ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 1938 USA

GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
REXTOY 1 1/43 134㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m
エンジン 変速機: V型16気筒 7L 185HP 3段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック V16 クーペ 2ドア アメリカ 1938

 

 1930年代中頃ののキャディラックのラインナップは50、60、70、75、80、85、90といった7シリーズ構成でした。50/60シリーズにはV型8気筒4.1L/5.3L/5.7L、70/75シリーズにはV型8気筒/5.3L/5.7L、80/85/90シリーズにはV型12気筒6L/V型16気筒7.4Lなどのエンジンが搭載されました。それぞれのシリーズにはリムジーン/セダン/クーペ/カブリオレなど様々なボディ形式が用意され、この車種構成で年間に約3万台弱を販売していました。一番売れたのはV型8気筒エンジン搭載の60シリーズだったようです。当時ライバルであったパッカードは約10万台を販売しており、この頃はまだ販売台数で負けていました。

 

 1938年にモデルチェンジしたキャディラックは次の1940年代への先駆けとなる斬新なデザインとなりました。当時流行した流線型を取り入れつつ、リアフェンダーやトランクの形状が近代的な3ボックス スタイルに変わろうとしていました。1938年式にはサイドバルブ式を採用した新しいV型16気筒エンジンが登場しました。このエンジンはVバンク角を従来のOHV方式90°から135°に広げ、従来の半分の部品で構成されていました。排気量は7Lと少し小さくなりましたが、185HPに性能は向上していました。このエンジンは高さが低くなったので、ボンネットを下げたボディデザインが可能となり重心が下がったことで操縦性が良くなりました。このエンジン搭載車は1940年まで生産されました。

 

 

 ミニカーは前述したレックストイ製のV16 クーペ デビルのバリエーションで、これは伸びやかなデザインの2ドアクーペです。レックストイはホワイトメタル製で、グリルやバンパーなどが金属製パーツで構成された重厚な出来ばえです。レックストイはこのほかにもバリエーションで、セダンやキャブリオレなどもモデル化していました。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 1
GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 2

 以下は同じレックストイのバリエーションのV16 コンバーチブル チッチョリーナ仕様(型番7)の画像です。1980年代に国会議員に選出されたことで有名になったイタリアのセクシー女優のチッチョリーナさんのフィギュアが後席に座っています。このミニカーは彼女の人気にあやかって作られたものですが、このような実車があったかどうかは不明です。(お遊びのミニカーですから、たぶん実在しないと思います)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 1
GM CADILLAC V16 COUPE 2-DOOR 2

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GM CADILLAC 90 FLEETWOOD LIMOUSINE (V18?) 1939 USA

GM CADILLAC 90 FLEETWOOD LIMOUSINE (V18?) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ALTAYA VOITURES CLASSIQUES No.46 1/43 137mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.76m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型16気筒 7L 185HP 3段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 90 フリートウッド リムジン (V18?) アメリカ 1939

 

 1938年にモデルチェンジしたキャディラックは次の1940年代への先駆けとなる斬新なデザインとなりました。当時流行した流線型を取り入れつつ、リアフェンダーやトランクの形状が近代的な3ボックス スタイルに変わろうとしていました。1938年式にはサイドバルブ式を採用した新しいV型16気筒エンジンが登場しました。このエンジンはVバンク角を従来のOHV方式90°から135°に広げ、従来の半分の部品で構成されていました。排気量は7Lと少し小さくなりましたが、185HPに性能は向上していました。このエンジンは高さが低くなったので、ボンネットを下げたボディデザインが可能となり重心が下がったことで操縦性が良くなりました。このエンジン搭載車は1940年まで生産されました。

 

 この画像のような用途が限られるフォーマル リムジンは製作台数が少ないので、モデルとなった実車は極めて希少な車でした。当時特注仕様のキャディラックはGM傘下となったコーチビルダーのフリートウッドがボディを架装していましたが、この頃になるとかなり近代的なデザインになっています。オプション装備にはラジオ(約70$ 現在の貨幣価値で約35万円)やヒーター(約30$)がありました。当時のラジオはかなり高価だったようです。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNO.46でメーカーはALTAYA(イクソ)です。全体的なプロポーション、クロームメッキの大きなフロントグリル、クロームモール処理、室内などよく出来ています。この時代の重厚なアメリカ製最高級車を見事に再現した魅力的なミニカーに仕上がっています。

