ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

DAIHATSU CHARADE COUPE XTE (G10) 1978 JAPAN

DAIHATSU CHARADE COUPE XTE (G10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU CHARADE COUPE XTE (G10)


DIAPET G119 1/35 102㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.46m 全幅約1.51m エンジン 変速機: 3気筒 1L 55HP 4/5段変速/2段自動変速
性能: 最高速135km/h  データーベースでダイハツ シャレードのミニカー検索

ダイハツ シャレード クーペ XTE (G10) 日本 1978年

 

 小型車ダイハツ コンソルテの後継車として、シャレードが1977年に登場しました。コンソルテはトヨタ パブリカの姉妹車でしたが、シャレードはダイハツが独自開発したダイハツ初の前輪駆動方式の小型車でした。欧州では主流となっていた小型車の前輪駆動化の流れに沿った、国産小型車としては先進的な設計でした。当初は5ドアハッチバックだけでしたが1978年に3ドア クーペが追加されました。シャレードとは仏語で「謎解き」や「ジェスチャーゲーム」の意ですが、3ドアの丸窓など仏語の名前に似合ったしゃれたデザインでした。

 

 当時は珍しかった3気筒1L(55HP)エンジンを横置き搭載しており、3気筒エンジンはその後の軽/小型車では主流のエンジンとなっていきました。前輪駆動を採用したことと高めの車高で小型車ながらも広い車内を実現していました。軽自動車並みの価格で性能も優れていたのでシャレードは大ヒットしました。1977年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。1980年のマイナーチェンジで角形2灯式ヘッドランプを採用しリアライトの意匠を変更しました。同時に60HPにパワーアップしたエンジン、2段自動変速機仕様を追加しました。1983年にシャレード 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ダイハツ シャレード 1983)

 

 

 ミニカーは1979年に発売されたダイアペット製の当時物です。シャレードの3ドアクーペ XTE(上級仕様)をモデル化しています。ダイヤペットの標準縮尺の1/40ではなく、1/35でできていますの少し大き目のサイズです。ダイヤペットの協力工場のなかで造形センスの良い12番工場(製造委託先)製で、実車の雰囲気がうまく再現されています。灯火類や室内など細部の仕上げも良く、当時のミニカーとしてはかなりレベルの高い出来ばえとなっています。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するフルギミック付きです。なおこのミニカーは実車の販促用ノベルティとしても使われたと思われます。これ以外のシャレード 初代のミニカーは2023年現在でも国産名車コレクション製の5ドアとその型を使った色違いのFIRST43のものしかありません。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIHATSU CHARADE COUPE XTE 1
DAIHATSU CHARADE COUPE XTE 2

 以下は2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のダイハツ シャレード 1977 (1/43 No.113)の画像です。メーカーは明示されていませんが、イクソのようです。キャビンが小さめに出来ているので、全体的なプロポーションが悪く、出来ばえは今一つです。灯火類や室内などの細部はまずますの良い出来ばえですが、肝心のプロポーションがよろしくないので、このシャレードは国産名車コレクション シリーズの中でも出来のよろしくない部類になります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU CHARADE COUPE XTE 3
DAIHATSU CHARADE COUPE XTE 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU CHARADE COUPE XTE 5
DAIHATSU CHARADE COUPE XTE 6

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DOMU ZERO 1978 JAPAN

DOMU ZERO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DOMU ZERO


EBBRO 43898 1/43 98mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.98m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.8L 145HP(日産L28)
 横置きミッドシップ配置  5段自動変速
性能: 最高速240km/h  データーベースで童夢 零 (ゼロ)のミニカー検索

童夢 零 (ゼロ) 日本 1978年

 

 レーシングカー コンストラクターとして活動していた林みのる氏がスポーツカー開発プロジェクトを1975年に立ち上げ、当時の業界を代表する一流のメンバーが参加して開発されたのが童夢 零でした。1978年のジュネーヴ モーターショーで日本初のスーパーカー 童夢 零が公開されました。日本の無名メーカーが発表した車ながらその意欲的なデザインが評判となり、販売価格が公表されていないのに購入予約があったそうです。

