ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FORD A PANELVAN 1930 USA

FORD A PANELVAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX Y21 1/45 100㎜

 

フォード A型 パネルバン アメリカ 1930

 

 A型のデザインには芸術的な才能があったフォードの息子エドセルの意向が反映されていました。(エドセルは有名なリンカーン コンチネンタルなどを生み出しています) このデザイン戦略はその後ライバルのシボレーにも取り入れられ、シボレーはキャディラックをイメージさせるデザインがされるようになります。

 

 A型の商用車についてはマッチボックスが様々なバリエーションをたくさん作っています。画像はそれらの一つで実際のカタログモデルとしても存在した木製ボディの商用車です。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機:  
性能: 
データーベースでフォード A型のミニカー検索
 

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PACKARD SINGLE EIGHT ROADSTER 1930 USA

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SIGNATURE 32115 1/32 146mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m
エンジン 変速機: 8気筒 6.3L 106HP 4段変速
性能: 
データーベースでパッカードのミニカー検索

 

パッカード シングル エイト ロードスター アメリカ 1930

 

 前述したようにパッカードは量産車として初めてV型12気筒6.9L(88HP)エンジンを搭載した高級車ツイン シックスを1915年に発表しました。この車は世界初の12気筒エンジンなどの技術/品質の高さでライバル車を圧倒し、富豪や著名人に愛用され大成功をおさめました。顧客にはロシア皇帝のニコライ II世や有名なギャング王 アル カポネなどがいました。ツイン シックスは1922年まで生産され、総生産台数は約3万台でした。当時のパッカードはキャディラック、ロールス ロイス、デイムラー、メルセデス ベンツなどと並ぶ高級車メーカーで、「Ask the Man Who Owns One.(その価値は持ち主に訊け)」というキャッチコピーを広告に使い、自社の高品質をアピールしていました。

 

 パッカードは航空用エンジンの生産でも有名で、第一次大戦中はV型12気筒航空機エンジンを量産しました。第一次大戦後の1924年に8気筒5.9L(84HP)エンジンを搭載するシングル エイトを発表し、この車はツイン シックスの後継車として成功し、生産台数でキャディラックを追い抜きアメリカの高級車No.1の地位をかためました。1930年代になると、世界大恐慌によって高級車が売れなくなりました。そこでパッカードは1935年に8気筒エンジン搭載の中級車120を発売、1937年には6気筒エンジン搭載の110/115を発売しました。それらの車は一時的にパッカードの業績を上げましたが、パッカードのブランドイメージを下げることになりました。

 

 

 ミニカーはヤトミンのブランド シグネチュア(クラシックカーがメイン)製で、2000年頃に発売されました。シングル エイト系のロードスターを少し大きめの1/32でモデル化しています。この1/32のシリーズは定価が約3500円ほどの比較的安価なミニカーでしたが、マニア向けの本格的な出来ばえに仕上げてありました。このシングル エイトもパッカード独特の上部の角に段の付いたフロントグリルとその上のマスコットがきちんと再現され、ボンネットが開閉できエンジンも再現されています。(ただホイールのスポークなどの細かいところはあまりリアルではありませんが) シングル エイト系のミニカーは、NEOなどのレジン製があります。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部/室内の画像です。パッカードのマスコットは、差し出した両手で車輪を掲げている女神の姿で「Goddess of Speed(スピードの女神)」と呼ばれていますが、このマスコットがかなりリアルにできています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PACKARD SINGLE EIGHT 1
PACKARD SINGLE EIGHT 2

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DUESENBERG J DUAL COWL PHAETON Gary Cooper 1930 USA

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FRANKLIN MINT KD09 1/24 233mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約1.85m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 6.9L 265HP 3段変速
性能: 最高速186km/h
データーベースでデューセンバーグのミニカー検索

 

デューセンバーグ J デュアル カウル フェートン ゲイリー クーパー アメリカ 1930

 

