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トヨタ セルシオ (F30) 日本 2000年
1994年にトヨタ レクサス LSは2代目(F20)にモデルチェンジしました。国内版のセルシオも同時に2代目となりました。ボディサイズの変更はなく外観のデザインも初代とほとんど同じでした。ホイールベースが少し長くなったので室内は少し広くなり、ボディの剛性強化と遮音性能向上、サスペンションとブレーキの改良などが行われました。エンジンは初代と同じDOHC V型8気筒4L(260HP)で少しパワーアップしました。1997年のマイナーチェンジで後期型となりエンジンが290HPにパワーアップし、4段自動変速が5段自動変速に変わりました。外観はフロントグリルが少し大きくなってヘッドライトから独立したデザインとなり、ホイールの意匠も少し変更されました。レーダークルーズコントロールなどの先進装備が追加されました。(実車画像→ トヨタ レクサス LS 1994)
2000年にトヨタ レクサス LSは3代目(F30)にモデルチェンジしました。国内版のセルシオも同時に3代目となりました。ボディサイズの変更はなく外観は基本的なスタイルは同じながら、ヘッドライト形状が変更され全体的に丸みが付いたデザインになりました。エンジンはDOHC V型8気筒4.3L(290HP)に変更されました。音声制御式ナビ、ドアを自動でロックするイージークローザー、スマートキーなどの先進電子機器が追加されました。2003年のマイナーチェンジで後期型となり、ヘッドライト、ボンネット、トランクリッドなどの意匠が変更されました。同時に5段自動変速が6段変速に変わり、レーダーを使った衝突被害軽減ブレーキがオプション設定されました。2005年に国内にもレクサス ブランドが展開されたので、セルシオは2006年に生産中止となり、レクサス LSに移行しました。なおレクサス LS 4代目が2006年に登場しました。
ミニカーは2003年に発売された京商Jコレクション製です。セルシオ 3代目の前期型をモデル化しています。全体的なプロポーションは良いのですが、サイドビューを見るとキャビンの形状が実車とやや違う感じがします。灯火類や室内の造形などの細部はリアルでかなり良い出来ばえです。(特に彩色されたインパネのナビ画面など凝ってます) 京商は2003年のマイナーチェンジ後の後期型もモデル化しています。これ以外のレクサス LS/セルシオ 3代目のミニカーはダイヤペットのセルシオ、トミカのセルシオ、ハイスピードのレクサス、国産名車コレクション、国産名車コレクションの色違いであるFIRST43、WIT'S(レジン製)の後期型などがあります。なお2代目 レクサス LS/セルシオ 2代目のミニカーは京商、アオシマのセルシオ(ジャンクションプロデュース仕様)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ アリスト S300 ウォールナット パッケージ JZS160型 日本 2000年
1991年にトヨタ アリスト 初代が登場しました。クラウン マジェスタ(S140)とシャーシを共有する姉妹車で、高性能を売りにした高級セダンでした。 デザインはイタル デザインが関与していたとのことで、欧州風のしゃれたデザインでした。DOHC 6気筒3L(203HP/ツインターボ 280HP)エンジンを搭載する後輪駆動車で、1992年にはセルシオと同じDOHC V型8気筒4L(260HP)エンジンを搭載する4WD仕様が追加されました。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーンでショックアブソーバー減衰力を電子制御するピエゾTEMSを装備し、4輪ABSやTRCなど先進技術が採用されていました。1994年のマイナーチェンジでフロントグリル、テールライトなどの意匠が変更されました。北米で1993年からレクサス GSとして販売されました。(実車画像→ トヨタ アリスト 1991年)
1997年にトヨタ アリスト(レクサス GS) 2代目が登場しました。後輪駆動セダンの基本モデルとして開発されたプラットフォームが採用され、クラウン系から独立した車となりました。自社デザインで先代の基本的なスタイルを踏襲していましたが、フロント/リアのライト形状を統一した造形は個性的でした。エンジンは先代と同じでしたが、国内版のアリストにはV型8気筒エンジンの設定がなくなりました。2000年のマイナーチェンジでフロントとリアの意匠が変更されました。レクサス ブランドの国内展開でアリストは2005年に販売中止となり、レクサス GSに移行しました。(実車画像→ トヨタ レクサス GS 450h 2006)
