ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FORD MUSTANG I MACH I 1971 USA

FORD MUSTANG I MACH I
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG I MACH I


MINICHAMPS 400087121 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.81m 全幅約1.88m エンジン 変速機: V型8気筒 5.8L 240HP 3/4段変速
性能: 最高速198km/h  データーベースでマスタング 初代(1971年以降)のミニカー検索

フォード マスタング I マッハ I アメリカ 1971年

 

 フォード マスタングは1969年と1971年にボディが拡大され、1971年には全長4.81mX全幅1.88m(登場時4.63mX1.73m)となりました。それに伴いボディは幅が広いフラットなスタイルになっていきました。特に緩やかに傾斜したルーフを持つ1971年式のファーストバック(SPORTSROOFと称する)は見た目は実にかっこいいのですが、室内は狭く後方視界は最悪だったようです。マスタングの高性能版としてはマッハ I(MACH I)やレースのホモロゲーション用のボスシリーズ(BOSS 302/BOSS 429)がありました。特に1971年式のマッハ Iは映画「007 ダイヤモンドは永遠に (1971)」でボンドカーとしてとして使われたこともあって良く知られています。(劇中車の画像→ マスタング マッハ I 劇中車)

 

 上述したように1969年と1971年に大幅なデザイン変更がありましたが、1973年まで生産されたモデルをマスタング 初代(マスタング I)と分類します。(1969年式を2代目とする分類もありますが) ボディの大型化やハイパワー化が、当初のマスタングの低価格コンパクトカーというコンセプトから外れるようになり、次第に販売は低迷していきました。また1970年代のオイルショックや排ガス規制が大型車やハイパワー車を駆逐するようになり、アメリカ車は次第に小型化されていきました。(この時流にのって販売台数を伸ばした代表が日本車でした) 1974年に2代目のマスタング IIにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製のマスタング I マッハ Iで、2009年に黄色、2010年にこの緑色が発売されました。実車に即したカラーリングで平べったい感じが良く再現され、灯火類やストライプ/ロゴがリアルに再現されていて非常に良い出来ばえでした。マッハ Iの1/43量産ミニカーではこれが最高傑作であると思います。ミニカーがあまりに平べったいので、これはデフォルメで強調されているのだろうと思っていました。しかし実車の側面画像とミニカーの側面画像を以下の比較画像のように比べてみると、ミニカーは車高短ぎみですが、実車のプロポーションに忠実であることが分かりました。(室内が狭いことも想像がつきます) これ以外のマッハ Iのミニカーはコーギーの当時物 1/43、オートアートの1/18、サンスターの1/18、グリーンライトの1/43と1/64、京商の1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MUSTANG MACH I 1
FORD MUSTANG MACH I 2

 以下は俯瞰/床下部分の画像と実車側面画像とミニカー側面画像を並べた比較画像です。床下部分にはサスペンション/ドライブシャフト/排気管がリアルに再現されています。実車との比較画像を見るとミニカーが実車をリアルに再現していることが良く分かります。(ただしかなり車高を下げていますが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 3
FORD MUSTANG MACH I 4

 以下は1972年に発売されたコーギー製の当時物 フォード マスタング マッハ I ボンドカー(1/43 型番391)の画像です。本来はボンドカーとして作られたものではなかったのですが、マッハ Iがボンドカーとして使われた映画「007 ダイヤモンドは永遠に」が公開されたので、既に出来上がっていた梱包箱にボンドカーのラベルを貼付けて売り出されたものでした。したがって黒いボンネット部分は映画に出てくる車とは違っていました。1970年代のミニカーとしてはそこそこの良い出来ばえで、当時マッハ I の1/43のミニカーがこれしかなかったことからこのミニカーは人気がありました。ドア開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 5
FORD MUSTANG MACH I 6

 以下はフロント/リアの拡大画像画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 7
FORD MUSTANG MACH I 8

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CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA) 1971 USA

CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA)


