ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA PRELUDE 1987 JAPAN

HONDA PRELUDE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 86 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.46m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 160HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速212km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ プレリュードのミニカー検索

ホンダ プレリュード 日本 1987年

 

 1987年にホンダ プレリュード 3代目が登場しました。大ヒットした先代のノッチバッククーペ スタイルを踏襲しつつ、さらに洗練されたデザインとなりました。先代は前輪だけダブルウィッシュボーン式サスペンションでしたが、3代目では全輪ダブルウィッシュボーン式となりました。特筆すべきは世界初の機械式4WS(4輪操舵)システムが採用されたことでした。後輪の舵角は前輪舵角が小さいときには前輪と同じ方向に操舵し前輪舵角が大きくなると逆方向に操舵するもので、興味深いシステムでした。PGM-FI(電子制御式燃料噴射)DOHC 4気筒2L(160HP)とSOHC 4気筒2L(110HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、4段AT/5段MTで最高速180km/h以上と高性能でした。

 

 1989年のマイナーチェンジで、リトラクタブルヘッドライトを固定式の角形異形ヘッドライトに変更したプレリュード インクス(INX)が追加されました。これは北米市場の一部でヘッドライト常時点灯が義務化されたことに対応した仕様変更を国内展開したものでした。(実車画像→ プレリュード インクス) プレリュード 3代目は同じようなコンセプトでより女性向けに洗練された? 日産 シルビア(S13)が登場するまでは、先代ほどではありませんが、「デートカー」として人気がありました。1991年にプレリュード 4代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたアシェットの国産名車コレクション製です。メーカはノレブで、ノレブらしいうまい造形で実車の雰囲気が良く再現されています。灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで、安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。これ以外のプレリュード 3代目の当時物ミニカーはダイヤペットとトミカがありました。当時物以外ではMARK43(レジン製)の前期型/後期型、ホビージャパンの1/18(レジン製)と1/64(ダイキャスト製)、ネオ(レジン製)の輸出仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA PRELUDE 1
HONDA PRELUDE 2

 以下は1988年に発売されたダイヤペット製のホンダ プレリュード 2.0Si 4WD 1987 (1/40 型番G55)の画像です。ボディ下半分が大き目で車高が高くなっているので、低い車高の実車のイメージから外れていて出来ばえは今一つです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。同じ型でホイールを変更した改良版?が型番SV20でも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE 3
HONDA PRELUDE 4

 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE 5
HONDA PRELUDE 6

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HONDA CIVIC SIR (EF) 1987 JAPAN

HONDA CIVIC SIR (EF)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC SIR (EF)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) JCC103 1/43 93㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.97m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 105HP 5段変速/4段自動変速 4WD仕様有り
性能: 最高速177km/h  データーベースでシビック 1999年以前のミニカー検索

ホンダ シビック SIR EF型 日本 1987年

 

 ホンダ シビック 4代目(EF型)通称「グランドシビック」が1987年に登場しました。サイズが大きくなり、先代の短めのノーズが長くなり低いノーズと滑らかなボディで空力的に洗練されました。ボディは先代と同じ3/4ドアと5ドア(シャトル)があり、4輪ダブルウイッシュボーン サスペンションを採用することで低いノーズを達成していました。エンジンは4気筒1.3L/1.5LとSOHC 4気筒1.6L/高性能版Si用のDOHC 4気筒1.6L(130HP)などがあり、電子制御式4段自動変速が新設され、ビスカスカップリングを使ったスタンバイ式4WD仕様もありました。

 

 1989年のマイナーチェンジで、前後の意匠が変更されました。3ドアにはインテグラ用のDOHC 4気筒1.6L(160HP)エンジンを搭載するSiRがが設定されました。1988年に4ドアセダンをベースにした上級車としてコンチェルトが登場しました。(実車画像→ ホンダ コンチェルト 1988) コンチェルトは当時提携関係にあったイギリスのオースチン ローバー グループと共同開発したもので、1989年にローバー 200/400シリーズとして発売されました。(実車画像→ ローバー 214 1989) 1991年にシビック 5代目にモデルチェンジしました。5ドアのシャトル系は継続生産され1996年にオルティアに変わりました。(実車画像→ ホンダ オルティア 1996)

 

 

