ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN CEDRIC (G30) 1961 JAPAN

NISSAN CEDRIC (G30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (G30)


JAPANESE CARS COLLECTION (NOREV) 23 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.41m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 88HP 4段自動変速
性能: 最高速130km/h  データーベースで日産 セドリック 30型のミニカー検索

日産 セドリック G30型 日本 1961年

 

 日産 セドリックはノックダウン生産で国産化したオースチン A50 ケンブリッジの後継車として1960年に登場しました。(実車画像→ オースチン A50 ケンブリッジ) 日産初のモノコックボディで前輪独立懸架、縦型4灯式ヘッドライトやラップラウンドしたフロントウインドウは当時のアメリカ車的なデザインとなっていました。ワゴンとバンも1962年に設定されました。なおセドリック(CEDRIC)という名前は児童向け小説「小公子」の主人公にちなんだものでした。

 

 当初は4気筒1.5L(71HP)エンジンを搭載していましたが、すぐに1.9L(88HP)エンジンが追加されました。この1.9Lエンジン搭載車は4段変速で、最高速130km/hの性能でした。1960年にホイールベースと全長を100㎜延長したカスタムが追加されました。1962年のマイナーチェンジ(31型)で、ホイールベースが延長され、縦型4灯式ヘッドライトが横型に変更されました。1963年には6気筒2.8L(115HP)エンジンを搭載しボディを拡大した、国産初の3ナンバー規格の普通乗用車セドリック スペシャル(50型)も追加されました。1965年にセドリック 2代目(130型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。メーカーはノレブで、セドリック 初代前期型で1960年に追加されたカスタム(G30型)をモデル化しています。縦型4灯式ヘッドライトのフロントグリルがそこそこリアルに再現されていて、安価な雑誌付ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。国産名車コレクションは後期型のバンもモデル化していました。同じ型を使って日産名車コレクションではセダンの色違い(青/灰 ツートン)をNo.12でモデル化していました。これ以外ではファインモデル(アンチモニー製)、エブロ、トミカでもモデル化されていて、昔の車としては人気があります。なお当時物ミニカーではミクロペットが前/後期型の両方を、ダイヤペットが後期型をモデル化していますが、それらは滅多にお目にかかれないレア物です。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN CEDRIC (G30) 1
NISSAN CEDRIC (G30) 2

 以下は2009年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 セドリック バン (1/43 No.87)の画像です。横型4灯式ヘッドライトに変更された後期型の商用バンをモデル化しています。メーカーは上述のセダンと同じノレブで、これも安価な雑誌付ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ツートンのカラーリングが当時の雰囲気をうまく再現していると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (G30) VAN 1
NISSAN CEDRIC (G30) VAN 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。リアには読みずらいですが「1900 Nissan 最大積載量500kg」と表示されていますので、1.9Lエンジン搭載車をモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (G30) VAN 3
NISSAN CEDRIC (G30) VAN 4

 以下は1980年に可堂玩具からカドー(KADO)ブランドで発売された日産 セドリック (30D) (1/43 型番11)の画像です。1960年式の初期型をモデル化しています。ホワイトメタル製なのでずっしりと重く、素朴な作りながら実車の雰囲気がうまく再現されていました。また1980年代のミニカーとしてはワイパーやモール類、室内などの細部もそこそこ良く再現されていました。ほぼ手作りの少量生産品でしたので、当時の価格で4600円と高価でした。(当時の一般的な国産ミニカーの約5倍でした) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (G30) 3
NISSAN CEDRIC (G30) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (G30) 5
NISSAN CEDRIC (G30) 6

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NISSAN DATSUN BLUEBIRD TYPE 312 1962 JAPAN

NISSAN DATSUN BLUEBIRD TYPE 312
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN DATSUN BLUEBIRD TYPE 312


MODELPET 17 1/42 91mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.92m 全幅約1.47m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 43HP 3段自動変速
性能: 最高速111km/h  データーベースで日産 ブルーバードのミニカー検索

日産 ダットサン ブルーバード 312型 日本 1962年

 

