ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FERRARI 500F2 1953 ITALY

FERRARI 500F2
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 500F2


BRUMM R044 1/43 90㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.4m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 185HP 4段変速
性能: 最高速260km/h  データーベースでフェラーリ 500F2のミニカー検索

フェラーリ 500F2 イタリア 1953年

 

 1952年と1953年はGPレースのチャンピオンシップがフォーミュラ2(F2)規定で行われました。フェラーリにはV型12気筒2L/2.6Lエンジンを搭載するF2マシンとして166F2と212F2がありました。(実車画像→ フェラーリ 166F2) しかしこのF2マシンは能力不足だったようで、アウレリオ ランプレディが4気筒2L(185HP)エンジンを新開発し、このエンジンを搭載した500F2が登場しました。500F2はフェラーリとしては初の12気筒でないエンジンを搭載した車でした。

 

 フェラーリ 500F2はシンプルな構造のエンジンを使った軽量でバランスの良いマシンで、操縦性も優れていました。強力なライバルがいなかったこともあり、500F2は出場したほとんどのレースで勝利しました。1952年はチャンピオンシップ8戦でインディ以外の7戦すべてで優勝しました。1953年はチャンピオンシップ9戦で、インディとイタリア GP以外の7戦ですべて優勝しました。(イタリア GPではマセラティ A6GCM(F2)が勝利しました) ドライバーはほとんどがA.アスカリで2年連続でドライバーズチャンピオンになりました。

 

 

 ミニカーは1981年に発売されたブルム製です。1953年のイギリス GP 優勝車(#5 ドライバー A.アスカリ)をモデル化しています。プロポーションが良く、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ただし初期のブルムのミニカーは実車考証にアバウトなところがありました。例えば同じ1981年に発売された型番R035の500F2 1952年の#34はどのレース仕様なのか不明確でしたが、後に同じ型番R035のままで1952年のイギリス GPの#15に変更されました。(同じ型番のままで仕上げレベルが良くなっていましたが、似たような変更が他にもありました) ブルム以外の500F2のミニカーはディンキーのビンテージ当時物、カルツォ、CMCとCMRの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 500F2 1
FERRARI 500F2 2

 以下は1998年頃に発売されたブルム製のフェラーリ 500F2 #34 A.アスカリ ワールドチャンピオン モンザ (イタリア GP) 1952 (1/43 型番AS01)の画像です。これはブルムの「AUTOSTORY COLLECTION」というシリーズで、フィギュアやちょっとした小物を付けて簡単なジオラマ仕立てとしたものです。ドライバー(A.アスカリ)のフィギュア付で、ボディは汚し塗装がされ台座が道路になっています。当時のドライバーはこんな軽装でドライブしていたことが分かります。ミニカーの箱にはモンザ 1952と書かれているのですが、その年のモンザ(イタリア GP)の出場車の#34はフェラーリではないので、前述したように実車考証に問題があります。(1952年のイタリア GPではA.アスカリのドライブで#12が優勝しています) これはイタリア GPではなくモンザ サーキットでの別のレースだったのかもしれませんが。。。まあこんな細かいことを言わなければ、良く出来た面白いミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 500F2 3
FERRARI 500F2 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1725

HOLDEN FJ 1953 AUSTRALIA

HOLDEN FJ
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HOLDEN FJ


TRAX 8001 1/43 102㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.41m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 2.2L 60HP 3段変速
性能: 最高速130km/h  データーベースでホールデンのミニカー検索

ホールデン FJ オーストラリア 1953年

 

 ホールデン社はオーストラリア唯一の自動車メーカーで、J.A.ホールデンが1856年に馬具製造会社として設立し、1926年から自動車の製造を始めました。主にアメリカのGM シボレーのノックダウン生産を行い、1931年にGM傘下のGM ホールデン社となりました。GM傘下ながらオーストラリアの過酷な風土に合わせてアメリカ車より小柄で頑丈な独自の中型車を開発し、オーストラリアの自動車市場をほとんど独占してきました。

 

 1948年に登場したホールデン FXは、1949年型シボレーとして企画されながら小さすぎるとして却下された車をベースにしていました。6気筒2.2L(52HP)エンジンを搭載したこの車はシンプルな設計ゆえ頑丈で、手頃な価格と適度な性能(3段変速で最高速130km/h)で、オーストラリアで一番売れた車となりました。デザイン的には同時期のアメリカ車そのものでしたが、サイズ的には全長4.37mと一回りほど小さかったです。(実車画像→ ホールデン FX 1948)