MATCHBOX YMC02-M 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 7.2L 390HP 4段変速
性能: 最高速215km/h  データーベースでプリムス バラクーダ/クーダのミニカー検索

クライスラー プリムス クーダ 440 (ヘミ クーダ) アメリカ 1971年

 

 プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1960年代後半のラインナップとしては、コンパクトカーのバリアント、中級車のベルヴェデアとサテライト、フルサイズのサヴォイとフューリー、スポーティカーのバラクーダ、GTX、ロードランナーなどがありました。1964年に登場したプリムス バラクーダ 初代はベルヴェデアをベースした2ドアファーストバックの小型スポーティカーで、大きなラップラウンドのリアウィンドーが特徴でした。エンジンは6気筒2.8L/3.7L(145HP)で、1965年にV型8気筒4.5L(235HP)が追加されました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1966)

 

 1967年にバラクーダ 2代目にモデルチェンジし、リアウィンドーは小さくなり、ハードトップクーペとコンバーチブルが追加設定されました。エンジンはV型8気筒5.2L/5.6L/7.2L/7Lヘミなど高性能エンジンが搭載されるようになり、マッスルカーとして発展していきました。特に高性能なヘミエンジン(半球型燃焼室でOHV方式の給排気バルブを持つ)を搭載したモデルはヘミ クーダと呼ばれるようになりました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1967)

 

 

 1970年にバラクーダ 3代目にモデルチェンジし、ダッジ チャレンジャーの姉妹車となりました。先代と全長は同じながら幅の広いスタイルとなり、ファーストバッククーペがなくなりました。豪華仕様はグランクーペ、高性能版はクーダと呼ばれるようになりました。先代と同様でV型8気筒7.2L(440キュービック インチ 390HP)ヘミ エンジンを搭載した440はヘミ クーダと呼ばれました。1971年にグリルのデザインが変更されヘッドライトが丸形4灯式となり、テールライトのデザインも変更されました。1972年には丸形2灯式ヘッドライトに戻りテールライトが丸形4灯式に変更され、1974年まで生産されました。最終型のバラクーダは最後のマッスルカーとしてマニアには人気があるそうです。

 ミニカーは1997年に発売されたマッチボックス製のマッスルカーシリーズです。バラクーダ 3代目の高性能版 クーダ 440 1971年式をモデル化しています。マッチボックスのマッスルカーシリーズは1960-1970年代のマッスルカー 十数種類をモデル化したものでした。このクーダ 440は作風はややレトロなのですが、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されとても良く出来ていました。4灯式ヘッドライト、ボンネットのエアスクープ、リアスポイラー、派手なリアフェンダーのロゴ、室内などの細部も実車に忠実に再現されていました。またカラーリングのせいで幅広の車体がより際だって見えます。ただし車高が高めになっているのだけは今ひとつです。これ以外のバラクーダ 3代目のミニカーはフランクリン ミントの1/24、ダンバリー ミントの1/24、GMPの1/18、アーテルの1/18、ジョニーライトニングの1/64、M2マシーンの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 1
CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 2

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STUTZ BLACKHAWK I COUPE 1971 USA

STUTZ BLACKHAWK I COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
STUTZ BLACKHAWK I COUPE


IXO PREMIUMX PRD015 1/43 124mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7.5L 425HP 3段自動変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでスタッツ ブラックホークのミニカー検索

スタッツ ブラックホーク I 型 クーペ アメリカ 1971年

 

 1971年にスタッツ ブラックホークが登場しました。1920年代の有名なスポーツカー スタッツ ブラックホークと同じ名前ですが、このスタッツは1930年代に破産したスタッツ社(Stutz Motor Car Company of America)を1968年に復活させたスタッツ社 (Stutz Motor Car of America)の高級車でした。基本のドライブトレーンはGM ポンティアック グランプリ 2代目(1969年)をベースにしており、クライスラーのデザイナー V.エクスナーがボディをデザインしていました。縦型のフロントグリルと大きなヘッドライト、リアに背負ったスペアタイヤなどややノスタルジックなデザインが特徴で、ボディはイタリアのギア社で架装されました。(実車画像→ GM ポンティアック グランプリ 1969)

