ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 1973 JAPAN

NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110)


KYOSHO 03116W 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.46m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2L 160HP 5段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースで日産 スカイライン C110のミニカー検索

日産 スカイライン 2000 GT-R KPGC110型 日本 1973年

 

 日産 スカイライン 4代目は「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチコピーで1972年に登場しました。先代の特徴であったボディサイドのサーフィンラインを継承しつつ、直線的なデザインになりました。4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン(バン)の車種構成で、ハードトップの太いリアピラーにJの字で立ち上げるJラインは当時の日産車に共通するスタイルでした。シャーシは先代を踏襲していましたが、4/6気筒エンジン搭載車で異なっていたホイールベースは一本化されました。エンジンはG型4気筒1.6L(100HP)、1.8L(105HP)、L型6気筒2L(115-125HP)の3種類で、3段AT/5/4段MT変速で最高速175Km/h(2L)の性能でした。

 

 1973年にハードトップにS20型 DOHC 6気筒2L(160HP)エンジンを搭載した高性能版の2000 GT-R 2代目(KPGC110)が追加されました。S20型エンジンが昭和48年度(1973年)排出ガス規制に適合できなくなったので、3カ月間にわずか197台だけが生産されただけでした。GT-Rは専用のラジエータグリルで、前後オーバーフェンダーとリアスポイラーが追加されました。先代はレースで活躍しましたが、2代目はレース仕様のコンセプトカーが公開されただけでレースに参戦することはありませんでした。16年後の1989年にGT-R 3代目が登場しました。

 

 

 以下は2003年に発売された京商製の日産 スカイライン 2000 GT-R (KPGC110) (1/43 型番K03116W)の画像です。ワイドホイール仕様をモデル化していますので、かなり太いタイヤを履いています。追加されたオーバーフェンダー、フロントグリル/灯火類がリアルで実車の雰囲気が良く再現され、とてもよく出来ています。室内も良く仕上げられていて、さらにボンネット開閉ギミック付きでエンジンルーム内には1/43としてはかなりリアルにS20型エンジンが再現されています。これ以外のGT-R 2代目(KPGC110)のミニカーはダイヤペットの当時物でGT-X 1/40をGT-R風に変更した物と1/30、トミカ ダンディの当時物、トミカ リミッテドの1/64、オートアートの1/18、アオシマ DISM、エブロ、京商の1/12(レジン製)と1/18と1/64、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18、MARK43(レジン製)などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 1
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 2

 以下は1974年頃に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 スカイライン GT-X (GC110) (1/40 型番1116(D16))です。この型番1116は既にスカイライン セダンの欄に掲載済みですが、これはそれをGT-R風に変更した改良版です。オーバーフェンダーとリアスポイラーを追加してGT-R風に変更していますが、箱の表記はGT-Xのままでした。改良前のGT-Xはフロントグリルなどを簡素化してコスト削減をはかった廉価版的なミニカーであまり出来が良くありません。それに多少手を加えたGT-R風改良版ですので、オーバーフェンダーなどの変更部分は悪くないですが、やはりあまり良い出来ばえとはいえません。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 3
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 4

 以下は1976年に発売されたダイヤペット製の日産 スカイライン 2000 GT-R (KPGC110) (1/30 型番G50)の画像です。当時のダイヤペットが縮尺1/30で乗用車を20車種ほどモデル化していた1/30シリーズの1台です。この1/30シリーズは出来ばえのばらつきが大きいのですが、このGT-Rはかなり大胆にデフォルメ?されたフロントグリルがひどすぎて、その出来ばえを云々する以前の物になっています。フロントグリル以外はまずまずの出来ばえなので、フロントグリルが改造されたGT-Rをモデル化したということで納得しておきたいと思います。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 5
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 6

