ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 1969 USA

CHRYSLER DODGE CHARGER R/T
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T


MATCHBOX YMC10 1/43 124mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.28m 全幅約1.95m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 4251HP 3/4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでダッジ チャージャーのミニカー検索

クライスラー ダッジ チャージャー R/T アメリカ 1969年

 

 アメリカでは1960年代後半から1970年代にかけて、マッスルカーと呼ばれたハイパワーエンジンを搭載した高性能車がたくさん登場しました。代表的な車はフォードのトリノ GT、GMのシボレー シェベル SSポンティアック GTO、クライスラーのダッジ ダートやプリムス ロードランナーなどでした。マッスルカーの始まりとされるのは1955年式クライスラー C-300で、V型8気筒5.4L(300HP)の高性能エンジンを搭載し、NASCAR(アメリカで人気のあるストックカーレース)で活躍しました。ただこの車は高価な大型車クラスでしたので、本来の意味での中型車クラスのマッスルカーの始まりは、1962年に登場したV型8気筒6.8L(415HP)エンジンを搭載したダッジ ダート 440 ラムチャージャーとするようです。(実車画像→ クライスラー ダッジ ダート 440 ラムチャージャー)

 

 ダッジ チャージャー 初代は1966年にダッジ コロネットのファーストバッククーペ(格納式ヘッドライト採用)にV型8気筒5.2L(230HP)エンジンを搭載して登場しました。この車にはV型8気筒7L(425HP)のレース仕様のヘミ エンジンも搭載されました。(実車画像→ クライスラー ダッジ チャージャー 1966) 1968年にダッジ チャージャー 2代目が登場しました。高性能版のR/TにはV型8気筒7.2L(375HP)エンジンが標準で、オプションで425HPのヘミ エンジンも搭載できました。R/Tをベースにしたレース仕様のチャージャー 500はNASCARに参戦していました。1971年にチャージャー 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ クライスラー ダッジ チャージャー 1971) 

 

 

 ミニカーはマッチボックス製のマニア向けのマッスルカーシリーズで1998年に発売されました。マッスルカーシリーズは十数種類のマッスルカーをモデル化していて、プロポーションが良く室内や床下のサスペンションなどもリアルに再現されていて、良い出来ばえでした。(中国で製造されていました) このマッチボックス製の型を流用して床下の仕上げなどを簡素化したマテル製もありました。このチャージャー R/Tは1969年式をモデル化していますので、この年式で変更されたフロントグリルと横長テールライトが正確に再現されていました。プロポーションが良くかっこいい実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良いばえでした。ダッジ チャージャーは人気の高い車ですので、ミニカーはERTLの1/18、ミニチャンプスの/43、グリーンライトの1/64、ジョニーライトニングの1/64、マテルの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 1
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 2

 以下は俯瞰画像と床下部分の画像です。エンジン/ギヤボックス/ドライブシャフトやサスペンションなどがそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 3

 以下は1990年に発売されたフランクリン ミント製のクライスラー ダッジ チャージャー R/T 1968 (1/43 型番RJ58)の画像です。こちらはチャージャー1968年式をモデル化していますので、上記の1969年式とはフロン/リアのデザインが違っています。1960年代の代表的な車を1/43でモデル化したフランクリン ミントの60年代シリーズの1台でした。全体的にすこしメタボ気味(太め)の造形でスマートさがやや足りませんが、それでも実車の雰囲気はそこそこ良く再現されていました。ボンネットとドアが開閉するギミック付きで、室内/エンジンなどの細部がリアルに再現されていました。その細部の仕上げは上記のマッチボックス製よりもさらに立体的でリアルで、当時の1/43サイズのミニカーとしては、レベルの高い出来ばえでした。ただし室内のインパネは紙のシールでしたので、マッチボックス製の方がリアルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 5
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 6

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。エンジン部分はラジエーターやオルタネーターなどの補器類が判別できるほどリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 7
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 8

以下は俯瞰画像と床下部分の画像です。エンジン/ギヤボックス/ドライブシャフトやサスペンションなどがリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 9

