ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MERCEDES-BENZ 540K ROADSTER (W29) 1936 GERMANY

MERCEDES-BENZ 540K ROADSTER (W29) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CURSOR 878 1/50? 108㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 8気筒 5.4L 180HP 4/5段変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでメルセデス ベンツ 380K/500K/540Kのミニカー検索

 

メルセデス ベンツ 540K ロードスター (W29) ドイツ 1936

 

  ポルシェ博士が設計したスポーツカー Sシリーズの後継車Kシリーズの380K(8気筒3.8L 90HP過給時140HP)は1933年に登場し、翌年には500K(5L 100HP過給時160HP)、1936年には540K(5.4L 120HP過給時180HP)と排気量を拡大していきました。(KはKOMPRESSOR:過給器付きの意です) 全輪独立懸架、全輪サーボ付油圧ブレーキなど先進的な技術が使われ、380Kの最高速は145km/h、500Kの最高速は160km/h、540Kのの最高速は170km/hと当時最も高価で高性能な車でした。

 

 Kシリーズには2/4ドアサルーン、4座クーペ、2座ロードスターなどのボディが架装されましたが、派手な2座ロードスターが一番良く知られています。なおSシリーズはレーシングカーとしても活躍したのですが、Kシリーズは高級ツーリングカーでレースで使われることは無かったようです。380Kは約150台、500Kは約300台、540Kは約400台が生産されました。

 ミニカーはドイツのカーソル製で材質はプラスチックです。ダイムラー ベンツ社のプロモーション モデルとして企画されたシリーズ物の一つで、1970年代に発売されました。V字型のスクリーンとその横についたランプなど実車の特徴的な部分が良く再現されています。1970年代に作られたミニカーとしては、非常に良くできていました。(参照 →カーソルのミニカー一覧)

 

 

 これ以外の540Kのミニカーとしては、マッチボックスのYシリーズやイクソ、最近ではネオやマトリックスのレジン製などがあります。イクソの540Kは元々はフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」(No3)用として作られた物で、それをリファインしてカタログモデルとして発売されました。以下はそのイクソ(型番MUS001)の画像です。540K ロードスターの1/43量産ミニカーとしては、これが現在のベストだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 540K ROADSTER 1
MERCEDES-BENZ 540K ROADSTER 2

 以下はマッチボックス(型番Y20)の画像です。ランブルシート(折畳式補助席)が開くギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 540K ROADSTER 3
MERCEDES-BENZ 540K ROADSTER 4

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MERCEDES-BENZ 170V 1936 GERMANY

MERCEDES-BENZ 170V 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 28502 1/43 99mm

 

メルセデス ベンツ 170V ドイツ 1936

 

 ベンツも上記のような高級車ばかり作っていた訳ではありません。1931年に発表された170はベンツとしては大衆向けの小型車でした。6気筒1.7L(32HP)の小さなエンジンで最高速90km/hの性能でした。6気筒エンジンと全輪独立懸架の採用がベンツらしいところです。1936年に170Vに発展しエンジンが4気筒1.7L(38HP)に変わりボディは丸みを帯びた近代的なデザインになります。(170VのVはドイツ語 VIER(4の意)の略)

 

 ミニカーは2005年頃発売されたサンスター傘下のビテス製で、170Vのリムジーネ(セダン)です。前後のドアのヒンジがセンターにあるので逆観音開きとなっています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m
エンジン 変速機: 4気筒 1.7L 38HP 4段変速
性能: 最高速108km/h
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MERCEDES-BENZ 170V 1936 GERMANY

MERCEDES-BENZ 170V 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 167 1/43 99mm

 

メルセデス ベンツ 170V ドイツ 1936

 

 当時のベンツのラインアップとしては170の上に1936年発表の中級車230(6気筒)、その上に1937年発表の320(6気筒)がありました。また170より小さい130Hというベンツとしては風変わりな車(リアエンジンで後のVWビートルに似ています)もありました。

 

 ミニカーは1985年頃に発売された初期のビテス製で、屋根の後半部が幌になっています。ドイツではこのボディ形式がタクシーとして使われることが多かったそうです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m
エンジン 変速機: 4気筒 1.7L 38HP 4段変速
性能: 最高速108km/h
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MERCEDES-BENZ 170V CABRIOLET 1936 GERMANY

