ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA CR-X 1.6i 1989 JAPAN

HONDA CR-X 1.6i
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CR-X 1.6i


MINICHAMPS 430161522 1/43 88mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.76m 全幅約1.68m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 130HP 5段変速
性能: 最高速205km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ CR-Xのミニカー検索

ホンダ CR-X 1.6i 日本 1989年

 

 1987年にCR-X 2代目が登場しました。初代はバラード CR-Xでしたがサブネームのバラードは外れました。デザインは先代を踏襲してさらに低く幅広くなり洗練されました。リアエンドパネル上部に後方視界を確保する窓が追加されたことが特徴でした。先代同様のアウタースライド式サンルーフに加えてガラス製ルーフのグラストップが設定されました。エンジンは16バルブ4気筒1.5L(105HP)とDOHC 4気筒1.6L(130HP)の2種類で、5段MT/4段ATで最高速180km/hと高性能でした。サスペンションは全輪ダブルウィッシュボーン式となり操縦性が向上しました。

 

 1989年のマイナーチェンジで、ボンネット形状やヘッドライト形状などの変更が行われ、全長が3.8mとなりました。同年に可変バルブタイミング/リフト機構VTECを採用したDOHC 4気筒1.6L(160HP)エンジンを搭載し、前輪ブレーキを強化した高性能のSiRが登場しました。このエンジンは排気量1Lあたり100HPと当時の市販車としては驚異的な性能でした。アメリカ向け輸出仕様(CIVIC CRX)には先代と同様の超低燃費仕様CRX HF(4気筒1.5Lエンジン シティモードで20.3km/L)がありました。1992年にCR-X 3代目 デルソルにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1996年頃に発売されたミニチャンプス製です。輸出仕様の高性能版1.6i(国内版のSiR相当)をモデル化しています。全体的により平べったくデフォルメされているようで、実車のイメージと少し外れている気がします。(特に正面から見たヘッドライト周りの形状がそうです ミニチャンプスはたまにこのようにデフォルメをやり過ぎることがあります) なお室内やリアエンドなどの細部はミニチャンプスらしくリアルに出来ています。CR-X 2代目も当時物ミニカーは無いようです。これ以外のミニカーはエブロ、JOHNNY LIGHTNINGの1/64、OTTO MOBILE(レジン製)の1/18、MARK43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CR-X COUPE 1
HONDA CR-X COUPE 2

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HONDA NSX (NA1) 1990 JAPAN

HONDA NSX (NA1)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1)


ROSSO 1501 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.81m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 274HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速271km/h (輸出仕様)   データーベースでホンダ NSX 2005年以前のミニカー検索

ホンダ NSX (NA1) 日本 1990年

 

 ホンダが技術の粋を集めた日本初のスーパーカー NSXが1989年に登場しました。フェラーリ 328を上回る走行性能を目指して開発がすすめられ、当時参戦していたF1のドライバー(A.セナなど)が走行テストに参加したそうです。スーパーカーの定番であるエンジンを横置きミドシップ配置したデザインですが、NSXはリアのオーバーハングが長くリアスポイラーの付いた伸びやかなスタイルは個性的でした。この長いテールは高速走行の安定性とトランクの実用性向上をもたらしていました。ボディはオールアルミ製のモノコック、エンジンはDOHC VTEC(可変バルブタイミング) V型6気筒3L(274HP)、Wウイッシュボーンの4輪独立サスペンション、4輪ABS/トラクションコントロールなど先進装備を備えていました。

 

 1992年に装備の簡略化で軽量化しスポーツ性を高めたタイプRが追加されました。1995年のマイナーチェンジでタルガトップ仕様のタイプTが追加されました。1997年のマイナーチェンジでII型となり、6段AT追加、MT仕様の3.2Lエンジン追加、タイプS(タイプR後継はタイプS-ZERO)の追加がありました。2001年のマイナーチェンジでIII型となり、ヘッドライトが固定式に変更され、2002年にタイプR(NSX-R)が復活しました。NSX 初代は2005年に生産中止となりました。発売当初はバブル景気でしたので、800万円という値段でも予約が殺到しました。(私も一度買う気になりましたが、身分不相応と思いやめました) 海外でも評判が高く約18000台が生産されました。2016年にNSX 2代目が登場しました。

