ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 1989 JAPAN

TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180)


TROFEU 45 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ターボ 225HP 5段変速/4段自動変速 4WD
性能: 最高速230km/h (輸出仕様)  データーベースでトヨタ セリカ 5代目のミニカー検索

トヨタ セリカ GT-FOUR T180型 日本 1989年

 

 1989年にセリカ 5代目が登場しました。先代同様にアメリカのデザインスタジオ CALTYのデザインで、先代のイメージをよりダイナミックな曲面で覆い上級車スープラのイメージをダブらせたようなデザインとなりました。プラットファームは先代を踏襲していますが、ボディ剛性が向上しサスペンションも変更されました。エンジンはDOHC 4気筒2L(ターボ 225HP/165HP/125HP)で、先代同様 高性能版のフルタイム4WDのGT-FOURが設定されました。先代同様にアメリカで生産したコンバーチブルも国内販売されました。なお姉妹車のコロナ クーペは4ドアセダンのエクシヴとなりました。

 

 先進技術としてトヨタ初の4輪操舵システム(当時の流行り技術だった)や電子制御油圧式アクティブサスペンションが採用されました。1991年のマイナーチェンジで、リアライトなどの意匠が小変更されました。1991年にWRCのホモロゲーションモデルとして、エンジンの耐久性を向上させたGT-FOUR RCが限定生産されました。その車で1992年のWRCでは強敵のランチア デルタ HFを制して、1990年に次ぐ2度目のドライバーズタイトルを獲得しました。1993年には日本車メーカーとして初のコンストラクターズ/ドライバーズの両タイトルを獲得し、さらに1994年には2連覇も達成しました。セリカ 5代目はトヨタのWRCの歴史上で最も活躍しました。1989年に6代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1993年に発売されたトロフュー製の当時物です。輸出仕様(左ハンドル)をモデル化しています。プロポーションはしっかりしていて、当時物ミニカーとしてはよく出来ていました。ただテールライトやサイドマーカーなどの灯火類をすべてデカールで表現しているので、その辺がややリアルさに欠けます。なおトロフューのミニカーはラリー仕様がほとんどで、セリカ 5代目はサファリやモンテ カルロなど20数種類ほどをモデル化していました。これ以外のセリカ 5代目のミニカーは、CM'Sのラリー仕様、イクソのラリー仕様、オランダのAHC、最近のレジン製ではhpiレーシングやMARK43などがありますが、何故かトミカやダイヤペットの当時物がありません。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 1
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 2

 以下は1994年に発売されたDOORKEY(ドアキー)製のセリカ 4X4 ツインターボ(1/43 型番A2339)の画像です。これも輸出仕様(左ハンドル)のモデル化です。DOORKEYはオランダのAHC MODEL社(又はAR-GEE社)のブランドで、1990年代に登場したDOORKEYブランドのミニカーは50種類ほどあり、日本車もトヨタや日産など10種類ほどがモデル化されていました。プロポーションが良く、上記のトロフュー製と同じような出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 3
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 5
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 6

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TOYOTA CORONA EXIV (T180) 1989 JAPAN

TOYOTA CORONA EXIV (T180)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CORONA EXIV (T180)


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 55 1/43 107mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 165HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでトヨタ コロナのミニカー検索

トヨタ コロナ エクシヴ (EXIV) T180型 日本 1989年

 

 1987年にトヨタ コロナ 9台目(T170)が登場しました。全体的に丸みを帯びた当時のトヨタの代表的なデザインの4ドアセダンと先代を継承した5ドアセダン SFと5ドアバンがありました。(実車画像→ トヨタ コロナ 4ドアセダン 1987) エンジンは全てDOHC化された4気筒1.5L/1.8L/2L(125/165HP)と4気筒2Lディーゼルエンジンが搭載されました。高性能版のGTには3S-GE(165HP)エンジンが搭載されました。1988年に4WD仕様が追加され、1989年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。また1990年にトヨペット店累計販売1000万台達成記念車として4ドアセダンの全長を延長したストレッチセダン「コロナ スーパールーミー」が500台限定で販売されました。1992年にコロナ 10代目(T190)にモデルチェンジしました。

 

 1985年にトヨタ セリカ 4代目(T160)の姉妹車としてコロナ クーペが登場しました。(実車画像→トヨタ コロナ クーペ 1987) コロナ クーペは実質的にはセリカのノッチバック クーペで、スペシャリティカーのなかったトヨペット店のラインナップ強化で設定された車でした。性能的にはセリカと同等でしたが、コロナという名前が災いしたのかセリカのようには売れず販売は不調でした。1989年に生産中止となり、後継車として4ドアハードトップクーペのコロナ エクシヴ (EXIV)が登場しました。

