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PORSCHE 356 COUPE 1952 GERMANY |
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![]() BRUMM R119 1/43 94㎜
実車諸元 画像参照
ポルシェ 356 クーペ ドイツ 1952
現在圧倒的なブランド力を持つポルシェは、フォルクスワーゲン ビートルをベースにした356から始まりました。1950年の量産開始当初はクーペのみで、室内は2座補助席を備える2+2座でした。ギアボックス、フロント アクセル、ブレーキはビートルと共通で、エンジンもビートル用を改造した4気筒1.1L(40HP)でした。エンジンは翌年には1.3L(44HP)と1.5L(60HP)の専用エンジンが追加されています。
性能的には1.5Lの最高速が160km/hで、当時の小型スポーツカーとしてはそこそこのレベルでしたが、リアエンジン方式によるオーバーステアー傾向は乗り手を選ぶ車でもありました。1951年にオープン仕様のカブリオレが追加されました。(2座オープンのロードスターは1952年に追加) 1952年にフロント ウインドーが折れ曲がった2分割物から一枚物に変更され、バンパー端のフェンダーへの回り込みが小さくなりました。1953年にフロントウインカーの内側にホーングリルが付きました。
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356のミニカーは非常にたくさん発売されています。当時物ミニカーとしてはテクノ、メルクリン、ディンキー、ノレブなどがありますが、いずれもレア物です。画像のミニカーはブルム製で、1985年に発売されました。ブルムの356は全体的にやや丸みが付きすぎている感があります。初期の1952年式のモデルということになっていますが、年式による細かな違いに厳密に対応しているわけではありません。 ブルムはロードスター仕様、レース仕様、ポリスなど356のバリエーションを30種類ほどモデル化しています。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は同じブルムの356 ロードスター(型番R117)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は同じブルムの356 スピードスター(型番R117B)の画像です。アメリカの俳優ジェイムス ディーンの愛車でレースにも出場していた車(#23F)をモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE 550A RS SPIDER James Dean 1955 GERMANY |
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![]() BRUMM R234 1/43 87mm
実車諸元 画像参照
ポルシェ 550A RS スパイダー ジェームス ディーン 'リトルバスターズ' ドイツ 1955
フォルクスワーゲンのディーラーが356を改造したミドシップ スパイダーを駆って国内レースで活躍していたことに触発されて、ポルシェも自らレーシングカーの製作を始めます。1953年に1.5Lエンジンをミドシップ配置した2座スパイダーのプロトタイプが完成し、ルマンに出場してクラス優勝しました。翌年この車はエンジンを4カムシャフトに改造して、550 RS スパイダーとして一般市販されました。なお550とは軽量なアルミ製ボディの乾燥重量が550㎏だったことに由来しています。
この高性能エンジンは前述した365 カレラにも使われました。1955年に550はサスペンションを改良し軽量化された550A RSに変わり、多くはアメリカに輸出されました。前述した映画俳優のジェームス ディーンは365 スピードスターから550A RSに乗り換えたのですが、1955年にその車でレース場に向かっていた途中に交通事故で死亡しました。
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550の当時物ミニカーは、ソリド、ポリトーイ、ジクなどがありました。当時物以外ではブルムが各種レース仕様のバリエーションで約20種類、シュコーが十数種類、ミニチャンプスが数種類、ジョリーモデルが数種類などたくさんモデル化されています。ジョリーモデルからはジェームス ディーンのつぶれた事故車が型番JL0263で2004年に発売されてます。(悪趣味なミニカーと思いますが→その画像です) |
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![]() ![]() 以下はブルムの550RS ルマン仕様(R193)の画像です。1956年のルマンで5位入賞した車をモデル化しています。ハードトップを追加してクーペになっています。リアウインドーからミドシップ搭載したエンジンが少し見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE 356A COUPE 1956 GERMANY |
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![]() DETAIL CARS 221 1/43 94㎜
実車諸元 画像参照
ポルシェ 356A クーペ ドイツ 1956
356は1956年にサスペンションなどを改良し、356Aに変わりました。外観的にはV型に折れていたフロントスクリーンが曲面ガラスに変わりました。その後もエンジン、サスペンション、内装などに改良が加えられ、1959年には356Bに変わりました。356Bではバンパーとライトの位置が上に上がりフェンダーも高くなり、外観的には後の911に近づいています。
ポルシェは創業当時からレースに積極的に参加しており、スポーツカークラスでフェラーリなどと互角に戦っていました。1955年には550RSに搭載されたレース用の高性能エンジン1.5L(110HP)を搭載したカレラが追加されています。
