Sorry Japanese Only
メルセデス ベンツ C220 クラシック (W202) ドイツ 1993年
1993年にメルセデス ベンツ 190E (W201)の後継車としてW202がCクラス 初代として登場しました。190Eより全長が70㎜大きくなり、居住性が向上していました。上級車のEクラス(W124)の設計が流用されており、デザインも上級車Sクラス(W140)をコンパクトにしたようなスタイルで、うまくデザインを統一していました。当初のエンジンはDOHC 4気筒2L/2.2L、DOHC 6気筒2.8L、4気筒2.5Lディーゼルでした。AMGによるスポーツ仕様で6気筒エンジン搭載のC280 AMGやC36 AMGなどもありました。
1996年にステーションワゴンが追加され、電子制御式5段自動変速が採用されました。1997年のマイナーチェンジではバンパーの意匠が変更され、V型6気筒2.4L/2.8LとV型8気筒4.3L/5.4Lが追加され、4気筒エンジンは2Lだけとなりました。同時にV型8気筒4.3L/5.4L(347HP)エンジン搭載の高性能版C43/C55 AMGも追加されました。190EはDTMで活躍しましたが、W202もC36 AMGベースの車でDTMに参加していました。W202は2000年まで生産され、後継車のW203にモデルチェンジしました。
ミニカーは1994年に発売されたミニチャンプス初期の当時物です。C220の一番下のグレードであるクラシックをモデル化しています。ミニチャンプスはメルセデス ベンツをモデル化するといい仕事をしますが、このC220も手堅い作りで良く出来ていて、室内もリアルに再現しています。ミニチャンプスはC36 AMGやDTM仕様などW202系を20種類ほどモデル化しています。これ以外のW202のミニカーはトミカの当時物、スパークのAMG セダン/ワゴンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1159
オペル コルサ B ドイツ 1993年
1993年にオペル コルサは2代目コルサ Bにモデルチェンジしました。先代とは打って変わって曲面を多用した愛嬌のあるデザインに変わりました。(デザインは日本人デザイナーの児玉英雄氏) ボディ形式は3/5ドアハッチバックだけで、先代のようなセダンはありませんでした。当初のエンジンは4気筒1.2L(45HP)/1.4Lと4気筒1.5L(68HP)ターボディーゼルで、高性能版GSi(最高速192km/h)にはDOHC 4気筒1.6L(109HP)エンジンが搭載されました。
1997年にエンジンが新開発の3気筒12バルブ1L(45HP)とそれの4気筒版16バルブ1.2L(65HP)と4気筒1.7L(60HP)ディーゼルに切り替わりました。1997年のマイナーチェンジでフロント/リア/サイドモールディングの意匠が変わりました。GMグループのヴォクスホールではコルサ、日本ではトヨタでコルサという名前が既に使われていたのでヴィータ(VITA)として発売されました。2000年にコルサ Cにモデルチェンジしました。(実車画像→ オペル コルサ C 2000)
ミニカーは1994年に発売されたガマ製の当時物です。ガマが自社ブランドをシュコーブランドに変えつつあった時期に作られたミニカーで、シュコー流のシャープな造形になっていました。実車の愛嬌のあるデザインがうまく再現されていて良く出来ていました。ドアが開閉するギミック付きです。ガマは5ドアもモデル化していました。当時このミニカーは実車販促用プロモーションモデルにも使われたと思われるので、ライセンスの関係で当時物ミニカーはガマ製しか無いようです。当時物以外でも一般量産ミニカーではヘルパの1/87ぐらいしかありませんが、ドイツのミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」でコルサ AとBをモデル化していました。(たぶんイクソ製です) このミニカー付雑誌のシリーズにはコルサ以外にも面白い車種がありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1198
フォード モンデオ MK I ドイツ 1993年
1993年にフォードシエラの後継車モンデオが登場しました。新設計されたシャーシは先代まで続けてきた後輪駆動から横置きエンジンの前輪駆動に変わりました。(4WD仕様も設定されました) ボディ全体はシエラのエアロルックを継承し、フロントの薄いヘッドライトが新しさを出していました。ボディ形式は4ドアセダン、5ドアハッチバック、5ドアワゴンとシエラと同じでした。エンジンはDOHC 4気筒1.6L/1.8L(90HP)/2L、6気筒2.5L(174HP)、4気筒1.8Lターボディーゼル(89HP)などがありました。
モンデオはエアバッグやABSなどの安全装備が標準装備され、電子制御自動変速機、トリップコンピューターなど先進の電子装備も充実していました。4輪独立サスペンションによる優れた操縦性などが評価され、1994年度のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。アメリカではモンデオをベースとした姉妹車フォード コントゥア(CONTOUR)/マーキュリー ミスティーク(MYSTIQUE)が発売されましたが、アメリカではサイズが中途半端であまり売れなかったようです。1997年にモンデオ MK IIにマイナーチェンジしました。(実車画像→ フォード コントゥア 1995)
