ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

RENAULT SAFRANE BITURBO 1993 FRANCE

RENAULT SAFRANE BITURBO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT SAFRANE BITURBO


VITESSE 041CB 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.73m 全幅約1.81m エンジン 変速機: V型6気筒ツインターボ 3L 268HP 
 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでルノー サフランのミニカー検索

ルノー サフラン ビターボ フランス 1993年

 

 ルノーの最上級車ルノー 25の後継車サフランが1992年に登場しました。5ドアハッチバックの高級車というスタンスは変わっていませんが、デザインはかなり3ボックスセダン的になっていました。ルノー 25では縦置きだったエンジンが一般的な横置きとなりました。当初のエンジンは4気筒2L/2.2L、V型6気筒3L(170HP)、4気筒2.1Lターボディーゼルを搭載していました。

 

 1993年にはV型6気筒エンジンをツインターボで280HPに強化し4WD化したビターボが追加されました。本革シートでエアサスペンションを装備した豪華仕様のバカラ(後にイニシアルに改称)も設定され、大統領公用車にも採用されました。1996年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更された後期型となり、ボルボ製の5気筒2.5L(170HP)エンジンや4気筒エンジンの16バルブ化などが行われ、ビターボは廃止されました。1998年まで生産され、2001年に登場したベルサティスが後継車となりました。

 

 

 ミニカーは1994年に発売されたビテス製の当時物です。高性能版のサフラン ビターボをモデル化しています。この当時はビテスの最盛期で新製品が次々と発売され、そのバリエーション展開も多かったです。このサフランは全体的なプロポーションが良く、細部の仕上げレベルも高くかなり良い出来ばえでした。ビテスはこれ以外にもバカラや後期型のイニシアルなど10数種類ほどのバリエーション展開をしていました。実車販促用プロモーションモデルにも使われたようで、内装の仕上げまで変えてあるなどずいぶん凝ったバリエーション展開をしていました。ただこのようなバリエーション展開を少しやり過ぎたことが2000年頃のビテスの経営破綻につながったように思います。(バリエーション展開しても、それがすべて販売数上乗せになるわけではないですから) ビテス以外のサフランのミニカーはユニバーサルホビーとノレブがあります。なおユニバーサルホビーはビテスの型を流用しているようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT SAFRANE BITURBO 1
RENAULT SAFRANE BITURBO 2

 以下は1994年に発売された同じビテス製の当時物 ルノー サフラン V6 RXE 1993 (1/43 型番041AB)の画像です。V型6気筒エンジンを搭載した上級グレードのRXEをモデル化しています。上記ビターボとはフロントグリルやバンパーが違っていてリアウイングが付いてません。さらにメーターパネルの色を変更してセンターコンソールにオーディオのイコライザー表示画面らしき機器が付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT SAFRANE RXE 1
RENAULT SAFRANE RXE 2

 以下は1994年に発売された同じビテス製の当時物 ルノー サフラン バカラ 1993 (1/43 型番041BA)の画像です。これは豪華仕様のバカラをモデル化しています。上記のビターボと同じリアウイングが付き、内装はシフトノブが着色されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT SAFRANE BACCARA 1
RENAULT SAFRANE BACCARA 2

 以下は1997年に発売された同じビテス製の当時物 ルノー サフラン イニシアル 1997 (1/43 型番083B)の画像です。バカラの後期型であるイニシアルをモデル化しています。ルーフ上のアンテナが1本になり、フロントグリルとバンパーが後期型に変わっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT SAFRANE INITIALE 1
RENAULT SAFRANE INITIALE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ボンネットの塗装が少し荒れています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT SAFRANE INITIALE 3
RENAULT SAFRANE INITIALE 4

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PEUGEOT 405 T16 1993 FRANCE

PEUGEOT 405 T16
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 405 T16


NOREV 474505 1/43  
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.41m 全幅約1.72m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ターボ 220HP 
5段変速/4段自動変速 4WD
性能: 最高速240km/h   データーベースでプジョー 405のミニカー検索

プジョー 405 T16 フランス 1993年

 

