ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GAZ 2401 VOLGA 1970 RUSSIA

GAZ 2401 VOLGA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GAZ 2401 VOLGA


USSR A14 1/43 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.74m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 4気筒 2.5L 86HP 4段変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでガズのミニカー検索

ガズ 2401 ボルガ ロシア 1970年

 

 前述したガズ M21の後継車としてガズ 2401 ボルガが1970年に登場しました。外観は同時期のアメリカ製コンパクトカーのようなオーソドックスなデザインでしたが、先代と比べるとかなり目新しくなりました。ガズ M21と同じ4気筒2.5Lエンジンながら86HPにパワーアップし、フルシンクロの4段変速で、最高速車145km/hの性能でした。ただしこの性能は同時期の西側の車に比べると見劣りしました。

 

 1972年にステーションワゴンが追加され、1974年にV型8気5L(190HP)エンジンを搭載した政府用公用車が追加されました。ピックアップやパレード用のコンバーチブルも追加され、1985年以降は改良型のガズ 2410 ボルガ(外観はフロントグリルの小変更のみ)として1992年まで生産されました。ソビエト連邦時代の1970年代以降には個人がマイカーを所有するようになったようで、大衆車では前述したモスクビッチやラーダがありました。このガズ 24 ボルガは日本ではクラウン クラスの高級車だったようです。当時数社ほどあったソ連の自動車会社の乗用車は同じような中身で外観を変えただけの物が多く、いずれも親方日の丸的な経営でモデルチェンジもあまりしなかったようです。

 

 

 ミニカーは1980年頃に発売されたソ連製です。1977年にソ連製ミニカーが大量に輸入されたことがありましたが、これはそれからしばらくしてから輸入された物のようです。1977年に輸入された物(モスクビッチ 403など)はあまり製造品質が良くなかったのですが、このボルガは全体的に品質レベルの向上が見られました。プロポーションはまずまずで、実車の雰囲気がうまく再現されています。前述したモスクビッチと同じようなレトロな作風であるのは変わりませんが、ボンネット/4ドア/トランクが開閉し、開閉ギミックの建てつけは良くなりました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内のエンジンの造形は結構リアルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GAZ 24 VOLGA 1
GAZ 24 VOLGA 2

 以下は4ドア開閉動作/室内の画像と床下部分の画像です。床下部分には変速機/ドライブシャフト/サスペンションなどが結構リアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GAZ 24 VOLGA 3
GAZ 24 VOLGA 4

 以下は上記と同時期に発売されたと思われるガズ 2402 ボルガ ステーションワゴン (1/43 型番A15)の画像です。上記のバリエーションでワゴンをモデル化しています。このワゴンは3列シートの7-8人乗りで、重い荷物を運搬する用途以外では一般人には販売されませんでした。主に公用車や救急車、タクシーとして使われました。ボンネット/4ドア/リアゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GAZ 24 VOLGA 2402 1
GAZ 24 VOLGA 2402 2

 以下は上記と同時期に発売されたと思われるガズ 2403 ボルガ アエロフロート (1/43 型番A17)の画像です。これは上記ワゴンのバリエーションでアエロフロート(ロシア航空)の空港作業車をモデル化しています。屋根の表示灯に表示された「Аэрофлот」は英語では「Aeroflot」の意、テールゲートのリアウィンドーに表示された「СЛЕДУЙТЕ ЗА МНОЙ」は英語では「Follow Me」(航空機を誘導する合図)の意です。何故かフェンダーミラー?とワイパーが追加されています。前後バンパーのメッキ処理が経年変化で劣化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GAZ 24 VOLGA 2402 1
GAZ 24 VOLGA 2402 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=902

LADA 1200 (VAZ 2101) 1970 RUSSIA

LADA  1200 (VAZ 2101)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LADA  1200 (VAZ 2101)


USSR A9 1/43 96mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.07m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 60HP 4段変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでラーダのミニカー検索

ラーダ 1200 (VAZ 2101) ロシア 1970年

 

 アフトヴァース(Avto VAZ)社は現在のロシア最大の自動車会社で、1966年にイタリアのフィアット社と提携して創立されました。当初はボルガ川の近くに本社工場があったので、ボルガ自動車工場(VAZ:Volga Auto Zavod)と呼ばれていました。1970年に最初の自動車としてファイト 124をライセンスしたVAZ 2101(車名ZHIGULI:ジグリとも呼ぶ)の生産が始まりました。VAZ 2101はソ連で開発したエンジンが搭載され、サスペンションを補強するなどロシアの道路環境に合わせて設計変更されていました。当初のエンジンは4気筒1.2L(60HP)で4段変速で最高速140km/hの性能でした。