 

 

 ミニカーは静岡の模型メーカー ロッソ株式会社(1992年に倒産)製で1991年に発売されました。プラスチック製で塗装がされていないプラモデルの完成品で、正確なプロポーションでスケールモデル的な良い出来ばえでした。ドア開閉などのギミックはありませんが、エンジンやサスペンションなどのメカ部分が実にリアルに再現されてます。室内もリアルに造形されていますが、現在の感覚では彩色されていない点がやや惜しいところです。 これ以外のNSX 初代のミニカーはダイヤペットの当時物 1/40、トミカの当時物 1/59、京商の当時物 1/18、オートアートの1/18、エブロの1/43と1/24、ホビージャパンの1/64、タルガ タッカーの1/64、国産名車コレクション、アイドロン(レジン製)、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18などたくさんあります。特にエブロはI型からIII型までレース仕様も含めて90種類ほどモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA NSX 1
HONDA NSX 2

 以下は俯瞰/室内の画像と底板のメカ部分/底板とボディを分離した画像です。シート背後のエンジンルーム上にはトノーカバーが付いていますが、このトノーカバーは実車同様に取り外すことができます。トノーカバーを外すとリアルに再現された横置きV型6気筒エンジンが見えます。このトノーカバーを取り外すには、底板とボディを分離して行います。エンジン/サスペンション/室内などが造形された底板はボディに嵌め込む構造で、以下の画像のように分離できます。底板の前後には金属製の重り(灰色のブロック)が付いていますが、これはプラスチック製ミニカーの欠点である軽くて安っぽい感じがするのを是正するものです。この重りがあるので、このミニカーは適度な重量感があり安っぽい感じがしません。ミニカーはある程度の重量感があった方が良いので、プラスチック製ミニカーには底板だけ金属製にするなどの工夫がされているものが多いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 3
HONDA NSX 4

 以下は1991年に発売されたダイヤペット製の当時物 ホンダ NSX (1/40 型番SV26)の画像です。ダイヤペットの標準縮尺の1/40で作られているので、全長110㎜と少し大きいサイズです。ダイヤペットの協力工場の11番工場製で、少し丸みのついたデフォルメがされていますのでやや太めのNSXになっています。ただNSXのイメージから大きく外れているわけではないので、当時の子供向けミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。フロントパネルとドアが開閉するギミック付きです。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 9
HONDA NSX 10

 以下は2002年に発売されたエブロ製のホンダ NSX III型 NSX-R(タイプ R) (1/43 型番43328)の画像です。III型をモデル化しているので、ヘッドライトが固定式になっています。また高性能版のタイプ Rですので、フロントにエアアウトレットが付き、フロントエアダムやリアスポイラーが変更されています。また室内もインパネのメーター類や赤いレカロ製シートが再現されているなどとてもレベルの高い出来ばえになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX-R 1
HONDA NSX-R 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアウィンドー下に見えるエンジン部分の拡大画像です。シート背後のトノーカバーが外されて金属メッシュのカバーが付き、その下のエンジンがリアルに再現されています。このエンジンルームの造形は1/43サイズとしてはかなりよく出来ていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX-R 3
HONDA NSX-R 4

 以下は2011年に発売された国産名車コレクション製のホンダ NSX (1/43 No.142)の画像です。メーカーはイクソで、イクソがOEMで製作していた京商 JコレクションのNSX(型番K03321)を流用しているようです。これも安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。トノーカバーが外された状態でリアウィンドー下にエンジンが見えます。色違いの同じ物がFIRST43ブランドでも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 7
HONDA NSX 8