ミニカーは2002年に発売されたトサ コレクション製です。トサ コレクションは「面白部品倉庫」(トヨタ系)のブランドで、トヨタ車の特注品を企画して販売していました。これは京商 Jコレクションの特注品で、京商製のV300(ターボ仕様)をベースにしてS300(後期型 ノンターボ仕様)のウォールナット パッケージというグレードに仕上げたものです。V300とS300の外観上の違いは、V300にはリアスポイラーが付いているのですがS300には付いていません。オリジナルのJコレクションの出来が良いので、これも細部の仕上げがリアルで実車の雰囲気がうまく再現された良い出来ばえとなっています。なおトサ コレクションはリアスポイラーが付いたV300 ベルテックス エディションもモデル化しています。これ以外のアリストののミニカーはベースとなった京商 Jコレクション、Jコレクションの物を流用した国産名車コレクション、国産名車コレクションの色違いであるFIRST43、オートアートの1/18、WIT'S(レジン製)などがあります。アリスト 初代のミニカーはハイストーリー(レジン製)とWIT'S(レジン製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ ソアラ コンバーチブル Z40型 日本 2001年
2001年にトヨタ ソアラ 4代目(Z40)が登場しました。先代同様にアメリカで発売されたレクサス SC 2代目の国内版でした。デザインはトヨタのフランスのデザインスタジオが担当し、先代以上にアメリカ人が好みそうなマッシブなデザインになりました。ボディ形式は電動格納式ハードトップを備えた4シータのコンバーチブルのみで、クーペ仕様はありませんでした。(後席はかなり狭い) 搭載されるエンジンはセルシオと同じV型8気筒4.3L(280HP)のみで変速機は5段自動変速でした。
内装は天然木目パネルと本革をふんだんに使った豪華なもので、グレードは430SCVだけでした。また従来のソアラはデジタルメーターが特徴でしたが、普通のアナログメーターに変わりました。パンクしても一定距離は走行可能なランフラットタイヤがトヨタ?初でオプション設定されました。2005年に日本国内でレクサス ブランドが展開されることになり、マイナーチェンジでフロントグリルなどが小変更され、車名が輸出仕様のレクサス SC430に変更されました。この時点で1981年に登場した名車ソアラの名前が消えました。レクサス SC430は2010年まで生産されました。(実質的な後継車は2017年に登場したレクサス LCとなります 実車画像→ トヨタ レクサス LC500h)
ミニカーは2003年に発売された京商 Jコレクション製です。Jコレクションは比較的安価ながらも出来の良い国産車ミニカーのブランドでしたが、2016年以降は新製品がでていません。このソアラはフロント周りの造形にやや物足りなさを感じますが、プロポーション的には実車のイメージが良く再現されています。当時の定価は2100円と安価でしたが、灯火類や室内などの細部はきちんと仕上げてあり、その点では値段以上に良く出来ています。これ以外のソアラ Z40のミニカーはトミカ、カプセルMテックの1/72、国産名車コレクション、マイストのレクサス SC 1/18、ミニチャンプスのレクサス SCなどがあります。またレクサス SC 430のレース仕様をエブロや京商がたくさんモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ RAV4 5ドア (XA20) 日本 2001年
2000年にSUVの トヨタ RAV4 2代目(XA20)が登場しました。3ドアモデル主体で開発された初代は室内が狭いといった問題がありました。2代目は居住性を改善する為に5ドアモデル主体で開発され、海外向けを重視してボディは大型化されて3ナンバー規格となりました。基本的なデザインは初代を踏襲していますが、5ドアモデルの見た目のバランスが良くなりました。輸出仕様には本革シートの設定があるなど内装が豪華になり、初代よりも乗用車的な性格になりました。