 ミニカーは2009年に発売された国産名車コレクション製です。メーカはイクソで高性能版のSIRをモデル化しています。フロント周りの雰囲気が微妙に違うような感じがしますが、全体的にはまずまずの良い出来ばえです。安価ながらインパネのメーターが印刷されているなど室内もそこそこ再現されています。ただやや太いAピラーとそのAピラーから生えているドアミラーの位置に少し違和感を感じます。シビック 4代目の当時物ミニカーはありませんでした。当時物以外ではこの国産名車コレクションの型を流用した色違いのFIRST43、イクソの別ブランドであるトリプル 9の1/43と1/18、MARK43(レジン製)、スパーク(レジン製)のレース仕様、ミニチャンプスの輸出仕様、ホビージャパンの1/64などがあります。なお派生車であるコンチェルトとローバー 200/400シリーズのミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC SIR (EF) 1
HONDA CIVIC SIR (EF) 2

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DAIHATSU MIRA TURBO TR-XX (L70) 1987 JAPAN

DAIHATSU MIRA TURBO TR-XX (L70)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU MIRA TURBO TR-XX (L70)


DIAPET G3 1/35 90㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.2m 全幅約1.4m エンジン 変速機: 3気筒 547cc 58HP 5段変速/2段自動変速
性能: 最高速158km/h?  (リミッター解除)  データーベースでダイハツ ミラのミニカー検索

ダイハツ ミラ ターボ TR-XX (L70型) 日本 1987年

 

 ダイハツの軽自動車ミラ 2代目 L70型が1985年に登場しました。ミラは軽乗用車クオーレの商用車仕様ですが、物品税が免除されるミラのほうがクオーレより売れました。(法規上は後席に荷物を積載する商用車ですが、実質的には乗用車でしたから) 基本的なデザインは先代の台形ボディを踏襲していましたが、角形ヘッドライトがフロントグリルと一体化するなど全体的に洗練されました。当初は3ドアだけで後に5ドアが追加されました。エンジンは新開発された3気筒547㏄(32HP)を搭載し、4/5段変速と2/3段自動変速でパートタイム4WD仕様がありました。エアコン、パワーステアリング、パワーウインドウ、サンルーフなどの豪華装備も設定されました。

 

 1985年に3気筒547㏄(50HP)エンジンを搭載しハロゲンヘッドライト、バケットシート、エアロパーツを装備したスポーツ仕様のTR-XXが設定され注目をあびました。1987?にビスカスカップリング方式のフルタイム4WD仕様車が追加され、TR-XXのエンジンに電子制御燃料噴射装置(EFI)が採用され58HPにパワーアップしました。さらに1988年にライバルのアルト ワークスに対抗してTR-XXは64HPまでパワーアップし、TR-XXの最高速は150km/hを超えました。 1989年に物品税が廃止され消費税が導入されたので、クオーレとミラはミラに統一されました。1990年にミラ 4代目にモデルチェンジしました。 

 

 

 ミニカーは1988年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ミラ ターボ TR-XXをモデル化しています。ダイヤペットの標準縮尺の1/40では軽自動車は小さくなっていまうので、普通車と同じぐらいのサイズとなる縮尺1/35としています。(子供向けミニカーとしては、サイズが小さいのは見劣りするので) ダイヤペットの協力工場の12番工場(製造委託先)製で、エアロパーツを装備した実車の雰囲気がうまく再現されています。ボディサイドのTR-XXロゴや室内などの細部の仕上げもそこそこリアルでかなり良い出来ばえです。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。軽自動車のミニカーは少なくて、これ以外のミラ 2代目のミニカーはハイストーリー(レジン製)のTR-XXがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIHATSU MIRA TURBO TR-XX 1
DAIHATSU MIRA TURBO TR-XX 2

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NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12) 1988 JAPAN

NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12)


DIAPET G2 1/40 116㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L ツインターボ 175HP 5段変速/4段自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで日産 ブルーバード U12型のミニカー検索

日産 ブルーバード SSS アテーサ (U12型) 日本 1988年

 

 日産 ブルーバード 8代目(U12)が1987年に登場しました。ボディの基本スタイルは先代を継承しながら、より丸みのあるデザインになりました。4ドアセダンとセンターピラーレスの4ドアハードトップがあり、ワゴンとバンは先代が継続生産されました。エンジンは4気筒1.6L/1.8L(88HP)、DOHC 4気筒1.8L(135HP)がありました。高性能版のSSSにはDOHC 4気筒1.8L ツインターボ(175HP)エンジンが搭載され、アテーサ(ATTESA)にはブルーバード初のセンターデフ方式のフルタイム4WD仕様が設定されました。

