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アルファ ロメオ ジュリア クアドリフォリオ イタリア 2016年
2016年にアルファ ロメオ 159の後継車として、往年の名車ジュリアの名前を復活させた ジュリア 2代目が登場しました。4ドアセダンのみで、159にあったワゴンはありません。最近のセダンの典型的なスタイルにアルファ ロメオ伝統のフロントグリルを備えていますので、一目でアルファ ロメオだと分かります。アルファ ロメオ 75以来久しぶりの後輪駆動を採用したセダンで、高性能セダンとしてアルファ ロメオ ブランドの復活を目指した世界戦略車です。
エンジンはアルミ製のDOHC 4気筒2Lターボ(280HP)、DOHC 4気筒2.2Lターボ ディーゼル(190HP)を搭載し、高性能版のクアドリフォリオにはフェラーリ製のDOHC V型6気筒2.9L ツインターボ(510HP)エンジンが搭載され最高速307km/hと極めて高性能です。ボディにはアルミやカーボン等の軽量素材が使われ軽量化され、後輪駆動の理想的な前後重量配分、全輪独立サスペンションなど高性能スポーツカーとして設計されています。 なおジュリア ヴェローチというグレードには4輪駆動のQ4システムが採用されています。また最新の安全装備(クルーズコントロール、車線逸脱警報など)が標準装備されています。2019年のマイナーチェンジでエンジンがパワーアップし、フロント下部のデザインが少し変更され、内装やサスペンションが改良されました。
ミニカーは2025年に発売されたソリド製です。老舗ブランドのソリドは2016年頃から1/18の大スケールミニカーに主力を移していましたが、2023年頃から1/43を復活させました。その復活したソリドの1/43の出来ばえを知りたかったので、この最新のBMW M3/アルファ ロメオ ジュリアを購入しました。出来ばえは予想していたよりも良いものでした。ソリドらしいシャープな造形でプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。同時に購入したBMW M3とほぼ同じ評価になりますが、ホイール、フロントグリルのアルファ ロメオ ロゴ、ボディサイドのエアインテーク、小さなテールスポイラー、4本出しマフラーなどの細部も良く仕上げてあります。室内は黒一色ですが、インパネのメーター類は良く再現されています。やはりミニカー黎明期から存続している老舗ブランドだけのことはあると思いました。価格は5280円で、出来ばえからすると比較的安価であると思います。最近の1/43のダイキャスト製ミニカーとしては一級品の出来ばえなので、この路線でのさらなるモデル展開が楽しみです。
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日産 セレナ (C27) 日本 2016年
2016年に日産 セレナ 5代目(C27)が登場しました。先代(C26)の2段重ねヘッドライトと一体化したフロントグリルを継承し、フロントグリルに新世代の日産車に共通する「Vモーション」デザインを採用していました。先代と同じDOHC 4気筒2L(147HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車で、小型電動モーター(2.6HP)で制動のエネルギーを回生する簡易的なハイブリッドシステムを採用したS-ハイブリッド仕様がありました。高速道路で車線維持/車間距離維持を行う安全運転支援システム「プロパイロット」が採用され、駐車場所を指定すると自動でステアリング操作をおこない駐車をアシストする「インテリジェント パーキング アシスト」も採用されました。2016年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
2017年に専用の外観で足回りをチューニングしたミニバンとしては初のニスモ仕様であるセレナ ニスモが設定されました。2018年に本格的なハイブリッドシステムを採用したセレナ e-POWER(7人乗り)が登場しました。このシステムはDOHC 3気筒1.2Lエンジンを発電専用として発電した電力をリチウムイオン電池に充電し、走行用電動モーター(136HP)で前輪を駆動して走行します。(燃費は26.2L 4WD仕様はなし) 電池残量があるときはエンジンを始動しないで走行することもできます。2019年のマイナーチェンジで、フロントグリルなどの意匠が変更されました。2018年には約10万台が販売され、ミニバンクラスの販売台数で1位となり大ヒットしました。2022年に6代目(C28)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 セレナ 2022)
ミニカーは2016年に発売された京商 Jコレクション製です。ミニカーの画像はWEBショップのサンプル画像を借用させていただきました。画像を見ただけですが、実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていると思います。これ以外のセレナ 5代目のミニカーはトミカの初期型とe-POWER 1/67があります。
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トヨタ レクサス CT200h F スポーツ 日本 2016年
トヨタのレクサス ブランドのコンパクトカーで5ドアハッチバックのレクサス CTが2011年に登場しました。ハイブリッド専用車のCT200hのみの設定で、レクサスとしてはサイズが最も小さく低価格なので、レクサスのエントリーモデルとしての位置づけでした。外観はこのクラスとしては低い車高のスポーティなデザインで、サイドまで回り込んだリアウィンドーが特徴でした。ハイブリッドシステムはプリウス 3代目と同じ「リダクション機構付THS II」を採用し、DOHC 4気筒1.8L(99HP)アトキンソンサイクルエンジンと電気モーター (82HP)で構成されていました。
