Sorry Japanese Only
フェラーリ 488 GTB イタリア 2015年
フェラーリ 488 GTBは458 イタリアの改良型として2015年に登場しました。488という名前は1気筒当たりの排気量、GTBはグランツーリスモ ベルリネッタ(Gran Turismo Berlinetta)(ベルリネッタはクーペの意)の略です。外観は458 イタリアとほぼ同じですが、リアフェンダーにエアインテークが追加されているのが特徴で、空力設計の改良でダウンフォースが458より50%増加していました。ツインターボ付きのDOHC V型8気筒3.9L(670HP)エンジンをミドシップ搭載する後輪駆動車でした。変速機は458と同じ7段DCT自動変速機で、最高速361㎞/hm、0–100km/h加速3秒の動力性能でした。
2015年に当初のクーペに加えて電動開閉式のアルミ製ハードトップを備えた488 スパイダーが追加されました。車重が増加したので動力性能はクーペよりわずかに劣りました。(最高速325km/h) 2018年にエンジンを720HPにパワーアップし、カーボンファイバーをボンネットやバンパーに採用して軽量化した488 ピスタ/ピスタ スパイダーが追加されました。ピスタの外観はフロント/リアフェンダーのインテークの形状が変更されていました。レース仕様車としては488 GTEと488 GT3があり、ルマンなどで活躍しました。2019年に後継車の F8 トリブートにモデルチェンジしました。(実車画像→ フェラーリ F8 トリブート)
ミニカーは2018年に発売されたBブラゴー製です。Bブラゴーの1/43のミニカーは安価で安っぽい物が多かったのですが、これは最近のシグネチャーシリーズという少しレベルの高いミニカーです。それでも定価約3000円ほどで最近の1/43ダイキャスト製ミニカーとしては安いです。細部の仕上げに少しだけ雑なところがありますが、プロポーションは良く、室内の造形やリアウィンドー下に見えるエンジンなど細部まできちんと仕上げてあります。値段を考えるとコスパの良いミニカーだといえます。Bブラゴーは488 ピスタ 1/43と488 GTB 1/18もモデル化しています。Bブラゴーは2015年にフェラーリのモデル化ライセンスを獲得しましたので、最近はフェラーリを精力的にモデル化しています。このライセンスの関係で最新型フェラーリの1/43ミニカーは高価なレジン製がほとんどになっていますので、高価なレジン製を買う気のない私はBブラーゴの新製品に期待しています。これ以外の488のミニカーはトミカの488 GTB 1/62、京商の488 GTB 1/64、ルックスマート(レジン製)の488 GTB/スパイダー/GTE/GT3の1/43と1/18、BBR(レジン製)の488 GTE/GT3などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1981
ジャガー XE イギリス 2015年
量販車(年間10万台クラス)として開発されたジャガー X タイプが2001年に登場しましたが、ほとんど売れず2008年に生産中止となりました。(8年間の総生産台数約35万台でした) ジャガーは経営不振となり、ジャガー/ランドローバーブランドを保有していたフォードは、2008年にブランドをインドのタタ社に売却しました。(実車画像→ ジャガー X タイプ)>)
2008年にジャガー S タイプの後継車としてXFが登場しました。S タイプよりサイズが大きくなり、従来のジャガーのイメージを変えるクーペ的なデザインのキャビンを持つ大型高級車でした。フロントはジャガー伝統の丸型4灯式ヘッドライトのイメージを残していました。エンジンはS タイプとほぼ同じV型6気筒3L/V型8気筒4.2Lで、2013年には4気筒2L/V型6気筒3Lにダウンサイジングされました。(実車画像→ ジャガー XF)
タタ社傘下でX タイプの後継車XEが開発され、2014年に登場しました。XEはメルセデス ベンツ CクラスやBMW 3シリーズなどをライバルとする中型高級車でした。アルミ使用率75%の軽量アルミ複合ボディで、デザインは上級車XFと同じジャガーの新しいスタイルを採用していました。エンジンはXF用のV型6気筒3Lスーパーチャージャー(335HP)、4気筒2Lターボ(240HP)、「インジニウム」と称する超低燃費の4気筒2Lターボディーゼル(180HP)の3タイプで、8段自動変速の後輪駆動車でした。2016年に4WD(AWD)仕様が追加されました。伝統的なジャガーの路線とは異なり低燃費ディーゼルを売り物にする良くも悪くも現代流の高級車です。
ミニカーは2015年に発売されたイクソ プレミアムX製です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され良く出来ていました。フロントグリル/リアのロゴや室内などの細部もそこそこ良く仕上げてあります。XEのミニカーは現時点(2023年)でプレミアムXとオックスフォードしかモデル化していないようです。上級車のXFのミニカーはミニチャンプス、イクソ、オックスフォードなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1741
日産 ジューク 日本 2015年
2010年にクロスオーバー小型SUV 日産 ジュークが登場しました。北米/ヨーロッパ/オセアニア/中国などで販売する世界戦略車で、グループ内のルノーではルノー キャプチャー(CAPTUR)として販売されました。クーペ的なデザインのキャビンを持つ5ドアSUVで、大きな丸形ヘッドライトを持つ個性的なフロントが特徴でした。DOHC 4気筒1.5L/1.6L/1.6Lターボ、4気筒1.5Lディーゼルターボエンジンを搭載する前輪駆動車で、高性能版には4WD仕様もありました。変速機は国内はCVTのみ海外は5/6段MTとCVTでした。(実車画像→ ルノー キャプチャー 2016)
2010年に4気筒1.6L(190HP)直噴ターボエンジンを搭載した高性能版の16GT(4WD版 16GT FOUR)が追加されました。2013年にエンジンを190HPにパワーアップし、サスペンションを強化したニスモが追加されました。さらに世界最速のクロスオーバー車を目指して、日産 GT-R(R35)のV型6気筒3.8Lターボ(545HP)エンジンを搭載したジューク Rが開発され数台が限定生産されました。2014年のマイナーチェンジで、フロントグリルの意匠などが変更されました。2019年に欧州向けはジューク 2代目にモデルチェンジしましたが、国内はキックスが後継車となりました。(実車画像→ 日産 ジューク 2019) (実車画像→ 日産 キックス 2020)