 

 ブラックホークは豪華な内装や高度な装備を持つ非常に高価な車で、オーナーにはエルヴィス プレスリーやフランク シナトラなどの有名人がいました。当初はクーペだけでしたが、後にセダンやベアキャットと呼ばれるコンバーチブルも追加されました。ベースとしていたGMのポンティアックのモデルチェンジに合わせてブラックホークも変更され、1980年代まで生産されました。スタッツ社は量産車をベースにした高級車を1995年まで少量生産していたようですが、現在は活動していないようです。1995年までの総生産台数は約600台でした。(実車画像→ スタッツ ベアキャット 1988)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたイクソの別ブランド プレミアムX製です。スペアタイヤを後方に張り出した(バンパーの代わりらしい)、初期のI型のクーペをモデル化しています。実車のレトロで派手なデザインがうまく再現してあり、室内もリアルな造形で良く出来ていました。プレミアムXにはコンバーチブルとそのハードトップ仕様など6種類ほどのバリエーションがありました。これ以外のブラックホークのミニカーはホットホイールの1/64、グリーンライトのエルヴィス プレスリー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

STUTZ BLACKHAWK I COUPE 1
STUTZ BLACKHAWK I COUPE 2

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GM BUICK RIVIERA GS 1972 USA

GM BUICK RIVIERA GS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA GS


IXO PREMIUMX PRD070 1/43 128mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7.5L 315HP 3段自動変速
性能: 最高速225km/h  データーベースでビュイック リビエラのミニカー検索

GM ビュイック リビエラ GS アメリカ 1972年

 

 1960年代後半のアメリカ車は直線を基調としたシンプルなデザインが多かったのですが、1970年代になるとまたデザインがダイナミックになっていきました。1971年に登場したGM ビュイック リビエラ 3代目はその代表的な車で、フロント周りはリビエラ 初代のモチーフを継承していましたが、リアはリアウィンドーも含めて中央部がV字型に突き出した不思議な造形となっていました。(上からの画像で見ると良く分かります) これはシボレー コルベット C2のリアウィンドーのオマージュで、必然性のない奇をてらったデザインでしたが、非常にインパクトがあり昔のアメリカ車らしいデザインでした。

 

 ビュイック リビエラは2ドアクーペだけの最上級パーソナルカーで、V型8気筒7.5L(315HP)エンジンを搭載し3段自動変速で最高速225km/hと高性能でした。ただ排ガス規制の為、これ以降エンジン出力は徐々に低下していきました。1973年のマイナーチェンジでリアの突起部分が少しおとなしいデザインに変わりました。(実車画像→ ビュイック リビエラ 1973) リビエラ 3代目はボディが大きくなったことでスポーティなイメージがなくなり、初代や2代目のリビエラほどは売れませんでした。1974年にリビエラ 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ビュイック リビエラ 1974)

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたイクソ プレミアムX製です。プレミアムXは2009年に登場したイクソの新ブランドで、当初はイクソとしては初のレジン製でやや高級なミニカーでした。(後にダイキャスト製がメインになりましたが) このリビエラはダイキャスト製でプロポーションが良く、フロントグリル造形と特徴的なリアの造形がリアルで実車の雰囲気がうまく再現されていました。またカラーリングも実車に即したもので、室内も良く再現されています。これ以外のリビエラ 3代目のミニカーはアーテルの1/18、ヤトミン、ジョニーライトニングの1/64、トゥルースケール(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