 

 

 FXの後継車として1953年にFJが登場しました。FXがベースでデザイン的にはフロントグリルが少しだけ新しくなっていましたが、ほとんど同じでやや古くさい感じがします。エンジンも6気筒2.2L(60HP)とほぼ同じで、性能も同等でした。4ドアセダン、2ドアピックアップ、2ドアパネルバンのバリエーションがあり、商業的に大成功しました。1958年までに約17万台が生産されました。

 ミニカーはオーストラリアのTRAX(トラックス)というブランド製で1987年頃に購入しました。TRAXは1986年に設立されたオーストラリアの現存するブランドで、主にホールデンを1/43サイズでモデル化しています。輸入されていないので最近の物はわかりませんが、1980年代のミニカーとしては並みの出来ばえで、初期の物は香港製でした。このホールデン FJはプロポーションが良く、特別に凝ったところはありませんが、そこそこの良い出来ばえでした。ただし実車は道路事情を反映して最低地上高がかなり高かったとのことですので、このミニカーは車高が下がりすぎです。(経年変化で車軸を支えるスプリングがへたっているようです) これ以外のホールデンのミニカーはディンキー(英)が1963年式をモデル化していますが、1950-1970年代のホールデン車のミニカーはこのTRAXぐらいしかモデル化していませんので、車種的には貴重なミニカーでした。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HOLDEN FJ 1
HOLDEN FJ 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=834

FORD POPULAR 103E 1953 UK

FORD POPULAR 103E
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD POPULAR 103E


CORGI 01401 1/43 89㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.85m 全幅約1.43m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 30HP 3段変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでフォード ポピュラー/プリフェクト/アングリアのミニカー検索

フォード ポピュラー 103E型 イギリス 1953年

 

 戦前型のフォードの小型車アングリア E04A型は小改良されて戦後も生産されました。(実車画像→フォード アングリア E04A) 1949年にフロントグリルのデザインを少し変えましたが、1953年の戦後型登場まで生産されました。姉妹車プリフェクトも同様で、1949年にライトをフロントフェンダーに埋め込んで見た目を変えましたが、こちらも1953年まで生産されました。

 1953年にアングリア E04A型はフロント周りを変更して、名前をポピュラーに変更したポピュラー 103E型となり、フォードの最廉価モデルとして1959年まで生産が続けられました。モデルチェンジしました。4気筒1.2L(30HP)エンジンを搭載し、3段変速で最高速100km/hの性能でした。1959年にポピュラー 100E型にモデルチェンジしました。(実車画像→フォード ポピュラー 100E)

 

 ポピュラーの上級車としてアングリア 100E型とアングリアの4ドア版プリフェクト 100E型が1953年に登場しました。前述したコンサルのようなフラッシュサーフェス、モノコックボディ、前輪独立懸架を採用した進歩的な車でした。アングリアは4気筒1.2L(31HP)エンジンを搭載する2ドアセダン/3ドアバン/ワゴンで、プリフェクトは同じエンジンでほぼ同じサイズながら4ドアセダン/5ドアワゴンでした。アングリア/プリフェクト 100E型は1959年まで生産されました。(実車画像→ フォード アングリア 1955フォード プリフェクト 1953)

 

 

 ミニカーは1997年頃に発売されたコーギー製で、ポピュラー 103E型をモデル化しています。主に1950-1960年代のイギリス車をモデル化したコーギーのクラシックス シリーズの1台で、このシリーズはビンテージ物のコーギーのようなレトロな作風が特徴でした。このフォード ポピュラーも作風はレトロですが、プロポーションはしっかりしていて、縦長のフロントグリルなど実車のイメージが良く再現されていました。1990年代は欧米メーカーによる中国でのミニカー生産が本格化した時期で、これも底板にMADE IN CHINAと表示されています。最近の中国製ミニカーはどのブランドも作風がほとんど同じですが、これはまだコーギー風の味わいが残っていました。ポピュラー 103E型はオックスフォードとバンガーズがモデル化していますが、バンガーズはこのコーギー製と同じ物のようです。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD POPULAR 1
FORD POPULAR 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=839

MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 1954 GERMANY

MERCEDES-BENZ 300SL (W198)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 300SL (W198)


SCHUCO 2452 1/43 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 6気筒 3L 215HP 4段変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでベンツ 300SL (W194/198)のミニカー検索

メルセデス ベンツ 300SL (W198) ドイツ 1954年

 

 1954年に発表されたメルセデス ベンツ 300SLはスポーツカーレースを制するために開発された車で、1952年のルマンで優勝した300SL プロトタイプ(W194)を一般向けに市販したものでした。ベースは前述した300Sで、エンジンは6気筒3Lで気筒内へ直接燃料噴射を行うことによりキャブレター方式の約1.5倍の215HPを引きだし、最高速度250km/hを達成していました。最近この技術は電子制御を用いて乗用車エンジンにも採用されるようになりましたが、メルセデス ベンツは70年以上も前に機械式の燃料噴射装置でこれを達成していました。これは燃料噴射装置が必須のディーゼル エンジン乗用車を初めて実用化したベンツならではの技術でした。

 

 この車はドアがカモメの羽のように開くことから「ガルウイング」とも呼ばれています。自動車に初めて使われたこの特別な機構のドアもこの車のボディ構造から必然的に生まれたものです。ボディは軽量化のため鋼管スペースフレーム構造(鋼管を鳥籠のように溶接で組上げた構造)となっていて、ボディ外皮はその上にかぶせてあるだけです。したがってコクピット横のドアのスペースにも鋼管が通っており通常のドアが構成できないことからこのようなドアとなったわけです。300SLは1957年まで生産され生産台数は約1400台でした。1957年以降は300SL ロードスターが登場し1963年まで生産され生産台数は約1800台でした。

 

 

 ミニカーは1995年頃に発売されたシュコー製です。シュコーは一度倒産してからブランドを復活させましたが、復活したシュコーはレベルの高い仕上がりのミニカーを作っています。1/43サイズではミニチャンプスと同等かそれ以上にリアルなミニカーですが、ミニチャンプスのようなスケールモデル的な作風ではなく、老舗らしいヴィンテージミニカーの雰囲気を少し残した作風です。(ピッコロ シリーズなどヴィンテージミニカー時代と同じ物も作っています) この300SLも実車の雰囲気を良く再現していてかなり良い出来ばえです。フロントグリルや灯火類もリアルで、特徴的なガルウイングドアが開閉するギミック付で、室内もリアルに再現されています。300SLのミニカーは非常にたくさんあります。当時物ではキラル(QUIRALU)、メルクリン、コーギーなどがあり、当時物以外ではバン(BANG)、Bブラーゴ、トミカ、京商の1/18、ソリド、ミニチャンプスの1/18と1/43、CMCの1/24と1/18、イクソなどがあります。なお300SL関係のミニカーをまとめたページもありますので、興味があればご覧ください。→ メルセデス ベンツ 300SLのページ 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 1
MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 2

 以下は1996年に発売されたバン(BANG)製のメルセデス ベンツ 300SL (1/43 型番7089)の画像です。イタリアのバンは主にレースカー/スポーツカーをモデル化していましたが、いずれもイタリアのメーカーらしいセンスの良い造形で良く出来ていました。これもボディの抑揚がややオーバーにデフォルメされていますが、実車のイメージに合っていて良く出来ています。これもガルウイングドア開閉ギミックが付いています。バンは300SLでレース仕様など約50種類のバリエーションを作っていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 3
MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 5
MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 6

 以下は1994年に発売されたMAX(ミニチャンプス系列のブランド)製のメルセデス ベンツ 300SL プロトタイプ (W194) (1/43 型番432003310)の画像です。1952年のルマンで優勝したレースカーをモデル化しています。ミニチャンプス系列ですので、フロントグリル上の固定ベルトなど実車がうまく再現され良く出来ています。300SL プロトタイプはバン(BANG)、スパークなどでもモデル化されています。(実車画像→ メルセデス ベンツ 300SL ルマン 1952) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 300SL PROTOTYPE (W198) 1
MERCEDES-BENZ 300SL PROTOTYPE (W198) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 300SL PROTOTYPE (W198) 3
MERCEDES-BENZ 300SL PROTOTYPE (W198) 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=463

MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 1954 GERMANY

MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN


BRUMM S006 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.63m エンジン 変速機: DOHC 8気筒 2.5L 290HP 5段変速
性能: 最高速300km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W196のミニカー検索