 

 

 コロナ エクシヴは先代同様にセリカ 5代目(T180)/カリーナ ED 2代目とプラットフォームを共有する姉妹車でした。4気筒1.8L/2L(165HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、4輪操舵と2輪操舵を切替可能な世界初のデュアルモード4WSを装備していました。なおセリカに搭載されていた油圧制御式アクティブサスペンションや4WD仕様は設定されませんでした。大ヒットしたカリーナ ED 初代と同じような見た目重視の車高の低いハードトップデザインは、セダンとしての居住性は今ひとつながら人気がありました。1993年にコロナ エクシヴ 2代目(T200)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ コロナ エクシヴ 1993)

 ミニカーは2008年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。リアのトランク部に「2.0 TR-G 4WS」と表示されているので2Lの4WS仕様をモデル化しています。国産名車コレクションの初期物でメーカーはノレブです。プロポーションが良くノレブらしいそつのない良い出来ばえです。安価な雑誌付きミニカーながら、フロントグリル/灯火類や室内などの細部も結構リアルに仕上げてあります。これ以外のコロナ エクシヴのミニカーは、イノモデルのレース仕様(1/64)がありますが、2022年現在でも1/43サイズではこの国産名車コレクションしかありませんので、車種的には貴重な存在です。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CORONA EXIV (T180) 1
TOYOTA CORONA EXIV (T180) 2

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TOYOTA LAND CRUISER (LJ73) 1990 JAPAN

TOYOTA LAND CRUISER (LJ73)
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TOYOTA LAND CRUISER (LJ73)


AHC (DOORKEY) C1070 1/43 93㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 2.5L 86HP 5段変速 パートタイム4WD
性能: 最高速130km/h  データーベースでトヨタ ランドクルーザーのミニカー検索

トヨタ ランドクルーザー (LJ73) 日本 1990年

 

 前述したランドクルーザー 40系の後継車として70系が1984年に登場しました。独立した前フェンダーはブリスターフェンダー風に変わり、デザインは目新しくなりました。ホイールベースは先代同様にショート/ミドル/ロングの3タイプがあり、2ドアのソフト/ハードトップのジープ形式、ピックアップ、4ドア バンなど様々なボディ形式がありました。ガソリンエンジンは6気筒4L(3F型)、ディーゼルエンジンは4気筒3.4L(3B)/4気筒3.4Lターボ(13B-T)、6気筒4L(2H) などが搭載されました。

 2004年に70系は国内では生産中止となりましたが、海外では2007年にフロントの意匠を変更した新型が登場し、現在もV型8気筒4.5Lディーゼルエンジンを搭載した78や79などが世界中に輸出されています。国内では2014年に70系の発売30周年を記念して1年間の期間限定で70系が復活しました。基本的な構造はそのままでしたが、新型のV型6気筒4Lガソリンエンジンを搭載し、外観や装備は時流に合わせて変更されていました。

 

 70系は本格派の4WDでしたが、派生車としてハイラックスをベースにした乗用車タイプの簡易な4WDが1985年に登場しました。駆動系はハイラックスと共用で、サスペンションは国産4輪駆動車初の4輪コイルリジッドを採用していました。ガソリンエンジンは4気筒2.4L(22R)/2.7L(3RZ)、ディーゼルエンジンは4気筒2.5L(2L型)/2.8L(3L型)/3L(1KZ型)などを搭載していました。 当初のショートホイールベース仕様はランドクルーザー ワゴンやランドクルーザー IIなどと呼ばれましたが、1990年にロングホイールベース版が追加された際にプラドというサブネームが付けられました。1989年に80系にモデルチェンジしました。ランドクルーザー プラドは1996年に2代目(90系)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたDOORKEY(ドアキー)製の当時物です。ショートホイールベース仕様で角形ヘッドライトなので、1990年に登場したプラド系LJ73型の輸出仕様をモデル化しているようです。DOORKEYはオランダのAHC MODEL社(又はAR-GEE社)のブランドで、1990年代に登場したDOORKEYブランドのミニカーは50種類ほどあり、日本車もトヨタや日産など10種類ほどがモデル化されていました。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて、まずまずの良い出来ばえです。室内も結構良く仕上げてあります。このランドクルーザーはトヨタのロゴが付いた専用箱に入っていましたので、トヨタの販促用プロモーションにも使われたようです。ランドクルーザー 70系のミニカーはハイストーリー(レジン製)のプラドやピックアップ、NEO(レジン製)、NEW RAYの1/32などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA LAND CRUISER (LJ73) 1
TOYOTA LAND CRUISER (LJ73) 2