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SCHUCO B66040284 1/43 102㎜

 

メルセデス ベンツ 170V カブリオレ ドイツ 1936

 

 170Vは息の長いモデルで戦時中には軍用車として使われ戦後の1953年まで作られていました。170Vにはカブリオレや商用車(バン 、トラック)などもありました。また2座のロードスターもあったようです。

 

 ミニカーは2000年頃発売されたシュコー製のカブリオレで実に細かい部分まで再現されています。特に非常に目の細かいフロントグリルや小さいフェンダーミラー(フェンダー上の黒い丸 ゴミではありません)は圧巻です。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m
エンジン 変速機: 4気筒 1.7L 38HP 4段変速
性能: 最高速108km/h
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MERCEDES-BENZ 260D (W138) 1936 GERMANY

MERCEDES-BENZ 260D (W138) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS025 1/43 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.79m 全幅約1.71m
エンジン 変速機: 4気筒 2.6L 45HP ディーゼル 4段変速
性能: 最高速95km/h

 

メルセデス ベンツ 260D (W138) ドイツ 1936

 

 戦前の中型車230(W21 6気筒2.3L(55HP)エンジン搭載)に、4気筒2.6L(45HP)のディーゼルエンジンを搭載したのが260Dで、世界初のディーゼル乗用車として1936年に登場しました。経済性に優れたディーゼルエンジンを搭載した260Dはタクシーや商用車として使われることを想定した車で、実際に初期の260Dは全てタクシーとして使われました。1937年以降の260Dは新型中型車230(W143)をベースにしたものに変わり、個人ユーザー向けのディーゼル乗用車としても普及していきました。

 

 ベンツは1909年にディーゼルエンジンの特許を取り、1923年に世界初のディーゼルトラックを発売しています。その後ベンツは乗用車向けのディーゼルエンジンの開発を進め、ボッシュ製による燃料噴射ポンプの開発などの協力を得て小型軽量化した乗用車向けディーゼルエンジンを260Dで実用化しました。現在のヨーロッパで普及しているディーゼルエンジン乗用車の元祖が260Dでした。

 

 

 ミニカーはイクソ製です。年式から初期の260Dですので、この車はタクシーです。緑/黒のボディカラーはタクシーのカラーリングで、室内を見ると運転席と後席の間にパーティション(仕切り)があることが分かります。出来映えはイクソのこのシリーズの標準的な出来映えで、木材を模した茶色のパーティション、メーターパネルなど室内もそこそこ再現されています。実車はベンツ博物館に所蔵されていて、その画像は参照画像リンクで見ることができますが、年式が新しくボディカラーや補助灯などが異なっています。260Dのミニカーはこれしか無いようです。(ホワイトボックス ブランドの260Dはこれの廉価版です)

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MERCEDES-BENZ W125 1937 GERMANY

MERCEDES-BENZ W125 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R070 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.75m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 5.6L スーパーチャージャー 592HP 4段変速
性能: 最高速330km/h以上
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メルセデス ベンツ W125 ドイツ 1937

 

 W25のエンジンは徐々に拡大されて、1936年には4.7L(473HP)になりました。総重量を750㎏以内に収める為、エンジンと燃料タンクの重量増加分はシャーシ軽量化(ホイールベース短縮)でカバーされました。この変更はW25の直線性や操縦性を悪化させ、1935年に9勝していたW25が1936年には2勝しか出来ませんでした。

 そこで1937年に登場したのが後継車のW125でした。一新されたシャーシはホイールベースが初期のW25より長く、エンジンは5.6L(592HP)にパワーアップしていました。W125は圧倒的な強さを発揮し、ほとんどのレースの勝利をアウトウニオンと分け合いました。無制限のエンジン規定で開発されたW125は史上最強最速のグランプリカーと呼ばれました。

 

 ミニカーはブルム製で、ブルム初期の1982年頃に発売されました。1937年のイタリアGPで2位となった車(ドライバー H.ラング)をモデル化しています。このGPで優勝したのはR.カラッチオラのW125、3位はアウトウニオン タイプCでした。ブレーキドラムやリアサスペンションアームなどが再現され、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(サイズが1/43より小さめですが) 戦前のメルクリン当時物を除けば、最近までこれがW125の唯一の量産ミニカーでした。最近になってミニチャンプスやシュコーでもモデル化されました。

