ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

GM CADILLAC 452A V16 1931 USA

GM CADILLAC 452A V16 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 85 1/43 128mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452A V16 アメリカ 1931

 

 1902年に創業したキャディラック社は1909年にGMの傘下に入りましたが、技術的な先進性を重視する基本路線はその後も継承されました。1914年にV型8気筒エンジン搭載車を発表し、1928年には世界初のシンクロ機構付き変速機を採用するなど技術革新を進めました。1930年には世界初のV型16気筒エンジン7.4L(165HP)を搭載したモデル452(452は立法インチでの排気量表示)を発表し、1931年にV型12気筒6L(135HP)エンジン搭載のモデル370を発表しています。静かでスムーズに作動するV型16気筒/12気筒エンジンをラインナップに加えたキャディラックはライバル他社を圧倒し、アメリカの高級車NO.1の地位を確立させました。

 

 当時のキャディラックには標準ボディがありましたが、最上級車452のボディは全てオーダーメイドで、当時GM傘下となったコーチビルダーのフリートウッドが専門で架装していました。スポーティなコンバーチブルからフォーマルセダンまで30数種類のモデルがあったそうです。1938年にはサイドバルブ式を採用した新しいV型16気筒エンジンが開発されました。このエンジンはVバンク角を従来のOHV方式90°から135°に広げ、従来の半分の部品で構成されていました。排気量は7Lと少し小さくなりましたが、185HPに性能は向上していました。このエンジン搭載車は1940年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはソリド製で、1979年に発売されました。初期型の452Aをモデル化しています。オーソドックスなセダンのスタイルですが、後席がオープンになっていてアメリカ車としてはちょっとしゃれたデザインです。ソリドはキャディラック V16の商用車やポリスカーなども多くモデル化していますが、V16がそのような用途に使われたとはとても考えられないので、V16ではなくV8のはずです。(細かいことを言わないおおらかな時代のミニカーですから、実車がなくても派手なV16にしているわけです) 以下はフロント/リアの拡大画像とフロントグリル/室内の画像です。フロントグリル上に付いているマスコットは女神像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC 452A 1
GM CADILLAC 452A 2

 以下は1986年頃に発売されたソリドのV16 救急車(型番4042)の画像です。ステーションワゴンで側面には「Denver First Aid & Resque Squad」のロゴが表示されています。バリエーションで商用バンやポリス/消防車仕様もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 AMBULANCE 1
GM CADILLAC V16 AMBULANCE 2

 以下は1990年に発売されたマッチボックスの452 V16 1933年(型番Y34)の画像です。1/46と少し小さめで、フロントグリルがあまりキャディラックらしくないので、いまひとつの出来ばえです。マスコットも少し大きすぎます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452A 3
GM CADILLAC 452A 4

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GM CADILLAC 452 V16 CABRIOLET 1931 USA

GM CADILLAC 452 V16 CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLINI MINT RI34 1/43 135mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452 V16 カブリオレ アメリカ 1931

 

 1930年に登場したV型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 452は初年度に約3000台が生産されました。コーチビルダーのフリートウッドがリムジーンやコンバーチブルなどのボディを架装し、価格は最低でも5000ドル(現在の2000万円ぐらい)と非常に高価でした。1929年に世界大恐慌が起こりアメリカは不況の真っ只中でしたので、452のような高級車を購入できたのはごく限られた富裕層だけでした。

 

 452 V16は初年度に購入できる人のほとんどが購入してしまったので、翌年はほんの300台ほどしか売れませんでした。キャディラックといえども452 V16は特別な車で、1932年以降は年間百台ほどが生産された程度で、キャディラックの販売の中心は8気筒エンジン搭載車でした。同時期のライバルであったリンカーンやパッカードも8気筒エンジン搭載車で、これらの車は年間数万台生産されていました。452 V16は1940年まで生産されましたが、総生産台数は約4500台ほどでした。なおその後V型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 量産車はありません。現在16気筒エンジンを搭載している市販車はブガッティ ヴェイロン(とその後継車シロン)(価格約1.6億円)ぐらいしかありません。