 以下は2021年に発売された国産名車プレミアムコレクション製のホンダ NSX (NA1) (1/43 No.2) の画像です。同じ雑誌付きミニカーながら、上記の国産名車コレクションよりレベルの高い出来ばえとなっています。このプレミアムコレクションの創刊号の日産 スカイライン GT-R(KPGC110)の紹介記事でも同じようなことを書きましたが、NSX 初代のミニカーは既に出来の良い物があり、これはそれを参考にしてモデル化されていると考えられます。したがってプロポーションなどの基本的なところの出来ばえが良いのはさほど驚くほどのことではありません。このNSXは特別価格で2499円となっていますので、値段を考えるとかなりお買い得だと思います。ただしこのシリーズの3号以降は3999円となるので、同じような出来ばえであれば価格相応だといえます。メーカーは中国のSUMS MODELで、SUMS MODELはALLMOSTREALというブランド名で以前からレベルの高いダイキャスト製ミニカーを製作していて、ミニチャンプスから発売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1) 11
HONDA NSX (NA1) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。このミニカーの出来ばえは個人的には約20年前に作られたエブロ製のNSX(当時の定価3570円)と同じような出来ばえだと思いますので、1/43ミニカーの出来ばえは当時からほとんど変わっていません。(当時のエブロ製やミニチャンプス製などのマニア向け1/43ミニカーは本当によく出来ていました) 最近の1/43ミニカー(特にレジン製)の値段が高騰していることを思うと、そこにこのプレミアムコレクション シリーズの存在価値があるように思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1) 11
HONDA NSX (NA1) 12

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HONDA PRELUDE 1991 JAPAN

HONDA PRELUDE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE


DIAPET SV34 1/40 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.44m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.2L 200HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速201km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ プレリュードのミニカー検索

ホンダ プレリュード 日本 1991年

 

 1991年にホンダ プレリュード 4代目が登場しました。大ヒットした先代のノッチバックスタイルから細長いヘッドライトを持つダイナミックなファーストバックのクーペスタイルに変わりました。ボディは車幅が70㎜広くなりましたが全長は短くなり、エンジン排気量が2Lを超えて3ナンバー車となり、性格的にはスペシャリティカーからスポーティカーに変わりました。可変バルブタイミングリフト機構(VTEC)付DOHC4気筒2.2L(200HP)/VTECなしDOHC4気筒2.2L(160HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車でした。サスペンションは全輪ダブルウィッシュボーン式の独立懸架で、変速機は5段変速/4段自動変速でした。更に先代で世界初採用された4WS(4輪操舵)は電子制御式に進歩しました。

 

 1993年のマイナーチェンジで、ヘッドライト回りの意匠が変更され、運転席/助手席エアバッグやABSなど安全装備がオプション設定されました。本格的なスポーツカーになったのですが、日本ではバブル崩壊によりスポーツカーの需要が衰退したことなどから、先代のようには売れませんでした。1996年にプレリュード 5代目にモデルチェンジしました。その5代目も2001年に生産中止となり、プレリュードはインテグラに統合されて名前が消えました。(実車画像→ ホンダ プレリュード 1996)

 

 

 ミニカーは1992年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の11番工場製でやや車高が高いのが今一つですが、プロポーションが良く特徴的なヘッドライト/リアライトなど細部もリアルで、当時のダイヤペット製ミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネットとドアが開閉するギミック付きです。当時物のミニカーはこのダイヤペットしかありません。当時物以外ではミニチャンプスの輸出仕様、MARK43(レジン製)、ネオ(レジン製)の輸出仕様などがあります。なおプレリュード 5代目のミニカーは、実車の人気がなかったことを反映してか? 2022年現在でもTOPMARQUES(レジン製)とホットホイールの輸出仕様ぐらいしかありません。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA PRELUDE 1
HONDA PRELUDE 2

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HONDA BEAT 1991 JAPAN

HONDA BEAT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA BEAT


EBBRO 43648 1/43 78mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.4m エンジン 変速機: 3気筒 656cc 64HP 5段変速
性能: 最高速165km/h? (リミッター解除)  データーベースでホンダ ビートのミニカー検索

ホンダ ビート 日本 1991年

 

 エンジンをミッドシップ配置した軽自動車のフルオープン スポーツカー ホンダ ビートが1991年に登場しました。小さいながらセンスの良いボディデザインはピニンファリーナの元デザイナーが関与していたといわれています。エンジンはトゥデイ用をチューンした3気筒656ccでターボ過給なしで自主規制上限の64HP(高回転域)を達成していました。サスペンションは4輪独立懸架、4輪ディスクブレーキ、前後輪で異なるサイズのタイヤ採用など足回りも拘っていました。長めに設定されたホイールベースや実用回転域でのアンダーパワーで、比較的安定した操縦性だったようです。

 