 プジョー 305の上級クラスを後継する405が1987年に登場しました。(1960年代の404の実質的な後継車は504でしたから、404クラスの車が抜けていました) 205から始まったプジョーの新しい顔を持つピニンファリーナ デザインのボディはシンプルで伸びやかなデザインでした。 305をベースとした横置きエンジン搭載の前輪駆動車で、当初は4ドアセダンだけで4気筒1.4L/1.6L/1.9L(122HP)エンジンが搭載されました。1988年にはワゴンのブレーク、4気筒1.8L/1.9Lのディーゼルエンジンが追加され、DOHC 4気筒1.9L(160HP)エンジンを搭載した高性能版Mi16が設定されました。1988年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 1991年にはフルタイム式4WDが設定されました。1992年のマイナーチェンジで、エンジンが1.8L/2L(Mi16も2L)に変更され、DOHCにターボを追加して200HPにパワーアップし4WD化したT16が追加されました。なおパリ-ダカールラリーで優勝している405のラリー仕様T16 GRはエンジンをミドシップ配置したラリー専用車で、ボディもオリジナルとは別物の2ドアクーペになっていました。1995年に後継車の406が登場し、1997年にヨーロッパでの生産は終了しました。

 

 

 プジョー 405 セダンの当時物ミニカーはなく、当時物ミニカーはラリー仕様の405 T16ばかりでした。ノーマル仕様の405は最近になってモデル化されたノレブのセダンとブレークぐらいしかありません。ミニカーは入手していないので画像はノレブのWEBサイトから流用させてもらいました。画像を見ただけですが、ノレブらしい良い出来ばえのようです。

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PEUGEOT 106 ROLAND-GARROS 1993 FRANCE

PEUGEOT 106 ROLAND-GARROS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 106 ROLAND-GARROS


VITESSE L035 1/43 84㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.68m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 60HP 5段変速
性能: 最高速165km/h  データーベースでプジョー 106のミニカー検索

プジョー 106 ローラン ギャロス フランス 1993年

 

 プジョー 104の後継車は205でしたが、205は大きくなり過ぎたのでより小さい車として106が1991年に登場しました。(105は欠番でした) デザインは205のフロントを継承し、キャビン部分を大きく開放的にしたような感じでした。横置きエンジンの前輪駆動車で、当初は3ドアハッチバックのみでした。当初のエンジンは4気筒1L/1.1L/1.4L(75HP)で、高性能版として4気筒1.4L(98HP)エンジン搭載のXSiがありました。

 

 1992年に5ドアハッチバック、4気筒1.5Lディーゼルエンジンが追加されました。1993年に4気筒1.3L、XSi用の1.6L(103HP)エンジンが追加されました。1994年にラリー用のベース車両として1.3L(100HP)(後にDOHC 1.6Lに変わる)エンジン搭載の106 ラリーが設定されました。1996年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更され、高性能版XSiがDOHC 4気筒1.6L(118HP)エンジン搭載のGTi/S16に変わりました。2004年まで長期にわたり生産され、107にモデルチェンジしました。総生産台数は約280万台でした。

 

 

 ミニカーは1993年頃に発売されたビテス製の当時物です。ローラン ギャロスというのは全仏オープンテニスが開催される場所で、その名前を付けた限定車をモデル化しています。実車に即したカラーリングでボディ側面のロゴや室内もリアルで、かなり良い出来ばえでした。ビテスにはXT(ベーシック仕様)、XSi、ラリー仕様など数種類のバリエーションがありました。これ以外の106のミニカーはノレブの5ドア、イクソのラリー仕様、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 106 ROLAND-GARROS 1
PEUGEOT 106 ROLAND-GARROS 2

 以下は1993年頃に発売されたビテス製の当時物 プジョー 106 XSi (1/43 型番721)の画像です。上記のバリエーションで、リアウィンドーにスポイラーが追加されテールエンドにXSiのロゴが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 106 1
PEUGEOT 106 2

 以下は2017年に発売されたアシェット製国産名車コレクションのプジョー 106 XSi (1/43 No.287)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは型番MOC095で106 XSiをモデル化しているので、それを流用した廉価版となります。室内の仕上げが簡素化されていますが、それ以外は型番MOC095と同じで良く出来ていました。ただしヘッドライトが少し小さめな感じがして、フロントの雰囲気は上記ビテスのほうがうまく出来ていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 106 3
PEUGEOT 106 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 106 3
PEUGEOT 106 4

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RENAULT LAGUNA V6 TXE 1994 FRANCE

RENAULT LAGUNA V6 TXE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT LAGUNA V6 TXE


VITESSE 040B 1/43 106㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.75m エンジン 変速機: V型6気筒 3L 170HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速212km/h   データーベースでルノー ラグナのミニカー検索

ルノー ラグナ V6 TXE フランス 1994年

 