 

 

 

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MERCEDES-BENZ 770K 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ 770K 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 22 1/43 145mm

 

メルセデス ベンツ 770K ドイツ 1938

 

 1937年にグロッサー メルセデスはモデルチェンジします。シャーシを全面的に新設計し全輪独立懸架が採用されエンジンが230HPに強化されました。この車はナチスの高官用としてたった17台しか作られていません。

 

 ミニカーはリオの代表作でコイルで吊った独立懸架が再現されているなどかなり凝ったつくりで、ヒットラー専用車など様々なバリエーションがモデル化されています。何台か紹介しますが1台目はリムジーンタイプのカブリオレFです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.2m
エンジン 変速機: 8気筒 7.66L 155HP(過給時230HP) 5段変速
性能: 最高速182km/h
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MERCEDES-BENZ 770K 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ 770K 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 4021 1/43 145mm

 

メルセデス ベンツ 770K ドイツ 1938

 

 上記の派生モデルで幌を開いた状態のモデルです。寒いお国柄故ドイツ車の幌は畳んでもこのように大きくかさばります。上記のモデルの幌を畳んだ状態のものがリオの初期モデルにありますが、これはリオがM4社のブランドとなってから細部をリファインして2005年に発売されたものです。

 

 ベンツのマスコットがエッチングパーツに変えられサイドのモールディングなどが追加されていて旧モデルよりも高級な感じとなりましたが、その分ミニカーのお値段もしっかり高級になりました。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.2m
エンジン 変速機: 8気筒 7.66L 155HP(過給時230HP) 5段変速
性能: 最高速182km/h
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MERCEDES-BENZ 770K 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ 770K 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 85 1/43 145mm

 

メルセデス ベンツ 770K ドイツ 1938

 

 同じくM4社ブランドとなる以前の派生モデルでハードトップ仕様のプルマン リムジーンです。カブリオレのボディにハードトップを固定した実車同様の作りになっています。このハードトップに段が付いているのが気になりますが、実車の写真にもこのような段が付いています。

 

 この段が付いた部分は取り外しができるようになっていて、パレードなどにも使えるようになっていたのかもしれません。(開口部分が運転席の上にもあるのが少し気になりますが)

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.2m
エンジン 変速機: 8気筒 7.66L 155HP(過給時230HP) 5段変速
性能: 最高速182km/h
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MERCEDES-BENZ G4 (W31) 1938 GERMANY

MERCEDES-BENZ G4 (W31) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS031 1/43 136mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.92m 全幅約1.87m
エンジン 変速機: 8気筒 5.4L 110HP 4段変速 後4輪駆動
性能: 最高速67km/h
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メルセデス ベンツ G4 (W31) ドイツ 1938

 

 1926年にドイツ陸軍の要請でメルセデス ベンツが6輪のオフロード用車両を試作しました。この車は6気筒3Lエンジンを搭載した8人乗りの大型車で、G1と呼ばれ生産化はされませんでした。1934年にG1の後継車としてG4が登場します。(G2/G3も試作されたのでしょうか?) G4は前述した最高級車770をベースにしており、後輪を2軸(4輪)化して駆動していますが、前輪は駆動していません。

 

 車重が3.7tと重いことでオフロード性能はあまり高くなく、不整地用タイヤを使用することから最高速は67 km/hに制限されていました。生産台数は57台で、主にヒトラーや上級将校がパレードする際に使用されたようです。実車の画像をみると、このようなパレード用のカブリオレがほとんどですが、セダンタイプもあったようです。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2009年に発売されました。良くできたフロントグリルやそこそこ再現された室内など、出来ばえはイクソのMUSシリーズの標準的なものです。(ボディがプラスチック製で軽いのがいまいち) これ以外ではヤトミン(1/18)とミニチャンプスがモデル化しています。ミニチャンプスの物はヒトラーが当時のスペインの独裁者フランコ総統にプレゼントしたG4(ボディ後部の形状がイクソの物と異なる)をモデル化しています。ドイツのミニカーメーカーがナチスが使用した車をモデル化するのはタブーなので、G4をあえてスペインの独裁者の車としてモデル化しています。

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