 「世界一車高が低い車」という開発目標でデザインされたボディは、ウエッジシェイプの平面的なデザインで車高は980㎜でした。目標は達成されましたが、さすがにこの車高では室内は狭かったようです。リトラクタブルヘッドライトと前方に立ち上がるシザース式ドアなど当時のスーパーカーの定番アイテムを採用していますが、童夢 零は窓やインテークのグラフィック的な処理などオリジナル性の高いセンスの良いデザインだと思います。

 

 モノコックのシャーシにFRP製ボディ、サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン/コイルでした。エンジンは日産のL28型(6気筒2.8L 145HP)をミドシップ搭載していました。ドア後方にある黒いインテーク(左側2個/右側1個)はエンジン冷却用で、同じようなボディデザインのランボルギーニ カウンタック同様にエンジン冷却には苦労したようです。

 

 

 童夢 零は市販化に向けて各種テストが行われたようですが、国内では運輸省の型式認定取得が難しく、アメリカで型式認定するべくアメリカの法規に合わせた童夢 零 P2が1979年に開発されました。(実車画像→ 童夢 零 P2) その後プロトタイプ レーシングカー童夢 零 RLによるルマン参戦が決まり、その開発の為に童夢 零の市販化は中止となったようです。ちなみにその後も国産スーパーカー(日産 MID4など)が開発されましたが、1989年のホンダ NSXが最初に市販された国産スーパーカーとなりました。

 ミニカーはエブロ製で、2008年に発売されました。エブロは田宮模型の設計者が興したMMP社のブランドで、新旧の国産車を中心にモデル化しています。この童夢 零はプロポーションはもちろん細部もリアルに再現され、とても素晴らしい出来ばえです。特に高精度でスムーズに開閉するリトラクタブルヘッドライトとシザース式ドアの開閉ギミックを付けているのはさすがです。このようなギミックは高度な型設計技術が必要で、どこでも出来るものではありません。ただしドアのヒンジ部分はプラスチック製で強度がないので、開閉を行う際には注意が必要です。 以下はフロント(リトラクタブルヘッドライト開閉)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DOME ZERO 1
DOME ZERO 2

 以下はドアを開いた室内の画像と俯瞰/床下の画像です。室内は良く再現してあり、シフトレバーがドライバー右側にあることが分かります。床下部分もサスペンションやエンジンがリアルに再現してあり、とても凝った作りです。(画像のマウスオーバーやタップで動画がスタートします)
DOME ZERO 3
DOME ZERO 4

 童夢 零が登場したのは1970年代に起こったスーパーカーブームの終わり頃でしたが、童夢 零は絶大な人気がありラジコン、プラモデル、ミニカーなどが非常にたくさん作られました。ちなみにこれらの玩具のライセンス収入で童夢はルマン参戦の資金が賄えたようです。童夢 零の当時物ミニカーとしてはトミカ、トミカ ダンディ、シンセイ、永大グリップ、トミカの物を流用したカドーなどがありました。その中で一番出来が良かったのはトミカ ダンディの1/40で、昔の良くできたミニカーということで紹介します。(このミニカーはカドー ブランドで販売された物ですが、基本的にはトミカ ダンディと同じ物です) 40年以上前のミニカーですから上記のエブロ製と比較することにあまり意味はありませんが、全体的な雰囲気はエブロ製に引けをとらない良い出来ばえで、当時のミニカーとしてはかなりレベルの高い出来ばえでした。こちらはライトとドアだけではなくリアカウルも開閉してエンジンが再現されています。縮尺が1/40なので全長101㎜で、上記のエブロ製よりすこし大きいです。フロントやリアの緑色の破線ラインは、添付されていた紙シールを張り付けています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DOME ZERO 5
DOME ZERO 6

 以下はフロント(リトラクタブルヘッドライト開閉)/リア(リアパネル開閉)の拡大画像です。(画像のマウスオーバーやタップで動画がスタートします)
DOME ZERO 7
DOME ZERO 8