 以下は2021年に発売されたアシェット 国産名車プレミアムコレクション製の日産 スカイライン GT-R (KPGC110) (1/43 No.1) の画像です。2021年末に刊行された国産名車プレミアムコレクションの創刊号のミニカーで、1/43のダイキャスト製国産車ミニカーは当方の好きなジャンルですので購入しました。プレミアムという名前に相応しいレベルの物であることを期待していたのですが、結論を先にいうと従来の雑誌付きミニカーよりはレベルの高い出来ばえとなっていました。GT-R(KPGC110)の1/43ミニカーは前述したように出来の良いミニカーが既にいくつか存在します。したがってこのミニカーがそれらを参考にしていることは想像に難くなく、プロポーションなど基本的なところの出来ばえが既存の出来の良いミニカーと同等レベルなのは同然のことでしょう。この観点からみるとこのミニカーは前述した京商のミニカーの出来ばえに良く似ています。このミニカーが既存のミニカーより優れている点は、製作時期が新しいことによるタンポ印刷技術などの向上がもたらした室内造形の仕上げレベルのリアルさで、このミニカーのインパネの出来ばえはレベルが高いです。今回の創刊号は定価が1499円ですから、この価格でこのレベルの出来ばえは出血大サービスといえるでしょう。(ただし3号以下は定価3999円になりますのでその値段なら価格相応となります) なおワイパーもリアルに再現されているので拡大画像を追加しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 7
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。この拡大画像を前述の京商製のフロント/リアの拡大画像と見比べてください。フロントグリルとリアパネルについているGT-Rのロゴの大きさが違うことが明確ですが、どちらが好ましいですか? 京商製は少し大きめに出来ていて良く目立ちます。ミニカーは実車のイメージを再現するものですから、このような印象的なパーツは少し大きめに作るのが良いのです。このようなセンスの良いデフォルメはミニカーでは重要な要素で、杓子定規的な対応を良しとするスケールモデルとは異なるものです。この点ではこのプレミアムコレクションより老舗の京商のミニカーの方がセンスが良いと思います。同様の考えから京商のミニカーはオーバーフェンダーの固定ネジが目立ちますが、これもセンスの良いデフォルメだと私は思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 9
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KGC110) 10

 以下はディスプレイケースの画像と底板部分の画像です。ディスプレイケースは高価なレジン製ミニカーによく使われているような立派なものです。これはプレミアムという名前に相応しいものだと思いますが、個人的はもう少しコンパクトな方が好ましいです。(数点しか集めない方はこれでもよいでしょうが、たくさん集めるとその収容スペースが馬鹿になりません) 雑誌付きミニカーはメーカーを明記していない物がほとんどですが、このミニカーは底板部分にメーカー名が表示されています。以下の拡大画像で「ARBOX ALLMOSTREAL SUMS MODEL」と表示されているのがわかります。SUMS MODELは中国のミニカーメーカーで、ALLMOSTREALはそのブランド名です。ALLMOSTREALブランドのミニカーは以前からミニチャンプスのミニカーとして販売されていて、レベルの高いダイキャスト製ミニカーを製作しています。国産名車プレミアムコレクションはこのSUMS MODELが受注しているようですので、今後もこのシリーズはレベルの高い出来ばえとなることが期待できます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC110) 11
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KGC110) 12

 以下は国産名車プレミアムコレクションの定期購読の特典として提供された日産 スカイライン GT-R (KPGC110) レーシング コンセプト (1/43 No.GiftA)の画像です。1972年 東京モーターショウーで公表されたレーシング コンセプトをモデル化しています。緑ボディ/金ラインのカラーリング、改造されたフロントグリル、太いレース用タイヤとそれに合わせてより大きくなったオーバーフェンダーなど実車を忠実にモデル化しています。室内もインパネ/ステアリングホイールが変更され、リアシートが外され消火器が装備されているなど大幅に変更されています。なおこのミニカーは後になって国産名車プレミアムコレクション 増刊号としても発売されました。(たぶん在庫整理の為でしょう) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE GT-R (KPGC110) RACING CONCEPT 1
NISSAN SKYLINE GT-R (KGC110) RACING CONCEPT 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。左後輪手前に排気管が出ていますが、この排気管は底板部分の排気管のモールドを変更して新しくモールドし直すといったかなり凝った作りとなっています。このように台座から外さなければ見えない底板部分もきちんと仕上げてあることから、このミニカーメーカーの本気度が分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE GT-R (KPGC110) RACING CONCEPT 3
NISSAN SKYLINE GT-R (KGC110) RACING CONCEPT 4

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NISSAN VIOLET (710) HARDTOP 1973 JAPAN

NISSAN VIOLET (710) HARDTOP
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN VIOLET (710) HARDTOP


DIAPET 6011 1/30 140㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.58m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 115HP 4/5段変速 3段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースで日産 バイオレットのミニカー検索

日産 バイオレット ハードトップ 710型 日本 1973年

 

 日産 バイオレット 初代はサニーとブルーバード Uの間を埋める車として1973年に登場しました。新規の車名でしたが、実質的にはブルーバード 510型の後継車で、形式番号の710型はブルーバード系列であることを意味していました。当時の日産のややくどい(センスが良くない)デザインの集大成で、複雑なプレスラインを組み合わせたあくの強いスタイルでした。当初は4/2ドアセダンと2ドアハードトップの構成で、後に5ドアバンが追加されました。 エンジンは4気筒1.4L(85HP)/1.6L(115HP)のL型で、3段自動/5/4段MT変速で最高速170Km/h(1.6L)の性能でした。

 