 ダットサン 211型の後継車の310型は、ブルーバードという名前で1959年に登場しました。(名前はメーテルリンクの童話「青い鳥」にちなんだものでした) 信頼性の高いトラックの低床式ラダーフレームにセミモノコックボディを載せた構成で、前輪独立懸架を採用したことで、乗用車としての乗り心地や操縦性を向上させていました。エンジンは211型を踏襲した4気筒988cc(34HP)/1.2L(43HP)が搭載され、3段変速で最高速111km/h(1.2L)の性能でした。

 

 1960年のマイナーチェンジで311型となり、日本初のフルシンクロメッシュ変速機が採用され、日本初の5ドアエステートワゴンが追加されました。1961年のマイナーチェンジで312型となり、日本初の女性仕様車「ファンシーデラックス」(ウインカー作動時に鳴るオルゴール、サンバイザー組込みのバニティーミラー、傘立てなどを装備していた)が追加されました。1963年にブルーバード 410型にモデルチェンジしました。310型の総生産台数は約21万台でした。

 

 

 ミニカーは1962年に発売されたモデルペットの当時物です。フロントグリルの形状から後期型312型をモデル化しているようです。60年以上も前のミニカーなので、ライトやフロントグリルが塗装処理された素朴な作りですが、プロポーションが良くシンプルな310型のスタイルをうまく再現していて当時のミニカーとしては良く出来ていました。当時物ではミクロペットもありましたが、滅多に見ることができないレア物です。当時物以外のミニカーとしてはトミカ リミッテドで1Lと1.2Lの2タイプがモデル化されており、国産/日産名車コレクション(ノレブ製)の1.2Lもあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD 310 1
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD 310 2

 以下は2012年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのブルーバード 312型 (1/43 No.160)の画像で、メーカーはノレブです。女性仕様車ファンシーデラックスのモデル化で、実車に即したピンク/薄黄のツートンカラーのカラーリングとなっています。側面から見るとよく分かるのですが、ウエストラインより上のキャビン部分が小さすぎてプロポーション的にかなり変な感じです。このプロポーションに関しては古いながらも上記のモデルペットの方が正確に出来ています。このブルーバード 312型の例で分かるように、新しいミニカーの方が必ずしも出来が良いという訳ではありません。実車を 間近で見てモデル化できた当時物ミニカーの方が、実車の雰囲気をうまく再現できるということがあると思います。同じ型を使った色違いのスタンダード仕様が日産名車コレクションのNo.38でも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD 310 3
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD 310 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD 310 5
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD 310 6

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PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6 1963 JAPAN

PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6


EBBRO 43568 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 2L 105HP 4段変速
性能: 最高速155km/h  データーベースでプリンス グロリアのミニカー検索

プリンス (日産) グロリア S40型 スーパー6 日本 1963年

 

 1962年にボディを近代的に一新したプリンス グロリア 2代目が登場しました。ボディを一周するモールを特徴とする、フラットデッキ スタイルは当時のGM シボレー コルベアーに良く似ていました。(モールが多用されているのはやや時代遅れでしたが) シャーシ構造は先代をベースにしており、エンジンは4気筒1.9L(94HP)で改良されていました。4段変速で最高速145km/hの性能でした。ステーションワゴンや商用バンの設定がありました。

 

 翌年には6気筒2L(105HP)G7型SOHCエンジンを搭載したスーパー 6が追加されました。国産量産乗用車としては初のSOHCエンジンで、以後他社も高性能なSOHCエンジンを搭載するようになりました。1964年にスーパー 6をベースとした上級車グランド グロリア(S44P型)が発売されました。西陣織の内装など内外装を豪華にし、エンジンは G7型を元に排気量を拡大した2.5L(130HP)G11型で、最高速170km/hの性能でした。1967年にグロリア 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 当時は日産 プレジデントトヨタ クラウン エイトトヨタ センチュリーなどが官公庁の公用車として使われていましたが、グロリアは宮内庁御用達で各皇族が愛用されていました。ホイ ールベースを少しだけ延長したグランド グロリアの特注仕様車が少数製作され、平成の天皇(当時は皇太子)が愛用されていました。ただ標準仕様のグロリアは営業的にはクラウンやセドリックのようには売れなかったようです。