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CAR TRANSPORTER DIAPET 1978? JAPAN

CAR TRANSPORTER DIAPET
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CAR TRANSPORTER DIAPET


DIAPET T77 1/40 420㎜x80㎜
 実車諸元 
外形寸法: 全長約17m 全幅約3.2m エンジン 変速機:  
性能:   データーベースでカートランスポーターのミニカー検索

カートランスポーター ダイヤペット 日本 1978?年

 

 キャリアカー(又はカートランスポーター)とは車を運ぶトラックのことですが、単に荷台に車を載せられるだけではキャリアカーと呼びません。荷台に車両を積載する専用設備が備えられているものがキャリアカーで、ベルトやワイヤーで荷台に車を簡易的に固定しただけではキャリアカーと呼びません。キャリアカーの用途は新車および中古車の商品車輸送と個人の車の輸送で、主に軽自動車から2トンクラスのトラックまでが対象です。なお1台しか車を載せられないトラックでも、専用の積載用設備を備えていればキャリアカーと呼びます。(自動車ディーラのサービスカーやJAFのロードサービスカーなどが該当します)

 

 車を積載する方法としては昇降用のテールゲートリフターを使うものや、荷台を斜めに傾けて荷台後部にスローブ(道板)を渡して荷台まで自走させるものがあります。(なお自走できない場合はウインチで引き上げます) 荷台を傾ける方法としては荷台そのものに昇降機能がある物と、トラック車体全体を油圧ジャッキで持ち上げる物があります。荷台上には輪止めが備えてあり、車輪を固定するようになっています。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製です。上下2段の荷台を持つ大型カートランスポーターをモデル化しています。トラクターはアメリカのCOE(CAB OVER ENGINE)型トラクターに似せてありますが、このように小さなフロントウィンドーを持つトラクターが見当たりませんので、このトラクターはダイヤペットの創作のようです。(トラクターの後方の箱はスリーパー(居住兼寝室)を再現しています。全長420㎜/重さ1.4㎏の大きなミニカーで、1/40サイズのミニカーが5台積載できます。トラクターが創作とはいえ、いかにも実在するカートランスポーターらしいリアルな造形で迫力があるので、あまり商用車を買わない私も思わず買ってしまいました。(当時の定価は3800円で、これは当時のダイヤペット4台分ほどで内容から考えると割安でした) トラクターとトレーラーとの連結は実車同様にトラクター後部のカプラーにトレーラー前部のキングピンをスライドさせて接続する方式となっています。連結はキングピンを押し込むだけで、分離はトラクター側の脱着レバーを押してロックを外します。ドアとキャブが開閉できるギミック付きで、キャブの下にはエンジンが再現されています。また前輪が操舵できるようにもなっています。以下はトラクターの拡大画像(前輪操舵ギミック)とキャブを開いたエンジンルーム/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CAR TRANSPORTER DIAPET 1
CAR TRANSPORTER DIAPET 2

 以下はトレーラーの拡大画像です。トレーラーは後方の積載用のスロープ(道板)が可動し、車を乗せる床面には前後に位置を調整できる白い樹脂製の輪止めが付いています。先端にはトラクターと連結するキングピンがあり、トレーラー単体での車体保持用の引き込み可能なステップ(足)も付いてます。(画像のマウスオーバー又はタップで簡易GIF動画がスタートします)
CAR TRANSPORTER DIAPET 3
CAR TRANSPORTER DIAPET 4

 以下は車両を積み込む作業を再現した簡易動画です。まず後方に装備されたスロープ(道板)が引き出され、トラクターの上段が後方に傾きます。次に後方から車両が自走してトラクター上段に移動し、上段の積載が終わると上段が元の位置に上昇します。以後はトラクター下段に車両が自走して積載され、スロープが引き込まれます。積載しているミニカーは同じダイヤペット製の日産 ブルーバード (610) U、ブルーバード (610) U ハードトップ、ブルーバード (810) ハードトップ、ブルーバード (510) セダン、ブルーバード (510) SSS クーペでいずれも1960-70年代のモデルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CAR TRANSPORTER DIAPET 5