 当時の軽スポーツカーにはマツダ AZ-1スズキ カプチーノがありました。いずれも2シーターで居住性はミニマム、性能に多少の違いはありましたが似たようなものでした。それらの価格は約140万円と軽としては高価でしたので、約170万円で買えた普通車のオープンカー マツダ ロードスターに客を取られ、軽スポーツカーはあまり売れませんでした。ビートは1996年まで生産され総生産台数は約34000台で、一番実用的(まとも?)だったのか、軽スポーツカーでは最も多く売れていました。マツダ AZ-1の総生産台数は約4000台、スズキ カプチーノは約26000台でした。

 

 

 ミニカーはエブロ製で、2005年に発売されました。エブロらしいリアルな造形で全体的な雰囲気がうまく再現されていて、とても良く出来ています。実車同様に前後ホイールのサイズが変えてあるなど細部にもこだわっています。幌は取り外し可能で、室内もそこそこ良く再現されてます。当時物ミニカーとしてはダイヤペットとトミカがありました。当時物以外では、京商のJ-コレクション、国産名車コレクション、インターアライド(HOTWORKS)、MAKEUP(ホワイトメタル製)、MARK43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と幌を開いた室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA BEAT 1
HONDA BEAT 2

 以下は前後ホイールのサイズの大きさを比較した画像です。後輪のサイズが少し大きくなっています。
HONDA BEAT 3

 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のホンダ ビート (1/43 No.56)の画像です。国産名車コレクションの初期物なのでメーカーはノレブです。ノレブらしいそつのない造形で、安価な雑誌付きミニカー故に室内の仕上げはやや簡素ながら、上記エブロ製と同等レベルの良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA BEAT 5
HONDA BEAT 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA BEAT 7
HONDA BEAT 8

 以下は1992年に発売されたダイヤペット製の当時物 ホンダ ビート (1/40 型番SV33)の画像です。当時のダイヤペットの協力工場の中ではスケールモデル的な造形をする144番協力工場が製作していました。その為プロポーションが良く、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ドアとリアパネルが開閉するギミック付きで、リアパネル下にはエンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA BEAT 9
HONDA BEAT 10

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジンルームの画像です。簡単な造形ですが、エンジンが横置き搭載されていることが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA BEAT 11
HONDA BEAT 11

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HONDA CR-X DELSOL SiR 1992 JAPAN

HONDA CR-X DELSOL SiR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CR-X DELSOL SiR


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 159 1/43 94mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 170HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速210km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ CR-Xのミニカー検索

ホンダ CR-X デルソル SiR 日本 1992年

 

 1992年にホンダ CR-X 3代目のCR-X デルソルが登場しました。先代は4人乗りのハッチバック クーペでしたが、3代目は「トランストップ」と称するトランク内にルーフを電動で格納する機能を持つ2人乗りのオープンカーとなりました。(電動格納ではない手動仕様もありました) サブネームのデルソル(Del Sol)とはスペイン語で太陽の意味で、太陽の光を浴びるオープンカー機能を意味しているようです。SOHC 4気筒1.5L(130HP)/DOHC 4気筒1.6L(170HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、1.6Lエンジン搭載のSiRは5段変速で最高速210km/h(輸出仕様)の性能でした。(実車動画→ CR-X 電動格納式ルーフの動作)

 

 1995年のマイナーチェンジで、フロントの小さな丸い補助灯が廃止され、SOHC 1.5Lエンジンが1.6Lに拡大されました。先代はバブル景気である程度売れましたが、バブルがはじけた1990年代後半にはこの類の2人乗りオープンカーの市場は小さくなりました。同じようなジャンルにはマツダ ロードスターという手ごわいライバルがいたこともあり、CR-X デルソルの国内販売は芳しくなく、1997年に生産中止となりCR-Xの名前も消えました。(北米仕様のCR-Xも自社のシビック クーペと競合したようです)

 

 

 ミニカーは2012年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。プロポーションが良く実車のイメージがうまく再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。室内も無彩色ながらそこそこ良く再現されています。同じ型の色違いがFIRST43ブランドでも販売されていて、イクソの別ブランドのトリプル9では室内の仕上げレベルを少し向上させた物が販売されました。イクソ以外のCR-X デルソルのミニカーはミニチャンプスの輸出仕様、ネオ(レジン製)の輸出仕様、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CR-X DELSOL 1
HONDA CR-X DELSOL 2

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