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画像のミニカーはディテールカー製で、1994年に発売されました。前述したブルムの物よりも実車に忠実で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。以下はディテールカーのフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像です。ドアが開閉し、ポルシェのロゴが付いたステアリングホイール、メーター、足元のペダルなど室内もよく再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下はシュコー ジュニアの356B(型番27032)の画像です。シュコー ジュニアはホンウエルの1/43のミニカーを流用したものが多いですが、これもそうです。ホンウエルは安価なミニカーですが、プロポーションが良く細部も結構良くできています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はブルムのスピードスター ミッレ ミリア レース仕様車(型番R207)の画像です。モデルになった実車は不詳ですが、バンパーが取り外され、排気管が大型の物に変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE 356C COUPE 1963 GERMANY |
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![]() BRUMM 226 1/43 94㎜
実車諸元 画像参照
ポルシェ 356C クーペ ドイツ 1963
356は1963年に最終型の356Cとなりました。4輪ディスクブレーキが採用され、サスペンション設定が変更されました。356Cの性能は1.6L(75HP)エンジン搭載車で最高速175km/h、2L(130HP)エンジンを搭載したカレラでは最高速200km/hでした。大衆車ビートルをベースにして生まれた356は、当初はスポーティなツーリングカーでしたが、長い間に熟成されて第一級のスポーツカーに変わりました。
1963年に後継車の911が発表され、356は1965年に生産中止となりました。356シリーズの総生産台数は約76000台でした。ポルシェは従来のスパルタンな軽量スポーツカー(MGやトライアンフなど)とはひと味違った、居住性の良い高度な内容のスポーツカーというジャンルを確立させていきました。
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ミニカーはブルム製で1995年頃に発売されました。356C クーペのモデル化ということで、1962年から変更されたリアのエンジンカバー上のグリルの大型化、バンパー形状の変更などが再現されていますが、あまり正確ではありません。ブルムは356Cのカブリオレやポリス仕様もモデル化しています。ブルム以外の356Cのミニカーとしては、ミニチャンプスがたくさんモデル化しています。 以下はブルムの356Cのフロント/リアの拡大画像です。 |
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![]() ![]() 以下はブルムの356C カブリオレ(型番R224)の画像です。356のカブリオレと比べると畳まれた状態の幌のサイズが大きくなっていますが、これは幌が頑丈な物に変わったからでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は同じブルムの356C フィンランド ポリス(型番R198F)の画像です。これ以外にドイツ、スイス、オーストリア、オランダのポリス仕様もあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE GT LE MANS (718 RS61 GTR) 1963 GERMANY |
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![]() SOLIDO 134 1/43 93mm
実車諸元 画像参照
ポルシェ GT ルマン (718 RS61 GTR) ドイツ 1963
前述した550は550RS、550RSKと発展し、1957年に後継車の718RSK(RSはレースカー Kはショートホイールベースの意)が登場しました。718RSKは空冷水平対向4気筒1.5L(142HP)エンジンをミドシップ搭載した2座スパイダーで、5段変速 最高速250km/hの性能でした。デビュー戦の1957年ルマンではリタイアしていますが、1958年ルマンではクラス優勝(総合3位)するなど各種レースで活躍しています。
1960年のレギュレーション変更でウインドー面積を広げ、リアサスペンションを改良しエンジンを1.6L(160HP)に拡大した718 RS60が登場しました。1961年のレギュレーション変更でリアにトランクが追加され、718 RS61となりました。RS61からクーペ仕様が設定され、4気筒2L/8気筒2L(210HP)エンジンが追加されました。ルマン、タルガ フロリオ、ヒルクライムなど各種レースで活躍しています。1996年に登場した初代ボクスターは718 RS60 スパイダーをイメージしたデザインだとされています。
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ポルシェは718RSKを単座に改造した718F2で、1957年からフォーミュラ2に参戦しました。1960年には改良型の787が登場し、同年にF2のコンストラクターズ チャンピオンを獲得する活躍をしています。1961年にF1が1.5Lエンジンに変わったことでF1に参戦し、1962年には新開発の804(水平対向8気筒1.5L(180HP)エンジン)が登場します。804は1962年フランスGP(ドライバー D.ガーニー)で優勝しています。 |
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PORSCHE 911 1964 GERMANY |
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![]() VITESSE 330 1/43 97mm
実車諸元 画像参照
ポルシェ 911 ドイツ 1964
基本的なスタイルを現在も変えていない偉大なスポーツカー ポルシェ 911の初代は、1963年に発表されました。356の後継車でしたが、全てが新しく設計されました。モノコックボディ、空冷水平対向6気筒2L(130HP)エンジン、5段変速機、全輪独立懸架、全輪ディスクブレーキで、最高速210km/h、0-400加速16秒台と第一級の性能でした。また356の弱点であったオーバーステアー特性もかなり抑えられていたそうです。なお911は最初は901という名前でしたが、3桁で0を挟んだ名前を登録していたプジョーからクレームがつき911になったそうです。