 ドイツから移民してきたデューセンバーグ兄弟が、レーシングカーを作る目的で1914年に設立したのがデューセンバーグ社でした。当初は航空機用エンジンを製造し、ブガッティの航空機用エンジンの国産化を行いました。1920年に8気筒4.3Lエンジンを搭載し世界初の油圧ブレーキを備えた、自社初の市販車モデル Aを発売しました。デューセンバーグのレースカーは1923年のフランスGPでアメリカ車として初めてのGP優勝、1924年と1925年のインディで優勝などレースで大活躍しています。ただモデル Aは高価すぎて売れず、ビンテージ期で述べたエレット ローバン コードが経営する「コード帝国」に1926年に買収されました。

 

 コード傘下で1928年に発表されたモデル Jはデューセンバーグを一躍有名にしました。モデル Jはアメリカ最大、最速、最高品質を目指して開発され、値段も当時最高の超豪華車でした。サイズは全長約5.6m(リムジーン)、性能は当時レーシングカーしか採用していなかったDOHC方式8気筒6.9L(265HP)エンジンを搭載し最高速180km/h、コーチビルダーが特注ボディを架装して販売され、その価格は大衆車T型フォードの約40倍でした。この車を買えたのは当時のハリウッドの大スターや王侯貴族だけでした。

 

 

 ボディは有名なコーチビルダーが担当し華麗なデザインのボディが架装されました。ボディ形式としては4ドアセダン、2ドアクーペ、スパイダー、フェートン(4座オープン)、デュアル カウル フェートン(前席/後席にスクリーンが付いた4座オープン)などがありました。最も高価なモデルは当時の価格が2万ドルであったことから「トゥエンティ グランド」と呼ばれていました。

 ミニカーはフランクリン ミント製の1/24で、1987年に購入しました。当時フランクリン ミントのミニカーは国内では同社の通信販売でしか購入できませんでした。映画俳優ゲイリー クーパーが購入した黄/薄緑のツートンカラーのデュアル カウル フェートン(コーチビルダーのダーハム(DERHAM)社が架装)をモデル化しています。フランクリン ミントは現在のオートアートなどの大スケールミニカーの先駆けで、シャーシ/エンジン/サスペンションなどのメカ部分が金属製パーツ主体で再現されドアやボンネットが全て可動する、当時としては最も精密なミニカーでした。当時の価格は18000円と安いものではなかったですが、その価格に見合った素晴らしい出来ばえでした。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部分の画像です。エンジンはかなりリアルに再現されています。手前にハンドルに直結されたステアリングシャフトが見えますが、このシャフトは先端についたギヤで実際に前輪を操舵します。(実車と同じ構造ではないですが)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 1
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 2

 以下はキャビン部分/車体下のシャーシ部分の画像です。実車の後席用スクリーンはその下にある丸いハンドルで上下させることができました。シャーシ構造もそこそこリアルに再現しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 3
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 4

 以下はソリドのデュアル カウル フェートン(型番CS2)の画像です。前述したソリドのセダンのバリエーションで、ソリドのファンクラブ限定品として1988年に発売されました。キャビン部分がデュアル カウル フェートンに変更されリアに荷物棚が追加されています。ボンネットは取り外せないように変更されたので、エンジンは再現していません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 5
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 6

 以下はフロント/リアの拡大画像とデュアル カウル フェートン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 7
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 8

 以下は1979年に発売されたダイヤペットのデュアル カウル フェートン(型番G124)の画像です。ダイヤペットのクラシックカーのシリーズで1/27と中途半端なサイズですが、当時のダイヤペットとしては意欲的なミニカーでした。サイズが大きいので少し凝ったギミックが付いています。まずはドア開閉とリアカウルを上げる操作のギミックです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 9
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 10

 以下はボンネットを外した状態のエンジンとライト点灯ギミックの画像です。単3電池2本を内蔵し運転席のレバー操作でライトが点灯します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 11
DUESENBERG J DOUBLE COWL PHAETON 12

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HUDSON 1930 USA

HUDSON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SIGNATURE 32307 1/32 148mm

 

ハドソン アメリカ 1930

 