 

 1971年にワゴン仕様のVAZ 2102が追加されました。1972年に上級仕様として1.5L(75HP)エンジンを搭載したVAZ 2103(フィアットでは124 スペシャルに相当)が追加されました。VAZ 2103は4灯式ヘッドライトと大型化したテールライトで外観を差別化していました。1974年にエンジンを1.3L(68HP)に拡大したVAZ 21011が追加されしました。VAZ 2101は1988年、VAZ 2103は1984年まで生産されました。後継車はVAZ 2105/2106/2107でした。ベースとなったフィアット 124は当時の西側の最新型であった為、VAZ 2101はソ連国内にライバルが無く圧倒的なシェアを確保しました。また低価格な乗用車としてラーダ 1200/1300/1500という名前で西側/東側諸国に輸出されました。(実車画像→ VAZ 2103 1972) (実車画像→ VAZ 2105 1980)  

 

 

 アフトヴァース社はヴォルガ自動車工場時代にロータリーエンジンを製造しており、パトカーやKGB向け車両として1ローターのロータリーエンジン(70HP)を搭載したVAZ 21018がありました。ただこのロータリーエンジンは耐久性に問題があったようで少量生産だったようです。同社は2002年頃までロータリーエンジン搭載車を生産したとのことですが、NSUやマツダへのライセンス料を支払っていなかったとのことです。

 ミニカーは1977年に発売されたソ連製の当時物で、前述したモスクビッチ 408と同時期に輸入された物です。輸出仕様のラーダ 1200をモデル化しています。金属製のグリル/バンパーなど作風がやや古くさいですが、プロポーションが良く当時のミニカーとしてはそこそこの良い出来ばえでした。外観が同じですのでフィアット 124をベースにしていることは明確ですが、このソ連製ミニカーではやや雰囲気が違う感じがします。ボンネットとトランクが開閉するギミック付きです。ボンネット内のエンジンや室内の造形も結構リアルです。バリエーションでワゴン仕様のVAZ 2102もありました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LADA 2101 1
LADA 2101 2

 以下は上記のバリエーションで同時期に発売されたソ連製の VAZ 2102 (1/43 型番A11)の画像です。テールゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LADA 2102 1
LADA 2102 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=906

NISSAN SKYLINE 1800 (C10) 1970 JAPAN

NISSAN SKYLINE 1800 (C10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 1800 (C10)


DIAPET 225 1/40 107mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.21m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 100HP 3段変速
性能: 最高速165km/h  データーベースで日産 スカイライン C10のミニカー検索

日産 スカイライン 1800 C10型 日本 1970年

 

 日産と合併後のプリンス初の新型車がスカイライン 3代目(C10)で、1968年に登場しました。先代のデザインを発展させたプリンス色の強いデザインで、サイドのサーフィンラインが特徴でした。エンジンも先代譲りの4気筒1.5L(G15型 88HP)で、3/4段変速で最高速160km/hの性能でした。サスペンションは前輪がマクファーソンストラット/コイルの独立懸架で後輪はリーフリジッドでした。当初は4ドアセダンとワゴン(バン)だけでした。

 

 1968年にエンジンルームを拡大したロングノーズに日産の6気筒2L(L20型 105HP)エンジンを搭載し、後輪を独立懸架に変更した高性能版の2000GTが追加されました。1969年のマイナーチェンジで前後グリルが変更され、ローレルに採用された4気筒1.8L(G18型 100HP)エンジンが追加されました。さらに先代の2000GT-Bの後継車としてDOHC 6気筒2L(S20型 160HP)エンジンを搭載したGT-R 初代(PGC10型)が1969年に登場しました。この3代目から「愛のスカイライン」というCMコピーが使われ、C10型は「ハコスカ」の愛称で呼ばれています。1972年にスカイライン 4代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとして良い出来ばえでした。ダイヤペットのスカイライン 3代目の最初のミニカーは、1970年に型番180で2000GTが発売されました。このミニカーはフロントグリルの意匠が2000GTながら、ロングノーズではなく1800のショートノーズとなっているというモデル化のミスがあり、発売して直ぐに販売中止となりました。その後型番180は前後のパネルを変えて、スカイライン 1800として型番225で発売されました。一般的に昔のミニカーは最上級グレードをモデル化するのですが、この中間グレードの1800がモデル化されたのはこのような経緯があったからでした。なおロングノーズの2000 GT-Rは型番201で1970年に発売されました。スカイライン 3代目の当時物ミニカーはダイヤペットしか無く、当時物以外ではアドバンスピリットのワゴン/バン、トミカ リミッテドの1800/2000セダンとバン、エブロの2000GT、ハイストーリー(レジン製)のバンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE 1800 (C10) 1
NISSAN SKYLINE 1800 (C10) 2