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NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430) 1979 JAPAN

NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430)


DIAPET 1535 (G131) 1/40 122mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.83m 全幅約1.72m エンジン 変速機: 6気筒 2.8L 145HP 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでセドリック/グロリア 430型のミニカー検索

日産 セドリック ハードトップ 280E ブロアム 430型 日本 1979年

 

 1979年に日産 セドリックは5代目(430型)(グロリアは6代目)にモデルチェンジしました。同時期のスカイラインなどと同様に、セドリックも直線的でシンプルなデザインとなりました。エンジンは先代と同じ6気筒2/2.8L(145HP)と4気筒2/2.2L(60HP)ディーゼルで、、3/4段ATと5/4段MT変速で、最高速180Km/hの性能でした。4ドアセダン、4ドアハードトップ、5ドアワゴン(バン)が設定され、2ドアハードトップが無くなりました。

 

 1979年に乗用車用としては国産初の6気筒2.8L(91HP)ディーゼルエンジンと6気筒2Lターボ(136HP)エンジンが追加されました。1981年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリル/リアパネルの意匠が変更されました。電子制御のオートスピードコントロールや自動変速機などが装備されていました。この当時はエンジンや変速機のコンピューター制御が拡大されつつあった時期でした。1983年にセドリック 6代目(Y30型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1980年に発売されたダイヤペット製の当時物で、4ドアハードトップをモデル化しています。リアルな造形の12番協力工場が担当していましたので、フロントグリル/リアパネル/バンパーがリアルに再現されていて、当時のミニカーとしてはかなりレベルの高い仕上がりとなっていました。また室内のインパネの造形も結構リアルに出来ていました。(実車の販促用ノベルティとして使われた?と思われますので、その分プロモーションモデル的な作りになっていたのでしょう) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。セドリック 430型のミニカーはたくさんあります。当時物ミニカーではトミカ のセダン、トミカ ダンディのセダンがありました。当時物以外ではトミカ リミッテドの前期型/後期型のセダン(グロリアもある)、アドバンスピリットのセダン/パトカー/タクシー、アオシマ DISMの前期型/後期型のセドリック/グロリアとコールドキャスト製の西武警察パトカー、国産名車コレクションの前期型/後期型セドリック、日産名車コレクションの前期型セドリック/グロリアなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430) 1
NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430) 2

 以下は1990年に発売されたトミカ ダンディ製の日産 セドリック 430 セダン (1/43 型番D11-3)の画像です。ハードトップではないセダンをモデル化しています。トミカ ダンディは当時としてはリアルな造形でよく出来ていましたが、このセドリックもレベルの高い出来ばえに仕上がっています。ヘッドライトとフロントグリルが一体成型されているのはややレトロな造形ですが、室内のインパネはそこそこリアルに再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 3
NISSAN CEDRIC (430) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 5
NISSAN CEDRIC (430) 6

 以下は2011年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製の日産 セドリック 430 前期型 (1/43 No.144)の画像です。メーカーはノレブで、このシリーズに共通するノレブらしいそつのない造形で、フロントグリルなどの細部もリアルに再現されています。安価な雑誌付きミニカーながら、とても良く出来ています。なお日産名車コレクションには同じ型を使った黒の色違い セドリック 430 前期型(1/43 No.23)があります。またノレブは自社ブランドの型番420147でもセドリックを発売しています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 7
NISSAN CEDRIC (430) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 9
NISSAN CEDRIC (430) 10

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製の日産 セドリック 430 後期型 (1/43 No.204)の画像です。ハードトップではない4ドアセダンをモデル化しています。2011年に発売されたアオシマ DISM製のセドリックの型を流用していますので、青島文化教材社がメーカーとなりますが、実際に製造していたのは中国のメーカーでしょう。これも良く出来たフロントグリルなど細部までリアルで、かなり出来が良いです。オリジナルのアオシマ DISM製では室内が彩色されて結構リアルに再現されていましたが、これはコストダウンで無彩色です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 11
NISSAN CEDRIC (430) 12

