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プジョー 308 II GT フランス 2014年
プジョー 307の後継車として308が2007年に登場しました。先代の307後期型のバンパー下に大きな開口部を持つフロントをさらに発展させたようなデザインとなっていました。307のシャーシを引継ぎ、ボディは少しだけ大きくなっていました。当初のボディは3/5ドアハッチバック、2007年にテールを伸ばしたワゴンのSW、2009年には307 CCの後継として電動開閉式ハードトップを持つカブリオレの308 CCが追加されました。また先代同様中国向けで4ドアセダンが2011年に設定されました。エンジンはDOHC 4気筒1.4L/1.6L/と高性能版GTI用のDOHC 1.6L ターボ(205HP)、4気筒1.6L/2L ターボディーゼルなどがありました。2011年のマイナーチェンジで、フロントグリルなどの意匠が変更されました。2007年のフランクフルトモーターショーでコンセプトカー 308 RCZが発表され、その市販版が2010年に登場しました。(実車画像→ プジョー RCZ)
2013年にプジョー308 II(2代目)にモデルチェンジしました。下1桁を繰上げてきた車名付与規則は、309が既に使用済みであることから以後は下1桁を8に固定することになりました。バンパー上のフロントグリルが復活して全体的に先代より大人しいデザインになりました。新開発のシャーシが採用され、ボディ形式は5ドアハッチバックと2014年に追加されたワゴンのSWでした。エンジンはDOHC 3気筒1.2L、DOHC 4気筒1.6L、4気筒1.6L/2Lターボディーゼルなどがありました。2021年にプジョー308 III(3代目)にモデルチェンジしました。(実車画像→ プジョー 308 2021)
プジョー 308のミニカーは全てノレブ製で、3/5ドア/SW/CCの全タイプをモデル化していました。さらに308 RCZのミニカーもほぼノレブの独占でしたが、国産のトミカもモデル化していました。→ データーベースでプジョー RCZのミニカー検索
プジョー 308 IIのミニカーもノレブの独占で、3/5ドア/SWの全タイプをモデル化していました。ミニカーの画像はノレブのWEBサイトから拝借しました。写真で見る限りですが、ノレブらしい良い出来ばえのようです。
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シトロエン DS4 フランス 2015年
シトロエン DS3から始まったシトロエンのDSブランドの第2弾として、2011年にDS4が登場しました。2010年に登場したC4 2代目をベースにしていました。C4 初代は5ドアセダン/ハッチバックと3ドアクーペの構成でしたが、C4 2代目は5ドアハッチバックだけとなり、クーペ系はスペシャル仕様のDS4に移行しました。DS4はルーフがクーペ的なデザインになっていますが、実際には目立たないようにデザインされたリアドアを持つ5ドアハッチバックでした。(リアドアのウィンドーは開閉出来ません) (実車画像→ シトロエン C4 2010)
このデザインは2011年の国際自動車フェスティバルで「最も美しいクルマ」に選出されました。(個人的にはそれほど美しいとは思いませんが) エンジンはBMWと共同開発した4気筒1.6Lターボ(120-200HP)と4気筒1.6L/2L ディーゼルターボ(112-163HP)が搭載されていました。2015年のマイナーチェンジでフロントグリルのシトロエンのロゴ(Wシェブロン)がDSブランドのロゴに変わり、DSブランドへの移行を明確にしました。同時に車高を30㎜上げて黒いホイールなどでSUV的な外観にしたDS 4 クロスバックが追加されました。2021年にDS4 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ シトロエン DSS4 2021)
ミニカーは2015年に発売されたノレブ製です。2015年のマイナーチェンジ後のDSのロゴが付いたDS4をモデル化してます。ノレブらしいそつのないうまい造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。ブラックアウトされたリアウインドーとスポイラーの特徴的なリアの造形や室内などの細部も良く出来ています。ノレブはDS4のベースとなったC4、初期のシトロエンのWシェブロンが付いたDS4、DS4 クロスバック(3インチモデルで国内未発売?)もモデル化しています。こんな具合に2010年代のシトロエンの乗用車のミニカーはほぼノレブの独壇場となっています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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シトロエン DS3 フランス 2016年
シトロエンの偉大な名車DSの名前を付けたDS3が2009年に登場しました。シトロエンには同じサイズのC3がありましたが、DS3はC3よりも高級で個性的な車となっていました。2009年に登場したC3 2代目をベースにしており、エンジンや変速機もほぼ同じでした。外観上の違いはC3の5ドアに対してDS3は3ドアで、ルーフを支える柱をブラックアウトしてルーフが浮いているように見せた「フローティングルーフ」が特徴でした。これは名車DSのルーフをモチーフにしたデザインでした。(実車画像→ シトロエン C3 2009)
2012年に電動ソフトトップを備えるカブリオが追加されました。(実車画像→ シトロエン DS3 カブリオ) ラリー専用車のDS3 WRCが開発され、2011年からWRCに参戦し大活躍しました。シトロエンはDS生誕60周年の2015年を機に、DSを独立した新しいブランドとすることを決めました。その為DS3は2016年のマイナーチェンジで名前からシトロエンが外れ、フロントとリアの意匠が変更されてフロントグリル上のシトロエンのWシェブロンのエンブレムがDSのエンブレムに変わりました。同時に新開発の3気筒1.2Lエンジンが追加されました。 DSシリーズはシトロエンとは別のブランドとして開発され、販売もDS専売ディーラが行うとのことです。(当サイトではデーターベース分類の都合上、名前にシトロエンを付けています)
