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ホンダ ステップワゴン 日本 1996年
オデッセイ、CR-Vに次ぐホンダのRV車第3弾として1996年にステップワゴンが登場しました。3列シートを持つミニバン ステップワゴンはオデッセイと同じジャンルの車でした。車体サイズはオデッセイが全長約4.75mX全幅約1.77mX全高約1.68m、ステップワゴンが全長約4.6mX全幅約1.7mX全高約1.83mでした。ステップワゴンはオデッセイより少しコンパクトで、全幅の違いでオデッセイは3ナンバー車、ステップワゴンは5ナンバー車でした。またステップワゴンは車高が高く左側リアドアはスライドドアでした。つまりステップワゴンは豪華で乗用車的なオデッセイの廉価版で、ミニバンブームで登場した車高の高い他社のライバルに対抗した車でした。
DOHC 4気筒2L(125HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、全輪駆動と4輪駆動の設定がありました。3列シートが標準でしたが2列シート仕様もありました。角ばったシンプルな箱型デザイン、低床設計による広い室内、同クラスでは低価格で人気がありオデッセイ同様にヒットしました。当時会社の同僚が所有していましたが、真四角で巨大な箱という感じの車でした。(個人的にはこの手のでかい車は好みではありません) 1999年のマイナーチェンジでヘッドライトが縦型4灯式となり前後の意匠が小変更されました。2001年にステップワゴン 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1998年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペット(ヨネザワ玩具)はセガ トイスの傘下になっていました。これは当時のRV車をモデル化したRVシリーズ(16車種)の1台で、ダイヤペットの10番工場の担当で製造は中国でした。(MADE IN CHINAの表示があります) ダイヤペットの標準縮尺であった1/40ではなく国際標準の1/43でモデル化されていて、ダイアペットはこの時期から乗用車の新製品は縮尺1/43を採用するようになりました。またこの1/43の新製品は、スケールモデル的なリアルな造形になっていました。このステップワゴンもプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。実車に即したツートンカラーのカラーリングで、フロントグリル/ヘッドライトや室内などの細部もリアルに再現され当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドアの開閉ギミック付きです。これ以外のステップワゴン 初代のミニカーはトミカの当時物がありました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル インプレッサ WRX ストリート仕様 日本 1996年
1992年にスバル レガシィの下級車としてインプレッサが登場しました。当初は4ドアセダンと5ドアワゴンの構成で、商用車的ではないかっこいいワゴンはセダンと統一されたスタイルでセンスの良いデザインでした。レガシィをベースにした4輪/前輪駆動車で、エンジンはスバル独自の水平対向エンジンで4気筒1.5L/1.6L/1.8L/2L DOHC ターボ(220HP)が搭載されました。WRCラリー参戦車のベースとして2Lターボー仕様には足回りやブレーキが強化されたセダン WRXが設定されました。(実車画像→ スバル インプレッサ スポーツワゴン)
インプレッサは1993年からWRCに参戦し、1994年には スバルのモータースポーツ関連会社 STI(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL)が開発したWRX STIが設定されました。1995年に輸出仕様の2ドアクーペをリトナの名前で国内販売しましたが、販売不振で1996年に販売中止となり、この2ドアクーペがWRX タイプR STIとなり1997年からWRXラリーカーとなりました。1996年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され、WRXが280HPにパワーアップしました。インプレッサ WRCラリーカーはマニュファクチャラーズタイトルを1995年から3連覇しました。この偉業を記念して2.2Lエンジンを搭載するWRCラリーカーの公道仕様22B STIが1998年に400台限定で発売されました。1999年のマイナーチェンジでWRX STI系のスポイラーなどの意匠が変更されました。2000年にS201 STIが300台限定で発売された後に、インプレッサ 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1996年に発売されたトロフュー製の当時物です。ボンネットのエアインテークとリアスポイラーが付いたセダン WRXの左ハンドル仕様をモデル化しています。プロポーションが良く室内などの細部もそこそこ良く再現されていて良く出来ています。トロフューは主にラリー仕様車をモデル化しているブランドで、この公道仕様は4ドアのラリー仕様のベースになっているモデルです。トロフューはインプレッサ 初代の4ドアと2ドアのラリー仕様を約90種類もモデル化しています。トロフュー以外のインプレッサ 初代のミニカーはバンガーズ、オートアートの1/18、CM'Sのラリー仕様 1/64、イクソのラリー仕様、サンスターのラリー仕様 1/18、hpi racingのラリー仕様、WIT'S(レジン製)のワゴンとWRX、MARK43(レジン製)のWRXなどたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル レガシィ ツーリング ワゴン GT-B 日本 1996年