 1976年のマイナーチェンジで、評判が良くなかった4ドアセダンのファーストバックスタイルを、ノッチバックに変更しました。スポーツ仕様のSSSはブルーバード 510譲りの4輪独立懸架サスペンションを採用していましたので、510同様にラリーで活躍しました。1977年にバイオレット 2代目にモデルチェンジしました。当時の自動車専門雑誌でバイオレット 初代のデザインはずいぶん批判されていましたが、今見るとそれほどひどいとは思いません。むしろ最近の1ボックスカーのオラオラ顔のほうがもっと品が悪いと思います。

 

 

 ミニカーは1974年に発売されたダイヤペット製の当時物です。乗用車を約20種類ほどすこし大きなサイズの縮尺1/30でモデル化した1/30シリーズの1台です。(1/30の2輪車も約20種類ほどありました) この1/30シリーズは出来ばえのばらつきが大きいのですが、このバイオレットはプロポーションが良く実車のデザインがうまく再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付きで、サイズが大きいのでフロントグリルや室内などの細部も結構リアルに仕上げてあります。(1/30シリーズの中では出来ばえの良い1台だと思います) 実車にあまり人気がなかった為か、当時物ミニカーはダイヤペットのチェリカ80シリーズ(1/52)とこの1/30しかありません。(どちらもハードトップです) 最近の物ではトミカ リミッテドの4ドアセダン、国産名車/日産名車コレクションのハードトップ、コナミの絶版名車コレクションのハードトップ(1/64)、ハイストーリー(レジン製)のハードトップ SSS、エブロのレース仕様などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN VIOLET (710) 1
NISSAN VIOLET (710) 2

 以下は2007年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のバイオレット ハードトップ (1/43 No.49)の画像です。メーカーはノレブでプロポーションが良く複雑なプレスラインのボディがうまく再現されています。また灯火類や室内などの細部も良く再現されていて、安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。この緑色のカラーは上記のダイヤペット製と同じですが、これは実車に即したカラーリングです。同じ型の色違い(紺M)が日産名車コレクションのNo.53でも発売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN VIOLET (710) 5
NISSAN VIOLET (710) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN VIOLET (710) 5
NISSAN VIOLET (710) 6

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NISSAN SUNNY EXCELLENT COUPE (B210) 1973 JAPAN

NISSAN SUNNY EXCELLENT COUPE (B210)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SUNNY EXCELLENT COUPE (B210)


DIAPET 1301 (G14)  1/40 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.95m 全幅約1.55m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 95HP 5/4段変速
性能: 最高速165km/h  データーベースで日産 サニーのミニカー検索

日産 サニー エクセレント クーペ B210型 日本 1973年

 

 日産 サニー 3代目(B210型)が1973年に登場しました。先代の基本構造を引き継ぎながらボディは大型化され、ホイールベースは先代のエクセレント用の長いタイプに統一されました。デザインは当時の日産流の装飾の多い曲線的なものに代わり、先代までのシンプルなイメージがなくなりました。ボディは4/2ドアセダンとバン、2ドアクーペのバリエーションがありました。エクセレント クーペは丸形3連のテールライトが特徴で、ロケットサニーと呼ばれました。

 

 エンジンも先代と同じ1.2L(70HP)A型とエクセレント用1.4L(85-95HP)L型で、3段AT 5/4段MT変速で最高速165Km/h(1.4L)の性能でした。1976年のマイナーチェンジで1.4L(80HP)のA型エンジンが追加され、エクセレント用は1.6L(100HP)L型エンジンに変更されました。1976年に1.4Lツインキャブ(92HP)A型エンジンを搭載した高性能版の1400GXツインが追加されました。1977年にサニー 4代目 B310型にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1975年に発売されたダイヤペット製の当時物です。上級グレードのエクセレント クーペをモデル化しています。ダイヤペットの協力工場の12番工場が製作を担当していたのですが、この工場は少し個性的ですがリアルな作風で、このサニーも実車がかなり上手く再現されています。またカラーリングは実車に即していて、室内のインパネや特徴的な丸形3連テールライトも結構リアルな造形になっています。ボンネット/ドア/ハッチバック開閉のフルギミック付きです。これ以外の当時物はトミカのエクセレント クーペがありました。最近の物ではハイストーリー(レジン製)のクーペがあります。B210型のセダンはまだモデル化されていませんので、どこかがダイキャスト製で作ってくれるのを期待しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SUNNY EXCELLENT COUPE (B210) 1
NISSAN SUNNY EXCELLENT COUPE (B210) 2

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NISSAN PRESIDENT TYPE D (250) 1973 JAPAN

NISSAN PRESIDENT TYPE D (250)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN PRESIDENT TYPE D (250)


DIAPET 1371 (G36) 1/40 129㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.28m 全幅約1.83m エンジン 変速機: V型8気筒 4.4L 200HP 3段自動変速
性能: 最高速195km/h  データーベースで日産 プレジデントのミニカー検索

