそこリアルに仕上げてあります。上記のサピ製と較べるとフロントグリルの形状が少し異なっています。サピ製はフロントグリル中央部分が少し膨らんでいるのを大きめにデフォルメしているのですが、このデフォルメの有無は好き嫌いのある所です。(個人的にはデフォルメがある方が好きですが、少しオーバーです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS 3
MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS 4

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。フロントグリル/ヘッドライト/テールライトがサピ製と較べると少し細長い感じに出来ています。リアのマフラーはサピ製の方がリアルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS 3
MAZDA EUNOS COSMO TYPE-E 20B CCS 4

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MITSUBISHI GTO 1990 JAPAN

MITSUBISHI GTO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GTO


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 74 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.56m 全幅約1.84m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L ターボ 280HP 5段変速/4段自動変速  4WD
性能: 最高速254km/h (輸出仕様)  データーベースで三菱 GTOのミニカー検索

三菱 GTO 日本 1990年

 

 1990年に三菱 スタリオンの後継車としてGTOが登場しました。ディアマンテのシャーシ/エンジンをベースにして、アメリカ市場を念頭に置いて開発されました。デザインは当時のコルベット C4のようなアメリカ車的な派手なデザインで、車幅1.84mは日本車離れしたサイズでした。エンジンはV型6気筒3L(225HP ツインターボ280HP)を搭載し、全モデルが4WD仕様でした。(アメリカ向けにはFF仕様もあった)

 

 1993年のマイナーチェンジで中期型となり、ヘッドライトが4灯固定式のプロジェクタータイプへ変更されました。同時にツインターボに日本初の6段変速が採用されました。1996年のマイナーチェンジでフロントバンパーとリアスポイラーが意匠変更され、1998年のマイナーチェンジで後期型となり、リアスポイラーが大型化しフロントウインカーがライトと一体化されました。高性能でかっこいい車でしたが、アメリカ車的な仕様ゆえに国内ではあまり売れなかったようです。2001年に生産中止となりました。 3000GTという名前で海外に輸出され、アメリカではクライスラーのブランドでダッジ ステルス(STEALTH 外観は少し異なっていました)としても販売されました。(実車画像→ クライスラー ダッジ ステルス)

 

 

 ミニカーは2008年に発売されたアシェット 国産名車コレクションです。国産名車コレクションの初期物で、底板にノレブ製と明記されています。プロポーションが良く、灯火類などもリアルでかなり良い出来ばえです。当時物のミニカーではダイヤペットの1/40がありました。当時物以外ではトミカ プレミアム、ハイストーリー(レジン製)の初期型、WIT'S(レジン製)の初期型/後期型、国産名車コレクション 1/24、CARNELの後期型などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI GTO 1
MITSUBISHI GTO 2

 以下は1991年に発売されたダイヤペットのGTO(型番SV27)の画像です。前述したスタリオンと同じでダイヤペットの11番工場が製作しています。キャビンがやや大き目な感じがしますが、当時のミニカーとしては結構良い出来ばえだったと思います。室内も良く再現されています。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GTO 3
MITSUBISHI GTO 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GTO 5
MITSUBISHI GTO 6

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MITSUBISHI DIAMANTE 1990 JAPAN

MITSUBISHI DIAMANTE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI DIAMANTE


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) No.134 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.74m 全幅約1.78m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 210HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速230km/h (輸出仕様)  データーベースで三菱 ディアマンテのミニカー検索

三菱 ディアマンテ 日本 1990年

 

 1990年に三菱 ギャラン Σシリーズの上級車としてディアマンテが登場しました。フロント造形や全体的なデザインがBMW風で、高級感のあるセンスの良いデザインとなっていました。当時のこのクラスの車としては珍しい前輪駆動方式で、それを生かしたセンターデフ方式フルタイム4WD仕様も設定されました。当初は4ドアハードトップのセダン(3ナンバー規格)のみで、1993年にワゴンが追加されました。エンジンはV型6気筒2L/2.5L/3L(210HP)が搭載されました。三菱マルチコミュニケーションシステム(MMCS 現在のカーナビ)、電子制御サスペンション、4WSなどの先進装備を採用していました。1990年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。1995年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ 三菱 ディアマンテ 1997年 )

 

 ディアマンテの登場から数ヶ月後に姉妹車のシグマが登場しました。(実車画像→ 三菱 シグマ 1990年 ) ディアマンテより車高が30㎜程高いハードトップではない4ドアセダンで、角形ヘッドライトで差別化していましたがデザイン的にはディアマンテとほとんど同じでした。当時の三菱車には似たようなデザインの車がいくつもあったので、この車はほとんど記憶にありません。シグマは1996年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーは銘記されていませんがイクソ製です。プロポーションが良く、フロントグリルの造形がリアルで実車の雰囲気をうまく再現しているなど、雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。室内もメーターパネルなどが良く再現されています。ディアマンテのミニカーはこれが初のモデル化でしたので車種的に貴重でもありました。同じ型を使った色違いがFIRST43でも販売されました。またWIT'S(レジン製)が1994年式のエスパーダ仕様、ハイストーリー(レジン製)がワゴンをモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI DIAMANTE 1
MITSUBISHI DIAMANTE 2