 なおこのミニカーは車名がV18と表記されています。V型18気筒エンジンのキャディラックなど無かったはずですから単なる間違いと思うのですが、それにしても底板にまでしっかりと明記されているので何か意味があるのかもしれません。(散々調べましたが??でしたので、やはり間違いでしょう) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC 90 FLEEDWOOD (V18?) LIMOUSINE 1
GM CADILLAC 90 FLEEDWOOD (V18?) LIMOUSINE 2

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FORD LINCOLN ZEPHYR CONVERTIBLE 1939 USA

FORD LINCOLN ZEPHYR CONVERTIBLE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SIGNATURE 32333B 1/32 160mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m
エンジン 変速機: V型12気筒 4.4L 110HP 3段変速
性能: 最高速145km/h
データーベースでリンカーン ゼファーのミニカー検索

 

フォード リンカーン ゼファー コンバーチブル アメリカ 1939

 

 GMの中級車(ビュイックやオールズモービルなど)に対抗してフォードは1935年にリンカーンの廉価版リンカーン ゼファー(V型12気筒4.4Lエンジン)、1938年に新ブランドのマーキュリー(V型8気 4Lエンジン)を発売しました。ゼファーはフェンダーに埋め込まれたヘッドライトなど空気力学に基づいてデザインされた流線形ボディを備えた先進的な車でした。4ドアセダン/コンバーチブル、2ドアセダン/クーペ/コンバーチブルのボディ形式がありました。8気筒エンジンを搭載していたライバルのキャディラックやパッカードの廉価版に対して、V型12気筒エンジンを搭載していたのは優位でした。

 

 ゼファーは初年度に約15000台が販売され、リンカーン ブランドの販売台数の大半を占め、大ヒットしました。1941年以降は全てのリンカーンはゼファーをベースにしたモデルになりました。その為ゼファーという名前は戦前まで使われただけで、戦後はリンカーンに統合され使われなくなりました。ゼファーは「アメリカで最初に成功した流線型デザイン」といわれ、同時期に流線型を打ち出して失敗したクライスラーエアフローとは違い傑作車として高く評価されています。

 

 

 ミニカーはシグネチャー製のクラシックカーシリーズで、2007年頃に購入しました。フロントグリルが大幅に変更された1939年式のコンバーチブル クーペをモデル化しています。このシリーズは1/32と中途半端なスケールですが、そのサイズを生かしてドア/ボンネット開閉などのギミック付きで室内やエンジンもそこそこ再現してあります。このゼファーもプロポーションが良く、室内やエンジンなどの細かいところもきちんと作ってあり、さらに前輪の操舵ギミック(ハンドルと連動しない)まで付いています。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN ZEPHYR 1
FORD LINCOLN ZEPHYR 2

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GRAHAM PAIGE MODEL 97 ROADSTER 1939 USA

GRAHAM PAIGE MODEL 97 ROADSTER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VOITURES CLASSIQUES (IXO ALTAYA) 13 1/43 123㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: 6気筒 3.6L スーパーチャージャー 116HP 3段変速
性能: 最高速 不明
データーベースでグラハムのミニカー検索

 

グラハム ペイジ モデル 97 ロードスター アメリカ 1939

 

 アメリカでトラックを生産していたグラハム社が乗用車を生産する為に、乗用車メーカー ペイジ社を買収しグラハム ペイジ社が1927年に設立されました。グラハム ペイジ社は主として6気筒車を生産していました。1932年に8気筒車(ブルーストリークなど)を登場させますが、この車は売れず1936年に8気筒車がなくなりました。その頃に戦前の日産自動車がこの会社の旧型の生産設備を買い取り、それをダットサン 70型として生産しており、日本ではこの件で同社の名前が知られています。

 

 1938年に「Spirit of motion」と称するフロントグリルやフェンダーを前方に突き出したデザインの車が登場しました。このデザインは「シャークノーズ(SHARK NOSE:鮫の鼻)」とあだ名され、インパクトがあるデザインの為、同社の代表車種として知られています。ただこのデザインは不評でほとんど売れなかったそうです。その後1940年にハリウッドという名前の車が登場しました。この車は倒産したコード 810のボディなど他社の部品を寄せ集めたものでこれも売れず、最後のモデルとなりました。1941年に生産を停止し、1947年にカイザー フレーザー社に吸収合併されました。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」(No13)用として作られた物でイクソ製です。(当方はオークションで入手 WHITE BOXブランドで最近発売) 1938年に発表されたモデル 97 シャークノーズをモデル化しています。出来映えとしてはこのシリーズの標準的なもので、特徴的な突き出したノーズやフェンダー上のヘッドライトなどがうまく再現されています。これ以外のグラハムのミニカーとしてはBROOKLIN(ホワイトメタル製)があります。