 以下は上述した先に発売されてすぐに生産中止となった型番180の日産 スカイライン 2000GTの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 1800 (C10) 1
NISSAN SKYLINE 1800 (C10) 2

 以下は型番180のスカイライン 2000GTと型番225のスカイライン 1800のフロント/リアを比較した画像です。左側が型番225、右側が型番180です。この画像では小さくて分かりにくいですが、フロントグリル右とリアパネル右に1800と2000GTのモデル名表示があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE (C10) 1800 AND 2000

 以下は1970年に発売されたスカイライン 2000 GT-R (1/40 型番201)とスカイライン 1800(1/40 型番225)の画像です。俯瞰した画像ではノーズの長さの違いが良くわかります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE (C10) 1800 AND 2000 GT-R

>

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=926

NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC10) 1970 JAPAN

NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 GT-R (KPGC10)


DIAPET 222 1/40 114mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.33m 全幅約1.6m エンジン 変速機: DOHC6気筒 2L 160HP 5段変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでスカイライン GT-R (PGC10/KPGC10)のミニカー検索

日産 スカイライン 2000 GT-R KPGC10型 日本 1970年

 

 1969年にプリンス スカイライン 2000GT-Bの後継車として、レーシングカーR380用エンジンをベースにしたDOHC 6気筒2L(S20型 160HP)エンジンを搭載した、スカイライン GT-R 初代(PGC10型)が登場しました。GT-Rはレースに出場することを前提として作られた特殊な車で、ラジオさえオプション品となっていました。スカイラインには1970年のマイナーチェンジでホイールベースを短縮した2ドアハードトップが追加され、その際にGT-Rは2ドアハードトップ(KPGC10型)に切り替わりました。GT-Rは1972年までの3年間でツーリングカーレースで49連勝する大記録を残しました。

 

 スカイライン 3代目はその後もエンジンのパワーアップなどの改良が行われました。GT-Rをイメージリーダーとする販売戦略が当たり、スカイライン 3代目は高性能なファミリーカーとして大ヒットし、ブルーバードを凌ぐほどの人気車種となりました。1972年にスカイライン 4代目にモデルチェンジしました。GT-Rの販売台数はPGC10型が約800台、KPGC10型が約1200台でした。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたエブロ製です。エブロらしい正確なプロポーションに加えてセンスの良い微妙なデフォルメが施されてかっこよく仕上げられています。フロントグリルや灯火類はリアルにできていて、彩色された室内もそこそこ良く再現されています。最近の高価で少量生産のレジン製を別にして、スカイライン GT-R(KPGC10)の1/43量産ミニカーではたぶん一番出来が良いと思います。(京商の1/43も同等レベルで出来が良いですが) スカイライン GT-R 初代の当時物ミニカーはダイヤペット、モデルペット、トミカなどがありました。当時物以外ではオートアートの1/18、京商の1/18と1/43、国産名車コレクション、トミカ リミッテド、エブロ、イグニッションモデル(レジン製)の1/12と1/18と1/43、アイドロン/VISION(レジン製)の1/43など、レース仕様も含めて約400点もあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE 2000GT-R (KPGC10) 1
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (KPGC10) 2

 以下は1970年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 スカイライン 2000 GT-R (PGC10) (1/40 型番201)の画像です。プロポーションが良く、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ルーフに結晶塗装を施してレザートップ風に仕上げてあります。当時は高級車でレザートップが流行っていたのですが、2000 GT-Rの実車画像では見かけたことがないのでこれはダイヤペットのお遊びです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 1
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 3
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 4

 以下は1971年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 スカイライン 2000 GT-R (KPGC10)(1/40 型番222)の画像です。キャビン部分が大きめでサイドビューを見ると実車のプロポーションから外れていますので、その点では良い出来ばえではありません。しかし結構リアルなフロントグリル、幅広のタイヤ、リアのスポイラーなど実車の迫力ある雰囲気はうまく再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 3
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 5
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 6