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HONDA NSX (NA1) 1990 JAPAN

HONDA NSX (NA1)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1)


ROSSO 1501 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.81m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 274HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速271km/h (輸出仕様)   データーベースでホンダ NSX 2005年以前のミニカー検索

ホンダ NSX (NA1) 日本 1990年

 

 ホンダが技術の粋を集めた日本初のスーパーカー NSXが1989年に登場しました。フェラーリ 328を上回る走行性能を目指して開発がすすめられ、当時参戦していたF1のドライバー(A.セナなど)が走行テストに参加したそうです。スーパーカーの定番であるエンジンを横置きミドシップ配置したデザインですが、NSXはリアのオーバーハングが長くリアスポイラーの付いた伸びやかなスタイルは個性的でした。この長いテールは高速走行の安定性とトランクの実用性向上をもたらしていました。ボディはオールアルミ製のモノコック、エンジンはDOHC VTEC(可変バルブタイミング) V型6気筒3L(274HP)、Wウイッシュボーンの4輪独立サスペンション、4輪ABS/トラクションコントロールなど先進装備を備えていました。

 

 1992年に装備の簡略化で軽量化しスポーツ性を高めたタイプRが追加されました。1995年のマイナーチェンジでタルガトップ仕様のタイプTが追加されました。1997年のマイナーチェンジでII型となり、6段AT追加、MT仕様の3.2Lエンジン追加、タイプS(タイプR後継はタイプS-ZERO)の追加がありました。2001年のマイナーチェンジでIII型となり、ヘッドライトが固定式に変更され、2002年にタイプR(NSX-R)が復活しました。NSX 初代は2005年に生産中止となりました。発売当初はバブル景気でしたので、800万円という値段でも予約が殺到しました。(私も一度買う気になりましたが、身分不相応と思いやめました) 海外でも評判が高く約18000台が生産されました。2016年にNSX 2代目が登場しました。

 

 

 ミニカーは静岡の模型メーカー ロッソ株式会社(1992年に倒産)製で1991年に発売されました。プラスチック製で塗装がされていないプラモデルの完成品で、正確なプロポーションでスケールモデル的な良い出来ばえでした。ドア開閉などのギミックはありませんが、エンジンやサスペンションなどのメカ部分が実にリアルに再現されてます。室内もリアルに造形されていますが、現在の感覚では彩色されていない点がやや惜しいところです。 これ以外のNSX 初代のミニカーはダイヤペットの当時物 1/40、トミカの当時物 1/59、京商の当時物 1/18、オートアートの1/18、エブロの1/43と1/24、ホビージャパンの1/64、タルガ タッカーの1/64、国産名車コレクション、アイドロン(レジン製)、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18などたくさんあります。特にエブロはI型からIII型までレース仕様も含めて90種類ほどモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA NSX 1
HONDA NSX 2

 以下は俯瞰/室内の画像と底板のメカ部分/底板とボディを分離した画像です。シート背後のエンジンルーム上にはトノーカバーが付いていますが、このトノーカバーは実車同様に取り外すことができます。トノーカバーを外すとリアルに再現された横置きV型6気筒エンジンが見えます。このトノーカバーを取り外すには、底板とボディを分離して行います。エンジン/サスペンション/室内などが造形された底板はボディに嵌め込む構造で、以下の画像のように分離できます。底板の前後には金属製の重り(灰色のブロック)が付いていますが、これはプラスチック製ミニカーの欠点である軽くて安っぽい感じがするのを是正するものです。この重りがあるので、このミニカーは適度な重量感があり安っぽい感じがしません。ミニカーはある程度の重量感があった方が良いので、プラスチック製ミニカーには底板だけ金属製にするなどの工夫がされているものが多いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 3
HONDA NSX 4

 以下は1991年に発売されたダイヤペット製の当時物 ホンダ NSX (1/40 型番SV26)の画像です。ダイヤペットの標準縮尺の1/40で作られているので、全長110㎜と少し大きいサイズです。ダイヤペットの協力工場の11番工場製で、少し丸みのついたデフォルメがされていますのでやや太めのNSXになっています。ただNSXのイメージから大きく外れているわけではないので、当時の子供向けミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。フロントパネルとドアが開閉するギミック付きです。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 9
HONDA NSX 10