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PACKARD SUPER EIGHT FORMAL SEDAN 1940 USA

PACKARD SUPER EIGHT FORMAL SEDAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
REXTOYS 61 1/43 122mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m
エンジン 変速機: 8気筒 5.8L 160HP 3段変速
性能: 最高速136km/h?
データーベースでパッカードのミニカー検索

 

パッカード スーパー エイト フォーマル セダン アメリカ 1940

 

 1930年代になると、世界大恐慌によって高級車の販売が低下しパッカードは販路拡大の為、中級車市場に進出します。1932年に6気筒エンジンを搭載した廉価版のライト シックスを発表しますが、これは評判が悪くすぐに8気筒エンジンに戻しました。 1935年にはシングル エイトの後継車として新型8気筒エンジン(4.6L 120HP)を搭載したスーパー エイトが登場します。スーパー エイトはホイールベースが120インチであったことから、120とも呼びます。スーパー エイトは前輪独立懸架で4輪油圧ブレーキが装備され、パッカードとしては破格の低価格でした。あこがれのパッカードがお安く買えるということで、スーパー エイトは大ヒットしました。1937年にはさらに低価格の6気筒エンジン搭載の110/115を発売しました。この年にパッカードは同社の年間最高生産台数(約11万台)を記録しています。中級車シリーズは一時的にパッカードの業績を上げましたが、パッカードのブランドイメージを下げることになりました。

 

 パッカードはその後、8気筒エンジンを搭載するスーパー エイトの上級車スーパー エイト 160/180などを発表し、高級車マーケットが縮小する中で1930年代を乗り切りました。1941年にはスーパー エイト 180の後継車のクリッパーが登場しました。なお旧型の180の製造ラインの設備がソ連政府に売却され、それを使ってソ連のVIP専用車ZIS 110(後のZIL)が製造されました。

 

 

 ミニカーはクラシックカー専門だったフランスのレックストイ製で、1990年頃に発売されました。材質はホワイトメタルで、ほとんどが金属パーツですので重いです。プロポーションが正確で、ホワイトメタル製ミニカーに共通する独特の柔らかい作風がこの時代の車の雰囲気にぴったりで良い出来ばえです。1940年式のスーパー エイト セダンのモデル化で前述した1937年型セダンとに比べると、全体的に丸みがついてより近代的なデザインになっていることがわかります。以下はフロント/リアの拡大画像とフロントグリル/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PACKARD SUPER EIGHT FORMAL SEDAN 1
PACKARD SUPER EIGHT FORMAL SEDAN 2

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FORD WOODY WAGON  1940 USA

FORD WOODY WAGON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ERTL 2517 1/43 117mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: V型8気筒 3.6L 90HP 3段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでフォード ウッディのミニカー検索

 

フォード ウッディ ワゴン アメリカ 1940

 

 ステーション ワゴンとは車体が2ボックスで室内には座席とそれに連続する荷室を備えている車体形式を示します。ワゴンの前にステーション(駅)が付いている理由は、当初この形式の車が列車で駅に到着した人と荷物を最終的な目的地まで運ぶ役割をしていたからだそうです。この形式の車両は商用車として扱われていましたが、それを乗用車的に使うことを最初に提唱し積極的に進めたのはアメリカのフォードでした。1910年代にフォードがT型に初めてステーションワゴン的なモデルを製作しましたが、当時の車体はまだ手作業による木製でしたのでこの車は「ウッディ(Woody)」と呼ばれていました。

 

 その後鋼鉄製ボディがあたりまえの時代になると、製作に手間がかかる木製ボディは高級な仕様となって行きました。少し前までステーションワゴンの後部に木製パネル(又はそれに似せた化粧パネル)が使われていたのはその名残りです。このウッディ ワゴンはV型8気筒3.6Lエンジンを搭載した1940年式フォードのステーションワゴンです。ウッディ ワゴンという名前のとおり荷室部分に本物の木材が使用されていました。1940年頃にはボディは既に鋼鉄製となっていたので、手間がかかる本物の木材を使ったこのワゴンは高級な乗用車でした。

 

 