変速方式はプリウスとは異なるスポーティなパドルシフトを採用していました。また「ノーマル、エコ、スポーツ」のドライブモードを選択でき、スポーツを選択するとモーター駆動電圧を500Vから650Vに変更して走行性能を上げることができました。2014年のマイナーチェンジで、レクサスの統一デザインであるスピンドルグリルを採用してフロント意匠を変更しました。2017年のマイナーチェンジで、フロントグリル/バンパー/ヘッドライトなどの意匠を変更し、プリクラッシュセーフティシステム、レーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロールなどの先進安全装備を標準装備しました。2022年に販売中止となり、2018年に登場したクロスオーバーSUVのレクサス UXが後継車となりました。(実車画像→ レクサス UX)
ミニカーは2017年に発売された京商製です。2014年のマイナーチェンジ後のスポーツ仕様 F スポーツをモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なフロントグリル造形やリアウィンドーなどがうまく再現されていました。灯火類や室内インパネなどの細部も良く仕上げてあり、レベルの高い出来ばえになっていました。(定価が6300円と高価でしたので、値段相応ではあります) これ以外のレクサス CTのミニカーはミニチャンプスの輸出仕様の初期型、WIT'S(レジン製)の2011年と2014年式などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル インプレッサ スポーツ/G4 5ドア ハッチバック 日本 2016年
インプレッサ 5代目 2016年 登場
5ドアハッチバックと4ドアセダンの2タイプがあり、デザインの基本は先代を踏襲しつつ細部がリファインされています。新世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFRM」を採用してボディ構造を最適化し、ボディ剛性と衝突安全性を向上させています。エンジンは先代と同じ水平対向4気筒1.6L/2Lながら振動騒音低減/軽量化が行われています。
自動車としての基本性能の高さに加えて運転支援システム アイサイト(EyeSight)と国産車で初採用となる歩行者保護エアバッグを全車に標準装備するといった安全に対するスバル車の姿勢が高く評価され、2016年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。なおスバル車が受賞するのは2003年の4代目レガシィに続いて2回目となります。
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ポルシェ 911 (991 II) GT3 ドイツ 2017年
ポルシェ 911の7代目 991型が2011年に登場しました。レース車両として基本性能を向上させる為に、ホイールベース/全長とトレッドが拡大され、ボディが大型化されました。ボディは大型化しましたが、アルミ合金の採用拡大で先代より軽量化されていました。エンジン、シャーシ、サスペンションなどの基本構造は先代同様ボクスター(981型)と共用していますが、評判が悪かったライトなどの外装部品の共用化は止めていました。
2015年にカレラがマイナーチェンジして後期型の991 II型となりました。外観的にはほとんど同じで、ヘッドライト(LEDデイライト付)、フロントバンパー、テールライト、リアパネルなどの意匠が多少変更されました。一番大きな変更は、ベーシックモデルのカレラ/カレラ Sのエンジンがツインターボ化され3Lにダウンサイジングされたことでした。ただし出力は370HP/420HPとパワーアップし、燃費も向上していました。またオプション設定であったダンパーを電子制御するPASM(ポルシェ アクティブ サスペンション マネージメント システム)が全モデルに標準装備されました。
カレラと同様にタルガ4/4S、ターボ/ターボS、GT3なども順次フェイスリフトされました。2017年にカレラとカレラ Sの間を埋める カレラ T(ツーリング)が追加されました。同年にターボ S(3.8L 580HP)を607HPにパワーアップしたターボ S エクスクルーシブ シリーズが限定生産され、さらにこれを700HPまでパワーアップした911シリーズで最も高性能なGT2 RSが追加されました。このGT2 RSはニュルブルグリングで量産車最速のラップタイム(2018年 6分40秒3)を記録しています。2018年に992型にモデルチェンジしました。(実車画像→ ポルシェ 911 (992))
ミニカーは2017年に発売されたミニチャンプス製で、911 GT3 後期型をモデル化しています。前期型との見分け方で一番分かりやすいのはフロントバンパー左右エアダクトの上部にあるスモールライトの形状の違い(後期型は小さい)で、そこが変更されています。前述したミニチャンプス製の911R 前期型と同様に全体的な雰囲気や細部の再現も申し分ない出来ばえでした。(ただ前期型の解説にも書きましたが、室内の仕上げレベルはかつてのミニチャンプス製より簡素化されていました) 2024年時点でミニチャンプスは991 IIのターボ/カレラ 4/GT2/GT3などを1/43、1/18、1/87で約90車種もモデル化しています。ミニチャンプス以外の991 IIのミニカーはオートアートの1/18、ヘルパの1/43、スパーク(レジン製)、アイドロン(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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