ミニカーは2016年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。2014年のマイナーチェンジ後をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産している京商 Jコレクションのジューク(2010年式)を流用してフロントグリルやヘッドライトの形状を変更しています。このシリーズのミニカーとしてはかなり良い出来ばえで、実車の雰囲気が良く再現されています。(国産名車コレクションが京商 Jコレクションの単なる色違いではなく、外観が変更されたモデルチェンジ後をモデル化している点は評価できます) これ以外のジュークのミニカーは前述した京商 Jコレクション、これと同じ型を使ったFIRST43、トミカの1/64、エブロのニスモ仕様、オートアートのジューク R 1/18、WIT'S(レジン製 2016/03事業撤退)のニスモなどがあります。またルノー キャプチャーはノレブがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1683
日産 キャシュカイ (J11) 日本 2015年
小型SUVの日産 デュアリスは欧州ではキャシュカイ(QASHQAI)の名前で2006年から販売されました。2007年にキャシュカイの北米仕様として全長を4.65mに伸ばして4気筒2.5Lエンジンを搭載したローグ(ROGUE)が登場しました。デュアリスは2013年に国内販売が終わり、兄弟車のエクストレイル 3代目に統合されて名前が消えました。そのエクストレイル 3代目の北米仕様がローグ 2代目となり、そのショートホイールベース版がキャシュカイ 2代目として2014年に欧州で登場しました。(キャシュカイ 2代目は国内では販売されていません) なおキャシュカイ 初代に追加された欧州向けの3列シートの7人乗りのキャシュカイ+2は初代限りで生産中止となりました。
キャシュカイ 2代目はDOHC 4気筒1.2L(116HP)ターボ/1.6L(163HP)ターボ/2L(150HP)ガソリンと4気筒1.5L(110HP)/1.6Lターボディーゼルエンジンなどを搭載し、駆動方式はFFと4WDです。日産が提携しているルノーの小型SUV カジャール(KADJAR)/コレオス(KOLEOS)や韓国サムスンの小型SUV QM5も同じプラットフォームを共有する兄弟車で、欧州/豪州/南米/韓国/中国/ロシアなどで販売されています。キャシュカイの販売は好調で、欧州で一番売れている日産車とのことです。2021年にキャシュカイ 3代目(J12)にモデルチェンジしました。(実車画像→ ルノー カジャール) (実車画像→ 日産 キャシュカイ 2021)
ミニカーは2017年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。右ハンドル仕様なのでイギリス仕様で、リアパネルの右にdciと表示されているので、ディーゼルエンジン車をモデル化しているようです。メーカーはイクソで、イクソのPREMIUMXシリーズで発売しているキャシュカイ(型番PRD461)を流用しています。安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは省略されているものの、基本的なプロポーションは良く灯火類などの細部もそこそこ良く再現されています。国産名車コレクションのなかでも、良い出来ばえの部類だと思います。これ以外のキャシュカイ 2代目のミニカーは同じイクソ系のトリプル9、オックスフォードの1/76などがあります。デュアリス/キャシュカイ 初代はオックスフォードや京商 Jコレクションなどでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1893
日産 デイズ ハイウェイスター 日本 2015年
日産初の軽自動車は2002年に発売されたモコで、スズキのMRワゴン(初代)のOEMでした。2005年には三菱のeKワゴン(初代)のOEMでオッティが発売されました。2013年には軽トールワゴンのデイズが登場しました。デイズは三菱と日産の軽自動車事業での合弁会社NMKVで開発された車で、三菱のeK ワゴン 3代目とは姉妹車で製造は三菱が行っていました。姉妹車ですから全体的なデザインはeK ワゴンと同じですが、ヘッドライト形状やフロントグリルなどの意匠が変えられていました。エンジンはeK ワゴンと同じDOHC 3気筒660cc(49HP)と高性能版のハイウェイスターはそのターボ仕様(64HP)を搭載していました。
車高の高いデイズ ルークスが2014年に追加されました。2015年のマイナーチェンジで、クロームグリルを採用してフロントの意匠が変更されました。ヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動で切替えるハイビームアシスト、衝突被害軽減用のエマージェンシーブレーキ/踏み間違い衝突防止アシストなどの安全装備が標準仕様になりました。2016年に三菱の燃費偽装問題で三菱車とデイズ シリーズの販売が中止されましたが、三菱が日産の傘下となることで再建が決まり、燃費を修正して販売が再開されました。2019年にデイズ 2代目にモデルチェンジし、RJCカー オブ ザ イヤーを受賞しました。(実車画像→ 日産 デイズ 2代目 ハイウェイスター 2019)
ミニカーは2018年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、リアにHIGHWAY STARのロゴがあるので、デイズ ハイウェイスター(前期型)をモデルしています。イクソは国産名車コレクションのNo.300でeK ワゴン 3代目をモデル化していたので、これは実車同様にeK ワゴンをベースにしてデイズに仕立てているようです。イクソは京商のOEM生産をしていますので京商のJコレクションでもほぼ同じものが発売されています。プロポーションが良く、フロントグリルなどの細部もなかなか良く仕上げてあります。内装もハンドルの日産ロゴが印刷されているなどまずまずの良い出来ばえです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1945
ページ « 前へ 1...361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 次へ »
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.