 以下は2007年に発売されたヤトミン製のGM ビュイック リビエラ (1/43 型番94252)の画像です。主に1950-1970年代のアメリカ車を1/43でモデル化していたロードシグネチャーシリーズの1台でした。このシリーズは定価約1500円の安価なミニカーでしたが、実車のイメージがうまく再現されているのでお買い得なミニカーでした。このリビエラもフロントグリルや室内の造形などの細部は値段相応ですが、実車のイメージは良く再現されていました。ただ縮尺1/43と箱に表示されていますが、全長が125㎜なので1/43より少し小さめに出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA GS 1
GM BUICK RIVIERA GS 2

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FORD GRAN TORINO SPORT  1972 USA

FORD GRAN TORINO SPORT
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FORD GRAN TORINO SPORT


IXO PREMIUMX PRD152 1/43 124㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.27m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 211HP 3/4段変速/3段自動変速
性能: 最高速194km/h  データーベースでフォード トリノのミニカー検索

フォード グラン トリノ スポーツ アメリカ 1972年

 

 フォードの中型乗用車トリノの初代は1968年に登場したフェアレーン 6代目の最上級モデルとして設定されました。名前はイタリアのトリノ市にちなんだものでした。フェアレーン 6代目はフロント全面をグリルとしてそこに4灯式ヘッドライトを配置したのが特徴のシンプルなデザインの車でした。エンジンは6気筒4.1L、V型8気筒4.9L/5.8L/6.4L/7Lなどが搭載されました。4ドアセダン、4ドアステーションワゴン、2ドアハードトップ、2ドアファーストバック、2ドアコンバーチブルとボディ形式は何でもありでした。スポーツ仕様としてトリノ GTや高性能版のトリノ コブラが設定されました。

 

 1970年にトリノは2代目にモデルチェンジしましたが、その際にフェアレーンはトリノのサブブランドに変わり、トリノが主力車種に変わりました。特徴的なフロントグリルを踏襲していましたが、ボディはコークボトルラインを取り入れたダイナミックなデザインとなりました。グリル内にヘッドライトを格納するハイダウエイ(HIDEAWAY)ヘッドライトを採用した上級仕様車のフロントデザインはかっこよかったです。エンジンは6気筒4.1L、V型8気筒4.9L/5.8L/7Lなどが搭載されました。(実車画像→ フォード トリノ 1970目ハイダウエイヘッドライトを採用した2ドアファーストバック)

 

 

 1972年に登場した3代目は、大きな楕円形のグリルが特徴で、ロングノーズ/ショートデッキの派手でダイナミックなデザインでした。4ドアセダン、4ドアワゴン、2ドアハードトップ、2ドアファーストバックの4タイプがあり、トリノ コブラの設定はなく先代のトリノ GTがグラン トリノ スポーツの名前に代わり、一番高性能でした。3代目のなかでも1972年式はハンドリングなどの性能評価が高く、大ヒットしました。また1972年式のグラン トリノ スポーツはクリント イーストウッドが監督/主演した映画「グラン トリノ」で主人公の愛車として登場していました。

 ミニカーはイクソ プレミアムX製で、2013年に発売されました。高性能版のグラン トリノ スポーツをモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なフロントグリルの造形は実車のイメージをうまく再現していて良く出来ていました。フロリダ州のナンバープレートやホワイトレター付のワイドタイヤが当時のアメリカ車の雰囲気を出しています。さらにイクソお得意のメッキ風塗装が、アメリカ車のクロームモールをうまく再現しています。これ以外のトリノのミニカーとしてはグリーンライトやM2 マシーンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD GRAN TORINO SPORT 1
FORD GRAN TORINO SPORT 2

 以下は2018年に発売された国産名車コレクション製のフォード グラン トリノ (1/43 No.318)の画像です。メーカーはイクソで、安価な国産名車コレクション用としてクロームモールや内装の仕上げレベルを落としていますが、基本的には上記のプレミアムXと同じものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GRAN TORINO SPORT 3
FORD GRAN TORINO SPORT 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GRAN TORINO SPORT 5
FORD GRAN TORINO SPORT 6

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