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日産 ステージア 250RS 日本 2003年
1996年に日産 ステージア 初代が登場しました。スカイラインのプラットフォームを使ったステーションワゴン専用車で、全長約4.8mの大柄なボディを生かした伸びやかなワゴンスタイルでした。1990年代のスバル レガシィに代表される高性能ワゴンの人気が高かった状況に対応したモデルでした。6気筒2L/DOHC 6気筒2.5L/2.5Lターボ(235HP)エンジンを搭載する後輪駆動/4WD車でした。1997年にスカイライン GT-R(R33)のDOHC 6気筒2.6L(280HP)エンジン/サスペンションを流用した特別仕様車260RSが設定されました。1998年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。(実車画像→ 日産 ステージア 1993)
2001年にステージア 2代目が登場しました。外観は先代のイメージを継承しつつよりスムーズなデザインになりました。スカイライン V35のプラットフォームを流用し、ワゴン用に新設計されたリアサスペンションを採用していました。スカイライン V35はインフィニティとして海外展開されましたが、ステージアは国内専用車でした。DOHC V型6気筒2.5L/2.5Lターボ/3L(260HP)エンジンを搭載する後輪駆動/4WD車でした。4WD車には4輪操舵システム「電動SUPER HICAS」が採用されました。2003年にDOHC V型6気筒3.5L(280HP)エンジンを搭載し6段変速を採用した特別仕様車のアクシス350Sが設定され、2004年のマイナーチェンジでV型6気筒2.5Lターボ/3Lエンジンがなくなりました。2007年に生産中止となり、ステージアの名前は消えました。
ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで2.5Lエンジン搭載の250RSをモデル化しています。プロポーションが良く灯火類がリアルで実車の雰囲気がうまく再現され、雑誌付きミニカーとしてはなかなかの良い出来ばえです。室内もインパネのメーター類が結構リアルに再現されています。これ以外のステージア 2代目のミニカーは京商 Jコレクション製(イクソのOEM)があり、この国産名車コレクション製はそれを流用しているようです。それ以外にはRAI'Sのポリス仕様とCARNELの消防署仕様もありますが、それもたぶん同じ京商製を流用しているものと思われます。ステージア 初代のミニカーはトミカの1/62、ハイストリー(レジン製)、イグニッションモデル(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 ムラーノ (Z50) 日本 2004年
日産の大型クロスオーバー SUV ムラーノが2002年に北米で発売されました。大型高級セダンのティアナ 初代(J31)のプラットフォームを使った5ドアハッチバックで、横長のフロントグリルの両端に縦長ヘッドライトをあしらったフロントの顔付きとそれに呼応したテールライトのデザインは従来のSUVにはない斬新なデザインでした。DOHC V型6気筒3.5L(231HP)エンジンを搭載し、前輪駆動と4WDがありました。変速機はCVTでこのクラスでCVTを有するのはムラーノだけでした。ターボを追加してエンジンを340HPまでパワーアップした高性能版(最高速220km/h)のGT-Cが2006年に設定されました。
ムラーノは北米専用車として開発されたのですが、日本市場から要望がありDOHC 4気筒2.5L(163HP)エンジンが追加されて2004年から国内でも販売されました。(4気筒車には4WDがない) その後欧州やアジアなどでも販売されました。なおムラーノという名前はガラス工芸品の名産地として有名なイタリアのムラーノ島に由来しています。ムラーノは北米ではヒットしたのですが、国内では車幅(約1.88m)などサイズが大きすぎて年間1万台ほどしか売れませんでした。2008年にムラーノ 2代目(Z51)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2005年に発売された京商 Jコレクション製です。2004年から発売された国内版ムラーノをモデル化しています。特徴的なフロント/リアのデザインがリアルに再現されていて、実車がうまく再現されています。室内のインパネなどの細部もリアルに仕上げられていて良く出来ています。これ以外のムラーノ 初代のミニカーは、これを流用した国産名車コレクション、マジョレーの1/64、Mテック カプセルの1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 フーガ 450GT Y50型 日本 2005年
2004年に日産 セドリック/グロリア(Y34)の後継車としてフーガ 初代(Y50)が登場しました。従来のオーソドックスなセダンスタイルからスポーティなスタイルに変わり、ダブルアーチド フロントグリル(フロントグリルの上下がアーチ形状となっている)と変わった形状のヘッドライトが特徴で、これはリアのライセンスプレート収納部とL型テールライトにも反復されています。XVとGTの2グレードがありセドリックの後継車がXV、グロリアの後継車がGTでフロントグリルなどの意匠が異なっていました。なおフーガという名前は日本語の風雅に因んだものです。
新開発されたプラットフォームはボンネットやトランクにアルミ合金を使って軽量化され、剛性が向上していました。当初のエンジンはDOHC V型6気筒2.5L/3.5L(280HP)が搭載されました。2005年にDOHC V型8気筒4.5L(333HP)エンジンを搭載する450GTが追加されました。2007年のマイナーチェンジでグレードがGTに統一され、前後バンパーとテールライトの意匠が変更されました。同時にV型6気筒2.5L/3.5Lエンジンが新型に変更されパワーアップしました。フーガ 初代(Y50)は北米ではインフィニティ M35/M45として販売され、ロシア、中東、韓国などでもインフィニティ ブランドで販売されました。2009年にフーガ 2代目(Y51)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2015年に発売されたWIT'S製(レジン製)です。フーガ 450GTをモデル化しています。2022年現在でもフーガ 初代のミニカーはこのWIT'S製しかないようで、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。(最近の新興ブランドの高価なレジン製ミニカーは出来ばえが価格に見合っていない上に経年劣化する可能性が高いので、私はほとんど購入しません) 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。