 以下は2018年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのクライスラー ダッジ チャージャー 1968 (1/43 No.313)の画像です。メーカーはイクソで、イクソはPREMIUMXブランドで同じチャージャーをモデル化していたので、それの廉価版です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていましたが、廉価版ですので、室内などの仕上げは簡素化されていました。(個人的には、カラーリングもいまひとつだと思います) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 11
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 13
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 14

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CHRYSLER DODGE CHARGER DAYTONA HEMI 1969 USA

CHRYSLER DODGE CHARGER DAYTONA HEMI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER DAYTONA HEMI


UNIVERSAL HOBBIES E1415 1/43 130mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.74m 全幅約1.95m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 425HP 4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速237km/h(公道仕様)  データーベースでダッジ チャージャーのミニカー検索

クライスラー ダッジ チャージャー デイトナ ヘミ アメリカ 1969年

 

 前述したようにダッジ チャージャーはチャージャー 500でNASCARレースに参戦していました。しかしチャージャー 500はボディの空力的な問題(ボディがリフトする)で、芳しい成績が出せませんでした。そこでフロントグリル全体をカバーするノーズコーンと、リアに大きなウイングを付けてダウンフォースを発生させたレース仕様のチャージャー デイトナが1969年に開発されました。チャージャー デイトナはNASCARレースで勝つためだけに作られたホモロゲーション モデルで、500台が市販されました。エンジンはベースとなっているR/Tと同じで、標準はV型8気筒7.2L(375HP)、オプションで425HPのヘミ エンジンが搭載できました。

 

 デイトナの空力仕様は伊達ではなく、この車はNASCARとして初めて200mph(320km/h)を越えるスピード記録を達成しました。また目論見どうりに初戦のNASCARレースで勝利していて、圧倒的に強かったようです。姉妹車で同じ空力スタイルをしたプリムス スーパーバードもありました。ただこのような空力処理をしたレースカーが圧倒的に強かったので、NASCARでは排気量を5Lに制限するなどして実質的に禁止となり、1971年以降は参戦できなくなったようです。(実車画像→ クライスラー プリムス スーパーバード)

 

 

 ミニカーは2002年頃に発売されたユニバーサル ホビー製です。定価2000円程のどちらかというと廉価版ミニカーの類でしたので、値段相応の出来ばえでしたが、プロポーションはまずまずで特徴的な空力パーツはうまく再現していました。70cmもある高いリアウイングはミニカーでもずいぶん目立ちますが、この仕様で公道も走れたそうですので、この車に公道で出会ったらびっくりしたことと思います。これ以外のチャージャー デイトナのミニカーは、GREENLIGHTの1/18、M2 MACHINESやJOHNNY LIGHTNINGの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE CHARGER R/T DAYTONA 1
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T DAYTONA 2

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CHRYSLER PLYMOUTH GTX 1970 USA

CHRYSLER PLYMOUTH GTX
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH GTX


MATCHBOX YMC07-M 1/43 121㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 7.2L 395HP 4段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでプリムス GTX/ロードランナーのミニカー検索

クライスラー プリムス GTX アメリカ 1970年

 

 プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1960年代後半のラインナップとしては、コンパクトカーのバリアント、中級車のベルヴェデアとサテライト、フルサイズのサヴォイとフューリー、スポーティカーのバラクーダ、GTX、ロードランナーなどがありました。1967年に登場したプリムス GTX 初代は、ベルヴェデアをベースにしたハードトップ/コンバーチブルのマッスルカーでした。V型8気筒7.2L(375HP)エンジンを搭載し特別仕様のグリルや強化されたサスペンションを持つプリムスのスポーティカーの最上級車でした。オプションでより高性能のV型8気筒7L(425HP)ヘミ エンジンも搭載できました。(実車画像→ プリムス GTX 1967)

 

 1968年によりシンプルなデザインに変更されたGTX 2代目が登場しました。同時にV型8気筒6.3L(335HP)エンジンを搭載し装備を簡素化したGTXの廉価版のロードランナーが設定されたので、GTXは差別化で豪華な仕様となりました。1970年のマイナーチェンジで、フロントグリルが変更されコンバーチブルの設定がなくなりました。GTXとロードランナーは外観が同じように見えるので、軽量故に最高速が高く安価なロードランナーの方が人気が高かったそうです。(実車画像→ プリムス GTX 1968)

 

 