初代同様の専用プラットフォーム構造で、前輪駆動2WDとフルタイム4WDの2タイプがありました。エンジンは2WDがDOHC 4気筒1.8L(125HP)、4WDがDOHC 直噴4気筒2L(155HP)が搭載されました。輸出仕様にはDOHC 4気筒2.4L(160HP)、4気筒2L(116HP)ターボディーゼルエンジンも搭載されました。同じコンセプトのホンダ CR-Vや日産 エクストレイルなどが登場したことで、RAV4 2代目の国内販売はあまり芳しくありませんでしたが、海外では好評でした。2005年にRAV4 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→トヨタ RAV4 2005)
ミニカーは2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソですが、イクソがOEM製造していた京商 JコレクションのRAV4の型を流用してます。Jコレクション製とはカラーリングが変更され、屋根にルーフラックが追加され、アンダーミラーが省略されています。プロポーションが良くカラーリングが綺麗で、灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。これ以外のRAV4 2代目のミニカーはハイスピード(HIGH-SPEED)の5ドア(これもJコレクションと同じ型)、ミニチャンプスの3ドア、ホンウェル(カララマ)の3ドア(ハードトップとソフトトップを下げたピックアップ) 1/43と1/72、REAL-Xの5ドア 1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ WILL (ウイル) VS 日本 2001年
WiLL(ウィル)プロジェクトはトヨタ自動車の社内バーチャル カンパニーが発起人となって始まった異業種による合同プロジェクトで、従来世代とは異なる価値観を持つ20-30代の購買層に向けた商品開発を模索する実験的プロジェクトでした。参加企業は、トヨタ自動車、花王、アサヒビール、松下電器産業、近畿日本ツーリストのの5社で1999年に開始され、その後2000年にコクヨ、江崎グリコが参入し2004年まで続きました。このプロジェクトで開発された商品はWiLLブランド名とオレンジ色のロゴで統一されていました。各社がWiLLブランド商品を開発していますが、現在まで継続している商品はないようで、このプロジェクトは成功しなかったようです。
トヨタがこのプロジェクトで開発した WiLLシリーズの車は第1弾が2000年に登場したWILL Vi、第2弾が2001年登場のWILL VS、第3弾が2002年登場のWILL サイファーでした。いずれもWiLLブランドということでトヨタのロゴやエンブレムはついていませんでした。WILL VSはトヨタのカローラ系のプラットフォームを使った3ナンバー規格の5ドアハッチバックでした。ステルス戦闘機をイメージしたスタイリングで、ウェッジの効いたベルトラインやV字型のリアウィンドーが特徴でした。室内もレーダのようなメーターや操縦桿のようなシフトレバーなど戦闘機をイメージした物になっていました。エンジンはカローラ系のDOHC 4気筒1.5L/1.8Lが搭載され、限定販売の高性能版にはヤマハ発動機が開発したオールアルミ製DOHC 4気筒1.8Lエンジン(190HP)が搭載されスポーティでした。全輪駆動と4輪駆動がありました。2004年まで生産され、総生産台数は約1.5万台でした。
ミニカーは2002年に発売されたMテック製の当時物です。Mテックは1996年にエポック社が立ち上げた1/43のブランドで主に国産車をモデル化していました。初期の物は安価でしたので玩具的な物もありましたが、後にマニア向けのかなり出来の良いミニカーも作るようになりました。このWILL VSは定価が1000円ほどの安価なミニカーでしたが、スケールモデル的なリアルな造形で実車がうまく再現され、当時としてはかなり良い出来ばえでした。灯火類や室内などの細部もそこそこ良く再現されています。なおこれはFS(フレンドショップ)限定品と称する限定品でしたが、通常品とどのような違いがあったのかは分かりません。ドア開閉などのギミックはありませんが、子供向け玩具でしたので少し手前に引いて手を離せば走行するプルバックモーターを内蔵しています。プルバックモーターをリアシートの位置に内蔵していますので、後席はウィンドーをブラックアウトして見えなくしています。これ以外のWILL VSのミニカーは2022年現在でもないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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