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TOYOTA SUPRA 2.5GT TWIN TURBO R (A70) 1990 JAPAN

TOYOTA SUPRA 2.5GT TWIN TURBO R (A70)
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TOYOTA SUPRA 2.5GT TWIN TURBO R (A70)


EBBRO 43774 1/43 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.5L ターボ 280HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速245km/h (輸出仕様)  データーベースでトヨタ スープラ A70のミニカー検索

トヨタ スープラ 2.5GT ツインターボ R A70型  日本 1990年

 

 1986年に登場したトヨタ セリカ XX 3代目(A70型)はセリカ系から独立してセリカ XXの北米仕様で使われていたスープラという名前に変更されました。好評であった先代のイメージを引き継ぎ、より滑らかな曲面を使ったデザインとなりました。プラットフォームはソアラ 2代目と共通で、トヨタ 2000GTで使われた4?ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用していました。当初のエンジンは、6気筒2L、DOHC 6気筒2L(140HP)、DOHC 6気筒2Lツインターボ(180HP)、DOHC 6気筒3L ターボ(230HP)の4タイプがありました。

 

 発売後すぐにエアロトップ(タルガトップ)が追加され、1987年には輸出仕様と同じブリスターフェンダーを持つワイドボディが3Lモデルに採用され、5段変速も設定されました。1988年のマイナーチェンジで後期型となり、フロント/リアの意匠が変更され、エンジンがパワーアップしました。1989年に2Lツインターボ モデルにもワイドボディが設定され、1990年の最後のマイナーチェンジでは3LエンジンがDOHC 6気筒2.5Lツインターボ(280HP)エンジンに変更され、ビルシュタイン製ショックアブソーバーやトルセンLSDを採用してスポーツカーとしての性能が向上しました。1993年にスープラ 2代目(A80)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたエブロ製です。フロントグリルのデザインが変更された後期型で最強の2.5Lツインターボエンジン搭載車をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。特徴的なフロント周りや室内などの細部も良く再現されています。後期型なのでフロントノーズのエンブレムがトヨタのCIエンブレムとなっていて、リアスポイラーのハイマウントストップランプまで再現されています。さらにリトラクタブル ヘッドライトが可動するギミックも付いています。スープラ初代のミニカーは、ダイヤペットの当時物 1/40、AHC DOORKEYのエアロトップ、トミカ リミッテドの1/64、京商、国産名車コレクション、ホビー ジャパンの1/64、レジン製ではWIT’S、MARK43、イグニッションモデルの1/43と1/18などがあります。 以下はフロント(リトラクタブル ヘッドライトの開閉)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA SUPRA 2.5GT TWIN TURBO R (A70) 1
TOYOTA SUPRA 2.5GT TWIN TURBO R (A70) 2

 以下は2007年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のトヨタ スープラ 1988 (1/43 No.57)の画像です。後期型のワイドボディの3.0GT ターボをモデル化しています。メーカーはノレブで、ノレブらしいそつのない造形でプロポーションが良く、これも実車の雰囲気がうまく再現されています。ただ安価な雑誌付きミニカーですので、室内の造形が無彩色で簡素なのがやや物足りません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 1
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 3
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 4

 以下は2022年に発売されたアシェット 国産名車プレミアムコレクション製のトヨタ スープラ 1986 (1/43 No.13)の画像です。リアに3.0GT TURBOのロゴがあるので、3Lターボエンジンを搭載した前期型の最上級仕様をモデル化しています。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。前期型なのでワイドボディではないですが、それがかえってシャープな雰囲気でかっこよく見えます。プロポーション的にも細部の仕上げにしても、上記の2台よりレベルが高い出来ばえだと思います。特に室内のデジタルメーターは実車に即したカラーリングで実によく再現されていますが、室内のインパネをエブロのように灰色でモールドしてあればもっと室内がリアルなのですが。。。プレミアムコレクションのミニカーは室内のモールドをいずれも黒一色で済ませていますが、これは最近のミニカーとしては芸のないやり方ですので、今後の改善を期待します。(このシリーズ当初のトヨタ 2000GTは木目インパネを再現してあり、これは実に良かったのですが) 既に紹介したこのシリーズのベレット GTやソアラの出来ばえは今一つでしたが、このスープラは値段に見合った良い出来ばえであると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 5
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 7
TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO (A70) 8