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製の1/43で、「The World`s Great Classic Cars」というシリーズの1つです。このシリーズは戦前の高級車を12種類モデル化していますが、いずれも良い出来ばえです。そのなかでも特にこのキャディラック V16は、カラーリングや全体的な雰囲気が実車を良く再現していて非常に素晴らしい出来ばえです。エンジンや室内などの細部もリアルにできています。 以下はフロント(鳥のマスコット)/リアの拡大画像と室内/ボンネットを外したエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FRANKLIN MITを追加

GM CADILLAC V16 CABRIOLET 1
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 2

 以下は1983年に発売されたリオのV16 カブリオレ(型番77)の画像です。フランクリン ミントと全く同じカブリオレをモデル化しています。同じ車のミニカーですからかなり似ていますが、リオはフロントグリル上のマスコットを省略しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 3
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 4

 以下は上記のリオのV16 カブリオレの幌を立てたバリエーション(型番76)の画像です。リオのクラシックカーのほとんどには色違いで幌の状態が異なるバリエーションがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 5
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 6

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DUESENBERG J SEDAN 1931 USA

DUESENBERG J SEDAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 156 1/43 130mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m 全幅約1.85m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 6.9L 265HP 3段変速
性能: 最高速180km/h
データーベースでデューセンバーグのミニカー検索

 

デューセンバーグ J セダン アメリカ 1931

 

 ドイツから移民してきたデューセンバーグ兄弟が、レーシングカーを作る目的で1914年に設立したのがデューセンバーグ社でした。当初は航空機用エンジンを製造し、ブガッティの航空機用エンジンの国産化を行いました。1920年に8気筒4.3Lエンジンを搭載し世界初の油圧ブレーキを備えた、自社初の市販車モデル Aを発売しました。デューセンバーグのレースカーは1923年のフランスGPでアメリカ車として初めてのGP優勝、1924年と1925年のインディで優勝などレースで大活躍しています。ただモデル Aは高価すぎて売れず、ビンテージ期で述べたエレット ローバン コードが経営する「コード帝国」に1926年に買収されました。

 

 コード傘下で1928年に発表されたモデル Jはデューセンバーグを一躍有名にしました。モデル Jはアメリカ最大、最速、最高品質を目指して開発され、値段も当時最高の超豪華車でした。サイズは全長約5.6m(リムジーン)、性能は当時レーシングカーしか採用していなかったDOHC方式8気筒6.9L(265HP)エンジンを搭載し最高速180km/h、コーチビルダーが特注ボディを架装して販売され、その価格は大衆車T型フォードの約40倍でした。この車を買えたのは当時のハリウッドの大スターや王侯貴族だけでした。

 

 

 ミニカーはソリド製で、1960-1970年代に作られたクラシックカーシリーズ(AGE D'EOR シリーズ)の一つで1972年に購入しました。デューセンバーグとしてはおとなしいオーソドックスなリムジーンをモデル化しています。このクラシックカーシリーズは大人のマニア向けでしたので、スケールモデル的でリアルな造形がされ、非常に素晴らしい出来ばえです。「デューセンバード」と呼ばれる鳥のマスコットの付いたフロントグリル、ボンネット内に再現されたリアルなエンジン、ドアが開閉するキャビンなど細かいところもよく再現されています。ソリドはバリエーションでスパイダーもモデル化しています。これ以外のモデル Jのミニカーとしては、ビンテージものではドゥグー、リオ、マッチボックスなど、フランクリンミントの1/43と1/24、シグネチャーの1/32、最近の物ではミニチャンプスなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジン/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DUESENBERG J SEDAN 1
DUESENBERG J SEDAN 2

 以下は1967年に発売されたイタリアのドゥグー製のSJ タウンカー(型番13)の画像です。タウンカーとはこの車のように客席部分にだけ屋根があるフォーマル用途のボディ形式です。SJはエンジンにスーパーチャージャーを追加して320HPにパワーアップしたモデルで、ボンネット左側面から排気管が出ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG SJ TOWNCAR 1
DUESENBERG SJ TOWNCAR 2

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DUESENBERG J SPIDER 1931 USA

DUESENBERG J SPIDER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 35 1/43 130mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約1.85m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 6.9L 265HP 3段変速
性能: 最高速186km/h
データーベースでデューセンバーグのミニカー検索

 

デューセンバーグ J スパイダー アメリカ 1931

 