1993年にスバル レガシィ 2代目が登場しました。先代同様4ドアセダンと5ドアツーリングワゴンがあり、どちらも先代のイメージを踏襲しながら、横長のフロントグリルを持つスタイリッシュなデザインになりました。基本構造も先代がベースでしたが、ホイールベースが拡大され後席の居住性が向上しました。エンジンは水平対向4気筒1.8L/DOHC 2L(ツインターボ 250HP)/2.2Lで、ツインターボは空冷式インタークーラー付きでした。駆動方式は全モデルがフルタイム4WDとなり、前後?へのトルク配分を自動で無段階可変させるアクティブ トルク スプリット4WD(ACT?4)を採用していました。
1994年にDOHC 4気筒2.5L(165HP)エンジンを搭載した250Tが追加されました。1996年のマイナーチェンジで各エンジンがパワーアップし、高性能版GT-Bに搭載された2Lツインターボエンジンは280HPとなり、当時の2Lクラス最強のエンジンでした。1995年にワゴンをベースにして車高を上げてSUV的な外観のグランドワゴン(北米仕様はアウトバック)が追加されました。グランドワゴンは1997年にランカスターに改名されました。他社の同クラスが大型化して3ナンバー車になるなかで、5ナンバー車ながら高性能なレガシーはヒットし、特に他社にない高性能なワゴンが売れ筋になりました。1998年にレガシィ 3代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1997年に発売されたMテック製の当時物です。マイナーチェンジ後の後期型で高性能版のワゴン GT-Bをモデル化しています。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43の国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。このレガシィはMテックとしては初期物ということもあって、全体的に粗削りな造形で、スタイリッシュなデザインが今ひとつ再現されていません。(特に顔付きの造形がいまひとつです) ボンネットとドアが開閉するギミック付きです。これ以外のレガシィ 2代目のミニカーはWIT'S(レジン製)のセダンとワゴン、ハイストーリー(レジン製)のワゴンがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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GM シボレー コルベット C5 アメリカ 1997年
GM シボレー コルベットの5代目 C5型が1997年に登場しました。先代のデザインを継承しながら、角が丸くなりさらに空力に優れたデザインになりました。スチールパイプを一体成型したフレームで剛性を高め、変速機をリアに配置するトランスアクスル方式を採用し前後重量配分を51:49とし、操縦性を向上させていました。リトラクタブル ヘッドライト、FRP製ボディパネル、横置きリーフスプリングによるリアサスペンションなど伝統的な部分はしっかり継承されていました。当初はTバールーフが設定されたクーペだけで、エンジンは先代と同じオールアルミブロック製V型8気筒5.7L(350HP)でした。
1998年にコンバーチブルを追加し、2000年に先代で人気だったサスペンションを固めたZ51を追加しました。2001年にはZR-1後継のZ06(ただし先代のようなDOHCではなく385HPにチューンされた5.7Lエンジン搭載)が追加されました。C5型にはヘッドアップディスプレイや磁気流体を使った可変ダンパーなど先進的な技術が採用されました。2001年からC5型をベースにしたレース仕様車C5Rでルマンなどの耐久レースに復帰し、2001年デイトナ優勝など活躍しています。2005年に6代目コルベットC6型にモデルチェンジしました。
ミニカーは1999年に発売されたフランクリン ミント製です。前述したC1からC4型と同じ1/24のコルベット コレクションの1台で、これがシリーズの最後のモデルでした。プロポーション的にはややスマートさが足りない感じがしますが、それ以外は良く出来ていました。ボンネット/ドア/リアハッチが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内がリアルに再現されていました。従来通りのハンドルと連動した前輪操舵ギミックが付き、さらにこのC5型はリトラクタブル ヘッドライトが可動しTバールーフの脱着もできました。これ以外のC5型のミニカーはミニチャンプス、Bブラーゴの1/18、ビテスのクーペ/カブリオレ、オートアートの1/18のクーペ/カブリオレ レース仕様、イクソのレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアハッチ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スピリット オブ アメリカ フォーミュラ シェル LSRV 速度記録車 アメリカ 1997年
自動車の絶対的な性能の基準として最高速度があります。自動車の創世記から速度記録への挑戦が行われてきました。最初に時速100㎞/hを超えたのはジェナッツィ ジャメコンタント号という電気自動車でした。初期の自動車は電気モータや蒸気エンジンを使った車が、内燃機関(ガソリン エンジン)の車より高性能だったのです。
1947年から国際自動車連盟(FIA)により、速度記録を1マイルの平均時速とするなどレギュレーションが決められました。速度記録車を走行させるには平坦で広大な敷地が必要で、良く使われているのはアメリカのボンネビル ソルトフラッツ(ユタ州ソルトレイクシティの郊外にある広大な塩湖)です。戦前のドイツではアウトウニオン 速度記録車がアウトバーンなどの公道で速度記録を達成していました。国産車の速度記録としてはマツダ RX-7のGTカークラス速度記録やスバル レガシィの10万㎞耐久速度記録などがあります。
以下に比較的良く知られている速度記録車と速度記録をリストアップしました。
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