メルセデス ベンツ W196 ドイツ GP ドイツ 1954年

 

 第2次大戦の敗戦から立ち直ったダイムラー ベンツがグランプリレース復帰を目指し1954年から始まったの2.5Lフォーミュラ用に開発したのがメルセデス ベンツ W196でした。W196は現在のようなエンジンをミドシップ搭載するレースカーが一般的になる前のフロントエンジンレースカー世代の最後の究極的な車でした。ボディは鋼管スペースフレーム構造(鋼管を鳥籠のように溶接で組上げた構造)で、ブレーキはまだドラム式でした。

 

 8気筒2.5Lエンジンはデスモドロミックバルブ開閉機構(バルブを閉じるのにスプリングを使わずカムで閉じる方式)と機械式直接燃料噴射という緻密なメカを採用し、268HP(後に290HP)の圧倒的なパワーを得ていました。(当時のライバルであったフェラーリの4気筒2.5Lは250HPほどでした) 当初のW196は車輪をカバーした流線型ボディ(ランス タイプと呼ぶ)でした。このタイプはランスなどの高速サーキットでは有利でしたが、視界が悪く操縦しにくいとのことで、すぐに車輪を露出したニュルブルクリング タイプが開発されました。

 

 

 W196はサーキットに合わせて3種類のホイールベースを使い分け、外観もレース毎に細かな違いがあったようです。目立つ違いとしては当初はウィンドスクリーン手前に大きな吸気用ダクトがありましたが、1955年には無くなりました。W196はデビュー戦の1954年フランスGPで優勝しその後のドイツ、スイス、イタリアGPで3連勝しています。翌年の1955年もモナコGPとインディ以外のレース全てで優勝する圧倒的な強さでした。

 ミニカーは1987年頃に発売されたブルム製です。1954年のドイツ GPで4位となったW196 ニュルブルクリング タイプ(ドライバー K.クリング)をモデル化しています。実車の雰囲気が良く再現されていて、1980年代のミニカーとしてはかなりレベルの高い出来ばえでした。ブルムはこれ以外のW196のレース仕様もモデル化していますが、細かな仕様の違いまではあまり再現していません。(実車の資料も少ないですし、当時のミニカーにそこまで望むのは酷ではありましたが) これ以外のW196のミニカーは、メルクリン、マーキュリーなどの当時物から、最近の物ではノレブ、ミニチャンプス、スパーク(レジン製)などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 1
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 2

 以下は1998年に発売されたブルム製のメルセデス ベンツ W196 ランス タイプ (1/43 型番R280)の画像です。1954年のフランス GPでJ.M.ファンジオ(Juan Manuel Fangio)がドライブして優勝した#18をモデル化しています。プロポーションが良く実車がうまく再現されています。上記と同じブルム製ですが、製作時期が10年ほど新しいので室内などの仕上げがレベルアップしています。(実車画像→ メルセデス ベンツ W196 フランス GP 1954) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 3
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 5
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 6

 以下は2004年に発売されたブルム製のメルセデス ベンツ W196C #18 イタリア GP '50周年記念' 1955 (1/43 型番AS34)の画像です。1955年のイタリア GPでJ.M.ファンジオがドライブして優勝したW196 #18にJ.M.ファンジオとA.ノイバウアー(Alfred Neubauer)のフィギュアを追加してイタリア GP 50周年記念の限定品としたものです。W196は上記とほぼ同じ物ですが、ウィンドスクリーン手前の吸気用ダクトがありません。ミニカーのディスプレイケースの背景には1955年イタリア GPの当時の写真が使われています。J.M.ファンジオは当時の偉大なドライバーで、A.ノイバウアーは1926年から1955年にかけてダイムラー ベンツのレーシングチームを率いた監督でした。彼はレース中のドライバーに現在のレース順位や戦術を伝達する為に、伝達板(現在のピットボード)や手旗を使うことを考案しそれを活用しました。A.ノイバウアーはこのフィギュアのような大柄の人物で、彼が手にしているのは連絡用の手旗です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 7
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 8

 以下はフロント/コクピットの画像とA.ノイバウアーのフィギュアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 9
MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 10

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1713

 

サラブレッド期 ← ページ  « 前へ 1...11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  ...298 次へ »

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2025 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.