 以下は1994年に発売されたDOORKEY(ドアキー)製の当時物でトヨタ スープラ 3.0 Tバールーフ 後期型(1/43 型番153)の画像です。AHC DOORKEYはオランダのAHC社のブランドで、日本車を数種類モデル化していました。輸出仕様のスープラでTバールーフ(エアロトップ)仕様をモデル化しています。プロポーションは悪くないのですが、フロント周りの雰囲気が今一つの感じがします。ただスープラのTバールーフ仕様のミニカーはこれしかないようですので、その点では貴重なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0 T-BAR ROOF (A70) 1
TOYOTA SUPRA 3.0 T-BAR ROOF (A70) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0 T-BAR ROOF (A70) 3
TOYOTA SUPRA 3.0 T-BAR ROOF (A70) 4

 以下は1986年に発売されたダイヤペットの当時物 トヨタ スープラ 3.0GT ターボ 1986 (1/40 型番G50)の画像です。前期型のモデル化で、縮尺が1/40なので、全長115㎜と上記のエブロ製などより少し大きいです。ダイヤペットの協力工場の11番工場製で、全体的にややごついですが、これは簡単に壊れないことが必須であった子供向けミニカー故の造形であるとも考えられます。(特に11番工場はそれが顕著です) ただこの造形でも、スープラであることは分かるので、当時はこれでもまずまずの良い出来ばえでした。リトラクタブル ヘッドライト/ボンネット/ドア/リアハッチが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0GT (A70) 9
TOYOTA SUPRA 3.0GT (A70) 10

 以下はフロント(リトラクタブル ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA 3.0GT (A70) 11
TOYOTA SUPRA 3.0GT (A70) 12

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TOYOTA ESTIMA 1990 JAPAN

TOYOTA ESTIMA
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TOYOTA ESTIMA


DIAPET T70 1/40 119㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.4L 135HP 4段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでトヨタ エスティマのミニカー検索

トヨタ エスティマ 日本 1990年

 

 バブル景気真っ只中の1989年東京モーターショーで公開されたMPVのコンセプトカー プレビア(PREVIA)が、1990年にトヨタ エスティマとして登場しました。商用車仕様の設定がない3列シートの7人乗り1ボックスカーで、サスペンションも乗用車的な4輪独立懸架が採用されていました。従来の1ボックスカーは角ばったデザインが多かったのですが、エスティマの丸みのあるデザインは目新しく「天才タマゴ」というキャッチコピーで宣伝されました。当時一般的な1ボックスカーはエンジンを運転席下に配置していたのですが、エスティマは床下にミドシップ搭載していたのもユニークでした。

 

 エスティマは当時トヨタが開発していた2サイクルの小型高性能エンジンを搭載する予定だったのですが、排ガス対策がうまくいかずエンジン開発に失敗しました。そこで既存の商用車用エンジンをベースにしたDOHC 4気筒2.4Lエンジンを使うことになり、スペースの問題でエンジンをフロア下部に横に75度寝かして搭載することになりました。この構造で室内空間は確保しましたが、エンジンは大型ボディに対してパワー不足で振動/騒音の問題もありました。

 

 

 エスティマは車幅が広い3ナンバー規格で高価だったので、販売はあまり芳しくありませんでした。そこで1992年には前後の意匠を変更してボディを5ナンバー規格に収めたエスティマ エミーナ/ルシーダが発売されました。1994年にはパワー不足を補う為、スーパーチャージャー付のエンジン(160HP)が追加されました。1998年のマイナーチェンジで外装が変更され、2000年に2代目にモデルチェンジしました。エスティマ 初代は5ナンバーのエミーナ/ルシーダが販売の中心となるなど商業的には失敗作でした。海外向けでは「プレヴィア(PREVIA)」や「タラゴ(TARAGO)」の名前で販売されました。

 ミニカーは1991年に発売されたダイヤペットの当時物です。ダイヤペットの協力工場の144番工場製で、当時のミニカーとしてはプロポーションが良く、スモークウィンドウの後席や2トンカラー塗装などで実車の雰囲気がうまく再現されています。室内ではエスティマ 初代の特徴であったインパネ中央に大きく張り出したセンターコンソールがうまく再現されています。ドアとテールゲートが開閉するギミック付きです。これ以外のエスティマ 初代のミニカーは最近までトミカの当時物しかありませんでしたが、2022年にハイストーリー(レジン製 1/43)とGCD(1/64 香港製)がモデル化しました。 以下はフロント/リアの拡大画像とテールゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA ESTIMA 1
TOYOTA ESTIMA 2

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