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ベントレー コンチネンタル GT イギリス 2003年
前述したベントレー ミュルザンヌのクーペ仕様のコンチネンタル Rの後継車がコンチネンタル GTで2003年に登場しました。フォルクスワーゲンがベントレーを買収したことで、ベントレーはロールス ロイスの姉妹車ではなくなったので、大きな丸型4灯ヘッドライトを持つ独自の迫力ある顔つきに変わりました。2+2のシートを持つ4シータークーペで、内装は従来通りの本革などを使った豪華なものでした。フォルクスワーゲン製のW型12気筒6L ツインターボ(560HP)エンジンを搭載したフルタイム4WDで、マニュアルモード付き6段自動変速で最高速320km/hと高性能でした。
2005年に4ドア版の派生車フライング スパーが登場しました。フライングスパーの名前は1950年代のS1 コンチネンタル フライング スパー以来の復活となりました。2006年に電動ソフトトップを装備したオープンカーのGTCが追加されました。2007年にエンジンを610HPにパワーアップしたGTスピード、2009年にそのオープン仕様GTCスピードが追加されました。2009年にはさらに630HPにパワーアップしボディを軽量化したスーパースポーツ、2010年にそのオープン仕様が追加されました。2011年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ベントレー コンチネンタル GT 2011)
ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製です。ミニチャンプスらしいリアルな造形で、実車の迫力ある顔つきがうまく再現された素晴らしい出来ばえでした。また全開になったサイドウインドーから見える室内は内装が彩色されインパネのメーターなどがリアルに再現されています。ミニチャンプスはベントレー フライングスパー、GTC、スーパースポーツなど 1/43、1/18、1/64で約30種類もモデル化していました。これが発売された当時はミニチャンプスの絶頂期で、年間500車種以上の新製品が発売されていて、ほとんどがレベルの高い出来ばえでした。その約20年後の2022年の新製品は約230車種で、1/43サイズは再生産品(マキシチャンプス)が多く、1/18サイズが多くなり、値段もかなり高価になりました。これ以外のベントレー コンチネンタル GT 初代のミニカーはトミカの1/61、京商の1/64でスーパースポーツやレース仕様のGT3、国産名車コレクション、スパーク(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ベントレー スピード 8 #7 ルマン 優勝 イギリス 2003年
ベントレーは1920年代にベントレー 3Lなどでルマンで5勝していますが、1931年にロールス ロイス社に買収されたことでレース活動から撤退しました。1998年にベントレーはフォルクスワーゲン傘下となったことでレース活動に復帰し、2001年から2003年までにルマン優勝を目指す「ルマン参戦3ヶ年計画」が立案されました。この計画に沿って開発されたプロトタイプレーシングカーがベントレー スピード 8です。基本的な構造は同じフォルクスワーゲン グループのアウディのルマンカー アウディ R8をベースにしていました。エンジンもアウディ R8と同じDOHC V型8気筒3.6Lツインターボ(600HP)を搭載していました。
2001年にベントレーは71年ぶりにEXP スピード 8でルマンに復帰しました。最終結果は3位で表彰台に上りました。2002年ルマンではエンジンを4Lに拡大したスピード 8で参戦し、1-3位を独占したアウディ R8に次ぐ4位となりました。2003年ルマンはアウディがワークス チームで参戦しなかったので、スピード 8が実質的にフォルクスワーゲン グループのワークスとなり、1-2位でフィニッシュし通算6度目の優勝を遂げ、ベントレーの「ルマン参戦3ヶ年計画」は計画通りに達成されました。(これは簡単なことではありません 凄いです)
ミニカーは2019年に発売されたアシェット製のルマン24時間レースカーコレクションで、メーカーはスパークです。スパークのミニカーはレジン製がメインですが、これはダイキャスト製です。2003年ルマンで優勝した7号車をモデル化しています。雑誌付きの安価なミニカーながらもエッチィング材のワイパーやホイールなどがリアルで、細かいところまでデカールがきちんと貼られているなどかなり良い出来ばえでした。これ以外のスピード 8のミニカーはイクソの2001/2003年型、オートアートの1/18の2002年型、ミニチャンプスの2002/2003年型、スパーク(レジン製)の2003年型などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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