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ホンダ ヴェゼル ハイブリッド 日本 2015年
ホンダ フィット 3代目をベースにした小型SUV ヴェゼルが2013年に登場しました。(ヴェゼルは2006年まで販売されていたSUV HR-Vの2代目でもありました) SUVながらスポーティなクーペ風のルーフを備えた流行のデザインでした。エンジンは4気筒1.5L(132HP)で、ハイブリッド仕様がありました。ハイブリッド システムはモーター 22kW(30HP)だけの走行が可能な「SPORT HYBRID i-DCD」を採用、ホンダらしくエンジン主体でモーターは加速時にアシストする味付けでした。変速機はエンジン仕様がCVTで、ハイブリッド仕様は7段自動変速(DCT) 後輪駆動力を電子制御する4WDの設定があり、ハイブリッドの4WDはホンダ初でした。
ヴェゼルはホンダの世界戦略車で、アメリカやブラジルなどでも製造されました。北米、南米ではHR-Vの名前で、中国ではヴェゼルの名前で販売されていました。なおハイブリッド仕様は国内だけのようで、海外では1.8Lエンジンや6段変速の仕様も設定されていました。2018年のマイナーチェンジでフロントグリル/ヘッドライトの意匠が変更されました。2021年にヴェゼル 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ ヴェゼル eHEV 2021)
ミニカーは2016年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションで、メーカーはイクソです。リアパネルにHYBRIDのエンブレムが付いてますので、ハイブリッド仕様をモデル化しています。イクソは型番MOC204でホンダ HR-V(ヴェゼルの輸出仕様 左ハンドル)をモデル化していましたので、それを流用した右ハンドル仕様です。プロポーションが良くフロントグリルや灯火類などの細部もそこそこ再現されていて、良く出来ていました。ただ安価な雑誌付属のミニカーですのでコストダウンで内装の彩色は省かれていました。ヴェゼルは2015年のSUV国内販売台数トップで人気があったのでモデル化されたようですが、国産名車コレクションはこの類の大衆車を安価でモデル化していたのでありがたい存在でした。これ以外のヴェゼル 初代のミニカーはホンダ特注品の1/18(PAUDI MODEL製)、ハイストーリー(レジン製)、エラカーの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ S660 日本 2015年
1996年に生産中止となった軽のオープンカー ホンダ ビートの復活を思わせるホンダ S660が2015年に登場しました。ビートと同じエンジンを横置ミドシップ配置することもあって、全体のデザインはビートを思わせるものでしたが、リアの造形などは今風の派手なものになっていました。ビートのような幌を持つフルオープンではなく、シート背後にロールバーがあるタルガトップで、ルーフが外せるようになっていました。
エンジンはN-BOX用のターボエンジンを改良したDOHC 3気筒660ccで、最高出力はビートと同じ64HPでした。専用設計の高剛性ボディ、ミドシップエンジンによる良好な前後重量配分、4輪ストラット サスペンション、軽初の6速MT変速機(又はパドルシフト付CVT)と本格的なスポーツカーの要素を備えていましたが、実際にはそれほど高性能にはできなかったようです。これは1998年から継続している軽自動車の最高出力制限(64HP)など各種制限があるからで、その制限を外した1Lクラスのもう少し実用性のあるスポーツカーに発展することを期待していました。しかし残念ながら2022年に生産中止となりました。(生産台数は約3.9万台でした)
ミニカーはエブロ製で、2016年に発売されました。エブロらしいリアルな造形で、リアの個性的な造形がうまく再現されているなど良く出来ていました。実車同様にルーフが脱着できますが、実車の室内がほとんど黒一色なのでミニカーの室内もほぼ黒一色です。(実車の上級グレードには赤/黒の内装もあり、エブロのミニカーもモーターショーのコンセプトカーをモデル化した物はシートが彩色されていますが) ルーフを外すと室内がよく見えるのですが、インパネのメーターの印刷表示がないのがエブロのミニカーとしては物足りない気がします。これ以外のS660のミニカーはトミカの1/56、京商の1/18、ホビージャパンの1/18(レジン製)、MARK43の1/43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ アルト 日本 2015年
2014年にスズキ アルト 8代目が登場しました。 先代は女性向けを意識したデザインでしたが、8代目は目力がある角形のヘッドライトを採用して見た目の雰囲気が一新されました。プラットフォームは新設計されて軽量化され、ホイールベースが延長されて室内が広くなりました。乗用車と商用車(バン 4ナンバー)があり、全モデルで4輪駆動仕様が選択できました。またマツダにOEMされて、キャロルとして販売されました。 安全装備としてアルトでは初のレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、急ブレーキを踏んだ際に後続車に注意を促すエマージェンシーストップシグナルが導入されました。商用車のレーダーブレーキサポート装着車は商用車としては初のASV(先進安全自動車)となりました。
2015年にターボエンジンを搭載しサスペンションやタイヤをグレードアップした高性能版のターボ RSを追加し、さらに手動の5段変速機が選択できるさらにスポーティなワークスが約15年振りに復活しました。2018年にターボ RSは廃止されワークスに統一されました。 2021年にアルト 9代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スズキ アルト 2022) 9代目には商用車が設定されなかったので、アルト初代から続いていた軽ボンネットバンは8代目限りとなりました。なお2022年に軽トールワゴンのスペーシアに商用車 スペーシア ベースが発売されました。