 ルノー 21の後継車としてラグナが1993年に登場しました。ボディは5ドアハッチバックのみで、フロントノーズなど上級車サフランとよく似たデザインとなっていました。ルノー 21ではエンジンの横置き/縦置きがありましたがラグナでは横置きに統一され、当初のエンジンは4気筒1.8L/2.0LとV型6気筒3L、4気筒2.2Lディーゼルがありました。ルノー 21のような4WD仕様は設定されず、1995年にワゴンのスポーツツアラー(ネバダ)が追加されました。

 

 1995年にボルボ製DOHC 5気筒2Lエンジン、1996年にディーゼルターボが追加され、1997年に6気筒エンジンがDOHC化されました。1998年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠を変更した後期型になり、DOHC4気筒1.6L/1.8Lエンジンなどが追加されました。2000年にラグナ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ルノー ラグナ 2000)

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたビテス製の当時物です。前述したサフランと同様にプロポーションが良く室内など細部の仕上げレベルも高く当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。さらにこのラグナにはドア/ボンネットの開閉ギミックが付いていて、V型6気筒エンジンも結構リアルに再現されていました。ビテスはこれ以外にもネバダ、BTCCレース仕様、後期型などのバリエーションを出しています。また同じグループ内のオニキスでもレース仕様を出していました。それ以外のラグナのミニカーはヘルパ、ユニバーサルホビーの後期型などがあります。 以下はフロント(ボンネット開閉)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT LAGUNA V6 TXE 1
RENAULT LAGUNA V6 TXE 2

 以下は1996年頃に発売されたビテス製のルノー ラグナ ネバダ (ブレーク) 2.0 TXE (1/43 型番053A)の画像です。上記のバリエーションでこれも良く出来ています。ドア/ボンネットの開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT LAGUNA NEVADA 1
RENAULT LAGUNA NEVADA 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。こちらは4気筒2Lエンジン搭載車なので、上記のラグナ V6とはエンジンを変更してあります。(当時のビテスは細部までリアルに仕上げていました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT LAGUNA NEVADA 3
RENAULT LAGUNA NEVADA 4

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CITROEN XANTIA 1994 FRANCE

CITROEN XANTIA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN XANTIA


MINIA-CARS 43 02-019 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 150HP 5段自動変速/4段自動変速
性能: 最高速213km/h  データーベースでシトロエン エグザンティアのミニカー検索

シトロエン エグザンティア フランス 1994年

 

 大ヒットしたシトロエン BXの後継車として、エグザンティアが1993年に登場しました。ZXをさらにスタイリッシュにしたデザインで、ノッチバックの4ドアセダン風のスタイルとなっていました。ただトランクリッドはリアウインドーと一体で開くので実際には5ドアハッチバックでした。シトロエン伝統のハイドロニューマティック方式でサスペンション/ブレーキ/ステアリングが油圧制御され、上級車のサスペンションは電子制御でした。当初のエンジンは4気筒1.6L/1.8L/2L(123HP)、DOHC 4気筒2L(150HP)、4気筒1.9L(90HP)ターボディーゼルでした。

 

 1995年のマイナーチェンジでボンネット上のエンブレムがフロントグリル内に移動し、ハイドロニューマチックにロール制御機能が追加され、1.8LエンジンがDOHC化されました。同年にワゴンのブレークが設定されました。1997年に最上級仕様としてDOHC V型6気筒3L(190HP)エンジンが追加されました。1998年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更され、コモンレール式の4気筒2L(109HP)ターボディーゼルエンジンが追加されました。2000年に後継車のC5が登場し、2002年に生産中止となりました。総生産台数は約150万台でした。

 

 

 ミニカーはフランスの「MINIA-CARS 43」というブランドのプラスチック製少量生産品で1995年に購入しました。当時は入手可能なエグザンティアのミニカーがこれしかなかったので、高価(13000円)でしたが購入しました。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて、まずまずの良い出来ばえです。(ただしプラスチック製で軽いので、個人的には安っぽく感じられます) 購入してから約25年ほど経過していますが、プラスチックの経年劣化による変形はしていないので、素材はABS樹脂系を使っているのだと思います。これ以外のエグザンティアのミニカーはブラーゴの1/43、ジク(SIKU)の1/55、中国製でSEGEMというブランドの1/18、ノレブの1/43などがあります。フランスのミニカー付雑誌「PASSION CITROEN」のNo.30とNo.98でもモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN XANTIA 1
CITROEN XANTIA 2

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