 ミニカーは1987年に発売されたアーテル(ERTL)製です。初期のアメリカ車をモデル化したアーテルの「VINTAGE VEHICLES」シリーズの1台です。ドアに「WHISPERING PINES LODGE」とロゴが付いていますが、「WHISPERING PINES LODGE」とはコテージタイプの宿泊施設(ホテル)の名前のようですから、これはホテルの送迎車だと思われます。1940年式フォードの特徴である突き出したノーズ/フロントグリルやフェンダーに埋め込まれたヘッドライトが良く再現されています。後部の木材風の仕上げもそこそこリアルで当時のミニカーとして良く出来ていました。同時期のフォード ウッディ ワゴンのミニカーはダンバリーミントの1/24、ヤトミン、ミニチャンプス、ホットホイールの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD WOODY WAGON 1940 1
FORD WOODY WAGON 1940 2

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PACKARD 180 DARRIN CONVERTIBLE 1941 USA

PACKARD 180 DARRIN CONVERTIBLE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SIGNATURE 32398 1/32 169mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約1.95m
エンジン 変速機: 8気筒 5.8L 160HP 3段変速
性能: 最高速136km/h?
データーベースでパッカードのミニカー検索

 

パッカード 180 ダリン コンバーチブル アメリカ 1941

 

 アメリカのの自動車デザイナー ハワード ダリン(Howard A. Darrin)は、友人のトーマス ヒバード(Thomas L. Hibbard)と共同で、コーチビルダー ヒバード&ダリン社を1923年にフランスのパリで創立しました。ヒバード&ダリン社はヨーロッパに住むアメリカ人向けに高級車のカスタムデザインを架装していました。1937年に彼はアメリカに戻り、「パリのダリン(Darrin Of Paris)」という名前の会社でハリウッドの有名人(クラーク ゲーブルやアル ジョルソンなど)向けにカスタムデザイン車を約20台ほど架装しました。これらの車のほとんどはパッカードがベースでした。

 

 ハリウッドの著名人の車ということで、ダリンのパッカードは有名になっていきました。そこで1939年にパッカードはダリンと契約し、1940年のカタログにパッカード ダリン モデルが設定されました。1941年にはダリンのデザインした新型車クリッパーが発表されました。1941年末に太平洋戦争が勃発し、民間乗用車の生産が禁止されたので、パッカードも乗用車の生産を停止しました。パッカード ダリン モデルは1942年までに約50台ほどが生産されたようです。(半数はこのようなカブリオレだったようです)

 

 

 ミニカーはシグネチャー製のクラシックカーシリーズで、2008年頃に購入しました。1/32と中途半端なスケールですが、そのサイズを生かしてドア/ボンネット開閉などのギミック付きで室内やエンジンもそこそこ再現してあります。ただし1/18ほど精密ではないので、その分値段は控えめ(約3500円)で、財布の軽い私のお気に入りのシリーズです。このダリンもプロポーションが良く、細かいところも値段以上にきちんと作ってあります。これ以外のパッカード ダリンのミニカーは、フランクリン ミントの1/24、ウエスタンモデル(ホワイトメタル製)、最近のMATRIX(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リア(トランク開閉)の拡大画像と室内/ボンネット開閉(エンジン部)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PACKARD 180 SUPER EIGHT FORMAL DARRIN 1
PACKARD 180 SUPER EIGHT FORMAL DARRIN 2

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FORD LINCOLN CONTINENTAL 1941 USA

FORD LINCOLN CONTINENTAL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 43 1/43 126mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: V型12気筒 4.8L 120HP 3段変速
性能: 最高速145km/h
データーベースでフォード リンカーンのミニカー検索

 

フォード リンカーン コンチネンタル アメリカ 1941

 

 フォードは1922年にリンカーンを買収して傘下に収めました。大衆車フォード T型の大量生産で成功した創設者ヘンリー フォードは、市場の狭い高級車には消極的でリンカーンの買収に乗り気ではありませんでした。ヘンリーの息子のエドセルには世界一の高級車を作りたいという夢があり、リンカーンの買収にはエドセルの意思が働いていました。

 リンカーン部門のイメージアップを図るため、キャディラック シリーズ 60に対抗できる高級車開発が販売部門から要求されていました。そこでゼファーをベースにした試作車が作られました。この試作車は芸術的な素養があったエドセルの嗜好を盛り込んだ欧州風の品の良いデザインでした。この車を見たエドセルの友人から同じ車が欲しいという要望があり、この車は1940年にコンチネンタルの名前で限定生産されることとなりました。

 