 1971年にループ型のバンパーでフロントグリルを囲った個性的なフロントグリルを持つGTX 3代目が登場しました。ただその頃にはマッスルカーの人気がなくなり販売は低調で、同年に生産中止となりました。同時にモデルチェンジしたロードランナー 2代目はロードランナー GTXに名前が変更され1974年まで生産されました。1975年にロードランナー 3代目が登場し1976年に小型車ボラーレの2ドア版となり1980年まで生産されました。マッスルカーはこんな具合にオイルショック対応の燃費改善と排ガス規制で消えていきました。このGTX 3代目あたりが最後のマッスルカーといえるでしょう。(実車画像→ プリムス GTX 1971)

  ミニカーは1998年に発売されたマッチボックス製のマッスルカーシリーズで、GTX 2代目の1970年式をモデル化しています。マッチボックスのマッスルカーシリーズは1960-1970年代のマッスルカー 十数種類をモデル化していました。このシリーズは作風はややレトロでしたが、プロポーションが良く室内や床下のサスペンションなどがリアルに再現され、当時としてはかなり良い出来ばえでした。このGTXもややレトロな作風ながら、特徴的なフロントグリルが良く再現され、ボンネット上のエアスクープ、サイドのストライプ、室内などの細部も実車に忠実に出来ていました。これ以外のGTX/ロードランナーのミニカーはフランクリン ミントの1/24、アーテルの1/18、ヤトミン、グリーンライトの1/64、ジョニーライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH GTX 1
CHRYSLER PLYMOUTH GTX 2

 以下は2007年頃に発売されたヤトミン製のビンテージ アメリカ車シリーズの1台で、プリムス GTX 1971 (1/43 型番94218)の画像です。GTX 3代目をモデル化しています。ループ型バンパーでフロントグリルを囲った迫力のあるフロントグリルが結構リアルに出来ていて、実車の雰囲気がうまく再現されていました。ボンネットの黒いパワーバルジ、ボディ側面やリアの「GTX」ロゴ、リアスポイラーなども実車に即していました。ヤトミンのビンテージ アメリカ車シリーズは定価1400円の廉価版ミニカーでしたが、このGTXは値段以上に良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH GTX 3
CHRYSLER PLYMOUTH GTX 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH GTX 5
CHRYSLER PLYMOUTH GTX 6

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CHRYSLER DODGE DART 270 1970 USA

CHRYSLER DODGE DART 270
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE DART 270


IXO CLC066 1/43 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒 4.5L 180HP 3/4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでダッジ ダートのミニカー検索

クライスラー ダッジ ダート 270  (ヨーロッパ仕様) アメリカ 1970年

 

 クライスラーグループで戦後のダッジは高級車デソートと大衆車プリムスの間を埋めるブランドでした。1960年代のダッジのラインナップにはフルサイズのポラーラ、モナコ、中級車のコロネット、コンパクトカーのダートなどがありました。1960年に登場したダート 初代はフルサイズの大型車でしたが、徐々にサイズダウンされ1963年の3代目はコンパクトカーになりました。ダートは1967年に4代目にモデルチェンジし1976年まで生産されました。画像のミニカーは1964年に登場したタービンカーに似せた特徴的なライトの形状から1965年頃のダート 3代目のはずなのですが、ミニカーのケースの台座には1970年と表示されていて素性が不明でした。

 

 良く見るとボンネット先端の右側に「Barreiros」というロゴが付いていたのでそれを頼りに調べると、Barreiros(バレイロス)とはスペインの自動車会社でクライスラー ヨーロッパの傘下だったということが分かりました。結局この車はスペインで生産されたヨーロッパ仕様のダートであると判明しました。270というモデルはアメリカではV型8気筒4.5Lエンジンを搭載していましたが、ヨーロッパ仕様も同じだったどうかは不明です。この車は厳密にはアメリカ車ではないのですが、当時のクライスラーのセダンということでアメリカ車の区分に載せています。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたイクソ製です。このミニカーは上述したようにスペインの車のモデル化で、元々はスペインのミニカー付雑誌の「Nuestros Queridos Coches (私たちの愛する車の意)」シリーズ用として作られたものでした。これはそれを流用して室内などの仕上げレベルを上げてイクソのカタログモデルとしたものでした。イクソらしい手堅いつくりで、室内などの細部の仕上げも丁寧で良く出来ていました。イクソは仕上げレベルを変えて別ブランドのホワイトボックスでもダッジ ダート 1966年(アメリカ仕様)を発売していました。このように雑誌付きミニカー用として起こした型を流用して、コストを抑えてバリエーション展開しているのがイクソの強みです.。(最近のデアゴスチーニ製のアメリカンカー コレクションでも同じことをやっています) これ以外の1960年代のダッジ ダートのミニカーはネオ(レジン製)の初代、ホットホイールの4代目 1/64、ジョニーライトニングの4代目 1/64、オートワールドの4代目 1/64などがあります。 以下はフロント(ボンネット先端のロゴ拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE DART 270 1
CHRYSLER DODGE DART 270 2