1967年にエンジンを160HPにパワーアップした高性能版の911Sと、210HPにパワーアップしたレース用の911Rが追加されました。その後エンジンは1969年に2.2L、1971年に2.4L、1973年に2.7Lと拡大されました。 1973年に北米の安全基準に対応する為に、大型のバンパーが採用され外観が大幅に変わりました。これはビッグバンパーと呼ばれ、1975年に登場した930 ターボの特徴でもありました。なおビッグバンパーを持つ初代 911(ターボの付かない930型ではないモデル)は1977年まで製造されました。
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今でも高い人気のある初代 911は非常にたくさんミニカーがあります。当時物ミニカーとしては、ポリトーイ、メーベトイ、コーギー、シュコー、ガマ、メルクリン、ノレブ、ソリド、テクノ、トミカなど当時の主要なブランドのほとんどがモデル化しています。最近の物では、ミニチャンプス、シュコー、エブロ、オートアート、スパークなどでたくさんモデル化されています。画像のミニカーはビテスの初期物で、1987年頃に発売されました。約30年前に発売された昔のミニカーですがプロポーションが良く、全体的な雰囲気が良く再現されていると思います。付属品でワイパーとエンブレムなどのデカールが付いていますので、それらを使えば細かいところの見栄えももっと良くなります。 以下はフロント/リアの拡大画像とフロント側面/室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下はビテスの911R(型番L012)の画像です。レース仕様のボンネットや右リアフェンダーのフィラーキャップなどが変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はテクノの当時物 911S(型番935)の画像です。約50年以上も前に発売された物ですが、当時としてはリアルな作風で良くできています。ドア/ボンネットの開閉ギミックに加えてテクノの特徴である前輪操舵ギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE 904 CARRERA GTS 1964 GERMANY |
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![]() VITESSE V98069 1/43 96mm
実車諸元 画像参照
ポルシェ 904 カレラ GTS ドイツ 1964
レースカー 718の後継車として904が1964年に登場しました。GT2クラスのホモロゲーション取得のため、100台以上が生産されました。バックボーンフレームにFRP製ボディを載せる構造のGTカーで、サーキットまで自走していく程度の実用性がありました。標準のエンジンはDOHC 空冷水平対向4気筒2L(180/155HP)で、ワークス用の904/6は911用の6気筒2L(210HP)、904/8は804F1用をベースとした8気筒2Lでした。
904のデビュー戦は1964年セブリング 12hで、クラス優勝(総合9位) しています。その後タルガ フロリオ優勝、ルマン クラス優勝などで活躍し、国際マニュファクチャラーズ選手権 GT2クラス チャンピオンを獲得しています。1964年の第2回日本GPでもクラス優勝(ドライバー 式場壮吉)しています。1965年にはプロトタイプクラスの904/6 904/8が主力となり、タルガ フロリオ GTクラス優勝、ルマン プロトタイプクラス優勝などで活躍し、GT2クラス チャンピオンを連続して獲得しています。後継車は1966年登場の906です。
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ミニカーはビテス製で、2001年頃の発売でした。倒産する前のビテス絶頂期のもので、精密に再現されたエンジン/サスペンションが見えるようにリアカウルを外して配置したディスプレイケースに収められています。ワイパーやリアカウル上の排気グリルにエッチングパーツを使うなどレベルの高い仕上げで、とても良くできています。ビテスはルマン仕様などバリエーションを数種類出しています。それ以外ではポリトーイの当時物、ミニチャンプス、シュコー、スパークなどがあります。私はこのミニカーのように内部構造を細かいパーツで再現していることを「精密」だと考えますので、最近の内部メカを再現していない新興レジン製ミニカーを「精密」だとは考えません。なお「精密」と「出来の良し悪し」とは別の評価基準で、「精密」=「出来が良い」という訳でもありません。 |
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以下はビテスの904のフロント/リアの拡大画像とエンジン等メカ部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)![]() ![]() 以下はポリトーイの当時物で904 カレラ GTS(型番535)の画像です。こちらもドア/前後フードが開閉し、エンジンなどのメカ部分が50年前のミニカーとしてはかなり精密に再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE 911 TARGA 1965 GERMANY |
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![]() MARKLIN 1800 1/43 97mm
実車諸元 画像参照
ポルシェ 911 タルガ ドイツ 1965
911 タルガは356 カブリオレの後継として1965年に設定されました。安全面からロールバーの役目を果たすBピラーが残されていましたが、トップとリアウインドーを取り外すことでオープンカーと同等になるものでした。このタルガという名前はイタリアの公道レース「タルガ フローリオ」に由来しています。なおBピラーが残らない完全なカブリオレも1983年に復活しています。
