ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MERCEDES-BENZ 500K (W29) Autobahn-Kurier 1935 GERMANY

MERCEDES-BENZ 500K (W29) Autobahn-Kurier 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS021 1/43 122㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.17m 全幅約1.88m
エンジン 変速機: 8気筒 5L 160HP 5段変速
性能: 最高速160km/h
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メルセデス ベンツ 500K (W29) アウトバーン クリエール ドイツ

 

 ポルシェが設計したスポーツカー Sシリーズの後継車380K(8気筒3.8L 120HP)は1933年に登場し、翌年には500K(5L 160HP)、1936年には540K(5.4L 180HP)と排気量を拡大していきました。KはKompressor(過給器)の意で、スーパーチャージャーを備えていました。全輪独立懸架、全輪サーボ付油圧ブレーキなど先進的な技術が使われていました。Sシリーズはレーシングカーとしても活躍したのですが、Kシリーズは純粋な高級ツーリングカーでレースで使われることは無かったようです。

 

 モデルとなっている500Kはアウトバーンを使って高速(最高速160km/h)で移動することを想定した車で、「アウトバーン クリエール」(アウトバーンの急使)と呼ばれています。V字に折れたウインドースクリーン、スパッツの付いたリアフェンダー、滑らかに後方に伸ばされたキャビンなど当時最新の流線形スタイルです。数台しか作れらなかったようで、当初のエンジンは500Kの8気筒5L(160HP)、後に540Kの8気筒5.4L(180HP)でした。画像参照リンク先の実車画像には後部座席が無いのですが、ミニカーにはリアシートが付いています。外観が異なる別の実車の画像もありますので、リアシートが付いた車もあったのでしょう。

 

 

 ミニカーはイクソ製です。元々フランスのミニカー付き雑誌「Mercedes-benz Collection」用に作られた物ですが、イクソのカタログ モデルとして発売されたこの型番MUS021は細部の仕上げがレベルアップされています。プロポーションが良く、エッチング材を使ったフロントグリルなど細部も良く再現されています。ベンツのKシリーズのミニカーのほとんどは見栄えがする540Kのロードスターやカブリオレですので、この一風変わった500Kのクーペは目新しさがあって面白いと思います。(ホワイトボックス ブランドでもモデル化されていますが、同じミニカーの仕様変更品です)

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MERCEDES-BENZ 260D (W138) 1936 GERMANY

MERCEDES-BENZ 260D (W138) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS025 1/43 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.79m 全幅約1.71m
エンジン 変速機: 4気筒 2.6L 45HP ディーゼル 4段変速
性能: 最高速95km/h

 

メルセデス ベンツ 260D (W138) ドイツ

 

 戦前の中型車230(W21 6気筒2.3L(55HP)エンジン搭載)に、4気筒2.6L(45HP)のディーゼルエンジンを搭載したのが260Dで、世界初のディーゼル乗用車として1936年に登場しました。経済性に優れたディーゼルエンジンを搭載した260Dはタクシーや商用車として使われることを想定した車で、実際に初期の260Dは全てタクシーとして使われました。1937年以降の260Dは新型中型車230(W143)をベースにしたものに変わり、個人ユーザー向けのディーゼル乗用車としても普及していきました。

 

 ベンツは1909年にディーゼルエンジンの特許を取り、1923年に世界初のディーゼルトラックを発売しています。その後ベンツは乗用車向けのディーゼルエンジンの開発を進め、ボッシュ製による燃料噴射ポンプの開発などの協力を得て小型軽量化した乗用車向けディーゼルエンジンを260Dで実用化しました。現在のヨーロッパで普及しているディーゼルエンジン乗用車の元祖が260Dでした。

 

 

 ミニカーはイクソ製です。年式から初期の260Dですので、この車はタクシーです。緑/黒のボディカラーはタクシーのカラーリングで、室内を見ると運転席と後席の間にパーティション(仕切り)があることが分かります。出来映えはイクソのこのシリーズの標準的な出来映えで、木材を模した茶色のパーティション、メーターパネルなど室内もそこそこ再現されています。実車はベンツ博物館に所蔵されていて、その画像は参照画像リンクで見ることができますが、年式が新しくボディカラーや補助灯などが異なっています。260Dのミニカーはこれしか無いようです。(ホワイトボックス ブランドの260Dはこれの廉価版です)