日産 プレジデント タイプD 250型 日本 1973年

 

 1973年に日産 プレジデント 250型が登場しました。前後のパネルが変更されて見た目が一新されましたが、中身はプレジデント 150型をほとんどそのまま踏襲していましたので、モデルチェンジではなく大幅なマイナーチェンジでした。150型で不評であったトランク容量を増やす為に、トランク部分が拡張され全長が20cm程長くなりました。グリルが独立したフロントデザインはアメリカ車風の派手なもので、150型に比べるとやや品が悪くなりました。

 

 エンジンは150型から踏襲した6気筒3L(125HP)のH30型と排気量を4.4Lに拡大したV型8気筒4.4L(200HP)のY44型で、3段自動変速で最高速195Km/h(4.4L)の性能でした。1975年にエンジンがEGI化されたV型8気筒に統一され、1977年に252型となり最上級仕様の「ソブリン」が追加されました。その後もマイナーチェンジが繰り返され、1982年には角形4灯式ヘッドライトが採用されました。公用車やVIP向け社有車などの用途で1990年まで長く生産され、プレジデント 2代目(JG50型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 プレジデント 1990年)

 

 

 ミニカーは1976年に発売されたダイヤペット製の当時物です。最上級仕様のタイプDをモデル化しています。フロントグリルの造形はなかなかよくできているのですが、ウェストラインより下の部分の高さとタイヤがやや大きめにできているので、プロポーションが今ひとつです。ボンネット/4ドア/トランク開閉のフルギミック付きで、このサイズでの4ドア開閉ギミックは技術的に難しいようで、あまり立て付けがよくありません。これ以外のプレジデント 250型の当時物ミニカーはトミカがありました。最近の物では当時物をリファインしたトミカ リミテッド、エブロの252型があります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム中央に円柱状の突起がありますが、これはボディを下に押し付けると押し出される突起で、ボンネットを下から押し上げてボンネット開閉をやり易くするものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN PRESIDENT TYPE D (250) 1
NISSAN PRESIDENT TYPE D (250) 2

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NISSAN CHERRY F-II COUPE (F10) 1974 JAPAN

NISSAN CHERRY F-II COUPE (F10)
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NISSAN CHERRY F-II COUPE (F10)


DIAPET 1329 (G15) 1/40 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.83m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 80HP 5/4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースで日産 チェリーのミニカー検索

日産 チェリー F-II クーペ F10型 日本 1974年

 

 日産 チェリー 2代目はチェリー F-IIという名前で、1974年に登場しました。横置きエンジンによる前輪駆動のパワートレーンは初代を踏襲し、ボディは大型化されました。2/4ドアセダンと3ドアハッチバック クーペがあり、初代は個性的なデザインでしたが、2代目はサニー 3代目と良く似たデザインとなりました。エンジンは4気筒1.2L(70HP)/1.4L(80HP)のA型で、5/4段MT変速で最高速160Km/h(1.4L)の性能でした。

 

 1976年に初代の高性能版X-1を後継する 4気筒1.4Lツインキャブレター(92HP)エンジンを搭載する高性能版1400GX ツインが追加されました。1977年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。1978年には後継車のパルサーが登場し、チェリーという名前は消えました。チェリー F-IIの総生産台数は約30万台でした。(実車画像→ 日産 パルサー 1978)

 

 

 ミニカーは1976年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場製のなかでも個性的かつリアルな作風でコレクターに人気の高かった12番工場製です。プロポーションが良く黒塗りグリルやテールライトなど凝った作りで、実車の雰囲気が良く再現されています。またナンバープレートが付いているのも当時のミニカーでは珍しく、番号が実際にありそうな「品川」ナンバーなのも面白いです。ボンネット/ドア/テールゲート開閉のフルギミック付きです。ダイヤペットはマイナーチェンジ後の1400GX ツインもモデル化しています。これ以外のチェリー F-IIの当時物ミニカーはトミカのクーペがありました。当時物以外のミニカーは、ハイストーリー(レジン製)のクーペがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN CHERRY F II COUPE (F10) 1
NISSAN CHERRY F II COUPE (F10) 2

 以下は1978年に発売されたダイヤペットのチェリー F-II 1400GX ツイン (1/40 型番G44)の画像です。上記型番G15をベースにしてマイナーチェンジ後のGX ツインをモデル化しています。実車に即してフロントグリルと前後バンパーが変更され、ボンネットにエアインテークが追加されています。当時はこのようにマイナーチェンジ版のミニカーが作られることがありました。これは当時このクラスのスポーツ仕様車に人気があったことの証しです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CHERRY F II COUPE (F10) 3
NISSAN CHERRY F II COUPE (F10) 4

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