ミニカーは2015年に発売されたトミカの当時物です。このミニカーは保有していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。特徴的なヘッドライト周りの雰囲気がうまく再現されていて、良く出来ているようです。ハッチバックが開閉するギミック付きです。これ以外のアルト 8代目のミニカーはMARK43(レジン製)の ターボ RS とワークスがあります。
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メルセデス マイバッハ S600 (X222) ドイツ 2016年
戦前の高級車メーカー マイバッハ社は、戦後は自動車用エンジンの製造を行い1966年にダイムラー ベンツ社の傘下となりました。ダイムラー ベンツは1997年にメルセデス ベンツ マイバッハという名前のコンセプトカーを発表しマイバッハ ブランドを復活させ、2002年にマイバッハ 57/62が発売されました。マイバッハ 57/62は約3000台が販売されたそうですが、この台数では商売にならなかったようで、マイバッハブランドは2012年に廃止されました。
2014年にメルセデスのサブ ブランドとしてメルセデス マイバッハが設定され、マイバッハ 57/62の実質的な後継車としてメルセデス マイバッハ S500/600が登場しました。この車はメルセデス ベンツ Sクラス(W222)のロングホイールベース版の後席部分を200m延長したリムジンで、前後の意匠も変えていないので実質的にはSクラスのストレッチリムジンでした。(マイバッハのエンブレムがCピラーに表示されていただけでした) エンジンはS500がDOHC V型8気筒4.7Lターボ(455HP)、S600がDOHC V型12気筒6Lターボ(530HP)でSクラスと同じです。
2015年にはホイールベースをさらに1053mm伸ばして車高を高くし、対面4座式後席を備えたメルセデス マイバッハ プルマンが発表されました。2016年にはメルセデス AMG S65 カブリオレをベースにした、4座オープンのメルセデス マイバッハ S650 カブリオレが限定生産されました。(実車画像→ メルセデス マイバッハ S650 カブリオレ) 2017年にメルセデス ベンツ Gクラスをベースにしてマイバッハ 初のSUV マイバッハ G 650 ランドレーが登場しました。(実車画像→ メルセデス マイバッハ G 650 ランドレー)
ミニカーは2017年に発売されたオールモーストリアル製です。オールモーストリアルはミニチャンプスのミニカーを製作していたと思われる中国の会社が興したブランドで、ミニチャンプスのサブブランド的なスタンスでダイキャスト製ミニカーを製作しているようです。元々ミニチャンプスのミニカーを製作していたこともあって、細部をリアルに仕上げるなどミニチャンプスと同じような作風で、このマイバッハ S600も1/43ダイキャスト製ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ダイキャスト製なのでしっかりとした重量感があり、フロントグリル/ヘッドライト、ガラスルーフと室内の造形などの細部も良く出来ていました。オールモーストリアルは1/18でもマイバッハをモデル化しています。これ以外のマイバッハ S600系のミニカーはオートアートの1/18、ノレブの1/18、トゥルースケールの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ポルシェ 911R (991) ドイツ 2016年
ポルシェ 911の7代目 991型が2011年に登場しました。レース車両としての基本性能を向上させる為に、ホイールベース/全長とトレッドが拡大され、ボディが大型化されました。ボディは大型化しましたが、アルミ合金の採用拡大で先代より軽量化されていました。エンジン、シャーシ、サスペンションなどの基本構造は先代同様ボクスター(981型)と共用していましたが、評判が悪かったライトなどの外装部品の共用化は止めていました。ベーシック版のカレラには先代より排気量が小さく高回転型の設定となった直噴式水平対向6気筒3.45L(350HP)エンジンが搭載され、高性能版のカレラSには3.8L(380HP)エンジンが搭載されました。
変速機は7段マニュアルと7段半自動(PDK:デュアルクラッチ式)が設定されました。室内はホイールベースの拡大で、後席背面の荷物収納スペースが拡大され、サンルーフはアウタースライド式となりました。可動性リヤウイングは立上げ高さが増して拡大されました。当初に設定されたオープン仕様のコンバーチブルに加えて、2014年にはタルガ4/4Sが追加されました。
2012年に4WDのカレラ4/4Sが設定されました。2013年に3.8L(475HP)エンジンを搭載したGT3、ツインターボで3.8L(520/560HP)にパワーアップした高性能版のターボ/ターボSが設定されました。2015年に4L(500HP)エンジンを搭載したGT3 RSが追加されました。2016年にGT3 RSをベースにして、スポイラーを外すなど軽量化した911Rが設定されました。2015年のマイナーチェンジで、991 II型となりました。
ミニカーは2017年に発売されたミニチャンプス製です。高性能版の911R (991)をモデル化しています。ミニチャンプスのポルシェですから、全体的な雰囲気や細部の再現も申し分ない出来ばえで、ボディが大型化していることがミニカーでもわかります。ただこのポルシェに限りませんが、ミニチャンプスのミニカーの室内の仕上げは2008年頃を頂点にしてその後徐々に簡素化されたので、これもかつてほど凝った造りではありません。(中国メーカーの人件費高騰で同じ製作費での仕上げレベルが低下したのでしょう) ミニチャンプスはカブリオレ、ターボ、タルガ、GT3、GT3 RSやレース仕様など約100種類をモデル化しています。ミニチャンプス以外では、トミカ、京商、シュコー、ヘルパ、レジン製ではスパークなどたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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