 

 アテーサにはスーパー トー コントロール サスペンション(STC-Sus)と呼ぶ受動的な四輪操舵機構を備えるリヤサスペンションが採用されました。ラリー仕様車として4WD仕様のSSS アテーサに補助灯やロールバーなどのラリー用オプションを装備したSSS-Rが開発されニスモから販売されました。1989年のマイナーチェンジで4気筒1.8Lエンジンが新型の1.8L/2Lエンジンに変更され、テールライトなど内外装が変更されました。1991年に9代目(U13)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 ブルーバード 1991)

 

 

 ミニカーは1988年に発売されたダイヤペット製の当時物です。高性能版の4ドアハードトップ SSS アテーサをモデル化しています。ダイヤペットの協力工場の11番工場が製作したようですが、ずいぶん車高が高くなっているのでブルーバードのイメージから外れています。この車高が高いのを無視すると丸みの付いたボディ全体は多少は実車に似てますが、キャビン部分が小さめで形状もおかしいので、ダイヤペットのミニカーとしては駄作の部類だと思います。(オーバーフェンダーのようなフェンダーやセンターピラーが付いたキャビンもおかしい) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(エンジンルーム内のエンジンも良くわからない雑な造形です) これ以外のブルーバード(U12)のミニカーはトミカの当時物 1/60、トミカ リミッテドのアテーサとSSS-Rレース仕様、ハイストーリー(レジン製)のアテーサとSSS-Rとそのレース仕様、WIT'S(レジン製)のSSS-Rなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12) 1
NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12) 2

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NISSAN SILVIA COUPE (S13) 1988 JAPAN

NISSAN SILVIA COUPE (S13)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA COUPE (S13)


NISSAN CAR COLLECTION 20 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.47m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 ターボ 1.8L 175HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速225km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 シルビア/ガゼール (S13)のミニカー検索

日産 シルビア クーペ S13型 日本 1988年

 

 日産 シルビア 5代目(S13型)が1988年に登場しました。先代のややごついデザインから先進的な感じのする丸みのあるデザインとなりました。外観だけではなく4輪操舵、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、デジタルメーターなどの先進的な装備が設定されていました。またグレードはJ's、Q's、K'sの3タイプでトランプにちなんだ洒落たものでした。当初は2ドアクーペだけでしたが、1988年にオーテックジャパン製のコンバーチブルが追加されました。エンジンは先代から引き継いだDOHC 4気筒1.8L(135HP ターボ175HP)が搭載されました。1988年のグッド デザイン大賞を受賞し、同年のカー オブ ザ イヤーも受賞しています。

 

 1989年に姉妹車の180SXが登場し、この180SXはガゼール 2代目の実質的な後継車でした。1991年のマイナーチェンジで、内外装が小変更され、エンジンがDOHC 4気筒2L(140HP ターボ205HP)に変更されました。S13型はデザインが好評で若者を中心にして大ヒットしました。スポーツ走行に適した後輪駆動車だったので、1993年には全日本GT選手権のGT2クラスのクラスチャンピオンとなっています。北米には2.4Lエンジン搭載の240SX、欧州には2Lエンジン搭載の200SXとして輸出されました。1993年にシルビア 6代目(S14型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 シルビア 1993)

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、プロポーションが良く特徴的なフロントグリル/ライトの造形がリアルで実車の雰囲気がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので内装の仕上げは簡素ですが、それ以外はかなり良い出来ばえです。実車に即したカラーリングも綺麗です。当時物ミニカーではダイヤペットとトミカがありました。当時物以外ではトミカ リミッテド、京商、MARK43(レジン製)、hpi racing ミラージュ(レジン製)のレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 1
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 2

 以下は1989年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 シルビア K's (1/40 型番G10)の画像です。プロポーションが良く当時のダイヤペットとしてはかなりうまい造形となっています。ただ最大の特徴であるフロント/ヘッドライトの造形がしょぼいので、全体的にはいまひとつの出来ばえです。ドア/ボンネット/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 3
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 4

 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 5
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 6

 以下は2011年に発売されたアシェット 国産名車コレクションの日産 シルビア (1/43 No.135)の画像です。メーカーはノレブで上述した日産名車コレクションの色違いです。ただシルビア S13型は上記の薄緑メタリックのカラーリングのイメージが強いので、この濃赤紫のカラーリングは今一つです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 7
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 8

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