 以下は2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製の日産 グロリア 430 前期型 (1/43 No.51)の画像です。メーカーはノレブで上述のノレブ製セドリックのフロントグリル/リアパネルを変更してグロリアに仕立てています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GLORIA (430) 1
NISSAN GLORIA (430) 2

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NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 1979 JAPAN

NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110)


DIAPET 1512 (G125) 1/40 111mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 2L 120HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースで日産 シルビア/ガゼール (S110)のミニカー検索

日産 シルビア ハードトップ 2000 S110型 日本 1979年

 

 1979年に日産 シルビア 3代目が姉妹車ガゼールを伴って登場しました。先代より大きくなり、直線的なデザインに角形4灯式ヘッドライトという当時流行のデザインになりました。シャーシはバイオレット A10型をベースにしており、4気筒1.8L(105HP)/2L(120HP)Z型を搭載し、3段AT/5MTで最高速は180Km/h(2L)の性能でした。

 

 当初はノッチバックのハードトップ クーペだけでしたが、1979年にハッチバックのクーペが追加されました。1981年のマイナーチェンジで1.8Lターボが追加され、1982年にスカイライン (R30) RSと同じDOHC 2Lターボを搭載したRSも追加されました。この車をベースにしてWRCのグループ Bカーとして、2.4LのFJ型エンジンを搭載した240RSが1982年に設定されラリーで活躍しました。

 

 

 シルビアは日産サニー店系列、ガゼールは日産モーター店系列の扱いだったので、ガゼールはシルビアより上位の位置づけでした。シルビアとガゼールはフロントグリルやテールライトの意匠が異なり、ガゼールはシルビアより少しだけ高級な内装で価格も少しだけ高かったようです。なおガゼール(GAZELLE)という名前はカモシカの仲間であるガゼルにちなんだものでした。 → ガゼール 初代のミニカーに移動
 先代のシルビア S10型は人気がなかったですが、S110型はデザインが好評でそこそこヒットしました。またガゼールのオープンカーがTVドラマ「西部警察」の劇中車として使われました。1983年にシルビア 4代目/ガゼール 2代目にモデルチェンジしました。

 ミニカーは1980年に発売されたダイヤペット製の当時物です。全体的なプロポーションは良く、メッキパーツで表現したヘッドライトがあまりそれらしく見えないところが今ひとつながら、当時物ミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。(ダイヤペットの11番協力工場の製作でした) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーはトミカがありました。最近の物ではトミカ リミッテド、コナミの後期型、CM'Sの240RS ラリー仕様車、アオシア DISMの後期型、日産名車コレクション/国産名車コレクショなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 1
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 2

 以下は2008年に発売された日産名車コレクションの日産 シルビア ハードトップ 前期型 ZSE-X (1/43 No.06)の画像です。これはアオシマ DISM製の日産 シルビア ハードトップ RS (型番)の型を流用しています。アオシマ DISMのシルビアは車高を変えることができるギミックが付いていたのですが、これはそのギミックが使えないように変更されています。コストダウンで内装の仕上げが簡素化されていますが、それ以外はアオシマ DISMのミニカーとほぼ同じなので、雑誌付きミニカーとしては値段以上の良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 5
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 7
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 8

 以下は2013年に発売された国産名車コレクションの日産 シルビア ハードトップ 後期型 DOHC RS (1/43 No.190)の画像です。上述した日産名車コレクションの色違いですが、こちらは後期型 DOHC RS仕様となっていて、フォグランプが追加されフロントグリルと側面のロゴが変更されています。ただアオシマ DISMの車高可変ギミックを固定式に変更した部分が災いしてボディが傾いた状態になっています。その点はよろしくないのですが、これも雑誌付きミニカーとしては値段以上の良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 9
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 10

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