 以下は2002年に発売されたエブロ製のホンダ NSX III型 NSX-R(タイプ R) (1/43 型番43328)の画像です。III型をモデル化しているので、ヘッドライトが固定式になっています。また高性能版のタイプ Rですので、フロントにエアアウトレットが付き、フロントエアダムやリアスポイラーが変更されています。また室内もインパネのメーター類や赤いレカロ製シートが再現されているなどとてもレベルの高い出来ばえになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX-R 1
HONDA NSX-R 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアウィンドー下に見えるエンジン部分の拡大画像です。シート背後のトノーカバーが外されて金属メッシュのカバーが付き、その下のエンジンがリアルに再現されています。このエンジンルームの造形は1/43サイズとしてはかなりよく出来ていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX-R 3
HONDA NSX-R 4

 以下は2011年に発売された国産名車コレクション製のホンダ NSX (1/43 No.142)の画像です。メーカーはイクソで、イクソがOEMで製作していた京商 JコレクションのNSX(型番K03321)を流用しているようです。これも安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。トノーカバーが外された状態でリアウィンドー下にエンジンが見えます。色違いの同じ物がFIRST43ブランドでも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 7
HONDA NSX 8

 以下は2021年に発売された国産名車プレミアムコレクション製のホンダ NSX (NA1) (1/43 No.2) の画像です。同じ雑誌付きミニカーながら、上記の国産名車コレクションよりレベルの高い出来ばえとなっています。このプレミアムコレクションの創刊号の日産 スカイライン GT-R(KPGC110)の紹介記事でも同じようなことを書きましたが、NSX 初代のミニカーは既に出来の良い物があり、これはそれを参考にしてモデル化されていると考えられます。したがってプロポーションなどの基本的なところの出来ばえが良いのはさほど驚くほどのことではありません。このNSXは特別価格で2499円となっていますので、値段を考えるとかなりお買い得だと思います。ただしこのシリーズの3号以降は3999円となるので、同じような出来ばえであれば価格相応だといえます。メーカーは中国のSUMS MODELで、SUMS MODELはALLMOSTREALというブランド名で以前からレベルの高いダイキャスト製ミニカーを製作していて、ミニチャンプスから発売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1) 11
HONDA NSX (NA1) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。このミニカーの出来ばえは個人的には約20年前に作られたエブロ製のNSX(当時の定価3570円)と同じような出来ばえだと思いますので、1/43ミニカーの出来ばえは当時からほとんど変わっていません。(当時のエブロ製やミニチャンプス製などのマニア向け1/43ミニカーは本当によく出来ていました) 最近の1/43ミニカー(特にレジン製)の値段が高騰していることを思うと、そこにこのプレミアムコレクション シリーズの存在価値があるように思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1) 11
HONDA NSX (NA1) 12

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ISUZU ASKA CX 1990 JAPAN

ISUZU ASKA CX
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ISUZU ASKA CX


IXO CLC243 1/43 ㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.07m 全幅約1.62m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 135HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースでイスズ アスカのミニカー検索

イスズ アスカ CX 日本 1990年

 

 1983年にイスズ フローリアンの後継車として、フローリアン アスカが登場しました。当時のイスズ自動車はアメリカのGMと資本提携しており、この車はGMの世界戦略車「Jカー」として開発されました。Jカーにはオペル アスコナ C、シボレー キャバリエなどがありました。フローリアン アスカは4ドアセダンのみの中型車で、角形ヘッドライトのシンプルなデザインでした。4気筒1.8L/2L/2Lターボ(150HP)、4気筒2Lディーゼルターボエンジンなどを搭載したイスズ初の前輪駆動車で、ターボ仕様車はこのクラスでは高性能な車でした。1984年にマニュアル操作をコンピューターで行うイスズ独自の電子制御5段半自動変速「NAVI-5」が追加されました。高性能ながら個性に乏しく、イスズの販売力不足もあって営業的には成功しませんでした。(実車画像→ イスズ フローリアン アスカ 1983)

 

 1990年にアスカ 2代目のアスカ CXが登場しました。GMのJカー戦略が中止され新型車の開発が難しくなったので、2代目は富士重工(現スバル)からOEM供給されたレガシィー 初代を使うことになりました。したがって外観はレガシィーとほとんど同じで、イスズが得意としていたディーゼルエンジン搭載車がなくなりました。1994年に富士重工とのOEM契約が終わり販売中止となり、3代目 アスカにモデルチェンジしました。3代目 アスカはホンダ アコードのOEM車でした。(実車画像→ イスズ アスカ 1994)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたイクソ製です。プロポーションが良く、イクソらしいそつのない良い出来ばえとなっています。エッチング材を使ったワイパー、室内のインパネなど細部も良く仕上げてあります。イクソはスバル レガシィを2011年に型番KBI021でモデル化していましたので、実車同様にそのレガシィーの前後のパネルを変更してアスカ CXに仕立てています。アスカのミニカーは現時点(2023年)でこれしかないようです。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ISUZU ASKA CX 1
ISUZU ASKA CX 2

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