 初代コンチネンタルは月100台の限定生産といった高価な車(当時の定価約3000ドル 現在の貨幣価値で700万円ぐらい?)でしたが、そのスタイルには絶大な人気があり、リンカーンとして最も成功したモデルとなりました。戦後型が1946年に発売され、1948年まで生産されました。戦前からの総生産台数は約5000台でした。リア トランクにスペアタイヤを背負った独特のスタイルは、リンカーンの最上級ブランドの象徴として1980年代まで継承されました。

 

 

 ミニカーはリオの初期モデルで、1973年頃に発売されました。昔のミニカーですが、初代コンチネンタルのミニカーとしては現在(2018年)でも最高の出来ばえといっても良いでしょう。実車のイメージが巧みに再現されていて、エンジンやシャーシなどのメカ部分も良く再現されています。幌を閉じた仕様とハードトップ リムジーンのバリエーションがあります。これ以外のコンチネンタル(戦前型)のミニカーは、デルプラドの名車コレクション、フランクリン ミントの1/24、イクソ、オックスフォードの1/76、グリーンライトの1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部の画像です。ボンネットの下にトランペット型のホーンが2つ付いているのが見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN CONTINENTAL 1
FORD LINCOLN CONTINENTAL 2

 以下は同時期に発売されたリオの幌を畳んだ状態のバリエーション(型番44)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 3
FORD LINCOLN CONTINENTAL 4

 以下は1985年に発売されたリオのバリエーションでリムジーン(型番82)の画像です。幌の代わりに丸い窓が付いたハードトップを装備したリムジーンです。プラスチック製のボンネットが経年劣化で少し変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 5
FORD LINCOLN CONTINENTAL 6

 以下は2009年に発売されたイクソのコンチネンタル(型番MUS017)の画像です。最近のミニカーですので細部はリアルなのですが、全体的な雰囲気(デフォルメ)という観点ではリオのほうが優れていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 7
FORD LINCOLN CONTINENTAL 8

 以下は2002年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズ No.59のコンチネンタル カブリオレの画像です。メーカーは不明です。車高が高めでフロントフェンダーが膨らみすぎと、いま一つの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 9
FORD LINCOLN CONTINENTAL 10

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CHRYSLER PLYMOUTH 1941 USA

CHRYSLER PLYMOUTH 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SIGNATURE 32311 1/32 156mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 6気筒 3.3L 87HP 3段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでプリムス(戦前)のミニカー検索

 

クライスラー プリムス アメリカ 1941

 

 クライスラーのダッジ ブランドの起源はダッジ兄弟がデトロイトで1900年に設立した自動車部品会社「ダッジブラザース バイシクル」でした。同社は起業当時のフォード社と業務提携して部品の供給を行い、やがて車体の製造も始めてフォード社とともに発展しました。1914年にフォード社から独立して「ダッジブラザース モーター」社を創立し自社製自動車の生産を始めました。同社の自動車はフォード T型より少し高級な仕様で、1916年にはフォードに次ぐ売り上げがありました。またダッジはアメリカの自動車会社として初めて陸軍に輸送用トラックを納入しそれらは第1次大戦で高い評価をされました。

 

 しかし1920年にダッジ兄弟が相次いで亡くなった頃から同社は業績が悪化し、1928年にクライスラーに買収されました。買収後のダッジはクライスラーの中級車として扱われ、1930年には8気筒エンジン搭載車が追加されました。1930年当時のクライスラー社のブランドにはクライスラー、ダッジ、デソート、プリムスがありました。デソートは1929年に登場した中級車で最上級クライスラーの廉価版、プリムスは1928年に登場したクライスラー初の大衆車でした。1930年代中頃にはダッジはデソートに次ぐ扱いに変わりました。また1934年以降クライスラーとデソートには時代を先取りしたエアフローデザインが採用されたことが販売不振の原因となりましたが、ダッジではこのデザインは採用されませんでした。

 

 

 ミニカーは2006年頃に発売されたシグネチュア製です。1939年にデザインが一新されたプリムス ラグジュアリー ライナー 1941年式をモデル化ししています。高いノーズが突き出たフロントの造形は当時流行りのデザインで、同時期のフォードやシボレーも同じような感じのデザインでした。シグネチャーは縮尺1/32で1920-1950年代の代表的なアメリカ車をモデル化していて、1/43よりはサイズが大きいので結構細かいところまで再現されていました。このプリムスも実車の雰囲気がうまく再現され、フロントグリルのロゴ、ナンバープレート、室内などの細部もリアルに再現されています。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付で全輪の操舵もできます。戦前のプリムス セダンのミニカーはこれぐらいしかないようです。このような平凡な大衆車はあまり量産ミニカーとしてモデル化されないので、その点で貴重なミニカーです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンもそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH 1
CHRYSLER PLYMOUTH 2