911 タルガの当時物ミニカーは、メルクリン、サブロン、ジク、ノレブなどがありました。ミニカーはメルクリンの当時物で1968年に作られています。ホイールは走らせることを重視したフリーホイールなのですが、外観は1966年に追加された高性能版の911Sが履いていた軽合金ホイールに似ていますのであまり違和感はありません。実車同様トップを外すことができドアが開きますので、そこそこ再現された室内も良く見えます。特筆すべきはドアのサイドウインドーを上下させることが出来るギミックが付いていることです。ここまで作りこんでおきながら、三角窓がフロントスクリーンに固定されているのはご愛敬です。
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以下はメルクリンの911 タルガのフロント/リアの拡大画像とサイドウインドーが上下するギミック/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下はコーギーの当時物 911S タルガ(型番382)の画像です。当時流行りだったスピード ホイールがやや目障りですが、結構良い出来ばえです。ドアとリアフードが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1986年頃に発売されたエリゴールの911 タルガ(型番1147)の画像です。ノレブの型を流用しながらも、ホイールを実車に即した物にリファインしているなど、そこそこ良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE 912 1965 GERMANY |
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![]() POLITOYS 527 1/43 97mm
実車諸元 画像参照
ポルシェ 912 ドイツ 1965
高性能の本格派スポーツカーとなった911は、当然ながら高価格になってしまいました。当時のアメリカでは$7500ぐらいで、これは同時代の初代マスタングのベーシックモデルの3台分の価格でした。そこで廉価版として356C用の4気筒1.6L(90HP)エンジンを搭載して、室内を簡素化した912が1965年に設定されました。 価格は911の2/3で、最高速185km/h、0-400加速 18秒台と356C並みの性能でした。ポルシェのエントリーモデルとして約3万台が1969年まで生産されました。
ミニカーはポリトーイ初期のMシリーズで、1967年に発売されました。外観が同じなのに911ではなくあえて912とした理由が不明ですが、何故か同時期のメーベトイも911ではなく912をモデル化しています。キャビン部分が大きめでプロポーションが今ひとつなので、Mシリーズとしてはやや不人気のモデルです。(個人的には好きなミニカーですので紹介してますが) これ以外ではブレキナ、トミカ リミッテド、シュコー、スパークのレジン製などがあります。1960年代後半に東名高速道路が開通したことで、912が高速道用パトカーとして採用されましたが、そのパトカーをブレキナとトミカ リミッテドがモデル化しています。
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以下はポリトーイの912のフロント/リアの拡大画像とフロント トランク部/エンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下はメーベトイの912(型番A33)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はメーベトイの912 ロンドン-シドニー ラリー仕様(型番A51)です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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PORSCHE 906 1966 GERMANY |
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![]() CORGI 330 1/43 100mm
実車諸元 画像参照
ポルシェ 906 ドイツ 1966
1966年から国際マニュファクチャーズ選手権の対象がGTからプロトタイプに変わり、GT(スポーツカー)に対しては国際スポーツカー選手権が新設されました。これに対応して、ポルシェが初めて純粋のレーシングカーとして開発したのが906でした。鋼管スペースフレームにFRP製ボディの構造で、丸みのあるルーフとガルウイング式ドアを特徴とするデザインでした。
デビュー戦は1966年デイトナで、プロトタイプクラスで優勝しています。その後ワークスの主力は燃料噴射エンジン搭載車となり、タルガ フロリオで総合優勝、ルマンでクラス優勝するなど大活躍して、スポーツカー選手権チャンピオンとなっています。日本GPにもプライベーターが906で参戦しています。
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ミニカーはコーギーの当時物で、1967年に発売されました。当時は子供向けのおもちゃでしたが、プロポーションが良くフロント左右の特徴的なスポイラーが再現され、それなりに良くできています。ドライバーのフィギュアとリアカウルを開くと見えるそこそこリアルな6気筒エンジンも楽しいギミックです。これ以外にもディンキー(仏)、ソリド、マーキュリー、ガマなど当時の主要ブランドがモデル化していることが、当時の906の人気の高さを示しています。最近でもエブロ、ミニチャンプス、スパークなどでたくさんモデル化されています。 以下はコーギーの906のフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジン部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1967年に発売されたディンキー(仏)の906(型番503)の画像です。ドアとリアパネルが開閉するギミック付で、エンジンが再現されています。テールライト周辺の塗装が荒れてライトが脱落しそうになっていますが、これはテールライトを固定する接着剤の溶剤が塗装を侵した為だと思われます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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