 コード傘下となったデューセンバーグが1928年に発表したモデル Jはデューセンバーグを一躍有名にしました。モデル Jはアメリカ最大、最速、最高品質を目指して開発され、値段も当時最高の超豪華車でした。サイズは全長約5.6m(リムジーン)、性能は当時レーシングカーしか採用していなかったDOHC方式8気筒6.9L(265HP)エンジンを搭載し最高速180km/h、コーチビルダーが特注ボディを架装して販売され、その価格は大衆車T型フォードの約40倍でした。この車を買えたのは当時のハリウッドの大スターや王侯貴族だけでした。

 

 ボディは有名なコーチビルダーが担当し華麗なデザインのボディが架装されました。ボディ形式としては4ドアセダン、2ドアクーペ、スパイダー、フェートン(4座オープン)、ダブル カウル フェートン(前席/後席にスクリーンが付いた4座オープン)などがありました。最も高価なモデルは当時の価格が2万ドルであったことから「トゥエンティ グランド」と呼ばれていました。

 

 

 ミニカーは1976年に発売された、前述したソリドのセダンのバリエーションです。ボディ後半を変更して、2シーター スパイダーをモデル化しています。巨大なボディに小さな2シーターのキャビンという贅沢なスペース配置は、いかにもアメリカ的なスタイルです。セダンと同様にボンネットを取り外すことができ、エンジンが再現されています。これ以外のデューセンバーグ J スパイダー(クーペ)のミニカーは、リオ、シグネチャーの1/32、デルプラドのSSJ、ミニチャンプスのコンバーチブル クーペ、イクソのSSJなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジン/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DUESENBERG J SPIDER 1
DUESENBERG J SPIDER 2

 以下は1990年代に発売されたバリエーションで、幌を収納した状態のスパイダー(型番4164)の画像です。コストダウンでボンネットが固定され、室内の造形も少し簡素化されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG J SPIDER 3
DUESENBERG J SPIDER 4

 以下は2002年に発売されたデルプラド カーコレクション(ミニカー付雑誌)のSSJ スパイダー(No.66)の画像です。ミニカーの箱にはSSJではなくJと書かれてしいますが、スーパーチャージャーを追加してパワーアップしたSJのショートホイールベース版であるSSJをモデル化しているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG SJ SPIDER 1
DUESENBERG SJ SPIDER 2

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STUDEBAKER PRESIDENT CONVERTIBLE ROADSTER 1931 USA

STUDEBAKER PRESIDENT CONVERTIBLE ROADSTER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BROOKLIN 88 1/43 112㎜

 

スチュードベーカー プレジデント ロードスター アメリカ 1931

 

 スチュードベーカー社は18世紀から馬車製造を行っていた歴史のある会社で、19世紀には世界最大の馬車メーカとなっていました。1914年に自動車生産を開始し、1920年代には3車種の6気筒車を年間数万台生産していました。1929年には高級車のピアス アロー社を吸収合併しています。画像の車は1928年発表の8気筒エンジンを搭載したプレジデントで、大げさな名前ですが別に大統領車だったわけではありません。

 

 ミニカーはこの時代のアメリカ車を多くモデル化しているイギリスのブルックリン製です。材質はホワイトメタルでプラスチックパーツが少なく、手に持つとずっしりと重く存在感があります。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m
エンジン 変速機: 8気筒 5.5L 122HP 3段変速
性能: 
データーベースでスチュードベーカー プレジデントのミニカー検索
 

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STUTZ DV32 BEARCAT 1931 USA

STUTZ DV32 BEARCAT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX Y14 1/44 111mm

 

スタッツ DV32 ベアキャット アメリカ 1931

 

 ブラックホークと同時期にスタッツ 8にスーパーチャージャーを追加した高性能版も登場し、こちらには1910年代の名車ベアキャットの名前を復活させています。しかし1930年代にはキャディラック、リンカーンなどからV型16/12気筒の高性能車が発売され、スタッツも新しいDOHC32バルブ8気筒を搭載したDV32を発売して対抗しますが、自動車初期の唯一のアメリカン スポーツカーであったスタッツは結局1935年に倒産しました。

 

 ミニカーはマッチボックス製でDV32 ベアキャットをモデル化しています。マッチボックスのYシリーズのなかでも、このベアキャットは特に出来の良いモデルです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m
エンジン 変速機: 8気筒DOHC 5L 155HP 3段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでスタッツのミニカー検索
 

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