 以下は室内の画像と俯瞰/床下部分(前輪操舵)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH 3
CHRYSLER PLYMOUTH 4

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WILLYS MB JEEP 1942 USA

WILLYS MB JEEP 画像をクリック/タップすると画像が変わります
国産名車コレクション 238 1/43 80mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.36 m 全幅約1.56m
エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 60HP 3段手動変速(2段副変速付)
性能: 最高速105km/h
データーベースでジープのミニカー検索

 

ウィリス MB ジープ アメリカ 1942

 

 第2次世界大戦中のドイツ軍のキューベルワーゲンの活躍に注目したアメリカ陸軍は小型4輪駆動車の開発を自動車メーカーに依頼しました。小型車開発経験がないGMやフォードは対応出来ず、小型車メーカーのバンタム社が設計した試作車が採用されることになりました。バンタム社の生産能力を危惧した陸軍は、2次試作車をバンタム社、ウィリス社、フォード社に設計させ、最終的に採用されたのがウィリス社のMA型でした。フロントグリルにフォード社のデザインを採用したMB型が量産仕様で、フォード社も生産能力を評価されてGPW型として生産を行いました。この車はジープと呼ばれ1942年から実戦配備されました。

 

 はしご型フレームに前後ともリーフスプリングで吊ったリジットアクスルという頑丈な構造に、簡易なオープンボディを載せたジープのスタイルはその後のこの種の軍用車のお手本となりました。なおジープの4輪駆動は滑りやすい路面でのみ4輪駆動に切り替えるパートタイム方式でした。第2世界大戦中にウィリス MB型とフォード GPW型のジープは約60万台生産されました。戦後もアメリカでは後継のCJ型が生産され、フランスのオチキスや日本の三菱自工などでもライセンス生産されました。当初のジープという名前は俗称でしたが、後にウィリス社が商標登録し、現在はクライスラー社のブランドです。

 

 

 ミニカーは2015年に発売された国産名車コレクションの物でメーカーはイクソです。イクソは系列にビクトリア(VICTORIA)という軍用車専門のブランドがあり、1998年にそのブランドの型番R001でもほぼ同じものが発売されています。特徴的なフロントグリル、簡素な室内など実車がリアルに再現されていて安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。ジープのミニカーは多くのミニカーメーカーが手掛けていて、様々なバリエーションがあります。三菱のジープはトミカ、ダイヤペット、エーダイ、国産名車コレクションなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

WILLYS MB JEEP 1
WILLYS MB JEEP 2

 以下は1998年に発売されたビクトリア製のウィリス ジープ クローズド トップ D-DAY 1944 (1/43 型番R001)の画像です。D-DAYとは第2次大戦で連合軍のノルマンディー上陸作戦が行われた1944年6月6日を意味し、この作戦に使われたジープをモデル化しています。したがって白い星の国籍マークが付いたアメリカ軍仕様になっています。上記の国産名車コレクションはこれを流用しているのでほとんど同じように見えますが、こちらはウインドースクリーンが別パーツ構成(このミニカーは固定されていますが倒すことが可能)で、左側面にスコップやアンテナが追加されていて、室内のインパネなども仕上げレベルが良くなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
WILLYS MB JEEP 3
WILLYS MB JEEP 4

 以下は1984年に発売されたソリド製のウィリス ジープ ラリー (1/43 型番1331)の画像です。ソリドはジープを数種類モデル化していますが、これは軍用車ではなくラリー仕様ということでロールケージが追加されています。定価が600円の廉価版ミニカーでしたが、フロントスクリーンが倒せるギミック付きで、床下部分の4WD駆動系のメカも結構きちんと再現しているなど値段以上の良い出来ばえになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
WILLYS MB JEEP 5
WILLYS MB JEEP 6

 以下は1960-1970年代に発売されたRW モデル製のウィリス ジープ (1/43 型番300)の画像です。クラシックカーのミニカーではZISS(チィス)ブランドで知られているドイツのMINI-AUTO社がRW MODELLのブランド名で発売したものです。50年以上も昔のビンテージ物ですが、当時のミニカーとしてはよく出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
WILLYS MB JEEP 7
WILLYS MB JEEP 8

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