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CHRYSLER DODGE CORONET SUPER BEE 1970 USA

CHRYSLER DODGE CORONET SUPER BEE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CORONET SUPER BEE


AMERICAN CAR COLLECTION No.16 1/43 123㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.25m 全幅約1.95m エンジン 変速機: V型8気筒 7.2L (440cui)  395HP 4段変速
性能: 最高速208km/h  データーベースでダッジ コロネットのミニカー検索

クライスラー ダッジ コロネット スーパー ビー アメリカ 1970年

 

 クライスラーグループで戦後のダッジは高級車デソートと大衆車プリムスの間を埋めるブランドでした。1960年代後半のダッジのラインナップにはコンパクトカーのダート、中型車のコロネット、フルサイズのポラーラとモナコがありました。 1965年にコロネットの5代目が中型車として登場しました。2/4ドアセダン、2ドアクーペ/ハードトップ/コンバーチブル、4ドアワゴンがありました。搭載するエンジンは6気筒3.7LからV型8気筒4.5L/5.2L/5.9L/6.3L/7L(ヘミ)/7.2L(マグナム)とバリエーションが豊富で、ダッジ ブランドとして人気のあるモデルでした。(実車画像→ クライスラー ダッジ コロネット 1966)

 

 コロネットの2ドアクーペをベースにして、高性能なスポーツ仕様(マッスルカー)としてスーパービーが1968年に登場しました。スーパービーはV型8気筒6.3L(標準)/7L(ヘミ 425HP)/7.2L(395HP 6パック)エンジンを搭載し、サスペンションが強化され高性能タイヤを履いていました。4段変速で最高速度220km/h(7L)と高性能でした、なおスーパービーという名前は当時のクライスラーの中型車のボディがBボディと呼ばれていたことに由来しています。1970年にフロントグリルの意匠が変更されました。1970年代になるとマッスルカーの人気が低迷するようになり、スーパービーは1970年に生産中止となりました。ダッジ コロネットは1971年に6代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ クライスラー ダッジ コロネット 1971)

 

 

 ミニカーは2022年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションの1台です。フロントグリルが変更された1970年式で、ボンネットのパワーバルジに440というロゴがありますので、440cuiの7.2Lエンジン搭載車をモデル化しています。メーカーは明記されていませんがイクソ系列のメーカーだと思われます。(ミニカーを台座に固定するネジに3角溝があるネジが使われていて、このネジを使用するのはイクソ系列のメーカーの特徴ですので) プロポーションが良く、特徴のあるフロントの顔付、7.2Lエンジン用のパワーバルジ、パワーバルジの手前にあるスーパービーだけにつけられていた「Bee badge」と呼ばれるリング状の飾り、ホイールなど実車がリアルに再現されていました。実車に忠実なカラーリングとナンバープレートも良く出来ていました。このシリーズの別のミニカーの解説にも書きましたが、定価が2000円ほどの安価なミニカーにここまでレベルの高い仕上げができるのは、アメリカではこのシリーズのミニカーが大量に売れているからだと思います。(日本ではあまり売れないと思いますが、アメリカでは人気のある車種ですから) これ以外のコロネット スーパービーのミニカーはアーテルの1/18、ジョニーライトニングの1/64、レーシングチャンピオンの1/64、ホットホイールの1/64などがあります。 以下はフロント(パワーバルジ部拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE CORONET 1
CHRYSLER DODGE CORONET 2

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