 ミニカーは2004年に発売されたエブロ製です。6気筒エンジンを搭載したスーパー 6をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で、特徴的なフロントグリルやモール、細いピラーのキャビンがよく再現されていて、かなり良い出来ばえでした。室内もコラムシフトのレバーやインパネのメーター類などが良く再現されていました。当時物ミニカーとしてはダイヤペットとモデルペットがありました。当時物以外ではファインモデル(アンチモニー製)やトミカ リミッテド、国産名車コレクション、マーク43(レジン製)などでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6 1
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6 2

 以下は2010年に発売されたアシェット製 日産名車コレクションのプリンス グロリア スーパー 6 (1/43 No.34)の画像です。これもスーパー 6をモデル化しています。メーカーはノレブで、ノレブらしいうまい造形で上記エブロ製と同じぐらいの良い出来ばえでした。安価な雑誌付きミニカーでしたので、無彩色ですが室内もそこそこ良く再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6 3
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。実車よりはメッシュが荒いですが、フロントグリルもそこそこリアルに仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6 5
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) SUPER 6 6

 以下は1964年に発売されたモデルペットの当時物 プリンス グロリア デラックス(1/42 型番22)と、1984年に発売されたダイヤペット製 プリンスグロリア デラックス (1/40 型番01670)の画像です。モデルペット製は子供の頃に遊んだものなので、傷だらけですが、基本的なプロポーションなどがしっかり出来ていたことがわかると思います。(当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした) ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。ダイヤペット製は1965年に発売された当時物(1/40 型番119)をダイヤペット20周年記念限定品としてアンチモニー製のブロンズ仕様として再現した物です。アンチモニー製でホイール/タイヤまで一体成型されているので、ずっしりと重い置物的な物となっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) 1
PRINCE (NISSAN) GLORIA (S40) 2

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DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (411) 1964 JAPAN

DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (411)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (411)


MODELPET 25 1/42 95㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.49m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 55HP 3段自動変速
性能: 最高速120km/h  データーベースで日産 ブルーバードのミニカー検索

日産 ダットサン ブルーバード 411型 日本 1964年

 

 1963年にブルーバード 2代目 410型が登場しました。日産初のモノコックボディが採用され、前輪独立懸架、エンジンは4気筒1L(45HP)/1.2L(55HP)が搭載され、3段変速で最高速120km/h(1.2L)の性能でした。4ドアセダンとエステートワゴンがありました。ボディはピニンファリーナがデザインしたのですが、このボディはベルトラインが尻下がりでリアエンドが下がって見えることが不評で、ライバルであったトヨタ コロナに販売台数で初めて負けることになりました。

 

 1964年にスポーツ仕様のSSや65HPのハイパワーエンジンが設定され、フロントグリルが変更され2ドアセダンが追加されました。1965年のマイナーチェンジで411型となり、エンジンが1.3L(62HP)に代わり、1.6L(90HP)エンジン搭載のスポーツ仕様1600SSSが追加されました。1966年には不評であったリアのデザインがテールライト形状変更などで修正されました。410型は北米や欧州にも輸出され、知名度を上げる為にモータースポーツに参戦し1966年のサファリ ラリーではクラス優勝しました。1970年にブルーバード 3代目 510型にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1965年に発売されたモデルペット製の当時物で、グリルが変更された後期型をモデル化しています。銀塗装だけのグリルと軸が貫通したホイールが1960年代のミニカーであることを感じさせます。タイヤが少し小さめながら、プロポーションはしっかりしていますので不評だったというボディのデザインが良く再現されていました。(実車のデザインが不評であった理由が私にはよく理解できませんが) 銀色の塗装だけで再現されているフロント周りも実車の雰囲気が実にうまく再現されていました。ボンネットが開閉するギミック付きです。410型の当時物ミニカーはミクロペット(1964年式と1965年式)とその型を引き継いだダイヤペット(1965年式と1966年式)がありました。最近のミニカーはエブロ(後期型、サファリラリー仕様)、トミカ リミテッドヴィンテージ(後期型2ドア)、日産名車コレクション(前期型とサファリラリー仕様)、FIRST43の1966年式などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) 1
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) 2