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日産 サファリ (Y61型) 日本 2005年
ジープタイプの4WD車 日産 パトロールの3代目の国内仕様車として、サファリ 初代(160型)が1980年に登場しました。(海外仕様の名前はパトロールのままでした) 頑丈な梯子型フレームを持つ本格的な4輪駆動車で、ランドローバーのようなスタイルでした。観音開きのバックドアを持つ4人乗り4ドアとショートホイールベースの2人乗り2ドアハードトップ(ハイルーフ仕様は4人乗り)と消防車仕様のダブルキャビンがありました。エンジンは6気筒3.2L(95HP)ディーゼルと消防車用の4気筒4Lガソリンがあり、駆動方式はパートタイム4WDでした。1985年のマイナーチェンジで角型ヘッドライトに変わりました。TVドラマ 西部警察の劇中車(特別機動車両隊指令車)として使われました。(実車画像→ 日産 サファリ 1980)
1987年にサファリ 2代目(Y60型)が登場しました。新設計のフレーム/サスペンションでボディが大きくなりました。エンジンは6気筒4.2L(125HP)ディーゼルとそのガソリン版(175HP)が消防車に搭載されました。1988年に3段ATが追加され、1991年に3列シート7人乗りのワゴン(ハードトップは2列シート5人乗り)が設定されました。1993年のマイナーチェンジでワゴンのディーゼルエンジンはターボ付きとなりました。1994年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更され、ワゴンハードトップに6気筒2.8Lディーゼルターボ(125HP)エンジンを搭載するスピリットタイプ I/IIが設定されました。(実車画像→ 日産 サファリ 1987)
1997年にサファリ 3代目(Y61型)が登場しました。プラットフォームは先代を踏襲していましたが、ボディが大きくなり乗用車的なデザインとなりました。この代で消防車専用仕様は廃止されました。エンジンは6気筒2.8L(135HP)/4.2L(160HP)ディーゼルターボ、6気筒4.5Lガソリン(200HP)が搭載されました。2002年のマイナーチェンジで、内外装の意匠が変更され6気筒4.8L(245HP)ディーゼルエンジンが追加されました。2004年のマイナーチェンジで後期型に変わり、内外装の意匠が大幅に変更されました。2007年に国内販売は終わりましたが、海外仕様は販売が続けられ2010年にはパトロール(Y62)が登場しました。(実車画像→ 日産 パトロール 2010)
ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。2004年のマイナーチェンジ後の後期型5ドアをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでサファリをモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げを少し簡素化した廉価版です。(Jコレクション製は内装が色分けされていますが、これは黒一色です) 独特のフロントグリルやホイールなど実車がうまく再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。これ以外のサファリ 3代目のミニカーはいずれも後期型ですが、前述した京商 Jコレクション、 RAI'Sのポリス仕様、カーネルの消防車、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 エクストレイル T30型 日本 2005年
2000年にトヨタ RAV4やホンダ CR-Xに対抗するクロスオーバーSUV 中型車として日産 エクストレイル 初代(T30)が登場しました。外観は角ばったデザインのSUVらしい5ドアで、同時期のライバルのSUVとよく似たデザインでした。乗用車ベースのSUVで駆動方式は通常は前輪駆動で必要に応じて自動/手動で4WDに切り替わるスタンバイ式4WDで、本格的なクロスカントリー仕様ではありませんでした。エンジンはDOHC 4気筒2L(150HP)と高性能版GTのDOHC 4気筒2Lターボ(280HP)で、欧州仕様は4気筒2.2Lターボディーゼルを搭載していました。欧州、アジア、中近東に輸出された世界戦略車でした。
2003年のマイナーチェンジでフロントグリルと前後バンパーの意匠など内外装が変更されました。2003年の東京モーターショーで水素燃料電池とリチウムイオン電池を搭載したエクストレイル FCV(電動モーター 122HP 最高速150km/h 航続距離370㎞)が発表され、限定リース販売されました。2007年にエクストレイル 2代目(T31)にモデルチェンジしました。エクストレイルは同クラスのアウトドア志向のライバル車より安価であったので、SUVとしては2001年から10年連続して販売台数第1位でした。(2011年は日産 ジュークが1位となりました)
ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。2003年のマイナーチェンジ後の後期型をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでエクストレイル(型番JC19075)をモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げを簡素化した廉価版です。なおJコレクション製はサンルーフ仕様となっていますので、そこは変更されています。プロポーションが良く、フロントの顔付など実車の雰囲気がうまく再現されていて良い出来ばえです。これ以外のエクストレイル 初代のミニカーは上述した京商 Jコレクション、 RAI'Sのポリス仕様、CARNELの消防車仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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