ミニカーは2016年に発売されたノレブ製です。DSブランドとなった2016年式のDS3をモデル化してます。ノレブらしいそつのない良い出来えで実車のイメージをうまく再現しています。灯火類やDSのエンブレムなどの細部も良く出来ています。かつて(1970年代頃)フランス車のミニカーはソリドが定番でしたが、2000年以降はノレブが定番になったようです。(以前のノレブはやや高価でしたが、現在は他社が値上げしたのでそれほど高価でもなくなりました) ノレブはマイナーチェンジ前のDS3やDS3 カブリオもモデル化しています。このミニカーはリアサイドウインドーに神殿のようなロゴが印刷されていますが、これが何を意味するのか気になるので、ご存知の方は教えてください。→ 掲示板 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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シトロエン DS5 フランス 2016年
シトロエン DSシリーズの最上級車としてDS5が2011年に登場しました。デザインは2005年のフランクフルト ショーで公開されたコンセプトカー 「C スポーツラウンジ」をベースにしていて、ワゴンをスタイリッシュにしたような5ドアハッチバックでした。「サーベルライン」と称するヘッドライトから三角窓まで伸びたクロームモールはユニークなデザインでした。シャーシはC5ではなくC4のホイールベースを延長して使っていました。エンジンは4気筒1.6Lターボ、4気筒2Lディーゼルターボと4気筒2Lディーゼル+モータのハイブリッドを搭載していました。(実車画像→ シトロエン C スポーツラウンジ)
光軸が前輪操舵と連動するヘッドライト、シトロエン初のスマートキーシステム、ヘッドアップディスプレイ、前後ソナー/バックカメラなどの先進装備が搭載されていました。シトロエン C6やプジョー 607が生産中止となっていたのでDS5はPSAグループの最上級車となり、ディーゼルハイブリッド仕様車はオランド仏大統領の公用車にもなっていました。2015年のマイナーチェンジでC3/4と同様にフロントグリルにDSのロゴが付き、DSブランドへ移行しました。2018年に生産中止となり、総生産台数は約8万台でした。2020年に登場したDS9が後継車でした。(実車画像→ シトロエン DS9)
PSAグループでプジョーは正統派の上質な実用車、シトロエンは個性的な実用車、DSはその上のプレミアムな車という位置づけとなるようです。グループ内でのプラットフォームの共用で近年のシトロエンは個性がなくなっていましたが、このDSシリーズ(特にDS5)ではシトロエンらしさが少しだけ復活したような気がします。ちなみにDSは「DIFFERENT SPIRIT(意訳すると「一味違う気分」?)」の略だそうです。なお中国市場向けに設計されたサブコンパクト SUVのDS6が2014年に登場し、2020年まで生産されました。(実車画像→ シトロエン DS6)
ミニカーは2016年に発売されたノレブ製で、2015年にマイナーチェンジしたDS5をモデル化しています。前述したDS3/4同様に実車の雰囲気がうまく再現されていて、かなり良い出来ばえです。上述したサーベルライン、大きな全面ガラス製のサンルーフ、室内ではヘッドアップディスプレイやメーターパネルなどの細部が良く再現されています。DS5のミニカーはノレブが独占しており、マイナーチェンジ前のDS5やフランス国旗の付いた大統領公用車など約10種類をモデル化しています。 以下はフロント(ヘッドアップディスプレイ拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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シトロエン C3 フランス 2016年
2009年にシトロエン C3の2代目<が登場しました。初代と同じ丸っこいボディで、ルーフまで伸びた大きなフロントウインドーによる広い視界が特徴でした。エンジンは4気筒1.1L/1.4L/1.6Lガソリンと4気筒1.4L/1.6Lのターボディーゼルがありました。(実車画像→ シトロエン C3 2009) ミニバンのクサラ ピカソの小型版後継車としてC3のSUV仕様であるC3 ピカソが2008年に登場し、C3 2代目と同時開発された派生車のDS3が2009年に登場しました。(実車画像→ シトロエン C3 ピカソ)
シトロエン C3の3代目が2016年に登場しました。2014年に登場した個性的なデザインのC4 カクタスと同じようなデザインでした。(実車画像→ シトロエン C4 カクタス) カクタスほど個性的ではありませんが、C3も他車と一味違うシトロエンらしい感じがします。ドアの下にある黒いモールのような部分は「エアバンプ」と称する樹脂製バンパーでボディーの損傷を防ぐ機能があり、デザイン的なアクセントにもなっています。オーバーフェンダーのような太い樹脂モールや前後の樹脂バンパーも同様のアクセントとなっています。(エアバンプが付いていない仕様もあります) エンジンは3気筒1.2L(68HP/82HP/ターボ 110HP)と4気筒1.6L(75HP/100HP)ターボディーゼルが搭載されています。2023年に電気自動車仕様の?-C3が発表されました。
ミニカーは2016年に発売されたノレブ製です。ノレブらしいうまい造形で、実車が良く再現されています。実車と同じカラーリングで、灯火類や室内などの細部の仕上げはリアルで、最大の特徴であるエアバンプもそれらしい質感でうまく再現しています。C3 2代目/3代目のミニカーはすべてノレブの物しかありません。最近のフランス車のミニカーはノレブが独占していて、2000年代にミニチャンプスがドイツ車のミニカーを独占していたのと同じような状況です。ノレブは老舗の玩具メーカーなので、現状のミニチャンプスのような特定の車種に偏ったモデル展開や強引な価格設定はやらないでしょう。したがって現状のようなノレブの独占状態でも良いのですが、できればソリドなどの他社が競作して欲しいと思います。(競争原理が働かない状況は好ましいことではないので) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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