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MERCEDES-BENZ 770K 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ 770K 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 22 1/43 145mm

 

メルセデス ベンツ 770K ドイツ

 

 1937年にグロッサー メルセデスはモデルチェンジします。シャーシを全面的に新設計し全輪独立懸架が採用されエンジンが230HPに強化されました。この車はナチスの高官用としてたった17台しか作られていません。

 

 ミニカーはリオの代表作でコイルで吊った独立懸架が再現されているなどかなり凝ったつくりで、ヒットラー専用車など様々なバリエーションがモデル化されています。何台か紹介しますが1台目はリムジーンタイプのカブリオレFです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.2m
エンジン 変速機: 8気筒 7.66L 155HP(過給時230HP) 5段変速
性能: 最高速182km/h
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MERCEDES-BENZ 770K 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ 770K 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 4021 1/43 145mm

 

メルセデス ベンツ 770K ドイツ

 

 上記の派生モデルで幌を開いた状態のモデルです。寒いお国柄故ドイツ車の幌は畳んでもこのように大きくかさばります。上記のモデルの幌を畳んだ状態のものがリオの初期モデルにありますが、これはリオがM4社のブランドとなってから細部をリファインして2005年に発売されたものです。

 

 ベンツのマスコットがエッチングパーツに変えられサイドのモールディングなどが追加されていて旧モデルよりも高級な感じとなりましたが、その分ミニカーのお値段もしっかり高級になりました。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.2m
エンジン 変速機: 8気筒 7.66L 155HP(過給時230HP) 5段変速
性能: 最高速182km/h
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MERCEDES-BENZ 770K 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ 770K 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 85 1/43 145mm

 

メルセデス ベンツ 770K ドイツ

 

 同じくM4社ブランドとなる以前の派生モデルでハードトップ仕様のプルマン リムジーンです。カブリオレのボディにハードトップを固定した実車同様の作りになっています。このハードトップに段が付いているのが気になりますが、実車の写真にもこのような段が付いています。

 

 この段が付いた部分は取り外しができるようになっていて、パレードなどにも使えるようになっていたのかもしれません。(開口部分が運転席の上にもあるのが少し気になりますが)

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.2m
エンジン 変速機: 8気筒 7.66L 155HP(過給時230HP) 5段変速
性能: 最高速182km/h
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MERCEDES-BENZ G4 (W31) 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ G4 (W31) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS031 1/43 136mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.92m 全幅約1.87m
エンジン 変速機: 8気筒 5.4L 110HP 4段変速 後4輪駆動
性能: 最高速67km/h
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メルセデス ベンツ G4 (W31) ドイツ

 

 1926年にドイツ陸軍の要請でメルセデス ベンツが6輪のオフロード用車両を試作しました。この車は6気筒3Lエンジンを搭載した8人乗りの大型車で、G1と呼ばれ生産化はされませんでした。1934年にG1の後継車としてG4が登場します。(G2/G3も試作されたのでしょうか?) G4は前述した最高級車770をベースにしており、後輪を2軸(4輪)化して駆動していますが、前輪は駆動していません。

 

 車重が3.7tと重いことでオフロード性能はあまり高くなく、不整地用タイヤを使用することから最高速は67 km/hに制限されていました。生産台数は57台で、主にヒトラーや上級将校がパレードする際に使用されたようです。実車の画像をみると、このようなパレード用のカブリオレがほとんどですが、セダンタイプもあったようです。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2009年に発売されました。良くできたフロントグリルやそこそこ再現された室内など、出来ばえはイクソのMUSシリーズの標準的なものです。(ボディがプラスチック製で軽いのがいまいち) これ以外ではヤトミン(1/18)とミニチャンプスがモデル化しています。ミニチャンプスの物はヒトラーが当時のスペインの独裁者フランコ総統にプレゼントしたG4(ボディ後部の形状がイクソの物と異なる)をモデル化しています。ドイツのミニカーメーカーがナチスが使用した車をモデル化するのはタブーなので、G4をあえてスペインの独裁者の車としてモデル化しています。

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