ミニカーは1994年に発売されたガマ製です。モンデオ MK I 5ドアハッチバックをモデル化しています。ガマは1980年代にシュコーを買収してシュコーのミニカーをガマ ブランドで販売していたのですが、1990年代半ばにブランドが消滅したようです。したがってこのモンデオのミニカーはガマとしては最後の頃の物となります。シュコー的な作風でプロポーションが良く、実車の空力的デザインがうまく再現され、当時のミニカーとしては良く出来ていました。ドアとテールゲートが開閉するギミック付きで、無彩色ですが室内も良く再現されています。これ以外のモンデオ MK Iのミニカーはミニチャンプスが4ドア/5ドア/ワゴンとレース仕様も含めて20種類ほどをモデル化しています。それ以外ではリーツェやAWMの1/87があります。以下はフロントの拡大画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1292
ルノー トゥインゴ フランス 1993年
30年以上もの長期間生産された小型車ルノー 4の後継として開発されたのがトゥインゴで1993年に登場しました。3ドアハッチバックで極端にノーズが短く、ユーモラスな顔つきのフランスらしいセンスの良いデザインでした。1985年発表のホンダ トゥデイ初代を参考にしたといわれており、そういわれると似てますが、実車を見たことがありますが、全長/全幅が一回り大きいので室内が広く日本の軽自動車トゥデイとは全くの別物でした。(実車画像→ ホンダ トゥデイ 1985)
エンジンを横置き搭載する全前輪駆動車で、当初のエンジンは4気筒1.2Lで、1997年にOHC4気筒1.1Lに変わり、2001年にはDOHC 16バルブの高性能版も追加されました。電子制御クラッチによる自動MT変速機が設定され、さらにトルコン式3段自動変速も追加されました。1998年のマイナーチェンジでカラードバンパーを採用し灯火類が意匠変更され、これ以後を後期型としています。細かなマイナーチェンジを繰り返して2007年まで生産され、2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約260万台でした。(実車画像→ ルノー トゥインゴ 2007)
ミニカーは1993年に発売されたビテス製です。スライディングルーフが付いたトゥインゴをモデル化しています。ビテス最盛期のミニカーで、実車の雰囲気がよく再現されていました。左サイドミラーに一体化されたアンテナ、灯火類、カラフルな柄のシートを備えた内装、インパネなど細部の仕上げも凝っていてとても良い出来ばえでした。販促用プロモーションモデルとしても使われたようで、カラーバリエーションが多くありました。これ以外のトゥインゴの当時物ミニカーはソリド(別ブランドのべレムも含む)がありました。当時物以外ではノレブの1/43と1/18、ヘルパの1/87、ホンウェル(カララマ)の1/72と1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1144
ルノー サフラン ビターボ フランス 1993年
ルノーの最上級車ルノー 25の後継車サフランが1992年に登場しました。5ドアハッチバックの高級車というスタンスは変わっていませんが、デザインはかなり3ボックスセダン的になっていました。ルノー 25では縦置きだったエンジンが一般的な横置きとなりました。当初のエンジンは4気筒2L/2.2L、V型6気筒3L(170HP)、4気筒2.1Lターボディーゼルを搭載していました。
1993年にはV型6気筒エンジンをツインターボで280HPに強化し4WD化したビターボが追加されました。本革シートでエアサスペンションを装備した豪華仕様のバカラ(後にイニシアルに改称)も設定され、大統領公用車にも採用されました。1996年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更された後期型となり、ボルボ製の5気筒2.5L(170HP)エンジンや4気筒エンジンの16バルブ化などが行われ、ビターボは廃止されました。1998年まで生産され、2001年に登場したベルサティスが後継車となりました。
ミニカーは1994年に発売されたビテス製の当時物です。高性能版のサフラン ビターボをモデル化しています。この当時はビテスの最盛期で新製品が次々と発売され、そのバリエーション展開も多かったです。このサフランは全体的なプロポーションが良く、細部の仕上げレベルも高くかなり良い出来ばえでした。ビテスはこれ以外にもバカラや後期型のイニシアルなど10数種類ほどのバリエーション展開をしていました。実車販促用プロモーションモデルにも使われたようで、内装の仕上げまで変えてあるなどずいぶん凝ったバリエーション展開をしていました。ただこのようなバリエーション展開を少しやり過ぎたことが2000年頃のビテスの経営破綻につながったように思います。(バリエーション展開しても、それがすべて販売数上乗せになるわけではないですから) ビテス以外のサフランのミニカーはユニバーサルホビーとノレブがあります。なおユニバーサルホビーはビテスの型を流用しているようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1145
ページ « 前へ 1...287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 ...371 次へ »
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.