 以下は2008年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 ブルーバード 410型 (1/43 No.62)の画像です。メーカーはノレブで、前期型をモデル化していますので、フロントグリルが上記の後期型と異なっています。テールライトを塗装で表現しているなどややレトロな作風ですが、このレトロな作風は昔の車のイメージには合っていました。全体的に実車の雰囲気がうまく再現されていて安価な雑誌付きミニカーとしては良く出来ていました。同じ型の色違い(白)が日産名車コレクションのNo.21でも発売されました。(ただしリアのロゴが変えてありましたが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) 3
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) 4

 以下はフロントとリアの拡大画像です。リアにBluebird 1300のロゴがありますが、1.3Lエンジン搭載は1965年の411型からなので、時代考証的には間違っています。なお日産名車コレクションの410型(No.21)では、リアのロゴがDeluxe Datsunとなっていますので、そちらが正しいはずです。以下のリアの画像で日産名車コレクションのリア(白)も表示します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) 5
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) 6

 以下はアシェット製 日産名車コレクションの日産 ブルーバード 410型 サファリ ラリー クラス優勝車 1966 (1/43 No.なし)の画像です。これは日産名車コレクションの定期購読をした購入者へのノベルティ品でした。上記の410型をベースにしてサファリ ラリー クラス優勝車(#6)をモデル化していて、追加された補助灯やゼッケン/スポンサーロゴ、リアシートに置かれたスぺアタイヤなどが実車に即して良く再現されていました。(実車画像→日産 ブルーバード 410型 サファリ ラリー クラス優勝車) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) SAFARI RALLY 1
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) SAFARI RALLY 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) SAFARI RALLY 3
DATSUN (NISSAN) BLUEBIRD (410) SAFARI RALLY 4

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NISSAN PRESIDENT (150) 1965 JAPAN

NISSAN PRESIDENT (150)
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NISSAN PRESIDENT (150)


ADOVANSPIRIT H150 1/43 117㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.05m 全幅約1.80m エンジン 変速機: V型8気筒 4L 180HP 3段変速/3段自動変速
性能: 最高速185km/h  データーベースで日産 プレジデントのミニカー検索

日産 プレジデント 150型 日本 1965年

 

 1965年に日産の最高級車としてプレジデントが登場しました。当時の国産車最大の5m超のボディに、国産車最大の排気量であったV型8気筒4L(180HP)/6気筒3L(125HP)エンジンを搭載していました。性能は3段変速/3段自動変速で最高速185km/h(4L)でした。ボディは直線的なオーソドックスなデザインで、元々はセドリック 50型の次期型として開発されていたのですが、次期型がピニンファリーナ デザインの日産 セドリック 130型に変更された為、そのデザインがプレジデントに転用されたものでした。

 

 プレジデントの当時の価格は約300万円と国産車で最高で、1960-1970年代の佐藤栄作首相の公用車として採用されました。ライバルのトヨタ センチュリー(1967年発表)が凝ったメカと個性的なデザインで保守的なユーザー層にあまり歓迎されなかったのに反して、オーソドックスなデザインのプレジデントは企業や官公庁に幅広く支持されました。1973年に前後のパネルデザインを変更して2代目 250型にモデルチェンジしました。 250型は1990年に3代目にモデルチェンジするまで基本的な構成はそのままで、日産の旗艦として長く生産されました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたアドバンスピリット製で、150型の初期型をモデル化しています。アンチモニー製でサイズが大きいので重量350gとかなり重いです。プロポーションが良く、V8のロゴが付いたフロントグリルが結構リアルで実車の雰囲気がうまく再現されていました。無彩色ですが、室内の細部もそこそこ良く再現されていました。アドバンスピリットにはタクシーや要人警護車などのバリエーションが十数種類ありました。プレジデント 150型の当時物ミニカーはダイヤペット製しか無く、それは大変貴重なレア物です。(現在でも程度の良い物なら10万円以上の値段が付きます) ダイヤペットは1976年に250型もモデル化しています。→ダイヤペットの250型 当時物以外ではトミカ リミテッドの150型が数種類、エニフ(ENIF レジン製)の150型があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN PRESIDENT (150) 1
NISSAN PRESIDENT (150) 2

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