 デトロイトでデパートを経営していたジョセフ L ハドソンが1909年に設立したハドソン社は性能、スタイル、価格など全てに置いて平均的な車作りを行いました。このやり方で第一次大戦前には「世界一の6気筒車メーカー」を標榜していましたが、1930年代からBIG3に押され業績が悪化し1954年にナッシュと合併し、AMC(アメリカン モータース)となりハドソンは消滅します。そのAMCも1980年代にクライスラーに吸収されました。

 

 ミニカーはシグネチュア製 1930年に発表された8気筒車(3.5L) エイトのモデルであると思われます。特長のないデザインですが、端正でまじめな感じの車に見えます。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m
エンジン 変速機: 8気筒 3.5L 80HP 
性能: 最高速130km/h
データーベースでハドソン のミニカー検索
 

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PIERCE ARROW MODEL B 1930 USA

PIERCE ARROW MODEL B 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SIGNATURE 32329 1/32 155mm

 

ピアス アロー モデルB アメリカ 1930

 

 ピアス社は1901年から自動車を生産しており、1904年に発表した4気筒車のグレートアローがアメリカで開催された耐久イベントに4年連続して優勝し高級車の地位を確立します。1909年にピアス アロー社と改名し当時の最高級車として大統領や富裕層に愛用されていました。しかし1920年代になるとモデルの旧態化で採算が悪化し、廉価版の80シリーズなどで挽回を図りましたが、1929年にスチュードベーカー社に吸収されてしまいます。

 

 ミニカーはシグネチュア製 1930年に発表されたA、B、Cという3タイプの車のタイプBをモデル化しています。ピアス アローの特徴であったフェンダー上のライトがうまく再現されています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 8気筒 6L 125HP 4段変速
性能: 
データーベースでピアス アローのミニカー検索
 

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GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 1930 USA

GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ALTAYA VOITURES CLASSIQUES 12 1/43 122㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約1.86m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452 V16 インペリアル セダン アメリカ 1930

 

 1930年に登場したV型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 452は初年度に約3000台が生産されました。コーチビルダーのフリートウッドがリムジーンやコンバーチブルなどのボディを架装し、価格は最低でも5000ドル(現在の2000万円ぐらい)と非常に高価でした。1929年に世界大恐慌が起こりアメリカは不況の真っ只中でしたので、452のような高級車を購入できたのはごく限られた富裕層だけでした。その中には有名なシカゴのギャング 'アル カポネ'が特注した防弾仕様車もありました。この車はカポネが1931年に収監された後は、アメリカ政府に接収されたとのことです。

 

 452 V16は初年度に購入できる人のほとんどが購入してしまったので、翌年はほんの300台ほどしか売れませんでした。また当時のライバルであったパッカードピアース アローフォード リンカーン コンチネンタルが次々とV型12気筒エンジン搭載車を登場させたことも影響して、452 V16の販売は低調になっていきました。452 V16は1940年まで生産されましたが、総生産台数は約43000台ほどでした。なおその後V型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 量産車はありません。

 

 

 ミニカーはミニカーはフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNO.12で製造はALTAYA イクソです。フロントグリル中央のV16のエンブレムや女神のマスコットなどよく出来ていますが、1/43よりやや小ぶりに仕上がっています。イクソではほぼ同じものがMUS012として発売され、それはアル カポネの車とされています。ただ実車と見比べるとフロントの灯火類などが違っていますので、アル カポネの車と同じ車種といった程度のものです。

 なおアル カポネの専用車はフランクリンミントの1/24でモデル化されています。このミニカー→WEB掲載ページは後部ドアガラスに開けられた丸い穴(銃眼)などが実車に忠実に再現してあり、アル カポネが愛用していた白い帽子やマシンガンまで付属しているといった凝ったものでした。 以下はALTAYA イクソの452 V16のフロント/リアの拡大画像とフロントグリル/室内の画像です。フロントグリル中央に付いている赤いVのエンブレムがV型16気筒搭載車の証です。またその上に付いているマスコットは女神像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 1
GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 2

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