 以下は2009年に発売されたアシェット 日産名車コレクションの日産 スカイライン 2000 GT-R (KPGC10) (1/43 No.33)の画像です。メーカーはノレブでプロポーションは良いのですが、ヘッドライト径が小さめでフロント周りの雰囲気があまり似てないことが今一つです。ただヘッドライト以外の細部は安価な雑誌付きミニカーながら結構良く仕上げてあります。これと同じ型の色違い(銀M)が国産名車コレクションのNo.02として発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 5
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 6

 以下は2022年に発売されたアシェット 国産名車プレミアムコレクション製の日産 スカイライン 2000 GT-R (KPGC10) (1/43 No.14)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。プロポーションは正確で、フロントグリルや灯火類の仕上げもリアルに仕上げられています。特に室内のインパネのメーター類は実によく再現されています。全体的な評価としては上述したエブロ製とほぼ同等レベルの良い出来ばえだと思います。ただ個人的な好みをいうと、微妙なデフォルメが施されてかっこよく仕上げられたエブロ製の方が好きです。エブロは田宮模型で設計していた方が1998年に興したMMP社のブランドですので、自動車をモデル化する際のデフォルメについては優れた経験とセンスがあると思います。この微妙なデフォルメは好き嫌いがあるところですが、国産名車プレミアムコレクション製よりエブロ製の方がかっこよく見えませんか? (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 7
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 9
NISSAN SKYLINE 2000GT-R (PGC10) 10

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=927

NISSAN CHERRY X-1 (E10) 1970 JAPAN

NISSAN CHERRY X-1 (E10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CHERRY X-1 (E10)


DIAPET 221 1/40 94mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.61m 全幅約1.47m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 80HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースで日産 チェリーのミニカー検索

日産 チェリー X-1 E10型 日本 1970年

 

 日産 サニーより小型で初めて車を購入する層向けに、チェリーが開発され1970年に登場しました。日産初の前輪駆動車で横置きエンジンの下に変速機を配置するBMC ミニと同じイシゴニス方式が採用されました。コイルで吊った全輪独立懸架、ラック&ピニオンのステアリングなど凝った設計の車でした。当初は2/4ドアセダンのみの設定で、切れ上がった独特のリアクオーターパネルを持つ「セミファーストバック」と称する個性的なスタイルでした。4気筒1L(58HP)/1.2L(68HP)/高性能版X-1用1.2Lツインキャブレター(80HP)A型エンジンを搭載し、4段変速で最高速160Km/h(1.2L)の性能でした。

 

 1971年に大きなテールゲートを持つ3ドアクーペ、1972年に3ドアバンが追加されました。1972年のマイナーチェンジでテールライトの大型化などの変更が行われました。1973年にサスペンションを固めオーバーフェンダーを持つスポーツ仕様のクーペ 1200 X-1Rが追加されました。 1974年に2代目となるチェリー F-IIが登場しました。

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。特徴的なリアクオーターパネルや愛嬌のあるフロントなど実車の雰囲気が良く再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外のチェリー 初代の当時物ミニカーはトミカの3ドア X-1がありました。当時物以外では京商のポリストーン製のクーペ X-1 R、エブロのクーペ X-1、日産名車コレクションの3ドア X-1、国産名車コレクション1/24のクーペ X-1 Rなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN CHERRY X-1 (E10) 1
NISSAN CHERRY X-1 (E10) 2

 以下は2009年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製のチェリー 1200 X-1 (1/43 No.9)の画像です。メーカーはノレブで、フロントグリルなどの細部がリアルで、雑誌付きミニカーとしては良く出来ています。特筆すべきはAピラーに沿って備えられたラジオのアンテナを再現していることで、これは懐かしい装備です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CHERRY 1200 (E10) 1
NISSAN CHERRY 1200 (E10) 2

 以下はダイヤペット製の底板と日産名車コレクション製の底板の画像です。日産名車コレクションの底板には前輪駆動車にはないはずのドライブシャフトと後輪デフが表現されています。ダイヤペットの底板にはきちんと調べたと思われるそこそこリアルな駆動部とトレーリングアーム式リアサスペンションが表現されています。チェリーが前輪駆動車であることは簡単に調べがつきますので、ノレブのような老舗ブランドが何故このような間違いを犯したのかはよくわかりません。ただ最近の新興ブランドのミニカーでは適当に作った底板を見かけますので、これは製造メーカー(中国)が適当にやったことで、ノレブのチェックが甘かったのでしょう。
NISSAN CHERRY X-1 (E10) 5
NISSAN CHERRY X-1 (E10) 6

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=932

 

サラブレッド期 ← ページ  « 前へ 1...118  119  120  121  122  123  124  125  126  127  128  ...297 次へ »

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.