ミニチュアカー ミュージアム

GIMMICK ミニカーのギミック

トヨタ 2000GT 007 ボンドカー

ミニカーのギミック

 次に紹介するのは同じ007シリーズ第5話「007は二度死ぬ」(1967年公開)に登場しているトヨタ 2000GTです。この話は日本が舞台になっていますので当時の日本で一番高性能であったトヨタ2000GTの特別仕様車(ほとんど手作りのオープンカー)がボンドカーになっています。コーギー製のこのミニカーは1967年に最初のタイプ(型番336)が発表され1970年にセカンドタイプ(型番375)に変わり1972年まで発売されました。その後も復刻番など同じ型を流用した物が最近まで販売されていたようなのでこれも息が長いミニカーです。

 

 ここで紹介するのは初期型になります。アストンマーチンDB5ボンドカーのようにギミックがいっぱい付いているわけではありませんが、このミニカーは2000GTのミニカーとして見てもかなり良いレベルにあるます。バランスのよいスタイルとギミック動作を以下の動画で見てください。

注意!!ちょっとした効果音が出ますので音を控えめにしておいてください!!
 
ミサイル発射の実際の動作が見たい方は少し重いファイルですが、2000GTボンドカーミサイル発射動画をダウンロードして動画を見てください。
 
 

箱 付属品 説明書など

  このミニカーは1969年にDB5ボンドカー購入後しばらくしてから850円で購入しています。DB5ボンドカーよりアクションが少ないので少し安い値段が設定されていたのでしょうか。このミニカーも手のこんだ箱に入っています。箱絵が付いた紙箱は最近のミニカーではほとんど無いのでなつかしいですね。紙箱の中にはミニカーを載せる台の付いた中箱があります。

 

 この中箱には以下のようにミニカーが載っている訳ですが、折りたたまれた背景部分を広げると映画のポスターのような感じの展示台になります。(なお画像には有りませんがミニカーが中箱の中で移動したり押しつぶされることがないように段ボールのスペーサーがきちんと入っています)

 
2000gtbox02外箱
2000gtbox03
名箱
2000gtbox01中箱の背景部分を展開したところ
 背景のまんなかで目立っている女優さんは、誰なのでしょうか?外箱には JAMES BOND AND ’AKI’ と書かれていますので少し調べてみましたら映画のなかで「アキ」という配役は若林映子さんという方が演じていたようです。(ボンドガールとしては浜美枝さんを知っていましたのでてっきり彼女ではないかと思いましたが違うようです この映画公開の翌年1970年は大阪の万博があった年ですから、ずいぶん昔のことですね(当時私はまだ高校生でした)
 
 中箱の台の中にはDB5ボンドカーと同じように取扱い説明書と封筒が入っています。封筒には成形ランナーに付いたミサイルが8個と007のシールが入っています。ミサイルは思ったよりも勢いよく飛びますので、すぐに無くしてしまうことからスペアが付いているのでしょう。(今回も撮影の為に久しぶりに飛ばしてみて無くしてしまうところでした)
2000gtparts01

 なおボンドのフィギュアが購入時にこの封筒に入っていたかどうかは昔のことなので分かりません。

 

フィギュアは顔がはっきり分かりませんので、ショーン・コネリーに似ているかどうかはなんともいえません。

bondfigure

 
2000gt paper02

 取扱い説明書にはミサイルを発射させる操作が図解されています。なおミサイルを装填したままトランクの蓋をしめてしまい発射操作をしてしまうと蓋が開かなくなってやっかいなことになりますので注意が必要です。


ミニカーの裏側には「007は二度死ぬ」と映画邦題が表示されています。わざわざ日本語を入れたのは日本での発売を考慮したからでしょうか?それとも映画のプロモーションとのからみがあったのでしょうか?いずれにしても外国製のミニカーに日本語がこんなにはっきり表示されているのはめずらしいことだと思います。

 

 
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